ぼくたちの生きる理由
ホスピス病棟405号室
今西 乃子
(いまにしのりこ)

ポプラ社

★★★

横浜甦生(こうせい)病院ホスピス病棟。 
小澤竹俊医師は、かつて救命センターで働いたが、延命に力を注ぐことに疑問を 
感じて、この病院でホスピス医となった。 
 もう治療することが難しくなってしまった、末期がんの患者たちに寄り添いなが 
ら、小澤医師は穏やかな死を迎えてもらうために全力を注いでいる。 
 「死」について考えることは「命」について考えること・・・。 
余命少なくなった身体で、横溝清一さんは中学生に語る。 
そして、七夕の夜、小澤医師に看取られ、静かに眠るように旅立つ。 
 必読の一冊!!
                                   
  
 名もなき人々の伝記
  1920年 東京生まれ。早稲田大学文学部社会学科卒業。
         朝日新聞編集委員。(「週刊朝日」編集部付) 日本ペンクラブ会員。
  主な著書に「ささぶね船長」(理論社 昭和30年度産経児童出版文化賞受賞)
         「赤まんま」(理論社)「南極観測対の記録」(講談社)
         「雑草の歌 ルポルタージュ集」(光風社)などがある。     
              
永井 崩ニ
 

わたしのわすれ
られない人びと

 大日本図書

  (大日本
   ジュニアブックス)

★★★

取材の旅の宿でから引用  
 「よそもの」に対して、人々の気持ちが、そうかんたんにほぐれるものではない。
 そんなとき、わたしは酒のいきおいで、よくうたをうたった。それは、あるときは、
   流れ流れて 落ち行く先は
   北はシベリア 南はジャバよ
   いずこの土地を 墓所と定め
   いずこの土地の 土と終わらん
 という「流浪の旅」であり、また、あるときは「ゴンドラのうた」であった。
 そのいささかかび臭いメロディーは、ふしぎなほど、人々の心に染み入り、や
 がて、かたい表情で車座になっていた人たちの顔がほころびて、とっておきの
 話を聞かせてもらえることになるのだ・・・。

 ・奇蹟の画家
   鈴木敏之さんは、正子夫人の助けを借りて、ハリ院の仕事のかたわら
   盲人の絵に取り組む。
 ・オモニ、会いたかった
   母に会いたいために密航した13歳の金良淑。母との面談が許されたのは
   たった10分。
 ・「不屈の青春」の人々
   上野の浮浪児から立ち上がり、早大を卒業。不幸な子どもたちの幸福を願
   って仕事をし、志なかばにしてなくなった山本克巳。同士の吉岡源治は山
   本克巳が残した『不屈の青春』の劇上演に取り組む。
 ・おらたちの先生が賞をもらった
   山形県七軒西小学校古寺分校の渡部市美先生
 ・のぎくの学園の母
 ・教え子にもらった赤い自転車
 ・影絵劇団「かかし座」の若者と老弁士
 ・K子の死
 ・日本のチャップリン

                              
                           
 少年は戦場へ旅立った

   

ゲイリー・ポールセン

林田康一 訳
 
 
 

あすなろ書房

★★★

 南北戦争に実際に参戦した15歳の少年の物語。
 少年チャーリーは一人前の男として、また、家族に送金するために、年齢を
 偽って第一次ミネソタ義勇団に加わる。そして、南北戦争のほとんど全期
 間を戦い抜いた。
 チャーリーが見た戦場の恐ろしさが、臨場感を持って迫ってくる・・・・。
 必読の一冊!!

チャーリーが初めて参加したブルラトンの戦いの一節
 もうおしまいにしてくれ! チャーリーは思った。いや、思ったのではなかった。
 気がつくと、そう叫んでいた。
 “死”があたりをおおっていた。空気を切り裂くような不気味で耳ざわりな音
 をさせて、弾丸がチャーリーのとなりにいたマッセーの首から上が胴体から
 はなれて消えてしまった。マッセーの頭を持ち去ったキャノン弾は、将校の
 乗っていた馬の胴体を突き抜けてから地面にめり込んだ。

【付記で作者が書いている】 
 戦争というものは、いついかなる時もおそろしいものだ。人は若くして生命を
絶たれ、世界は終わってしまう。そして、生き残った者たちでさえ、決して消え
ることのない精神的なダメージを受ける。彼らが見たもの、かれらがせざるを
えなかったことの多くは、あまりにもおぞましく、また強烈で、とても人間の精
神が耐えられるものではないのだ。

           
     
 Good Luck
  
   
アレックス・ロビラ
・・・・・・
フェルナンド・
トリアス・デ・ベス







田内志文訳
(原作は上記二人)

  ポプラ社

  ★★★

 「幸運のストーリーは、絶対に偶然には訪れない。」???????????????????????
 白い騎士と黒い騎士が魅惑の森に「魔法のクローバー」を探しにいきます。
  ・大地の王子ノーム
  ・湖の女王
  ・木々の女王セコイア
  ・すべての意思の母ストーン
 黒い騎士も白い騎士も4人に「魔法のクローバー」のことを
 尋ねるのですが、黒い騎士はただ尋ねて失望する。白い騎士は
 「どうすればよいのか」というような聞き方をする。
 「誰もが幸運を手に入れたがるが、自ら追い求めるのはほんのひとにぎり」
 各章にこのような格言が付されている。
 「幸運を作るというのは、チャンスに備えて下ごしらえをしておくこと。」
 ここに主題が凝縮される。
 物語の始まりは、公園のベンチで幼なじみの事務とマックスの出会い。
 マックスが、仕事も財産もなくしてしまったジムに語る・・・という形で
 進んでいく。
                     
                      
 ママは行ってしまった

クリストフ・ハイン作
松沢あさか訳

さ・え・ら社

 笑顔がとても良くてやさしかったお母さんが病気で死んで しまいました。めめめ
 パパと一番上の兄のカレル、下の兄のパウル、そして妹のウラは
 「泣いてばかりいればママはがっかりするんじゃないか」
 と考えて力を合わせて生きていきます。
 彫刻家のパパは死んだキリストをひざにだく聖母マリアの像にママへの思いを
 込めました。生きていた日のママのほほえみを、マリアの顔に刻みつけたので
 す。
 悲しみをこらえてほほえむその顔は「愛するものがいたという幸せを思えば、こ
 れからも 生きていける」と言っているようです。
 人間味あふれる大司教さんは、自分自身が母親をなくしたときの気持ちを打ち
 明けて 子どもたちと心を通わせます。(訳者あとがきを参考にしました。)
                     
              
                         
 プラムガール
      
トレイシー・ポーター
 厳格な教育で知られるワシントンのバレエスクールを卒業後、サンタモニカに
 あるクロスワード中学校で教える。現在夫のサンディと娘セタラ、息子サムと
 暮らす。本書が日本で初の翻訳本である。

岡本浜江
 共同通信記者として勤務後、英米文学の翻訳を手がける。訳書にキャサリン
 パターソン作「ガラスの家族」(偕成社)、エリス・ピーター作「修道士の頭巾」
 (光文社)など、120冊以上。

              
トレイシー・
ポーター

岡本浜江
   訳
 

ポプラ社

★★

 本のカバー、表紙裏などからの抜粋

 姉のパールは、バレエは華やかで美しいのは表向きの顔だけで、人間を醜くする
だけだと警告する。ディリアは、エリートコースと言われる<くるみ割り人形>の星役
に抜擢され、運命は約束されたかのように見えたのだが・・・。
 思春期の少女の心の揺れがせつなく描きだされた傑作。

 母親が亡くなってから、父のフェリ氏は、母のことを忘れたかのように振舞う。そ
れが納得できない姉のパールは、勉強もせず魔術だけに頼る生活で、ついに退学
させられ、遠い寄宿舎のある学校に入れられた。
 妹のディリア(パールにムーンちゃんと呼ばれている。)は、「もっとうえのダンス」
を求めて、エラノヴァ・スクールに入る。順調にマダムにかわいがられたディリアだっ
たが、マダムの目がクレアに移り、無視されるようになる。
 やがて、パールは父親の中には母がいつも存在していることに気づき立ち直る。
そして、ディリアもメイヤ・ノイチェが教える創造と生まれ変わりのダンスへと方向を
変えた。

                        
                            
 金色の雲になったトラ
  
つかごしつねじ
  
 1931年 東京に生まれる。(塚越恒爾)
 1955年 横浜国立大学工学部卒。
 NHKにアナウンサーとして入局。
 アポロ中継をはじめ、よど号、安田講堂、浅間山荘等の現場実況中継を担当
 退職後、対話総合研究所を設立。
 現在は「ファンタ爺さん」として、全国の小学校で口演などを行い、語り伝えの
 普及に努めている。東京都在住。

 主な著書
  「コッコとコッカの冒険」(NHK出版) 

              
 動物園のオリの前で、いつもトラとにらめっこしている少年サトルは、虫歯が
きっかけで、トラのことばがわかるようになった。
 サトルはトラのグールの大きな氏名を知り、その手助けをしようと頑張る。
 ファンタ爺さんが語る不思議な話の第一弾。
                                             
 
  
 マリオネット・ディズ
 
篠原 まり
 
  長崎市に生まれる。
  但し本人は10才以降、自分はナルニア国の住人だと信じている。
  上智大学文学部卒。
  あの日娘から
  「お母さんは大きくなったら何になるの」
  と、聞かれ、中学生の頃、作家になりたかったことを思い出す。
  学校図書館の司書を務めながら創作にいそしむ。
  本書がデビュー作。第二作として、
  壮大なファンタジーが間もなく完成する。 
              
 マリオネット・ディズ

 ポプラ社

★★★

  
 表紙の裏に書いてある言葉
   どうせがんばるなら    自分のために   がんばろうよ

 登場人物
  ・秋音
  ・秋音が兄ではないかと思っていた悠司
  ・母・・・弟の広海が亡くなって以来、何でも自分の都合が良いように解釈してし
   まう。
  ・保健室登校だったが、秋音と知り合い立ち直って親友となった美由紀
  ・秋音の幼馴染の今井広介・・中学校の頃はとんでもないワルだったが、高校
   生になった今は落ち着いている。
  ・冬馬・・・見かけはかっこいいが、いったん口を開くと・・・
   

                                     

  

 シャカと天女と神の国
  
岡本 本文
   
 1930年 茨城県に生まれる。東京大学文学部卒。学習研究社勤務ののち、文筆業に入る。
 主な著書に「如幻アショーカ」(スタジオVIC)
        「南島の黒い宝」「みちのくの聖僧(ともにポプラ社)
        「冠島のオオミズナギドリ」(小峰書店・第一回ジュニア・ノンフィクション文学賞受賞)
        「正樹のぼうけん旅行」(あすなろ書房) 「遠すぎた京への道」(さえら書房)
                          
シャカと天女と神の国

 あかね紀行文学2

 あかね書房

★★★

著者のあとがきより
  わたしがインドに魅せられるのは、単にその劇的な歴史が興味深いからでは
 ありません。インドには、現在もなお、神と人々が共存し、古代と現代が同居し
 ています。他の国々では見られないその不思議な実体を探れば探るほど、人
 間とは何だろうという、人間にとってもっとも大切な問題を考えさせてくれるから
 です。

目次から
 ガンジスの流れは語る
 古い都の人たち
 戦乱の世のドラマ
 そのゆくてに幸あれ

・バラモン教からヒンズー教へと変わっても根強く残ったカースト制度。
 インドを旅しながらその実態を目にした著者の思いが語られる。
 仏教についての記述も多い。児童・生徒に、インドや仏教についての知識を
 与える良書である。

            

  

 なみだの金メダル

手島 悠介
   

 1935年 台湾・高雄市に生まれ、10歳のとき引き上げる。学習院大学文学部哲学科中退。
       雑誌のルポライターを経て、児童文学の世界に入る。
       創作童話では「ふしぎなかぎばあさん」「いたずらおばけペレレ」
                「ふしぎ町ふしぎ物語」など、ノンフィクションでは「飛べ! 千羽づる」
                「がんばれ! 盲導犬サーブ」などの作品がある。
                            
なみだの
 金メダル

 講談社

★★★

 ロサンゼルスオリンピック・柔道無差別級で金メダルをとった山下泰裕選手の
生い立ちを綴った物語。
 熊本・矢部町。金メダルを手に故郷に帰った山下を歓迎する小学校時代の同級生や
先生達の会の場面から始まる。以下本文より抜粋。

「表彰状・・山下泰裕どの。あなたは小学校時代、そのたぐいまれなる大きな体をもて
 あまし、けんかをしてあいてをなかせたり、教室であばれたりして、われわれ同級生
 に多大なめいわくをかけました。」どっとわらいがおきました。山下選手はこまったよ
 うにわらっています。
「しかし、ロサンゼルスオリンピックにおかれましては、われわれ同級生および、全日
 本人の期待をうらぎることなく、もちまえの闘魂をはっきされ、ふりょのけがにもかか
 わらず、どうどうと金メダルにかがやかれました。このことは、小学校時代のかずか
 ずの悪行(わるいおこない)を生産してあまりあるどころか、われわれ同級生のほこ
 りとするところであります。」
「よって、ここに表彰し、偉大なるやっちゃんにたいし、最大の敬意をはらうとともに、
 永遠の友情をやくそくするものであります。・・昭和44年度浜町小学校卒業同級生
 一同」
      
 文武両道に優れた人格者と言われた山下選手の悪童ぶりを紹介しながら、優れた
指導者との出会いや祖父、両親の愛によって逞しく成長していく様子が描かれてい
る。
 ロサンゼルスオリンピックの二回戦で右足を負傷するが、決勝の相手であった、
ジプトのラシュワン選手は右足を攻めなかった。正面から、フェアに戦ったその試合ぶ
りが見ている人に好感を与えた・・・この一節も強く心に残った。

 

 15歳の肖像画
                 
浜野 卓也
  
 1926年 静岡県に生まれる。早稲田大学卒。日本文芸協会。日本児童文学者協会会員
 主な著書に「やまんばおゆき」(産経出版文化賞)
        「とねと鬼丸」(小学館文学賞)
        「野口英世」 「宮本武蔵「など
 2002年 第26回日本児童文芸家協会特別賞受賞。
                          
15歳の肖像画

 ポプラ社

 表紙裏の言葉
  由美、茂、美香。
  あともどりできない、「十五歳」の時間。
  自分というキャンバスにそれぞれの十五歳を描いていく。

 主人公由美が、別居している父を訪ねて京都に行く場面から始まる。
 学級でいじめにあっていた山本茂を探して謝るというのが目的である。
 茂は門井たちのいじめに合い、由美を描いたスケッチブックを取り上げられたが、
 その時、由美は
 「やめてよ。あんたなんかに描かれたくない。」と言ってしまったのだ。
 そのことを謝るために、茂を探すのだが、たずねあてた母親のスナックの二階から・・
 出てこようとはしなかった。しかし、書き直した絵が展覧会に入選していることを知り
 素直に喜ぶ。
 旅芸人一座の美香は、劇団員のひろしの子どもを身ごもってしまい、中絶する。
 その他の登場人物
  ・青カッパ、川本先生。門井を殴り先生をやめる。
  ・ボスの門井傑(すぐる)は、お父さんが部下に土下座する場面を見て、グレたの
   だったが、その父が癌でなくなり、誤解も解ける。
  ・由美の母は別の中学校の教員をしているが、親を介護しなければいけないと考
   える父と意見が合わず別居中。   

   
  
 ちっちゃな家族
                 
石井 睦美
  
 1957年 神奈川県に生まれる。フェリス女学院大学卒。
 毎日新聞小さな童話大賞、新美南吉児童文学賞を受賞
 主な著書に「五月のはじめ」「日曜日の朝」「パパはすてきな男のおばさん」
        「そらいろのひまわり」もんだいはプレゼント」
        「おいでおいでの木においで」「ビックバンのてんじくネズツ」
        小説「アパラシオン」など
  東京都世田谷区在住。
                          
ちっちゃな家族

 ポプラ社

「とがりねずみ」が主人公。
とがりねずみの夫婦の出会い、子どもたちが生まれ育つ。
やがて夫に先立たれ、子ども達は門出する・・・。
家族の姿を川辺の自然の中で、詩情豊かに描いた作品。
そのまま人間の家族にあてはめて読ませられる・・。
 ハ ー フ
                 
草野 たき
  
 1970年 神奈川県に生まれる。実践女子短期大学卒後、会社勤務。
 1999年「透きとおった糸をのばして」で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。
      同作で児童文芸新人賞を受賞。
   その他の著書に「猫の名前」「ハチミツドロップス」(以上講談社)
             「ハッピーノート」(福音館書店)
                          
ハーフ
 

 ポプラ社

 真治とお父さんと、ヨウコ。
 ヨウコは犬だけれど、真治のお母さんというおかしな家族の物語。
 真治の本当のお母さんは?
 ハッピーエンドを期待したが、主題は別なところに・・・。
 男っぽいが真治を好きな三浦花子の存在も捨てがたい。

 
 涙 そ う そ う
                 
吉田 紀子
  
 1959年 山梨県出身。明治大学文学部大学卒。
       2年間のOL生活を経て、脚本家・倉本聰主宰の富良野塾で学ぶ。
       その後、脚本家として活躍。「涙そうそう」が映画脚本家としてのデビュー
       作である。
                          
ジュニア版

涙そうそう

汐文社

 洋太郎は母光江が再婚したために、カオルと兄弟(妹)になった。・・・・・・・
 しかし、光江と子ども達を残して、父親はいなくなり、光江も体調を崩して
他界してしまう。
 洋太郎とカオルは島に住むおばぁに育てられ成長する。
 働き始めた洋太郎と高校に進んだカオルは、また一緒に暮らし始め
たが・・。

 ・店を出すためにためた金を詐欺にあって騙し取られる洋太郎
 ・洋太郎の恋人・恵子は医者をめざす
 ・本当の父親に会ったカオル

 台風の夜、別々に暮らし始めたカオルの部屋に洋太郎がやって来る・・。

   
     
 秘密の道をぬけて
                 
ロニー・ショッター  千葉茂樹 訳
     
 ロリーショッター
       1946年 ニューヨーク市生まれ。ニューヨーク大学卒
       児童書編集者を経て作家に。
       絵本からヤングアダルトまで幅広いジャンルで20冊を
       超える作品を発表している。
       ペアルンツチョイスをはじめ数多くの賞に輝く。
                          
秘密の道を

ぬけて

あすなろ書房

カバーの裏の解説から
 夜の闇からあらわれた黒人の一家。
 偶然目をさましたアマンダは、おとなたちの〈秘密〉を
 知ってしまう。
 いったいその秘密とは・・・?
 夢をかなえるゾウ
 
水野 敬也
 
 1976年生まれ 慶應義塾大学経済学部卒
 処女作「ウケる技術」がベストセラーになる。
 著書「BAD LUCK」 
              
 夢をかなえるゾウ

 飛鳥新社

  
帯の言葉
 夢をなくしたサラリーマンと関西弁のゾウの神様が繰り広げる、
 「笑えて」「泣けて」「タメになる」「エンターテインメント小説」