●オヤジの20代後半は「クライマー」が本職で、仕事が趣味みたいな生活でした。
   サラリーマンをやりながら、年間150日間を山に費やす生活が出来たのですから
   思えば良き時代です。海苔とタマゴと納豆を食べてれば健康で、あとはコーヒー
   があれば言う事無し・・の食文化で、スーツは無くても最新の山装備ありという
   バンカラ独身生活を謳歌しておりました。
    近い将来に、オヤジ教室で息子達を「穂高岳〜大キレット〜槍ケ岳縦走」に
   つれて行くと宣言してあるものの、今やオヤジ腹は出る、腰が痛い・・・・で、
   子供達の士気と体力が出来上がるまでに、オヤジのパワーが残っているかが問題
   です。
   暇をみて、昔の山行記録をまとめて、「山ウンチク」でもして見ようかと思って
   おりますが、先ずは思いつくままに山行記録のタイトルだけでもどうぞ。
                                               (1999.1.1 記す)
処女山行ジャンダルム おやじの処女単独登山は北アルプスのジャンダルム越えでした。何とも恐いもの知らずで、登山靴を買ってから2度目の山行でした。23才?
ページタイトルの「西穂高岳〜奥穂高岳(馬の背)」は、その時のスナップ写真。忘れられない風景です
西穂高岳〜奥穂高岳〜槍〜雲の平〜薬師岳 上記処女単独登山のルート。体力まかせに一気に北アルプス銀座を夏山単独縦走したもの。途中、台風のために黒部ダムまでの計画を中断して下山するも、テントを背負っての単独縦走ではかなりのロングコース。
剣岳〜別山〜黒部湖〜針ノ木〜鹿島槍〜白馬岳 これも体力まかせで、テント背負って初秋の(2nd)単独縦走。剣岳は吹雪、積雪でルートを失う。鹿島槍は台風で猛吹雪と突風と言う凄まじい単独縦走となる。この時期このコースは無人状態で3日位は「人間」と一度も遭遇せず。IZUZU OYAJI雪と岩タイトルのピッケルの隣のブロッケンの写真はその時のものです。
南アルプス全山縦走 甲斐駒ヶ岳〜北岳〜塩見〜聖岳。普通は何度かに分ける縦走コースを一気に歩く。山小屋が全て閉鎖されてからの秋山単独縦走。スタートは37kgのリュックだったが、最後の2日は食料切れ。人相が変わるほどの日焼けと垢。
御神楽岳 我が父なる山。社会人山岳会に入ってからも単独山行多し。この越後の御神楽岳の沢は40m級の滝が続き、地図の空白部分である。新潟県の古い岳人の記録を持って、単独岩登りに挑む。滑落し、雨天ビバークして、横に這う雷(イナズマ)を見る。ロッククライミングの洗礼を受けた山である。
谷川岳 遭難追悼山行等でかよう。最長ルートの四スラブが思い出深い。
冬期富士山 ヒマラヤ登山トレーニングの場。すさまじい突風の中でテントのポールが折れる。こんな中で、大キジ、小キジは大変な事。
越後駒ヶ岳・金山沢奥壁 夏も融けない万年雪の上に800mも続く大きな岩壁がある。登攀途中ビバークして征服した「金山沢奥壁第四スラブ上部岩壁」は「岩と雪」に登攀記録を出し、第二登と認定された。
韓国・フリークライミング 韓国にはフリークライムに魅力的な岩山がある。花崗岩に爪を立てて攀じ登る。筋力と登攀技術の限界に挑む。
アイスクライミング 氷瀑登り。氷瀑にアイスハンマーとピッケルを打ち込んで登る。
厳冬期岩登り スノーシャワーを浴びながら攀じる。行き着くところは・・・。
沢登り 夏山の楽しみ。シャワーを浴びながら滝を攀じる。谷川を楽しむ。やぶを漕ぐ。自然を満喫できます。
楽しい東北の山々 東北には良い山が沢山あります。下山してからの露天風呂はまた格別です。