週報ぶどうの枝
今週の御言葉より抜粋

「恵みと平安がありますように」(11/4)
 どうか、私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたの上にありますように。
 ガラテヤ人への手紙1章3節

祝福から生まれる一致
 最近「モンスター親」と言われる保護者が、学校や先生を苦しめています。担任の先生などに、無理難題を突き付けてくる保護者が非常に増えているというのです。それに対抗すべく、先生たちも勉強会などをしている様子がテレビのニュースで流されていました。もちろん、学校や先生も完全ではないので、色々な要求を受けるのは当然ではありますが、それがあまりにも行き過ぎた事態に、どうやらなっているようです。学校や先生に限らず「権威」と言われるものが、様々な分野で影響力を失いかけた時代になっているのではないでしょうか。
 今回から、ガラテヤ人への手紙からのメッセージとなります。執筆者はパウロを中心とした彼の仲間であると考えられています。書き出しはいつものように、受信教会へのあいさつで始まっていますが、この手紙でパウロは、自分の使徒性とその理由を強調しています。ここから、ガラテヤ諸教会の抱える問題の原因が垣間見えます。それはやはり、主からパウロに与えられた使徒的権威への疑いです。コリントの教会もそうでしたが、この権威を正しく受け止めることが出来ないと、そこをサタンが突いてきて、ニセ教師を送り込んだり、メンバー間に不一致を起こしたりして、教会の交わりが破壊されはじめるのです。権威を正しく理解して、その権威を用いたり、その権威に従ったりすることが、教会をしっかりと建て上げていくための、一つの大切な原則であることを教えられます。
 パウロにとって、自分への不振が渦巻くガラテヤの諸教会でしたが、それでもパウロは「恵みと平安があなたがたの上にありますように」と、ガラテヤ諸教会への祝福の祈りをささげています。言うべきことははっきりと発言し、時には辛辣な言葉も用いるけれども、パウロの根底にはいつも、諸教会が建て上げられるためという愛が流れていました。相手を祝福する、そこから一致が生まれます