万歳!ビーナスラインが無料になったぞ

霧が峰ビーナスライン  2002.08.31(土)

 夏真っ盛りのシーズンは白樺湖周辺の道路は混雑でウンザリなんですが、もう8月も最終日となれば空いてきているだろうと、今年から無料になったビーナスラインの絶景を楽しみに松本まで抜けるドライブに出発。信州は碓井バイパスやビーナスラインが無料化されて、今年の後者の交通量は2割増しだったと新聞にも出ていましたしね。

 軽井沢を朝9時に出て佐久経由で浅科、立科と西進、そこから左折して蓼科方面へ登って行く。もう秋の花、松虫草が咲いている道を進めばまず第一のチェックポイントは看板を目印に右折して少し入った長門牧場。何年ぶりかで来てみれば昔の木造で小汚かった建物は無く、小奇麗なレストインに様変わり。食堂はメニューも増えてここで昼をとるのも良いのでは。外のバルコニーでも食事できるので犬を連れてきても大丈夫なのが嬉しいですね。なおここで使っている食材は乳製品とパン以外はよそから仕入れているようで、ハム、ソーセージは腸詰屋のもの、ビールはOH!LAHOの地ビール、これはこれで美味いものを入れています。特筆すべきはここのソフトクリーム、新鮮フレッシュ牛乳の脂肪分豊富な味わいは一級品で是非ご賞味を。牧場内の草原も昔は伸び放題だったのですが、小さな犬でも沈み込まない程度に整備され、この時期でも以前の最盛期より観光客が多くなっているんじゃないでしょうか。北は浅間山、南は蓼科山と雄大な景色も楽しめ、人間様だけでなく我が愛犬もこういう所に連れてくると嬉しそうですよ。

 ここからメイン道路に戻ってさらに南下、すぐ傍には第二牧場の店舗が道路沿いにあってソフトクリームだけならここで済ます手もあります。蓼科の別荘地まで来ればまずは女神湖、ここは春の座禅草で有名。その時期には訪れたことの無い我々はここはいつも通り過ぎるだけで白樺湖まで直行。白樺湖周辺も一大観光地化していて様々な施設がありますが、子供連れであれば遊べるんでしょうけどねぇと言いつつここもチラッと横目で通り過ぎて行きます。数年前に日帰温泉施設すずらんの湯ができたそうですが700円と信州では高めの料金でこれも観光地値段。白樺湖は茅野、上田、ビーナスラインへの分かれ道の結節点なのでここに車が集中して混み合うのですが今日はスムースにビーナスラインに進む。ここからはあまり先を急がずに白樺湖と蓼科山の絶景ポイントとなる駐車場を探してください。さらには八ヶ岳の勇姿も現れ、車山などの草だけの起伏が続く特異な景観も悠々と広がり、また眼下に茅野方面の盆地も望めたりで、何箇所か停まって写真を撮りたくなってしまうのです。

 車山ロープウェイや八島湿原などの観光スポットには駐車場がありますが、八島湿原では駐車待ちの車が並んでいました。僕はここには7月上旬の日光キスゲのシーズンに来たことがありますが、今は松虫草やヤナギラン、アキノキリンソウなどでしょうか、今回はパスして先を急ぐことに。諏訪方面との分かれ道を美ヶ原方面に入ると風景は木々が繁る馴染みの山の姿がメインに変わる。そして南西と西にはアルプスの山並みの遠望に選手交代。途中美ヶ原彫刻美術館は右手の分岐のドン詰まり、それこそ野外彫刻が映える雄大な景色が眺められ、それも北側の盆地から浅間に続く一大パノラマには初めて訪れた時にはビックリ、こんな展望が現れるとはと感心しきりだったと記憶していますが今回は南側の勇姿だけで堪能したことだしでここもパス。さて松本にはこれも無料となったよもぎこば林道で扉温泉近くを通って行くことに。もうひとつの以前からの一般道はかなり狭い道で対向車があると擦違うのに苦労したので無料となればこちらがお薦め。扉温泉には鄙びた森林組合だったかの公衆温泉桧の湯がありますからお好きな方はどうぞ。松本市外に入る手前は山辺地区で葡萄の産地らしく、最近ワイナリーができてレストランも併設されていました。もちろん葡萄や農産物直売もしていますよ。竜宝が一房340円というのは安いんじゃないでしょうか。さらに、かの僕が一押しの味噌、醤油の大久保醸造はこの近く里山辺にあるのです。本物のポン酢など味噌醤油以外の製品も買いたいならここまで来なくてはなりません。真面目にいい仕事をする親父の顔も是非見ていってください。

白樺湖と蓼科山

八ヶ岳を望む

 さてには午後1時過ぎには市街に思いの外スムースに到着、中町通のランチタイムが1時半までの創作和食の扉に入る。ここは僕が好きだったかじかのあとに花とびらも開いた店。夜のコースは3500円からとなっていますが昼は1000円の定食がお得で人気店になっています。この定食のメインは月替りのようですがお重2段に盛付けた中身とご飯に加え8月は冷うどんが汁物で供されもう立派なもの。室内はコンクリート打放しに鏡や黒を基調にしたモノトーンの洋空間と掘り炬燵風板の間の和空間があって雰囲気もいいですね。洋風空間のテーブルや椅子なども西洋アンティークなのがオシャレで女性客も多いのです。 さてには午後1時過ぎには市街に思いの外スムースに到着、中町通のランチタイムが1時半までの創作和食の扉に入る。ここは僕が好きだったかじかのあとに花とびらも開いた店。夜のコースは3500円からとなっていますが昼は1000円の定食がお得で人気店になっています。この定食のメインは月替りのようですがお重2段に盛付けた中身とご飯に加え8月は冷うどんが汁物で供されもう立派なもの。室内はコンクリート打放しに鏡や黒を基調にしたモノトーンの洋空間と掘り炬燵風板の間の和空間があって雰囲気もいいですね。洋空間のテーブルや椅子なども西洋アンティークなのがオシャレで女性客も多いのです。

 満足満足で食後は中町通をまたもブラブラ。蔵会館の今回の展示販売は八ヶ岳で店を構えているという人のギャッベで平米あたり50000円とまあ良心的な値段をつけている。中央民芸が遊牧民の絨毯展をやっていてそれでこちらも呼んだようで、民芸の方ではギャッベとキリムとの中間の厚さでもっと高めのソマックというのを中心に展示。これは2年前にここで今回よりもう少し安い値段で買い求め居間に敷いていますが、ギャッベは重くて扱いにくいので大き目のものならこちらの方が使いやすいと思います。蔵会館のギャッベでは玄関マットにちょうど良い5色の地に独特の面白い絵模様が入った52000円というのがありましたが、その柄をサカナに草木染の魅力、絵柄の持つ意味、自分で洗う方法、はては犬を飼っていても何故かこの絨毯にはガリガリしないなどと話だけ盛り上げておいて今回は買わずにサヨナラ。というのもこれから軽井沢に戻る途中に上田の家具のみなとに寄って、お盆に頼んでおいた栓の無垢板のオイルフィニッシュが出来上がったというので受取に行くことになっていて、そちらに入り用があったからなんです。

扉店内とランチ

 犬連れでの旅行では、我が愛犬は内弁慶なのかどうなのか、外ではほとんどエサを食べないので夜だけはあまり遅くならないうちに帰ってから食事するのが最近の常で、今日もあとは湯楽里館で温泉にかるく入って帰還。さて明日は午前中に山を下り、松井田町の碓井峠旧道にある中山道坂本宿に最近できた峠の湯にでも入ってから日吉に帰るとしましょうか。

店データ
    扉              松本市中央 2・5     0263-38-0088
    花とびら           松本市深志 1・2     0263-35-7632

中町通の蔵会館

その後我が山荘の
洗面台になった栓の無垢材

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