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guidetop201504
  

一本の木から板や角材を直接切り出した無垢材と、
木の破片や薄い板などを集め接着剤で貼りつけた木材加工品があります。

天然の木から切り取った自然のもの。他の素材では味わえない温もりと暖かさがあります。
木は切り取られ建材になっても生きていて、伸びや縮み、反りや曲がり、割れが起こります。

○ラワン
東南アジア産の広葉樹で合板の材料にもなっています。
無垢材の中では加工もしやすく比較的に安価で、昔から日曜大工の定番として活躍してきた木材です。

○レッドシダー
北米産の針葉樹。
米杉(ベイスギ)と呼ばれていますが、スギ科ではなくヒノキ科の鼠子(ネズコ)に類する木材です。
耐久性が高く、水湿に強いので、ウッドデッキなど屋外での使用に用いられる。
北米産なのでホームセンターなどでは、2×4(ツーバイフォー)規格で売られています。
2×4(38×89mm)が多く、2×6(38×140mm)や2×8(38×184mm)など。

○SPF
北米産の針葉樹、スプルス(spruce)パイン(pine)ファー(fir)の頭文字をつないでつけられた名前で、
材質が似ているため区別されずに3種類が混在して流通しています。
加工がしやすく安価なので日曜大工では定番ですが、耐久性が低く、腐りやすいため屋外用として使うには
防腐用塗料の併用が必要です。
レッドシダーと同様に2×4規格で売られていますが、
1×4(19×89mm)や1×6(19×140mm)など薄い物もあります。

◎合板
奇数枚の薄い単板を、繊維方向が互いに交差するように接着剤で張り合わせたもの。
木材の方向による性質の違いが少なく、縦・横方向とも曲げに強くなっている。
接着剤から気化した成分が、近年シックハウス症候群の原因として問題視されるようになっている。
ホームセンターなどで売ってる、いわゆるサブロク板やコンパネ(コンクリートパネル)も合板です。
ちなみに日本農林規格(JAS)が接着剤の耐水性よって1類〜3類までの規格を定めております。
○ラワン合板
表層にラワンを貼ったもので、一般にベニア板と呼ばれている。
低価格ですが表面がザラザラで見た目も良くないので、あまり見えない場所に使います。
○シナ合板
表層にシナを貼ったもので、ラワン合板より割高ですが見た目や手触りも良く、塗装しても綺麗に仕上がります。

◎集成材
厚さ10〜30o位のラミナを、繊維方向が互いに ほぼ平行になるように積層し、
圧力を掛け接着剤で貼り合わせたもので、太い木材として用いる。
大断面材や長尺材の製造が可能。
パイン集成材はホームセンターでも定番として扱っている。

◎単板積層材(LVL)
単板を繊維方向を平行にして積層接着したもの。
製造方法は合板と同じですが、角材として使用されている。

 
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