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 松山藩松平隠岐守歴代殿席一覧 ●●
代数 藩主 殿席 極 官
藩祖 定勝 溜間 従四位下
左近衛権少将
定行 溜間 従四位下
侍従
定頼 帝鑑間 四品
定長 帝鑑間 四品
定直 帝鑑間 従四位下
侍従
定英 帝鑑間 四品
定喬 帝鑑間→溜間 従四位下
侍従
定功 帝鑑間 五位
定静 帝鑑間→溜間 従四位下
侍従
定国 帝鑑間→溜間 従四位下
左近衛権少将
10 定則 帝鑑間 無官
11 定通 帝鑑間→溜間 従四位下
侍従
12 勝善 溜間 従四位下
左近衛権少将
13 勝成 溜間 従四位上
左近衛権少将
14 定昭 溜間
老中
従四位下
左近衛権少将
○松平隠岐守は帝鑑間から溜間詰へ転ずることができる数少ない大名家のひとつでした。
 ※武家官位の順序は下位から順に、五位→四品(しほん)→侍従→権少将です。

【溜之間と帝鑑間の格差】
 1.殿席の特徴
  帝鑑間:徳川将軍家に古くから仕えていた城主格以上の譜代や家門が詰めていました。
  溜間詰:譜代筆頭格の井伊掃部頭、将軍家連枝の松平肥後守、水戸家筆頭連枝の松平讃岐守が詰めました。
       この三家を常溜とよんでいました。
       他には帝鑑間から転ずることができる、松平越中守(松平隠岐守の分家)、松平下総守(奥平家)が詰めました。

 2.職務
  帝鑑間:特になし。
  溜間詰:5日か7日に一度江戸城へ登城。
     白書院で将軍家のご機嫌を伺い、溜間に控える老中に挨拶して退出するのが常でした。
     白書院では、老中が将軍に拝謁を賜い、政治上の諸問題を言上、将軍家や老中は溜間詰大名に諮問
     することもありましたので、溜間詰大名は家門もしくは譜代に限られてきました。
     このように溜間は老中格としての権威、そして元老のような権威を持つようになりました。
     結果として、溜間詰は殿席の中で最も格式が高くなり、名誉でもありました。

 3.官位
  帝鑑間:五位〜侍従
  溜間詰:侍従〜権少将

  このように帝鑑間と溜間詰との間には、大きな格差がありました。