今日まできた道、そして明日へ

昭和2年に西式健康法が公表され、2年後には静岡県西会が発足しました。信奉者片平七太郎氏、
近藤伊太郎氏、後藤寮三氏、稲葉浩吉氏ら幹部役員の熱心な普及活動が実り会員が増え、静岡西会は
静岡の地に根強いものとなりました。
発足当時から毎月顕光院に於いて、西勝造先生の講演会が開催され、公会堂での一般公開講演会には
いつも場内が熱気に溢れ、400名から500名の聴講者の中には多くのお医者の参加もあったようです。
大久保寛先生、名和先生の実技指導により実践活動も活発だったとのこと。

昭和36年に初めて樫尾太郎先生にご来静戴き講演会が開催され、それから2ヶ月おきに樫尾太郎先生の
講演会が、又、40年頃からは樫尾太郎先生、渡辺正先生を交互にお招きし、年6回講演会を、平成元年より
富田勲先生、甲田光雄先生、中西美代子先生を講師にお招きし、講演会を開催し現在に至っています。
その間「断食と宿便排除」一筋にご指導された尾藤章氏、西式研究所所長として会の運営に尽くされた
小和田清蔵氏、龍久子氏の功績は大変大きいものでした。
亡き役員の後を引き継いで昭和45年頃より、富坂喜代作会長、副会長の古田和男氏、袴田清治氏、
事務局長の森田清七氏、理事の石脇誠一氏、萩原き久氏、宮崎久子氏、らが団結し、静岡西会の橋渡し
となりました。
平成元年、静岡西会発足60周年記念講演会を開催の折、会の名称を別名”健康生活研究会”とし、西式
健康法のみならず「心と体の健康生活」をめざす会として再出発しました。と同時に会員相互の輪を広げ、
親睦をはかり共に学び合う場として会報「健康への道しるべ」の発刊にいたります。
平11年には70周年記念講演会を、平成16年には75周年記念行事を開催しました。
3年後の平成20年には80周年になります。
多くの先生方、諸先輩の方々との交流の中、多くのことを学ばせていただく機会を得、研鑽を積んで
いきたいと思います。
地道な努力がやがて、この静岡を照らす大きな灯りとなるように、明日に向かって邁進します。

                                                          増田桂子