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在宅医療・在宅介護について語り合うシンポジウム
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「在宅医療・在宅介護をあなたは受け入れられますか? 介護疾病予防に取り組んでみられませんか?」
昨年に発表された日本アカデミー賞を独占した映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の中で、山口百恵の夫・三浦友和が扮する町医者が、スクーターに乗り、黒い大きなお医者鞄を抱えて往診する姿が映し出されていました。団塊の世代以上の日本人が、昭和30年代前半以前に日常的に目にしていた嘗ての日本の医療の姿でした。 いつの間にか、我々は病気は医療施設でのみ診てもらうものと考えるようになりました。 近年は医療施設でも、できるだけ大きな病院でという傾向が国民の間に強まり、その結果、病院勤務医の過労、病院勤務医の不足などの社会問題を引き起こしています。 一方、政府は平成18年より、在宅医療を充実させ患者の入院日数短縮を目指す方針を打出しをしました。そのため介護型療養病床は平成24年までに全廃されることになりました。ところが、こうして病院を出て行かれることになる方々を受け入れる介護施設は満杯状態で、既に多数の入所待機者がおられます。在宅での介護・医療を受け入れざるを得ない日がそこまで来ていますが、多くの市民はそれに不安を覚えています。 政府はそれと併せて、介護・医療の需要者をできるだけ削減するため、介護疾病予防サービスを健康保険・介護保険の事業として義務づけました。 日本の医療・介護の大きな転換点に当り、多くの市民が抱いておられる疑問ないしは不安に応えるため、柏市政研究会では以下の要領で《「在宅医療・在宅介護をあなたは受け入れられますか?介護疾病予防に取り組んでみられませんか?」を語り合うシンポジウム》を開催致します。皆様のご参集をお待ち致しております。 平成19年1月吉日
柏市政研究会代表 地方自治経営学会参与 柏市議会議員 上橋 泉
記
パネリスト(五十音順・敬称略) 秋谷 正 柏市地域包括支援センター所長(柏市保健福祉部、高齢者支援課) ※ 地域包括支援センターは、高齢者が住み慣れた地域で生活し続けられ るよう市町村が設置する高齢者支援の総合拠点で、将来的には市内7ヶ所に設置することを目指している。
遠藤久人 柏ビレジ・クリニック院長 柏医師会理事(プライマリ・ケア担当) ※ 在宅医療に熱心に取組んでおられます。
武田節夫 (株)全国訪問健康指導協会 代表取締役 ※ 同社は10年ほど前から、大手健康組合と組んで組合員の扶養家族となっている高齢者の訪問健康指導を行ってこられました。その事業が高い成果を上げましたところから、今日では多くの地方自治体と組んで国民健康保険・被保険者の訪問健康指導を行っておられます。日本における訪問健康指導のパイオニア的事業所です。
松丸 尚 千葉県指定訪問介護事業所・(有)北柏交通 代表取締役 ※同社は運転手の半数以上が介護福祉士かヘルパーの資格をもっておられ、 通 院時の乗り降りの介助をはじめ、在宅の訪問介護サービスを行っておられます。在宅介護の中でも最も難しいと言われている「夜間対応型訪問介護」にも取り組んでおられます。
森田吟子 東葛生と死を考える会 会員・患者を考える会 代表 ※ 同会は新松戸にある島村トータル・ケア・クリニックを拠点に、終末期患者の自宅や病院を訪問し、患者本人、ご家族の話を聴いたり、アロマトリートメントを行うなどして、患者と家族の心のケアをボランティアで行なっておられます。
コーディネーター 上橋 泉 東葛生と死を考える会 名誉会員 ※ 上橋議員は平成3年、水野治太郎・麗澤大学教授他若干名と同会を設立しました。同会は、身近な肉親をなくされた体験者の話を聞くことなどからスタートし、徐々にではありますが、悲嘆にくれる方々の心のケアをめざしてボランティア活動の領域にまで進んで参りました。この過程で同会の会員は、日本の医療・福祉について、さまざまな勉強をしてゆく機会を得ました。
主催者 : 柏市政研究会(代表:上橋 泉)
※
同会は、柏市民の最も関心の高い問題で、市の行政にからむ問題をとり上げ、毎年出席者との対話型のシンポジウムを開催してきました。昨年は医療・介護・障害者福祉の大きな制度改革の行なわれた年でありましたところから、明年以降も、これらをテーマとしてシリーズのシンポジウムを行うことを企画しています。
出席連絡先: 柏市政研究会 277-0831 柏市根戸467−119 TEL:04−7134−1237,5066 FAX:04−7134−1776 |
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