形意拳

 
 

形意拳は,今から400年ほど前,姫際可という槍の達人にその源を発すると言われています。当時は心意拳と表され,現在の心意六合拳に近いものであったようです。200年ほど前,李能然(李洛能)が形意拳の名称を使い,現在の形意拳に近いものとなったと言われています。その後,各地に伝承が広がるとともに,河北派,山西派といった分化が起こりましたが,五行拳,十二形拳を主としている点ではおおよそ一致しているといえます。それぞれの型は伝承者によって違いはありますが,八卦掌ほど甚だしくはありません。


形意拳を形成したものは何かを推察すると,第一は槍を用いた戦闘法といえるでしょう。槍を突き刺したり振り下ろす動作を拳に当てはめたと考えられます。


第二に,禽獣が獲物を捕獲するときの爆発的な勁力,俊敏性,狡猾な戦闘法に習おうとしたことが伺えます。十二種類の動物の動きを模した型が存在することからそのことがわかります。


第三に,過去千年単位で積み上げられた戦いの歴史の中から抽出された極意の結集です。近代という時を得て,迷信,虚飾,非合理性を排除しつつも,心・意・気といった目に見えない次元を実際に応用する革命的武術を完成し得たといえるでしょう。

形意拳とは

五行相生・相尅図と形意五行拳

(写真は許鴻基師父)

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