2009年 課題図書 |
低学年
光村教育図書 |
カトリーン・シェーラー/作
きつねとうさぎが出会うと、かならずおやすみなさいをいう、やくそくの ばしょで、まいごになったうさぎのぼうや。 はらぺこきつねと、うさぎのぼうやのちえ比べ。 |
★★★ 童心社 |
宮川 ひろ/作
お姉ちゃんの加奈は、運動会のリレーで、オーバーゾーン。 失敗に落ち込んだ加奈に、おじいちゃんからの電話がきた。 おじいちゃんの家に行ったぼくとおねえちやんに、集まったいとこや おじいちゃんは自分の失敗談を話し出した・・・。 |
★★★ 小学館 |
くすのき しげのり/作
ぼくは、いつもおこられる。 家でも学校でも。 そんな少年が七夕さまに願い事を書いたら・・・。 |
てとてとてとて |
浜田 桂子/さく
とのいろいろな力が描かれている。 て、てって、すごいなあ。 もしかしたら、ては、こころが、でたりはいったり するところなのかも しれない・・・。 |
文研出版 |
メアリー・ラバット/作
夏休み、エリザベスは、お父さん、おかあさんと別れて、おばあちゃん の家に泊まる。そして、犬のエルシーの出産にであう。 犬への深い愛情に満ちた物語。 |
国土社 |
高森 千穂/作
【帯の解説から】 |
そいつの名前はエメラルド
金の星社 ★★★ |
竹下 文子/作
妹の誕生祝いにハムスターを買いに行ったぼくは、西口の商店街で 変な小鳥屋に入り、エメラルドホシトカゲを飼うことになってしまった。 妹は喜んでくれたが・・・。ろうそくを食べて次第に大きくなるエメラ ルド。やがて・・・。 |
オランウータンのジプシー
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黒鳥 英俊/著
多摩動物園でオラウータンの飼育を担当している黒鳥さんが、オラウ ンターについて書いている。 |
高学年
★★★ さ・え・ら書房 |
ビヴァリー・ナイドゥー/作
人種差別がまだ続いていた頃の南アフリカ共和国での物語。 病気になった妹を救うために、ヨハネスブルクで働いているお母さんに 帰ってきてもらおう・・。ナンディと弟のティロは300キロの道を歩き始め た。 |
ぼくの羊をさがして
あすなろ書房 |
ヴァレリー・ハブズ/著
羊牧場で生まれた子犬のジャックは、家族と離れて売られていく。 牧羊犬だったジャックは退屈なくらしに耐えられず脱走。サーカスで ひどい目にあったが、やがて孤児院の少年ルークと出会う。 どんなことにもくじけずに、頑張って生きる子犬の物語。 |
マタギに育てられたクマ
佼成出版社 |
金治 直美/文
青森県・鰺ヶ沢町の「熊ノ湯温泉」。ここのご主人・吉川隆さんは、大 熊マタギまの子孫である。吉川さんは山で母熊を撃ったために、小熊 二頭を連れ帰り育てている。 吉川さんのおじいさん達の頃の熊うちのようすも登場する。 |
春さんのスケッチブック
汐文社 |
依田 逸夫/作
お父さんにしかられ、家出したぼくは、長野の上田に住む春おばさんを 訪ねて、春おばさんの60年前のひみつを聞くことになった。 そして、戦争で亡くなった学生の作品を集めた「無言館(むごんかん)」 に行く・・。 |
徳間書店 |
松本祐子 作
ギブはある日、森で出会った不思議な老人に、失敗を取り消すことができると いう機械「パワー・オブ・オン」を手渡された。なぜぼくに?それに、この機械は 本物なのかな? その夜は、親友と移動遊園地に行くことになっていた。ずっと楽しみにしてい たのに、妹のロキシーも連れて行くようにいわれ、ギブは面白くない。 ところが、移動遊園地でギブが目をはなしたすきに、ロキシーは野良犬を追 いかけて車道に飛び出し、トラックにひかれてしまった。命はとりとめたものの ロキスーは二度と意識を取り戻すことはないという・・・。 あの「パワー・オブ・オン」を使えば、ロキシーの事故をくいとめることができる かもしれない・・・。ギブは親友と共に、時間の謎に挑む! 妹を救うべく奔走する少年の気持ちが胸に迫る、家族愛、友情、時間の不思 議を巧みに描いたスリリングに物語り。 (表紙の解説から引用しました。) |
小峰書店 |
ナンシー・エチメンディ 作 吉上恭太 訳
果南の学校にやってきた転校生、それは天才ピアニストといわれていた透子 だった。果南は透子が学校に慣れるまで、面倒を見るように新藤先生から頼ま れた・・・。 転校生は天才ピアニストといいわれていた透子(とうこ)。 吹奏楽部の果南(かなん)と剣道部のシーナ(椎名)。 人は人と出会うことで、かけがえのない今を、生きてゆける。 (カバーの言葉等から引用しました。) |
くもん出版 |
鹿毛敏夫 作
「これがいつも見えていた月の表面か・・・」 反射望遠鏡の先に見えた月の地表面の光景に、剛立(ごうりゅう)は言葉を 失った。剛立がクレーターのようすをスケッチした図は、日本最古の月面観測 図となった。 江戸時代、幼少期から月食や天体の観測を続けた剛立は、独学でケプラー の第三法則をも見続けていた。 大阪に天文塾(先事館)を開き、日本の近代天文学の礎となった麻田剛立の 生涯を彼の生きた時代と支えた人びととのつながりの中で描く。 (カバーの言葉から引用しました。) |
縞模様のパジャマの少年
岩波書店 |
ジョン・ボイン 作 千葉 茂樹 訳 |
縞模様のパジャマの少年 岩波書店 | ジョン・ボイン/作 |
夏から夏へ 評論社 | 佐藤 多佳子/著 |
カレンダーから世界を見る 白水社 | 中牧 弘允/著 |
2008年 課題図書 |
低学年
金の星社 |
みやにし たつや 作・絵 |
教育画劇 |
ケリー・クネイン長谷川義史 作・絵 |
ポプラ社 |
なりゆき わかこ 作 |
ちいさなあかちゃんこんにちは
未熟児ってなあに 講談社 ★★★ |
リヒャルド・デ・マーイケ・シーガル 作 (野坂悦子 訳) |
牛を飼います 文研出版 ★★★ |
木村セツ子 作
【カバー裏の解説から】 とうとう学校に牛がやってきました。 まっていた子どもたちが軽トラックにかけよると、荷台からおろされた子牛 が、いきなり「モオーッ」と鳴きました。まゆが思わずミキちゃんの背中に かくれたので、ミキちゃんがわらいました。 「だいじょうぶよ。田川さんもいるし、牛だってまだ子どもじゃないの。 あれなら大型犬とかわらないよ。ううん、犬よりもおとなしそう。」 ---------------------------------------------------- 中学年に是非読んでほしい一冊。 3年2組のまゆ、ミキ、そしてまゆの隣の席のナオヤ、ヤギを飼っている 宮下、真面目な佐竹さん。 みんなは、自分勝手なナオヤの意見に引きずられて7月末から11月ま での四ヶ月子牛を飼うことになった。初めは興味をもっていたクラスの みんなも、おしっこやうんちの世話で、大変さに気づくが、次第に子牛の 「クルミ」に慣れ、動物を飼うことの意味に気づいていく。 子牛を貸してくれた牧場の田川さんの弟子になるという、ナオヤの良さ が、クラスのみんなに理解されていくのも良い。 |
ケニアの村 BL出版 |
ケリー・クネイン 作 大版の絵本。
「だれかいるの」 「おはいり」 平穏なケニアの、のんびりとした一日が描き出されている。 【帯の解説から】 にわとりがないて、アフリカのみどりのおかに、あさがやってきた。 「ホジ?」「カリブ!」と声をかけあえば、僕の一日がはじまる。 じいちゃんの牛のみはり、尊重さんへのごあいさつ、 ともだちの布のボールでボールけり・・・きみもケニアの一日を のぞいてみて。 |
子どもたち 福音館書店 ★★ |
ジャネット・テーラー・ライル 作
【帯の解説から】 妖精の物語にみちびかれて、古い庭で姉妹が見つけたものは・・・ オリヴィアは9歳、ネリーは5歳。母親を亡くした二人が身を寄せたおば さんの家には、草深い大きな庭がありました。ある日この庭から、小さ な青いティーカップが出てきます。やがて、姉妹は、もっと埋まっている というカップを探し始めました。それがすべて見つかったとき、妖精がか けた、ある"おまじない"が解けるという物語を信じて・・・。 ------------------------------------------------------ 3・4年生にはちょっと難しいかもしれないが、素晴らしいお話である。 ネリーは他人には理解できないような「決まり」を持っていて、姉以外の 人を信用していない。(例えば、階段を後ろ向きに上がるとか。) 何とか、同じ年頃の子ども達と仲良くなってほしいと願うおばさんは、 ジルとレオを家に呼ぶ。しかし、姉のオリヴィアがジルと親しく話している ところに、ネリーが石を投げ始め、さんざんな結果に終わった。 やがて・・・ ミンティーおばさんは、庭で青いカップを見つける。 オリヴィアは、おばさんの寝室で、この家の庭とよく似た庭が舞台になっ ている一冊の本を見つけた。ひねくれものの緑の妖精が、子ども達に呪 いをかけて花にしてしまったという・・・ 青いカップを8個とポットを探して並べると「取り消しの魔法」がはたらくと いう言葉を信じて二人は真剣に探し出します。 そして・・・ 青いカップとポットをテーブルに並べた二人の前に出現した奇跡とは・・ |
今日からは
あなたの盲導犬 岩崎書店 ★★★ |
日野多香子 作 増田勝正 写真
アイメイト協会で働く、盲導犬歩行指導者の原しょう太郎さんが語るという 形をとっている。 繁殖奉仕、飼育奉仕のボランティア→ 訓練所での指導。 1000頭目の盲導犬「セロシア」が立派な盲導犬として、育てられていく。 そして、歌の弾き語りをめざす大石さんと歩み始める・・・。 盲導犬と人間とのふれあい、信頼と愛情を描いた秀作。 ------------------------------------------------------ 【帯の解説から】 知っていますか。盲導犬と歩く人のこと。 その盲導犬を育てる人のこと。 盲導犬を育て、目の不自由な人に手わたす。 それが、わたしの仕事です。 |
高学年
チームふたり
学習研究社 ★★★ |
吉野万里子 作
読後感が清々しい秀作。
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耳の聞こえない子が
わたります フレーベル館 |
マーリー・マトリン 作 日当陽子 訳
【帯の言葉】 明るく元気で耳の聞こえない少女ミーガンと内気ではずかしがりやの少女シ ンディ。アメリカの日常生活を背景に、ふたりの友情と心の交流を描きます。 耳が聞こえないこともひとつの個性ととらえる、前向きで明るい物語。 アカデミー賞女優の自伝的小説。 |
ブルーバック
さ・え・ら書房 |
ティム・ウィントン 作 |
なぜ、めい王星は
惑星じゃないの 科学の進歩は雨中の
くもん出版 |
布施哲治(ふせ てつはる) 作
【カバーの解説から】 2006年の夏、めい王星は惑星ではなくなりました。 「さよなら、めい王星」、「格下げ」などと伝えられ、まるで消えてなくなってしまっ たり、小さくなってしまったかのように、大さわぎとなつたのです。 でも、めい王星はこれまでと同じように、太陽のまわりを回り続けています。 ではいったいなにがあったのでしょう? それを知るには、何十年にもわたる科学の歴史をひもとく必要がありそうです。 ------------------------------------------------------------- もくじ ・めい王星になにが起きた? ・人間が考える宇宙のすがたの変化 ・惑星「てん・かい・めい」の発見 ・太陽系のさらに遠くにある天体 ・めい王星、危うし! ・これからのけんきゅえうと科学の進歩 布施哲治について
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ウチナーンチュ 理論社 ★★★ |
早見裕司 作
【帯の解説から】 彩華は、自称小説家の父親と暮す沖縄人(ウチナーンチュ)。ある日、アパートの 隣室に東京からもう一組の父娘が引っ越してきた。娘の夏海は独占欲の強い母 親や、学校になじめず心に傷を抱えていたが、沖縄のそらみたいにカラッとした性 格の彩華と出会い、次第に気持ちを通わせていく。南の島を舞台に、少女達の成 長と絆を描く、温かさいっぱいの物語。 ・蛙が口をきいた日
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ハリドン あすなろ書房 |
ケリー・クネイン 作 菱木晃子 訳
【帯の解説から】 人を信じることを知らない少年、ハリドン。 彼のたった一人の友が、姿を消した。 不安にかられたハリドンは、友をさがしによるの町へととびだしたが、そこには・・・。 孤独な少年が人との出会いを通して心の温かみを知っていく物語。 スウェーデン児童文学の傑作。 --------------------------------------------------------------- 人との出会い・・・警官、犬を捕まえる男、カジノで大負けした男、酔っ払いの船員 心が温まる出会いは「手のひらに入るくらいの犬」とのことをさしていると思われる。 犬と一緒に、夜の街を船長を探し回り、危険な目に合い・・・最後は貨物船エスペ ランサ号を追いかける・・・そして・・・ |
はしれ ひくまの出版 |
那須田稔 作
【帯の解説から】 書の天才といわれた少年は、父と母のやさしい愛にはぐくまれ、自分にあまえる ことなく努力をつづけ、ついに日本一の書道家に。 -------------------------------------------------------------- 本名川村慎一郎 後に「二葉」 → 「き山」と号す。(きの漢字が変換できなかった) 機会があれば、長野市の篠ノ井にあるという「き山館」を訪ねてみたい。 那須田稔について 1931年静岡県浜松市に生まれる。幼少年期を満州(中国東北部)ハルピンで過 ごす。東洋大学文学部国文科を経て、愛知大学中国語科中退。 1948年詩誌「詩と詩人」「列島」に拠り、詩活動を続ける。 詩集に1952年「ジャパニーズ広島」がある。 1962年に「ぼくらの出航」(講談社)で講談社児童文学新人賞 1967年「シラカバと少女」(実業の友日本社)で日本児童文学者協会賞 サンケイ児童出版文化賞 1967年「おとぎばなしシリーズ」(盛光社)で毎日出版文化賞 他に 「チョウのいる丘」「もう一つの夏」「土の童子」「小さな草の歌」 「忍者サノスケじいさん」「ぼくと風子の夏」 「かあさん子守歌うたって」映画「火火」の原作(ひくま出版) |
荷抜け 新日本出版社 | 岡崎ひでたか 作 |
兵士ピースフル 評論社 | マイケル・モーバーゴ 作 |
ブルーバック さ・え・ら書房 | ティム・ウィントン 作 |
オデッセイ号航海記角川学芸出版
〜クジラからのメッセージ〜 |
ロジャー・ペイン 作 |
2007年 課題図書・ |
低学年
おじいさんの
ごくらくごくらく すずき出版 |
西本鶏介(にしもと けいすけ)
おじいちゃんはお風呂に入ると、いつも言います。 「ごくらく ごくらこ」 この言葉は、いつしかおじいちゃんとゆうたをつなぐ合言葉となりました。 |
ハキちゃんの
「はっぴょうします」 佼成書房 |
薫 くみこ (くん くみこ)
よねだくんが飼っているカナヘノサウルスの正体とは??? コオロギをあっという間に食べてしまうかなへび。でも、虫眼鏡でみると・・・。 新しいカナヘノサウルスをつかまえるために、まる木ばしこうえんのはらっぱに 行ったよねだくんとハキちゃんは、モンシロマイムスやトノバッタドン、ミツバチ トプス、ノラネコサウルス・・・・次々と発見する!! |
はっぱじゃないよ
ぼくがいる アリス館 |
姉崎一馬 (あねざき かずま)作
いろいろな葉っぱの写真に短い言葉が添えられた写真集 わたしはここに みつけてよ ぼくたちのひとみ
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ぼくのパパは
おおおとこ セーラー出版 |
カール・ノラック(いずみちほこ訳)
せかいいちのパパがいる人みんなに向けて描いた絵本。 ぼくのパパは おおおとこ。
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中学年
ゆりかごは口の中
子育てをする
ポプラ社 |
生まれた子どもたちを口いっぱいにふくみ、えさも食べずにがまんして育てるシクリッドフィ
ッシュたちの習性を追いかけ、熱帯地方に住む魚を中心に魚の子育てと進化に迫る。 ・生み捨て?にする魚は、次々と産卵する強いエネルギーを持っていなければならない。 ・子どものいる場所を次々に変えるが、その時だけ口に入れて運ぶブルーアカラ。 ・落ち葉など動かしやすいものにたまごを生みつけ、落ち葉を口で引っ張って移動するパ ラグアイアカラ。 水槽で飼ったエンゼルフィッシュから、アフリカのタンガニーカ湖まで。写真家である筆者が 魚の子育てを観察してゆく。 |
ピトゥスの動物園
あすなろ書房 |
仲間の一人ピトゥスが重い病気であることを知った子どもたちは、スウェーデンに行ってえ
らいお医者さんの診てもらうために、お金を集めることを考えます。それは動物園をつくるこ と。 ピトゥスを除く五人のなかよし組を中心に町の子どもたちが、動物集めに走り回る。 やがてそれは町をあげてのイベントになていく・・・。 |
干し柿
あかね書房 |
干し柿を知っていますか?
しぜんと人がつくりだしたあまくておいしい食べ物です。 でも、もともとは、とってもしぶい柿だったのです。どうやってあまくするのでしょう? |
りんごあげるね
童心社 |
三枝寛子(さえぐさひろこ)
かわいがっていた空色のセキスイインコ「ピピッチ」が死んだ。 お墓をつくって埋めてあげたら、カラスが掘り返す・・・ 「そのカラス、元気でいてほしいね。」
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七草小屋の
ふしぎな わすれもの
国土社 ★★★ |
ブナやコメツガの森に囲まれた七草小屋で、草介はある日、ふしぎなわすれものの箱を
見つける。箱にはのなかにはオカリナ、バッチ、かざぐるま、水筒、それに花びらたから 貝・・・。よびよせられるように訪れた、山の住人たちと草介との風とち土と香りあふれる六 つの物語。 1.おかしなお客さん
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両親をしつけよう
文教出版 |
ビート・ジョンソン原作 岡本浜江訳
【表紙うらの言葉】 どうやら、へんなところに引っ越してきたらしい。 今日は新しい学校の第一日目。やけに古めかしいよぼよぼのじいさんが出てきて、自 分は校長だと言い、 この学校にこられて運河いいと、四回も言った。 担当の先生はヘルメットをかぶったイタチみたいな人で、ぼくに学校の名誉になるよう な生徒になれと言った。でも、無理だろうって顔をしてたよ。 放課後になると、クラスのほとんど全員がおかしなものを習いに、せかかせと帰ってい くんだ。ぼくがこの(ガリ勉村)に住みつけるだろうかね、日記くん? いろいろ干渉してくる両親の監視の目をぬすんで、お笑いタレントになるため、オーデ ィションを受けるルーイ。夢はかなう? |
あきらめないこと
それが冒険だ 学 研 ★★★ |
外交官の父と外国を転々として、学校では「落ちこぼれ」だった野口健(けん)さんは
植村直己さんの「青春を山に賭けて」にめぐり合い、登山家をめざす。そして、25歳で 世界七大陸最高峰登頂の最年少記録を達成。 エベレストに大量のごみが捨てられていることを知った野口さんは、環境問題に全力を つくすようになった。 |
平和の種をまく
ボスニアの
岩崎書店 ★★★ |
【表紙の言葉】
ボスニア・ヘルツェゴビナには戦争でばらばらになってしまった民族のちがう人たちが 二度と戦争がおこらないことを祈ってみんなでいっしょに働いている畑があります。 畑にはたくさんの友情が生まれ、育っています。 【戦争への道】
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中学校
世界一おいしい火山の本
小峰書店 |
林 信太郎/著 |
住むウサギ
理論社 |
那須田 淳/作
1959年 浜松市に生まれる。早稲田大学卒。「鬼が島通信」同人。 日本ペンクラブ会員。 1995年からドイツのベルリン市に滞在。 主な著書にYA小説「グッドバイバルチモア」(理論社) 「ペーターという名のオオカミ」(小峰書店) (第51回産経児童出版文化賞、第20回坪田譲治文学賞) その他、絵本、翻訳書多数。 読後感 「恋樹(こいのき) の話をしてくれたのは、足立先生だった。 この書き出しで始まる、過去と今の恋の行方の物語。 恋の星磨きをする不思議なウサギが時々顔を出すが、強烈な存在感はない。 筋をあちこちから拾ってみると、 ・主人公・大月翔太の父は、オーケストラをやめてぶらぶらしている。 ・アムゼル亭を切り盛りする母。 ・足立先生の息子・俊彦は親子げんかの末、フランスに渡りシェフになる。 ・俊彦の娘マリーは日本に留学しているが、盗みの疑いをかけられる。 ・その事件を通して、足立先生は初めて孫に手を差し伸べる気持ちになる。 ・時代物のような汁粉屋のおばあさん、アムゼル亭の元マスター。 ・なんでも屋の佐助さんと娘のケイ。 ケイは、自分の本当の父親は一緒に写真に写っている俊彦さんではない かと思い込み、家を出て訪き・・・・翔太に助けられる。 バックに流れるケセラセラ ケセラセラ なるようになるわ。先のことなどわからない・・・・ |
金色の林檎
金の星社 |
名木田 恵子/作
東京に生まれる。 文化学院卒。 主な作品 「air」(金の星社) 「星のかけら」「天使のはしご」「コップのなかの夕空」(講談社) 「ふーことユーレイ」シリーズ (ポプラ社) 「シャンプー王子」シリーズ 「バレリーナ事件簿」シリーズ(岩崎書店) 本のカバー、表紙裏などからの抜粋
チェルノブイリ原発事故の前日に生まれた徳光海歌(みか)。
〔病気の花束〕がやってきた日、家族はふただひ呼吸を始めた。
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瀬川 晶司/著 |
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川端 裕人/著 |
ぼくたちの砦 評論社 | エリザベス・レアード/作 |