不透明な社会情勢の中、店舗や事務所の賃貸は借主側弱者の時代が続いていると、考えています。
不況と言われておりますが、ビルや土地等の不動産売買は、活発的に行われており、影響で突然のオーナー(貸主)変更による、ファンド化、建替え追出し、家賃値上げ、の話をよく耳にする様になりました。これらは一般的に借主には、あまり認知されていないリスクであり、契約入居後のこの様な事態に、借主は多大な時間や手間がかかる事があまり知られておりません。
小大丸ビルは竣工当時(昭和37年)から、ワンオーナー(所有者が変わっていない)で、常に借主から貸主(弊社)が見える形態(管理会社に丸投げする事もなく)を固く守り続けて参りました。これは現在、あまり評価される事ではありませんが、過去現在の小大丸ビルの借主様からもご評価頂いている事でもあり(過去ご契約140件の平均契約年数は10年以上。最長60年。)、借主の、これからの時代の物件選定の際、重要な事項の一つであると言えます。
勿論、弊社小大丸ビルも、収益物件として今昔ありとあらゆる方面から認識され、その様な動向も沢山みられます。会社として収益を上げるのはもちろんですが、現状の借主様(テナント様)の継続発展無くして、ビルの繁栄はありません。
借主、貸主が、対等であり、同じ方向性を向ける状態が、本来の健全なる賃貸ビルの姿であると、強く思うのです。
そして弊社はここに「小大丸ビル100年計画」を宣言致します。環境、環境と騒がれる世の中、建物躯体にとって1番環境に良いのは今あるモノを本来の寿命まで使い切る事ではないでしょうか。竣工60年、100年まであと40年、弊社はこのビル躯体をメンテナンス維持し、心斎橋に、大阪に、日本に、世界に、勿論、借手様と借手様のお客様に、貢献する企業として尽力していく所存です。
ご出店のお問い合わせは上記連絡先へお気軽にお問い合わせください。
2022年6月11日 代表 白井嗣章