紅葉求めての旅で嬉しい再会と悲しい永別と

常滑・名古屋・稲武・足助・寸又峡  2005.11.23(水)〜26(土)

 今年の紅葉は東北から関東は10日以上の遅れというが、中部地方はどうだろうかと心配しながら有名な香嵐渓の盛りを例年とそうは違わないだろうと狙って、毎年年末に行く常滑と今年は新茶の時期に行けなかった寸又峡も組込んでの旅に出た。というのは昨年の浜名湖花博に出かけた折、多治見まで足を伸ばして稲武の夏焼温泉に泊まっての帰りにそこからちょっと南下すれば香嵐渓に渋滞を避けて行けそうだと気がついたからだ。

 12月に近所の女房の友人達を引き連れて干し芋などを買いがてらの駿河遠州日帰り旅行を計画していたので、今回は名古屋に直行することにして朝7時と普段より遅い出発をする。東名は祝日なのでこの時間は横浜ICまではノロノロの渋滞、でも連休ではないのでその先厚木からは順調で愛鷹PAで一休みしただけで岡崎の先まで走れば新しいジャンクションが出来ている。愛知万博で名古屋地区だけは第二東名も開通したことは聞いていたが事前に調べていなかったので標識案内が読取れずそのまま通過、次の上郷SAに立寄りJHの案内に聞けば手前で分岐すれば最初の目的地有松には高速でそのまま行けたそうで、もう過ぎてしまったから次の豊田ICで降りて一般道でと教えられた。ナビも1年前の地図だからこういう時には役立たずですねぇ。豊明市内を抜けてR-1に入れば高速が出来たせいか道路は空いていて至ってスムース、昨年までの渋滞がウソのよう、11時には有松に到着して絞り会館の駐車場に駐車する。まずは昼飯でもと、ここ数年建設中の駅ビルはもう出来ただろうと古い町並みを見ながら歩けば駅周辺の区画整理もあらかた終わって道路も広くなっている。ビル内にはスーパーイオンがキーテナントに入って洋食、讃岐うどんセルフの店のほかに、静岡で美味しかった回転寿司の徳兵衛があったので手軽でいいやとここで食べることにする。まだ客が少なくて元気よく鮨が廻らないせいもあるけれど静岡のネタに比べるとやや落ちるかなと感じるもののまぁまぁで、安上がりで腹が満ち、讃岐うどんもさらに一杯だけと思っていたのは諦める。会館に戻りながら絞り染の店をいくつか覗き、古い商家造りの店で形状記憶絞りの裏表着られる上着が軽くて暖かいと女房は買込む。そしてここ2年ばかり古い工場と店が解体で無くなったため会っていなかった久野染物店の新しい国道沿いの工場に行けば、家の前でお婆さんと懐かしい再会、先方もまぁ嬉しいと喜んでくれ事務所2階の柄見本展示室に案内してもらう。社長である息子さんにこちらは私のお客様よというお婆さんは80歳になったとかだが、まだまだ元気そうでなによりでした。工場は豆腐屋さんだった場所をたまたま買えて、染物に必要な水があってなにより運がよかったとか。柄見本は中国にマネされないような技術が要るものを多く手がけているという話通り、コシノヒロコ注文の絞り生地や銀座シャネルの壁面を飾ったという透けた薄地布など男の僕が見てもなかなかのもの、旨く使えば服以外にも装飾や照明衣装などにもいいんじゃないでしょうか。メーター3500円という安い方の藍色地に水玉状の白丸と絣風丸の絞りを抜いた布地を、初めは巻きスカートにして飽きたら暖簾にしようとまだ絣模様の絞り糸が残っているのをほどき方を教わって女房が買う。定年退職して好きな時に来られるようになったと話せば、あなた方はいろいろなところに旅行して買物しているから良いもの沢山知っているでしょう、うちの生地なども含めて商売すればなどとおだてられ、半分は本気になりそうですぞ。

有松の古い町並み

久野染物店の布地展示の一部

 またの再会を約して別れ、西区に出来たというノリタケの森という旧い工場を保存再活用したスポットに行ってみる。レンガ造りの工場を再生、展示館やレストラン、ミュージアム、販売棟となり、全体は煙突をオブジェに芝生公園風に整備されている。アウトレットの規模は厚木よりは小さいもののこちらは食器類だけではない最先端セラミック製品を含めたノリタケの技術紹介に力を入れているらしい。でも観光客はノリタケブランドの陶磁器だけが目当てでしょうからそれだけなら厚木で十分ですね。現在まだ使用していないレンガ造建物が真ん中に残っていたから、その活用で工夫してもらいたいですね。時間が少なかったのでざっと一回りして常滑の宿に向かう。

レンガ造の旧工場を上手く生かしてリニューアルした施設となっている

 常滑の定宿である坂井温泉湯本館はこの時期の平日扱い、祝日で昼間に利用した客はあったようだが泊り客は我々を入れて3組のみ。宿の部屋から海を見るとライトアップされたセントレア空港が浮かんでおり、ひっきりなしに飛行機が着陸してくるのが見える。音がしないかと聞けば、風向きによっては聞こえることがありますというが全く分からない、飛行場の影響はほとんど無いようですね。民間主体の建設運営で屋上に温泉があって人気だそうですがわざわざ行ってみることも無いだろうと、遠くから眺めるだけにしました。今回は今まで食べきれない有様だったので一番安い料金の料理にしたのだが、さて夕食はこれまでのクルマエビ塩焼が無くなり、刺身は舟盛りから皿盛りとなり高級魚のヒラメも入らない、またカキなどの一品も出てこない。焼魚はカサゴからセイゴに代わり、ワタリガニは一人一匹から二人で一匹となっていた。安い地魚で徹底したことになって、これでもかなり腹一杯で結構美味しく頂けましたよ、年取ったらこれで十分じゃありませんか。ちなみに朝食の刺身もありませんでしたけれどね。

夕食と朝食
一番安くてもこんなに出てくる

 二日目の午前中は常滑の陶磁器の道を一回りした後、セラモールにも立寄って名古屋に向かう。今回は焼物を買うつもりはあんまり無かったのだが、ちょっと入ったSPACEとこなめという店で、一人で店番していた若い店員が茶注を眺める女房に説明をし、作家の違いや良い茶注の見方など丁寧に教えてもらい今まで聞いたことがなかったと感激して思わず一つ購入してしまった。茶注は工程が多くて作り方に作者毎にこだわりが有り、まずは職人ものと作家ものの違いを一人で作り分ける人がいるとか、茶漉しはあくまで手作りが良くてその部分の形で玉露専用(作家ものはほとんどこちらで穴が小さい)と全てのお茶用にいいものがあるとか、蓋は重く本体が軽いもの、本体の蓋縁部分や注ぎ口などだけは丈夫に厚くしてありさらに蓋縁部分の裏が滑らかで出しガラ茶を棄て易い工夫があるもの、取っ手と注ぎ口の角度は90度よりやや小さく出し口の下がややその角度内側に向いているもの、さらに注ぐように傾けて注ぎ口先より低い注ぎ残し部分が残らないものなどなど、こんなこと皆さん知っていました? 茶注ひとつでもこんなに勉強しちゃいました、ちなみにこの店員はちょっとだけ作陶しているとか。

登り窯のある広場脇の公営の展示工芸館

古い民家、倉庫を活用した喫茶、ベーカリー、陶器屋などの複合施設

 名古屋は昨日に徳川美術館で国宝源氏物語絵巻の特別公開、尾張家伝来のものと蜂須賀家伝来を買取った五島美術館保有のものを一同に会して展示しているということを知ったので是非にとやってきたのです。数年前は外に駐車場があって、美術館は古めかしい建物があっただけだったのが、こちらも万博で整備したらしく徳川園なる庭園が整備され、尾張家別邸和建築はフランチレストランになり、美術館自体も増設されている。さすがに国宝中の国宝、平安時代白河上皇時代に描かれた最古の現存源氏物語絵巻の限られた短期間の公開というので平日というのにかなりの見学客、やはり爺ちゃん婆ちゃんが多いものの学習見学の女学生なども加わり絵巻展示の前は人だかり、順番を待ってじっくりなどどれだけ時間がかるものかという状態。さすがに千年を経て古色たっぷり、色はかなり劣化したものもあるものの、あとの順路に展示されていた鮮やかに修復模写された絵を見れば原本は永い時間の厚さを身に帯びてやはり重々しくも有難くもという雰囲気が感じられましたよ。こういうものを見るにつけ、達筆の古文の読解が出来ないのが残念に思うのですがそこまでプロにはなれませんね。この旅行中の新聞記事で、美術館を今の形に確立した当主が我々見学の前日に亡くなったということを知ったのもなにかの因縁でしょうか。ここでかなり時間がかかったので、もう一箇所名古屋で旧い家並みが残るということで最近話題になった四間道という場所をちょっとだけ偵察してみようと、数人訪ねてやっと知っていた徳川園入口の事務員に場所を聞いて行ってみればそのものはアーケードのあるそこいらの商店街でこれに直行して入る細い道に軒の低い古い民家がいくつか並んでいるもののつぶさに見て廻るには時間が無い。駐車場も探さなければいけないしで、ここは次回来るなら見るだけの価値があるかも含めてよく下調べしてくる必要がありそうです。

徳川美術館正面

美術館裏の日本庭園

 ナビに従って稲武に向かえば猿投グリーンロードを通る予定が、教えていた道路が一般道となっているのに気づかず予定より時間が掛かってしまったが奥三河に入る。対向車線の帰り車の行列を見ながら翌日見物しようという香嵐渓手前まで来れば、もう日が暮れたというのに渋滞が残っているのにビックリ。あとで知ったのですが夜9時までライトアップしていて、それを見物に来る車も多いんだそうです。地元車らしきが香嵐渓手前から左のやや細い道に入るのを見て、ナビで先の方で合流するのを確認してあとに続けばこの道沿いは足助の古い町並みがかなり残っていて面白そう。20数年前子供達を連れて香嵐渓と川沿いや三州足助屋敷を廻った時にはこんなに町並みが沢山残っているとは知らなかった。それから今までもまだこんなに生き残っていたなんて貴重な場所じゃありませんかね、香嵐渓と足助屋敷と鮎だけででなく、街全体で修復整備すればもっと観光価値が増すと思うんですが。これは明日の予定を変更して町歩きも加えて昼過ぎまでこちらを散策しようと女房と話しあう。

 本日の宿である照苑のお母さんは名前では分からなかったけれど顔に見覚えがあると出迎えてくれる。この前の9月の連休では2組だけだったが今度は平日で我々だけが泊り客で貸切状態、古い木造校舎風宿が懐かしい宿の夫婦二人は輪島出身で向うにも家があり、主人は元ホテル料理長だったとか。能登料理と洞窟風呂という謳い文句で昨年泊まったのだが安いし香嵐渓が近い上に名古屋方面とは逆方向から入れるのが好都合ということでまた泊まることにしたのです。聞けばこちらからなら混まないけれど駐車場は平日でもかなりの混雑だと。食事の方は前回は能登料理というもののイシル鍋以外は印象が残っていなかったが、今回は香箱蟹とタラの白子の天ぷらとお吸物が格別に美味しく、松葉蟹解禁の時期に泊まるのがここは絶対に正解、ただし石油ストーブ暖房なので寒さ対策していきましょう。食事時間はずっとお母さんが話し相手になってアットホームにがここのいいところ、なんでも香箱蟹は子供の頃のおやつだったそうだ。

照苑

洞窟風呂屋根

夕食の一部

 翌朝また来てねの声に送られ宿を出て、一旦は設楽町の車で10分弱のアグリステーションという農産物直売所に立寄る。ここは場所柄安いのと地元ならではの食材加工品などがあり、今回も大葉珍味という鶏味噌薬味風珍味を買い、150円と安いガーデンシクラメンも我家の玄関先の植木鉢の増植えにと買込む。また戻ってから南下して香嵐渓に到着すれば既に駐車場は満車表示が続き、中心部の町営大駐車場になんとか入れた。観光バスも沢山来ていて観光客で溢れているのにビックリ、車中のラジオでも車も人も一杯でウンザリという訪問客のコメントがあったが、ここは関東のいろは坂かな。この辺りは何故か楓が多く、川沿いにも大きな樹木に育った楓の枝振りが張り出し紅色が川面に映える。この楓は自然にあったものに後からも植えられて増えたのだろうか。香積寺がある小高い場所の杉などの大木の下にも楓があり、日当たりの少ない場所の葉はまだ緑であるが、日光が透ける場所では色づいて裏側からの紅葉も美しい。

 紅葉巡りしたあとは足助屋敷はもう見たからと生の風情が一番と旧中馬街道沿いの古い町並みが残る旧市街に向かう。町並みは川を挟んで橋で繋がりながら3本の併行した通りからなっている。これに国道となっている一般道が町全体を囲むように東側を湾曲しながら大曲りしているロケーションで、香嵐渓はその東側にあるから紅葉見物だけではこの奥が分からない。町並みは普段の生活が営まれ、あまり観光ずれしていないのがいい。古い蔵造りで本屋と奥に喫茶ギャラリーがある店の細い脇道など風情がありますねぇ、また老舗風の和菓子屋は3軒もあったり、陶器屋には古いものも売っていたりでこういう町は好きですねぇ。国道沿いにも大きな骨董屋がありましたがそちらはそこそこの値付け、つづら屋というこちらの方は値段がバラバラでこれがこんな高いのというのもあるもののこちらはまた安いねぇというのが微笑ましい。明治から大正という色絵なます皿は1枚500円に5枚全部買ってしまう。隣側にも並べていた同じ手の中鉢を見つけた女房が値段を聞けばそれも500円でいいというのでこちらもすぐに奥方のお買上げ。ここで昼に美味しい店を聞けば鰻屋で行列が出来る店があり早く行った方がいいと薦められたのですぐに訪ねればもう数人が並んでいる。しばし待って入店、メニューを見れば鰻丼は並1100円、上1300、特上1650円、鰻重1700円とは安いですねぇ。上を頼んで待つことしばし、僕は肝吸い100円追加にしたのですが浜松出身の僕も納得の味でした。また風外という和菓子屋で女房が風害虎餅という菓子を買った時にレジ奥に柱時計が動いていたので何日巻きと聞けばもうオーバーホール時期にきているので1週間もたないという返事に、修理代が高いでしょうと問い返すとすぐ近くの時計屋のお爺さんに前回も頼んだけれど今度ももう頼まなきゃ、でもお値段はどうかしらねぇと。早速神谷時計店という店で修理代を聞けばゼンマイ巻柱時計なら修理できるけれど1週巻きは4000円位と、東京での15000円位見てくださいとの差をそのままここの良さに置換えたくなってしまいました。この夏で振子がすぐ止まるようになった柱時計を来年はここに持込んで直してもらおうかな。

香嵐渓の紅葉

山全景

懐かしい風景の足助の町並み

鰻の川安

 午後1時過ぎに足助をあとにし岡崎に出てからしばしR-1で浜名湖方面に向かう。流れが順調なら高速より途中の何かが発見できそうな一般道を思っていたのだが存外に走れず到着予定時間が縮まらない。もう日が暮れるのが早くなっていることだしで三ケ日ICから東名に乗って牧野が原ICで降り、大井川沿い遡って寸又峡の甚平には暗くなった5時半ごろにやっと到着。出迎えは茶髪のアンちゃんと若いお嬢さんでいつもと違う顔ぶれ、常連客かどうか知らないから説明が丁寧なこと、でもお嬢さんの愛嬌はいいですねぇ、もしかしてお孫さんかなと。食事は6時からというのでまずは一っ風呂と早速に飛び込んで早上がりできっちり6時に食事処に行けば我々が最初、僕らはやることが何でもキッチリしているんだと言いながら膳の席に着く。我々より早いお着きの3組も次々に入ってきて、しばらくして遅い到着の2組も加わり計6組の泊り客であった。給仕するお嬢さんにここの娘さん?と聞けば、いいえ私アルバイトですとの返事。いつも話し相手してくれたお婆さんが見えないからもうリタイアしてお孫さんが接客係をするようになったのかと思ったと言えば、私はお会いしたことが無いですけどこの8月に亡くなられましたと言うのには、それはそれは残念なことでした。あえてここの家族関係は聞かなかったので知らなかったのですが、お婆さんの実子は息子の方で裏方で見かけた女性はお嫁さんだったということをこの時にアルバイトのお嬢さんから聞いた。これまでも帳場番だったユル・ブリンナー頭の息子にお悔やみを言って、お婆さんが80歳だったことも知った。もう疲れる歳になりましたと言いながらその歳まで接客によく頑張っていましたね、いつもご贔屓にと必ず食事の席に来て話をしたのが懐かしく思い出されこれからはちょっとばかり寂しくなっちゃったなぁという感慨を禁じえません。いつもは6月ごろにここに泊まったのに今年は軽井沢の建替えなどあって来られなかったけれど、もうその頃には具合が悪かったらしく、永久の別れになってしまいました。そうなると接客のメインをアルバイトのお嬢さんに任せる訳にはいかないと思うから、ブリンナー頭の男がやるのはもっと変だし、引っ込み思案なのか今まで表舞台に出てこなかったお嫁さんに一念発起してもらうしかありませんね。今後を見守ってみましょうか。この3泊旅行は今日も一番安い基準価格で予約したのでいつもより品数が少ない夕食、見れば1組だけが上のランクのようで鹿刺と天ぷらが供されていましたが、慎ましくこんなものでご飯一膳を最後にというのが健康的、ただニジマスの塩焼は暖かいものを出しましょうよ。この客数ぐらいなら十分出来るはず、以前はあとから焼立て川魚がでてきたはずだったけれどねぇ。

朝食

夕食

紅葉の名残の寸又峡

 翌朝の朝風呂は露天に内風呂と2回も入って7時半から朝食をとり、8時には夢の吊橋まで往復約1時間強の散策に出る。期待した紅葉は2週間から10日前が盛りだったそうで、11月末は予想した通り半分は葉が散ってそれでもアチラコチラに残り最後の黄や赤の色を見せてはいた。やはり香嵐渓よりこちらの方が山奥ですからねぇ。旅行最後は土曜日、ここ寸又峡も今年最後の行楽客で賑わい大型バスも入るらしく、帰り道では2区間でかなりの距離に渡って交通規制をかけ上下一夫通行にしていましたが、最盛時はこりゃぁ大変なことになっているなぁとよーく分かりましたよ。いつものように久能尾に峠越えすれば一箇所だけ展望駐車場が新しく出来ていて、この日はいいお天気で真下は緑の植林、その上は紅葉のなだらかな山、ずっと向うに白い富士山という絶景を初めて眺めてから尾崎商店に到着。店には幸いにお茶作り名人のお婆さんが居て、今年は新茶の時期に来られなくてと言えば、まぁよくいらっしゃいましたと1年半ぶりの再会。来年の新茶までのちょっと良いお茶を購入して別れ、途中の農産物直売所では安い番茶を仕入れて帰路につく。

 12月に近所の仲間と焼津買出し計画があったので、ちょっと遠回りながら下調べと焼津おさかなセンターに立寄り、鷲尾商店がやっている食事処まるまんで海鮮丼800円を食べれば、ネタはマグロ、穴子、イカ、タコ、ミル貝、ホタテ、甘エビ、生シラス、厚焼玉子など種類豊富ではあるものの、すし飯の量が女性向という品の良さ?、確かに美味しいけれどこういう市場には清水みたいに豪快にというのが僕の好み。でも毎日限定数というまるまん定食2000円を食べている客のお膳を見れば、マグロの珍しい部分の塩焼や刺身に揚物がついてボリュームがありましたから、次回はそれを注文しましょう。こことヤイヅツナコープで買物し、大崩海岸の景色も眺めて静岡ICから乗って我家には3時半と早々の帰還となりました。

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店データ

・久野染物店 新店舗 名古屋市緑区鳴海町境松 4・2 052-621-1041
・ノリタケの森      名古屋市則武新町 3・1・36   052-561-7290
・徳川美術館      名古屋市東区徳川町 2・27    052-935-6262
・照苑           稲武町大字夏字シホノタワ 6  05368-2-2116
・川安           足助町足助字西町 14・3    0565-62-0644