別館ウッドッデッキに屋根を付ける事にしました。 屋根がないと雨の日の別館への出入りが不便な だけでなく、冬場は雪が積もり、別館の屋根から 雪解け水が落ちてきてデッキの上で凍って常に デッキが濡れた状態になってしまい痛みます。 その為デッキと屋根の雪下ろしをしなけれならず、 雪が降るたびに面倒な思いをしていました。 |
本館デッキ屋根製作時と同じように2X4材を二枚 張合わせて柱にします。本来柱を立てる場所だけ 床の2X4を剥せばいいのですが、今まで隙間無く 2x4を張っていたので水はけが悪く、湿気やすくて このままでは下の土台も痛んでしまいそうだった為 一度全部剥して土台の上に垂木を敷いて、その上 から2x4を10_間隔を空けて張ることにしました。 |
梁は本館デッキ屋根と同じように軒側と別館側を 2x4の二枚張り、デッキ真ん中は柱間が広いので (両側と真ん中から900ミリオフセットして1本) 2X6の二枚張りとした上でさらに添え梁として 柱間の狭い方は2X4を、広い方は2X4二枚張り を梁の下に取り付けました。梁と柱を固定した後 筋交いを取り付けます。 |
別館は冬に使う事はまず無いので日当たりよりも 夏場の日よけを考えた方がいいと思い、透明波板 ではなく合板を張った後トタンを張ることにしました 屋根傾斜もデッキ高さや別館軒下高の都合により 本館デッキ屋根ほど勾配をつけらないので、落雪 が期待できません。その為屋根の強度を確保する という意味合いもありました。垂木が未塗装なのは あまり色が濃いと圧迫感があると思ったからです。 |
合板の上からタッカー(でかいホチキスみたいの) でアスファルトルーフィング(紙にコールタール? を染込ませた様な防水用のシート)を張ります。 この写真では見えませんが、柱と垂木の間にも 筋交いを入れて補強しておきます。 |
シート上に軒先の水切り、両サイドのケラバを付け トタン板(今回は角波トタンを使用)を張ります。 この辺は本館デッキ屋根と同じ要領ですね。 これで完成です。夏の炎天下でもこの屋根下だと 涼しく、風通しもいいのでそよ風が凄く気持ちよくて デッキチェアでのお昼寝はサイコーです♪♪ |
本館デッキと別館デッキの間の渡り廊下のデッキ にも屋根をつけます。写真右の柱はデッキの土台 の上に固定した後、別館デッキ屋根に固定し強度 を確保します。本館側は柱に切り込みを入れて 2X6二枚張りの梁を固定します。 |
この様に柱に8_ほど切れ込みを入れます。 それだけではなんか不安なので短く切った2X4 を柱にコーススレッド貼り付けてその上にも梁の 荷重がかかるようにします。梁をコーススレッドで 柱に固定した後、帯金物で補強します(反対側も) |
この様に梁をデッキ屋根間に渡す感じになります。 両デッキの高さが違う為に梁の高さや傾斜をどの ようにするか、決定するまで悩みました。 |
梁の上には2X4の垂木を固定するのですが、 渡り廊下部分は平行四辺形の形なので屋根も 平行四辺形になってしまいます。その為に垂木や 鼻隠しの切り口を斜めに切らなければならず、 その角度出しに苦労しました。 |
後は本館デッキ屋根と同じく軒先とケラバの水切り を取り付けた後、透明波板を貼って完成です。 |
全体を見るとこんな感じです。渡り廊下部分の屋根 は平行四辺形なだけでなく前後左右両方向に傾斜 が付いているので(両デッキの高低差や位置関係 の絡みでそうならざるを得なかった)設計施工共に 悩みました。でもこれで雨の日でも慌てる事も無く 本館⇔別館の移動ができるようになりました。 |
ご参考までに材料代です。 別館デッキ屋根が12万円弱でした。本館デッキ屋根よりも面積が狭いので当初の予想ではもう少し安く なると思っていたのですが、やはり屋根に合板を張った後にアスファルトルーフィングを張ってからその 上にトタンを張ったので屋根材が7万円ちょっとかかってしまいました。垂木の上に直接トタンを張る場合 だともっと安くできたのですが、それだと強度的に心配でした。(本館デッキ屋根より勾配が緩く、尚且つ 本館デッキ屋根に使用のポリカーボネイトよりもトタンの方が滑りにくくて積もった雪が落ちにくいから) 本館デッキと別館デッキの渡り廊下部分の屋根の材料代は5万円弱でした。 |