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これは珠玉の一冊。
直木賞をとった本にあまり関心がなかったが、エッセイを読んで 作家を身近に感じることができた。 エッセイを読んで興味を持った、角田光代、辻村深月の本を読んで みた。とても良かった。全員分を読んでいないが図書館の返納期 限がきてしまった。機会があれば再度借りて読みたい。 〔内容(「BOOK」データベースより)
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読書のMLで、今年最も印象に残った本として名前が・・
あがったので久しぶりにフィクションでない本を読んだ。 読みやすい文だった。ただ時代が明治と現代が主で、 もっと広く変遷を知りたいと思った。 |
裸はいつから
恥ずかしくなったか |
〔内容(「BOOK」データベースより)
「男女が無分別に入り乱れて、互いの裸体を気にしないでいる」。幕末、 訪日した欧米人は公衆浴場が混浴なのに驚いた。当時の裸体観がい まと異なっていたのだ。しかし、次第に日本人は裸を人目に晒すことを 不道徳と考えるようになり、私的な空間以外では肉体を隠すようになっ た。その間、日本人の心の中で性的関心がどのように変化していった かを明らかにする。 |
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1964年生まれ 大阪大学工学部卒 エッセイスト
巨大仏にとどまらずマヌケに感じのする風景全般を愛する。 関連著書としてマヌケな風景を巡る「東南アジア四次元日 記」がある。 旅とレジャーを中心とした奇妙な著作多数。 |
晴れた日は
巨大仏を見に |
牛久大仏・千葉 淡路島世界平和大観音
北海道観音・芦別町 加賀大観音・加賀温泉(石川) 高崎白衣大観音 長崎西海七つ釜聖観音 久留米救世慈母大観音 篠栗南蔵院釈迦涅槃像(福岡) 会津慈母大観音 東京湾観音 釜石大観音 親鸞聖人大立像(新潟) 仙台大観音 太陽の塔 最後の巨大仏めぐり(静岡・香川) --------------------------------------------------- 内容(「BOOK」データベースより) ウルトラマンより大きな仏像が、日本各地に存在している! 唐突かつマヌケな景色を味わうための、紀行エッセイ&日本風景論。 |
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1940年 長野県生まれ。
京都大学医学部卒 1980年より財団法人高雄病院の院長を務める。 京都仏教青年会の協力のもとに月一回の病院法話を開催。 医療と仏教連携の全国展開の先駆けとなる。 |
老いと死から
逃げない生き方 |
出版社/著者からの内容紹介から
一般に、年をとるということは、生きる条件が日を追って悪くなることを指し、 今日が最もいい状態であることなのです。(中略) それゆえ、老人には、弱い、衰えた、不健康な、寝たきり、ボケ、老残、老 醜、役立たず、用ずみの厄介者、傍迷惑な存在などという、概して、暗くて 否定的なマイナスイメージがつきまといがちです。(中略) 老いとは、本当にそんなにマイナス面ばかりなのでしょうか。生まれたもの が成長して、時間を経て古くなるのはごく自然であって、とくに異常でも何で もないと思うのです。――(本文より抜粋) |
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1944年 岡山県生まれ。東京大学哲学科卒。
お茶の水大学教授 |
貧相ですが
何か |
内容(「BOOK」データベースより)
穴があったらすかさず落ちる、犬にはかならず吠えられる…。 相変わらずトラップだらけの人生を送る教授に今日もまた事件 が起きる。 笑う哲学者が自らの「貧格」を賭けた一冊! 『週刊文春』連載 の爆笑エッセイを単行本化。 |
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1990年 神奈川県生まれ。法政大学社会学部卒。
在学中、就職活動をせずに旅を続けることを決意。 (のち、挫折) 介護福祉。 「人生をより低迷させる旅コミ誌」がキャッチフレーズの ミニコミ誌「野宿野郎」編集長。 創刊から6年までで7号刊行。 |
野宿入門
★★★ |
内容(「BOOK」データベースより)
野宿をするのに、もちろんお金はかかりません。あるいは、休みがな くっても、大丈夫。まずは一晩外で寝るだけで、できちゃうのです。健 康な身体ひとつ、寝袋ひとつ、あればいい。ですから野宿を、学生や 自由人の専売特許にとどめておくのは、もったいない。サラリーマンや イイトシした人だって、やっていいんじゃないか。やってみると、面白か ったりするんじゃないか―。 話題のミニコミ誌『野宿野郎』発行人がほんわかと提唱する気持ち が軽くなる生き方。 |
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1966年生まれ。成蹊大学経営工学卒。
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー 日本コンサルタント協会PBCコンサルタント 心理カウンセラーとしての知識を応用した講演は企業や
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悔いのない生き方に
気づく24の物語 |
商品の説明より
■もしも、余命3ヶ月だとしたら… もしも、あと3ヶ月しか生きられないとしたら
本書は人気モデル・押切もえさんの推薦で話題になった
人生の最期に、人は何を伝えたいのか?
これが、本書のテーマです。
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前編
★★★ |
聖徳太子 光源氏 源頼朝 織田信長 石田三成 徳川家康
史実にのっとっていて、新しい事柄はほとんどないが、歴史人 物の「業績」に新たな視点をあてていて興味深い。 後編が図書館にないのが残念。 ----------------------------------------------- 出版社/著者からの内容紹介から 日本の独自性とはいったい何なのか。勤勉性なのか。それとも 仏教が広まっても神道は信仰の対象であり続けた、宗教に対す る柔軟性なのか。明治維新、外国文化を受け入れた許容力なの か……。 もし、これらが日本の独自性であるとすれば、それは、いつ、誰 むによって、どのようにして創り出されたものなのか。 本書は、聖徳太子をはじめ、織田信長、石田梅岩から近現代史 まで、日本史上に今なお強い影響力を残す12人の「人物」をとおし て、日本の歴史を見直し、日本の独自性について考えた歴史・社 会評論である。 大きな変革期を迎え、日本はどの方向に向かって舵を取ればよ いのか、その決断がリーダーと国民に求められている。そうしたな か、日本の独自性を認識し、それをいかにして活かしてかは、避 けてとおれない問題である。本書は、その問題に答えを出す一つ の有効なヒントとなるだろう。 |
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1960年生まれ
上智大学英文科卒 翻訳家 |
★★★ |
コミュで「面白い本」としてどなたかが薦めていた。
初めての作家だったが読んでとても良かった。 読んでいるうちに自然に笑みがこぼれてしまう、ウィットに富ん だ本である。 ただ、2章からは少し趣が異なる。幼年時代が語られ、ちょっと 切ない。 ----------------------------------------------- 出版社/著者からの内容紹介から なぜ「シュワルツェネッガー」の「ェ」は発音されないのか、眠れぬ 夜の「ひとり尻取り」、屈辱と野望の幼年時代――奇妙でせつない 日常を強烈なユーモアで綴る、名翻訳家初のエッセイ。 |
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1937年生まれ 愛知県生まれ 整形外科医にして作家。
愛知県心身障害者コロニー・こばと学園園長を務める。 いっへぼうで41歳から小説を書き始め、「大御所の献上 品」や法王庁の避妊法」が直木賞候補となる。 著書に「モナ・リザは高脂血症だった」など |
15代のカルテ ★★★
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これは貴重な本。
15人以外にも光圀、結城秀康、松平忠輝について書かれている。 将軍のエピソード、病気や死因などが主であるが、歴代将軍を 概観し、江戸時代を通覧できるという点で、とても良かった。 ----------------------------------------------- 内容(「BOOK」データベースより) 健康オタクが過ぎた家康、時代劇とは別人像「気うつ」の家光、内 分泌異常で低身長症の綱吉、飲酒が高じて食道がんで逝った光圀、 そして実は三人も将軍位に就いた障害者…。 芝・増上寺にある徳川家霊廟で発掘された遺体や文献をもとに、歴 代将軍を最新医学で診断してみると―。 彼らはどんな養生法を心掛けていたのか、そして死因は、さらに世 継ぎをもうけるための苦心とは?史実には顕れぬ素顔が見えてくる。 |
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1966年 東京生まれ 立教大学観光学科卒業・・・・・・・・・・・・・・・・・
高校在学中から雑誌にコラムを連載。 3年間の広告会社勤務を経て、執筆専業に。 自分と等身大の都会の女子を容赦ない観察眼でつかまえ、 すらりとすました独特のですます調、即妙な語彙と瀬絶妙 な論理で分析していくスタイルで人気を博す。 著書は「観光の哀しみ」「少子」「容姿の時代」のかなしみ 三部作、「負け犬の遠吠え」「枕草子REMIX」「その人独身?」 「私は美人」「ひとくちの甘能」など多数。 |
★★★
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これは名著。
京都と東京の違いを、鋭い切り口から鮮やかに描き切っている。 京都に限りなく通い、京都の人や物を細かに観察しなくては書けない本である。 文章は読み手にわかりやすく、惹きつけて離さない。 この本を読んでいる時も、読み終わった後も「京都に行きたい」という気持ちを掻 き立てられてやまない。 ---------------------------------------------------------- 内容(「BOOK」データベースより) 内容(「MARC」データベースより) 京都と東京、二つのみやこの違いとは。東京生まれの著者が、都会を愛しながらも 京都に惹かれてしまう理由を、言葉、料理、節約、贈答、祭り、土産などさまざまな 視点から考察する、愛と困惑の都市論。 |
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1957年 岡山県生まれ 東京大学文学部史学科卒業後、岡山大学
大学大学院を経て、 1972年 東京大学史学編纂所助手、平成6年助教授、13年教授。 文学博士。 「江戸お留守居役の日記」で第40回日本エッセイスト・クラブ賞。
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歴史教科書 ★★★ |
これは非常に参考になった。
古代・中世・金性・近代の章から成っていて、以前と今の歴史認識の 違いから、教科書の記述が変わってきた例を挙げている。 ・聖徳太子、源頼朝、足利尊氏、武田信玄、などの絵が「伝」となった のは、別人の疑いが濃いから。 ・大和政権の呼び方、鎌倉幕府の成立年、長篠の戦い(馬の実態) 鎖国ではなかった、慶安の御触書は幕府の出したものではない 士農工商はなかった、モンゴル襲来の一回目は大風なし? ・田沼意次の功績 踏絵は絵踏 弥生時代は縄文晩期? 興味深い話ばかりで、あっという間に読み終えた。 |
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1931年 福岡県中間市生まれ。明治大学商学部商学科卒
本名 : 小田 剛一 (おだ ごういち)。 中学校ではボクシング部 俳優。 1978年 『幸福の黄色いハンカチ』で第1回 日本アカデミー・ 最優秀主演男優賞を受賞。その後数々の賞を受賞。 『動乱』『遥かなる山の呼び声』『鉄道員(ぽっぽや)』 『あなたへ』などに出演。 1998年 紫綬褒章 2006年 文化功労者。 著書 「あなたに褒められたくて」 集英社 「同題の作品を含むエッセイ集」 『南の文芸館』 「旅の途中で」 新潮社 「南極のペンギン」 集英社 「想」 集英社 |
褒められたくて
★★★ |
1991年に発行された本である。
当時話題になった本を今頃読んでいる。 前に少しだけ読んだような気もするが・・・。 俳優の顔はわかるが、私生活やどんな考え方をする人なのか、「謎」が多い と思っていた。 この本では生の人間としての高倉健が語られる。 西表島でであった若者、内蒙古で愛する息子の写真をくれた母親、よくない 噂を耳にしてロンドンから電話をくれた同郷の若者・・・。 人との触れ合いを描いたものは感動を与えてくれた。 いたずら好きの面、車を運転し、放浪する姿・・・。 独特の文体(口調?)で語られる話が読み手を高倉健の世界に導く・・。 --------------------------------------------------------- 内容(「BOOK」データベースより) いつも危険な撮影を心配してくれた母、ロケで5カ月も過ごした酷寒の大地…。 男が生きてきた、忘れることのできない時間と場所、忘れ得ぬ人びと。 そんな心にかかる男の想いを語ったエッセイ。 第13回日本文芸大賞エッセイ賞受賞。 |
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1931年 静岡県浜松市に生まれ。國學院大學文学部国文科卒業。
1988年 「素人庖丁記」で第4回講談社エッセイ賞。 2000年 「芭蕉の誘惑」で第9回JTB紀行文学大賞。 2006年 「悪党芭蕉」で第34回泉鏡花文学賞。 2007年 「悪党芭蕉」で第58回読売文学賞。 2012年 日本文藝家協会理事。 料理をはじめ、多方面にわたるエッセイ、書き下ろし多数。 |
★★★ |
これはもの凄い本と言える。
37人の食やエピソードを書くために、巻末に600冊あまりの参考文献が並ん でいる。 さすがに一部を読んでクリア。 夏目漱石、森鴎外、萩原朔太郎・・・。 食ばかりでなく、各人の生き方、業績など幅広く触れている。 好きな作家の部分を読むだけでも満足できる。 --------------------------------------------------------- 内容(「BOOK」データベースより) 「何か喰いたい」臨終の漱石は訴え、葡萄酒一匙を口に、亡くなった。鴎外 はご飯に饅頭を乗せ、煎茶をかけて食べるのが好きだった。 鏡花は病的な潔癖症で大根おろしも煮て食べたし、谷崎は鰻や天ぷらなど、 こってりした食事を愉しんだ。 そして、中也は酒を食らって狂暴になり、誰彼構わず絡んでいた。 三十七人の文士の食卓それぞれに物語があり、それは作品そのものと深く 結びついている。 |
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1943年 満州生まれ 東京大学理学部数学科卒業 同大学院修了。
数学者。お茶の水女子大学名誉教授。 両親は新田次郎、藤原てい 1978年 第26回日本エッセイスト・クラブ賞(『若き数学者のアメリカ』) 2004年 第4回正論新風賞(全言論活動) 2005年 『国家の品格』は200万部を超えるベストセラーとなる。 2006年:第23回新語・流行語大賞(『品格』) 著書多数 |
卑怯を映す鏡
★★★ |
世相を鋭く批判している。考えさせられる本である。
一方に自分を美化した?自惚れを書き、読者を飽きさせない。 気軽に読めるが奥は深い。 子どもの伸び伸びとした育ち、自然の中での遊び、いたずら・・そういうもの が学問と繋がる・・これは本当にそう思う。 デフレの原因が消費税のアップにあること、TPPの本当の危険性・・・。 経済を見る目が変わらせられた。 父が・・と時々出てくるので誰だろうと思ったら、新田次郎であった。というこ
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★★★
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この本には、日本人の良さ・素晴らしさが書かれている。
是非たくさんの人に読んでほしい。名著である。 何故アメリカと戦争になったのか。このを読んでよくわかった。
以下、印象に残った個所を書き出してみた。 「(幕末にやってきた)英米仏蘭は、アジアの国々とは比較にならないほど
「個より公、金より徳、競争より和、主張より察する、惻隠や「もののあはれ」
「今度の東北関東大地震でも、このような混乱時にはどこでも起る略奪が
この作家が書いた「国家の品格」というベストセラーも是非読んでみたい。
「個より公、金より徳、競争より和」を重んじる日本国民の精神性は、文明
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グローバルの憂鬱
★★★ |
日本と日本人の素晴らしさが随所に語られ、自国に誇りを持てるようにな
る珠玉の書。 ・統計を使い嘘をつかずに国民をだます ・「大人の態度」の結末 ・ファーストレディの貧乏合戦・・上位一割の人々がすべての富の80%を しめるというアメリカ。選挙応援の夫人たちは自らが最上位階層である ことをひた隠し・・。 ・エルトゥールル号の美談・・オスマントルコの舟が座礁。紀伊半島の村 民が救助。手厚い介抱。トルコは今も親日的。 ・シベリアに残ったポーランド孤児を救出。ポーランドの恩返し ・ユーモアの威力 ・中韓北朝鮮に極右と呼ばれた驚き。ここ20年で軍事費を3倍にした韓国 10数倍にした中国、数百万の飢餓人口を抱え核とミサイルに狂奔する 北朝鮮。 ・またもや英語とITか。 小学生にできるだけ多くの物語、詩、偉人伝などを読ませ、感動の涙と ともに、夢、正義、結城、弱者への思いやり、卑怯を憎む気持ちなどの 情緒力を培い、家族愛、郷土愛、祖国愛を育むことが大切。 美しい自然や芸術に親しみ、美的感受性を高める。 ちゅうがく、高校、大学初年級では、古今東西の文学、歴史、科学など をしっかりと学び教養を身に付けることではないか。 体質改善の急所はここにある・・・。 ・人間社会に平等はない。 ・いじめ問題の「解」 「人の道」を教える。卑怯だけは許さないという親の
・お盆
本は借りて読むものではない。
日本人に必要な真の教養とは何か?
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★★★ |
この人の本は実に読みやすく、読者を捉えて離さない。
まずは我慢力を 国語教育絶対論 英語第二公用語論に 産学共同の果ては 犯罪的な教科書 卑怯を許さない 子どもの個性を尊重するのと甘やかすのは違う・・・ 国語の未来は読書にかかっている 小学校の通信表に「読書活動」の欄を作る。(齋藤孝氏の案)これに
敢然と言い切る論調にただ頷かされる。 解説で齋藤孝が「ああ、この人に、文部大臣になってほしい」
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ケンブリッジ
★★★ |
この方の著作もいつの間にか5冊目。
読者を巧みに惹きつける文章、ユーモアから、 「この方は本当に理系、それも数学者?」 と疑った時もあった。 しかし、この本を読んで紛れもなく数学者だとわかった。 ケンブリッジで出会った数学者の名前や理論が次々と出てくるのである。 イギリス人に奥深くあってぬぐい去れないレイシスト(人種的偏見)。
イギリス人は気取っているわけではなく実は内気だから・・・。
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1968年、広島県生まれ。明治大学卒。
専修大学大学院博士後期課程単位取得中退。 文芸評論家。 時代小説・探偵小説を中心に評論、復刻活動を行う。 |
日本史 |
歴史上の人物が、時代の変化によって評価が変わることに言及している。
亡くなって間もなくは全く話題にもならないが、その後、本に書かれたり、 歌舞伎や見世物に取り上げられたりしたために一躍有名になった者など。 明治維新後、評価されなかった新撰組、会津藩士。 太平洋戦争の前後の世相を反映して人物の描かれ方が異なること。 坂本竜馬は、評価する人物が出てこなかったら、二流の志士に過ぎなか った・・。 各人物についての著作が多数紹介されていて、どういう本を読めば良い のか参考になる。 --------------------------------------------------------- 内容(「BOOK」データベースより) 坂本龍馬や信長・秀吉・家康、新選組に忠臣蔵など、日本人の精神形成に 多大な影響を与えてきた歴史上の人物・事件がどのように小説化されてき たか分析し、日本人の歴史観の成り立ちを浮き彫りにする快著。 |
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1947年 山口県下関市生まれ。京都大学法学部入学。
1969年 外交官試験に合格後、大学を中退。 上級職として外務省に入省。 中近東アフリカ局アフリカ第2課長、内閣官房内閣安全保障室内閣審議官、 マレーシア公使、オーストラリア公使、カナダ公使、デトロイト総領事、 レバノン日本国特命全権大使。 2003年に外務省を実質的な解雇処分。 主な著書 「マンデラの南アフリカ共和国南ア 日本の対応」 「外交力でアメリカを超える 外交官がたどり着いた結論」 「怒れ、9条! - 憲法9条こそ最強の安全保障政策だ」 |
私は小泉首相と
★★★
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久しぶりに小説以外の本を読んだが、小説以上の読み応えを感じた。
外務省の内実を暴露した衝撃作である。 (2003年の発行なので今頃読んでいるのは時代遅れではある。) 内容紹介に詳しく載っているので詳細は書かないが、官僚の無自覚性、 国のために尽くすという心構えも気概もない・・・それが余すところなく強 調されている。必読の書である。 筆者の訴え 1.歴代首脳の中で小泉首相ほど、政治と国民を舐めてかかった政治 家はいない。 2.小泉外交を諌めず、喜ばすだけの外交に明け暮れる外務省の劣化と 空洞化。 3.政権交代が可能な政治システムをつくらないといけない。 官僚組織と政権政党との癒着をなくするにはそれしかない。 --------------------------------------------------------- 内容(「BOOK」データベースより) 「拉致」「イラク」……小泉総理、あなたの外交政策は間違っている! 外務省には、封印されたままの犯罪がある! キャリア官僚が、自分の首と引き替えに、すべてを書いた驚愕の書! 9月1日(月)午前、事務次官室――
私は竹内次官の無責任な態度に唖然とした。都合の悪い意見は無視し、
●「本電を総理、官房長官に供覧願いたい」
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佐藤学
1951年 広島県生まれ。学習院大学文学部教授。 専門は学校教育学。 勝野正章 1965年 長野県生まれ。東京大学大学院教育学研究科准教授。 専門は学校経営・教育政策。 |
教育は どう変わるか
★★★
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岩波ブックレット No.854
興味深く読んだ。 ・教育の危機 教育格差 教科書 教育制度 教師教育 ・教育委員会制度改革の問題点 ・教師に対する管理強化と教育の国家統制に言及している。 確かに、教育改革の名のもとに、画一的な教育が行われようとして
教育を重要施策として位置づける安倍政権は、日本の教育をどう変える
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「面白いほどよくわかる密教」 「面白いほどよくわかる神事・仏事のしきたり」 |
図解 知っているようで
日本の名僧二十人
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これまでの知識を整理できるという点でよかった。
よくわからなかった僧もあった。 夢想礎石・・中国の僧かと思っていたが、伊勢の生まれ。
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1945年 新潟県柏崎市出身。新潟産業大学専任講師。
1978年 中央大学法学部3年在学中に拉致され、24年間 北朝鮮での生活を余儀なくされる。 2002年 10月15日 帰国。中央大学に復学。 2005年 新潮社から初の翻訳書「狐将」を刊行。 2008年 中央大学を卒業。 2009年 「半島へ、ふたたび」で新潮社ドキュメント賞受賞 「私たちの幸せな時間」「トガニ」など訳書多数。 著書 「蓮池流韓国語入門」
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拉致と決断
★★★ |
これは必読の書である。
共産主義國・北朝鮮の生活実態を知る貴重な本である。 「真実をすべて語っているわけではない、語られないことが数多く ある・・・」と、思われる。当然である。 しかし、ここに記載されている北朝鮮の人々の暮らし、行動、それは 事実の一端であるのは確かである。 ・きちんとした食事ができることが最大の夢であり目標である。 ・食料が多大に捨てられる日本は、重大な犯罪を犯している・・。 ・広場で・・本当に粗末な物しかないのに語り合い、、踊る人もい る。 ・それぞれ監視態勢下にある。 ・貧しく自由のない生活・・それが当たり前だと思って疑問を持た ない。それ以上の生活を知らない。求めようもない。 ・スポーツ・・負けることは許されない。 ・戦闘を常に意識した生活。 ・格差の存在。自由に物を売ろうとする人々。 ------------------------------------------------ 内容紹介・内容(「BOOK」データベースより) 監視下の生活、偽装経歴、脱出の誘惑、戦争の恐怖、飢餓と配給、 電撃帰国の真相…… 「北」での24年間を初めて綴った、迫真の手記! 感涙のドキュメント。 |
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1945年生まれ。東北大学大学院(土木工学)卒業。
1970年 建設省に入省。(国土交通省)退官まで。 主な著書 「日本文明の謎を解く―21世紀を考えるヒント」 「土地の文明 地形とデータで日本の都市の謎を解く」 「幸運な文明―日本は生き残る(PHP研究所)」 |
土地の文明 地形とデータで
★★★ |
これは興味深い一冊である。
日本史を視点を変えてみることの必要性を感じさせられた。 ・皇居の正門は半蔵門 ・赤穂浪士の討ち入りはなぜ成功したか
・北海道 2000年遅れた弥生時代
・頼朝が鎌倉に幕府を開いたのは
・田植えは胸まで浸かるもの
・京都・滋賀
・奈良
・都市の再開発が人々を救う・神戸
・広島・最後の狩猟民族 ・漂流する人々の終の列島・巨大都市・福岡の誕生 ・遷都 首都移転が避けられない時
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1947年 東京都出身。慶應義塾大学法学部卒。
日魯漁業退社後、翻訳、雑誌の編集などを手掛ける。 博物学者・図像学研究家・小説家・収集家・神秘学者 妖怪評論家・翻訳家・タレント・・・多彩な方面で活躍。 1987年 「帝都物語」で日本SF大賞受賞。 1989年 「世界大博物図鑑 第2巻 魚類」でサントリー学芸賞 |
すごい人のすごい話
★★★ |
これは読みごたえがあった。
荒俣さんが、諸分野の第一人者や経験者と対談。その内容を記録した もの。たくさんの話があったが心に残ったのは次のような話。 竹村公太郎さんと楽しむ土地からの発想 西成活祐さんと体を張って実験する渋滞学 高田礼人さんと追跡する「変わり者」ウィルスの戦略 板見さんと検証するハゲの噂 林公義さんと推理する天皇陛下の自然学 船曳建夫さんと聞きほれる演歌の真髄 早坂暁さんと白装束でたどる死出の旅路 ------------------------------------------------ 内容紹介より 荒俣宏と15人の賢者たちの“元気の出る歓談" 荒俣宏氏が、どうしても話を聞いてみたかった15人の「すごい人」たち。
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大正15年 小田原市生まれ。
昭和18年より水原秋櫻子に師事。「馬酔木」に投句。 同誌同人を経て、32年より編集長。 昭和39年 「鷹」を創刊、主宰。 句集に「途上」「一個」「黒」ほか。
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俳句作法入門 ★★★ |
時に俳句、短歌を作ってみたいと思うことがある。
しかし、言葉を考えているうちに行き詰り・・才能がないと思って諦める。 そんな感じだった。 1、2句できたとしても長続きしないのである。 また、新聞や雑誌に投句されているものを見ても、さほど良い出来栄え だと思わないことが多かった。 この本には筆者が選者として見た俳句が数え切れないほど掲載されて
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岩波書店編集部 ★★★ |
図書館から借りた本なので、あちこち拾い読みをした。
憲法9条、改正などにかかわる問題、歴史の進む道・・ 教育(不登校、教員の教師く力の向上、学力)なども興味深かった。 一人が2ページ弱を執筆。短いが核心を突く内容である。 --------------------------------------------------------------- Amaznのページから引用した「目次」です。 1 私たちは,これから
2 〈3・11〉は終わっていない
3 政治を根底から問う
4 東アジアに生きる,世界に生きる
5 経済・労働・産業をどうする
6 科学・技術の明日
7 文化・芸術のゆくえ
8 家族と教育の将来像
9 私たちの社会はどこへ
10 生き方の新しい形
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若いころから傾倒している詩人である。
生家や離れ、詩碑などのある前橋には何回か行っている。 萩原朔太郎の散文詩風な小説(ロマン)が図書館にあったので 借りてみた。(整理ボランティアの時に見つけた) 内容は詩風と似ている。
意識を回復すると、平凡な商家が立ち並びどこの田舎にもあるよ
アマゾンのカスタマーレビューでは読んだ人5人全員が評価5だ
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1950年 長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
NHK入局。地方記者から科学・文化部記者を経て、報道局記者。 2004年 4月より11年間「週刊こどもニュース」の「お父さん」役として、 子供から大人までが理解できるよう、さまざまなニュースをわかり やすく解説、人気を博す。 2005年 3月、NHKを退局、以後フリージャーナリストとして、テレビ、新聞、 雑誌、書籍など幅広いメディアで活躍中。 2012年 2月から東京工業大学リベラルアーツセンター教授に就任、理系 の大学生に現代史などの「教養」を教える。 ジャーナリスト・東京工業大学リベラルアーツセンター教授。 |
★★★ |
小説ばかりでなく、幅広くものを考えさせてくれる本も読まなければ
・・・と思わせてくれる一冊。 ・教養について知っておくべき12の意味 ・ニッポンが弱くなったの、「教養」が足りないからです。 ・哲学の力で、公共事業の問題も解決できるのです。 ・ニッポンの会社の神さま仏さまとオウム事件と靖國問題と ・人間は「ひと」であるまえにいきものです。 ------------------------------------------------ 内容紹介より 教養を身につけるとは、歴史や文学や哲学や心理学や芸術や 生物学や数学や物理学やさまざまな分野の基礎的な知の体系を 学ぶことで、世界を知り、自然を知り、人を知ることです。 世界を知り、自然を知り、人を知る。すると、世の理が見えてきま す。そうなってはじめて、たとえばビジネスの専門分野―それは ITかもしれませんし、金融かもしれませんし、メディアかもしれませ んし、製造業かもしれませんし、サービス業かもしれません―で、 これまでにない新しい何かを生み出すことが可能となる。 なにより、そのひとの人生そのものが豊かになる。学ぶことそれ 自体が楽しくなる。 教養は、一生かけて身につけ続けて、絶対に損のないものです。 しかも、いつからだって学ぶことができる。 教養がいかに「使える」ものなのか、教養がいかに「人を知る」た めに不可欠なものなのか、教養がいかに「面白くてたまらない」も のなのか。私の仲間の先生たちと一緒に、考えていきましょう。 |
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1926年 青森県藤崎町生まれ。弘前中学校(現弘前高校)、
青森師範学校卒。 歌集に『白鳥の声」「黄なる人形」「桃太郎異聞」なでがある。 現在「音短歌会」に所属。「つがる野短歌会」の代表者。 |
さくら さくら ★★★ |
元上司である。
この本を図書館で偶然見つけて読んでみた。 (県立図書館のボランティアで図書整理をしていたのが幸運だった。) 驚いた。 郷土の歴史についての記載も多彩であり、新たな視点を与えられた。 地元の藤崎をはじめ地名の由来、藤崎安藤(安東)についての考察 など、多彩な資料をもとに自論を述べている。 専門の文学、教育についての熱い想いも伝わってくる。良作である。 ・文学の周辺で ・歴史の周辺で ・教育の周辺で ・社会思想の周辺で 海軍に席を置き軍国主義の中で育った経験から、徹底的な平和主 義を持っておられる。エッセイも戦後の日本が目指した方向の間違 い、再軍備への危惧で貫かれてる。 教育においては、国民一人一人を大切にする政治が行なわれてき たかと問いかけ、綴り方教育に力をいれた日々が描かれている。 |
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事件・人物の隠された 「その後」
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これは非常に面白かった。
すでに知っているエピソードもたくさんあったが。 130ほどの「意外な結末」が載せられている。 ------------------------------------------------ 内容紹介より 教科書などで読んで誰でも知っている歴史的事件の数々。 だが、知られているのは、事件のあらましや、それに関わっ た人物の断片的な経歴にすぎないことが多い。 例えば、エレキテルなどで有名な平賀源内が、殺人を犯し て獄死していることをご存じだろうか。 清少納言や小野小町が、不遇な晩年を送ったことはあまり 知られていない。 本書は、歴史上の有名な事件や人物の「その後」を辿り、 意外な展開、意外な人生のドラマを紹介。 また、一般に知られている話が事実とは違うものや、真偽 のほどはわからないが興味深い異説も多数収録した。 「坂本龍馬亡きあとの海援隊」 「生類憐みの令廃止後のお犬様」などの意外な事実から、 「明智光秀は生き延びて家康の参謀天海和尚になってい た」 「ジャンヌ・ ダルクは復活して二児の母になっていた」 などの信じがたい説まで、日本史・世界史の教科書では教 えない話が満載。歴史通を自称する人も思わずうなる一冊。 |
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1950年 東京都江戸川区生まれ。市川市昭和学院高等学校卒。
銀行、社団法人信託協会に勤務。 1975年 名登利寿司の主人と見合い結婚。 著書に「寿司屋のかみさん おいしい話」 「江戸前寿司への招待」 |
うちあけ話
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これは寿司好きの人には必読の一冊か。
30ちょっとの興味深い話が書き連ねられている。 ブックオフで買ったので、図書館に「返却」の必要なし。 手元に置いて、折に触れて読み返したい本である。 ------------------------------------------------ 内容紹介より 寿司につられて寿司屋のかみさんになって二十年。カウンターの内側からみた、 とっておきの話。 寿司の値段、賞味期限、符丁のあれこれ、残った酢飯や魚のゆくえ、盛りこみと 別盛り。 仕込みの話など、春夏秋冬寿司の「旬」を味わうためのとっておき話、こっそり教 えます。 なにかと誤解の多い寿司屋のホンネを飾らず気取らず綴る。 寿司屋はこわいという方、このおいしい一冊で楽しく参りましょ。 |