穏やかに明けた
午前のひと時
クレムホワイトのカーテンを透かす
眩い陽光
思い立ちて
賢治の本を手に取り
遥かに 想いを馳せる
イーハトーブ
窓の向こうには
柳の枝が
嫋(たお)やかに揺れ
白い雲を手招いている