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gallerytop201504
大工の修業は道具箱を作るところから始まると聞いたことが有ります。
その木製の道具箱をみて腕の良し悪しが分かるとも…

私もいつかは道具箱を作りたいと思っていますが、
現代の日曜大工においてはホームセンターで売っている
プラスチックや金属の道具箱で事足りるので必ずしも必要ではないでしょう。

と言うことで今後の作業に必要となる
ソーホース(ウマ)から作ります。

「sawhorse」→「saw」+「horse」→「のこぎり」と「馬」
のこぎり用のウマの事で日本では一般的に「ウマ」と言いますね。

既製品がありますし金属でできたソーホースブラケットなんかも売ってますが、
木材の切断やネジの打ち方、買ったばかりの道具に慣れるためには
一から木材を組んで作ることをおすすめします。

今回こだわったのは
@シンプルに短時間で組める事
Aせっかくだから外観をウマに近付ける事


  
まず材料から

今回使ったのはSPF2×4
6フィート1820oを4本購入し1/3にカットしてもらいました
胴と足は1/3にカットした約606oを使用
天板に使うのは同じくSPFの2×6で3フィート910o
ソーホース001
手触りを求めるものではないので
サンダーでの研磨は軽く
ソーホース002
外観をウマに近付けるには
前後左右に脚を開きたかったので
ソーガイドをつかって端を12度にカット
ソーホース003
一度セットすれば同じ角度で切れます
ソーホース004
4本切ってから角度を変えて4本切る事で
2台分の計8脚が楽に出来ました
ソーホース005
胴体の組み立てはセンターを出してから
ドリルで下穴を開け
ソーホース006
ネジ頭が出ないように座繰りも施す
ソーホース007
脚の取り付けの際
手持ちのコーススレッド57oでは短いと気付いたので
ドリルで掘って対処
※板厚が38oなので57oネジでは届かない部分あり
ソーホース008
自立できるまで育ちました
ソーホース009
DIYの国アメリカでは
デッキを作る際に木裏を上に使うと聞いたので
今回は木裏を見える側に向けています
ソーホース010
脚に角度を付けたため
接地面が少なく不安定なので地面から均一のラインを引きカット
これで水平になるはず
ソーホース011
再びソーガイドの角度を設定
ソーホース012
ぴったり出来ました
ソーホース013
安定感のある自立
ソーホース014
天板もセンターを出し胴体と合わせる
ソーホース015
画像でも分かりやすいように濃いめに線を引いています
ソーホース016
天板は酷使することで痛むと考え
後から付け替えやすいように金具で固定
ソーホース017
脚を12度の角度でカットしたことで
若干のズレが発生
図面上は12だったが13度くらいが正しいのか?
ソーホース018
カンナ掛けして水平に修正
ソーホース019
天板も隙間なく付きました
ソーホース020
無事完成
ウマというよりイヌ

画像をクリックで拡大します⇒
ソーホース021
室内で使う事が多いので
アパートの床保護のためフェルトシートを貼りました
ロータリーカッターだと切りやすい
ソーホース022
製作費
SPF2×4 6フィート @428×4本 1,712円
SPF2×6 3フィート @644×2本 1,288円
ホームセンターでのカット代@50×2回   100円
ネジと金具は手持ち品
合計3,100円(1台単価1,550円)

製作時間
カンナ掛けに手間取り6時間越え 2015/4/11
ソーホース022
図面のPDFファイル ⇒
 
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