週末の

穏やかに明けた

午前のひと時

クレムホワイトのカーテンを透かす

眩い陽光
 

思い立ちて

賢治の本を手に取り

遥かに 想いを馳せる

イーハトーブ
 

窓の向こうには

柳の枝が

嫋(たお)やかに揺れ

白い雲を手招いている

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