昔糸偏、今は美術館

2002年       足利・桐生・黒保根・東村

 佐野の西は直ぐ足利、そのまた西は群馬県となり桐生、ここら辺は古くから坂東武士頭領の足利一族の根拠地(ちなみにこの南方は足利の敵方にまわった新田氏の郷)として開け、また明治時代の輸出品絹織物で財をなした裕福な土地柄の名残が残っているのです。それで意外な美術館やレストランがあったり、歴史を感じさせる雰囲気もあって、さらに奥に入れば日光に続く渓谷の風景と小さな温泉という楽しみもあるのです。僕は毎月第一土曜に開かれる桐生天満宮の骨董市を目当てにぐるっと宇都宮まで日帰旅行を数回試みているので、その際の印象が良かったところを紹介しましょう。それでは佐野の銘酒、第一酒造の開華でも買ってから西を目指しましょうか、但し全部を一日でというのは無理なので念のため。

 まず足利は中心部に、かの室町幕府を開いた一門の根拠地に相応しく足利学校跡を含めた遺構が鑁阿寺として濠で囲まれて残されていて、ここだけは時代を感じさせる風格が池の鯉にまであるのです。ずっと以前に一度だけ覗いてみましたが、昔はそれ以外の町の印象はこれといったものが僕には見当たらず、じっくりこの町を歩こうとは思ったことがありませんでした。それでこれまではこの町はバイパスを通り過ぎるだけでした。それが最近では足利学校の建物が再建され周辺は石畳が敷かれ観光に力を入れてきているようです。

 鑁阿寺以外で僕が立寄ったところを列記すると、まずは一度だけ食事にと行ったのがシェフがハンターというクチーナ・カーサ、ここの印象はごく普通、給仕担当は奥さんらしきで忙しそうに運動靴で飛び回っていたのだけ覚えています。ジビエ料理が食べられればまた違うかもしれませんが。雑誌などではレストランぽるかが有名のようですが、そちらはまだ立寄る機会がありません(その後訪れればイタリア料理系でかなり安くてファミリー向きの店でした)。またかの翁の主人が修行した一茶庵の本家があることでも有名ですがこれもまだ味わっていません。で、足利では中心部を外れた所に見所があって、まず4月下旬から5月初めであれば足利フラワーパークの藤、これはTVでも紹介されていましたが、女性樹木医が移植したという幹周り3.6mという大木で有名。ほかにも大樹や白藤のトンネルなどがあって見ものです。もう一つは日本一の古伊万里、有田焼を収集展示する栗田美術館。東京人形町にも分館がありますが、ここは小さな一山全体に展示館だけでも3棟に分かれ、江戸時代東インド会社によってヨーロッパ貴族の館を飾った華麗な大型壺などをはじめとして、数々の名品を観賞できます。今は亡き先代の衆議員議員の栗田英男氏が一代で収集したというのにはビックリで、この手が好きな僕には羨ましくもあります。10月の氏の命日は無料だそうですから狙って出かけられては。回遊式に一山を登り織りして景色も楽しめます。

鑁阿寺

復元の足利学校

石畳の敷かれた付近の商店街

 ここを出て旧50号で桐生の中心に入る直前、新宿という所には右手駐車場の奥に僕のお薦めのフランス料理ファンベック鈴木があります。昼は2000円と3000円のコースがあって後者はメインが魚と肉の二つとこれはもう嬉しいこと。魚と肉は3種類ずつから選べ、生花が飾られる小奇麗な部屋でゆったりと、この内容なら東京では5000円以上はするでしょう。メートルと言うんですか給仕の男女もしっかり者、いつぞや最後のデザートのスプーン、フォーク、コーヒー紅茶カップの別を注文を聞いた女性とは違う男性が4人分を再確認もしないでちゃんとそれぞれの前に置いて行ったのには感心しましたね。いつも昼はここでという予定を立ててしまうんです。

ファンベック鈴木
 奥の一軒家が店舗

 桐生は戦前の木造絹織物工場がレトロな雰囲気で残り、幾つかは見学できますし、展示スペースとして活用されてもいます。今でも絹だけでなく毛織などまで高級品の織元の工場が稼動していて、新たな魅力ある糸偏産業を工夫しているようです。絹錦織の織物参考館には見学にいきましたが、派手な織り絵などが作られていました。これは僕の趣味ではありません。明治にはかなり豊かだった町らしく擬洋風木造建築の元衛生所だった桐生明治館などもありますので足を伸ばしましょう。レトロな雰囲気の中、喫茶室もありますよ。そこからほど近くには焼芋でも壺焼(石焼よりホクホクでずっと旨い)の店(残念ながら閉店しました)があり、今では珍しいですから冬場は是非買っておきましょう、場所はそのあたりで聞いて下さい、安いですよ。さらに市内北部の丘の上には斜面に沿って建つ大川美術館があります。個人の収集としてはこれも立派なもの、最初軽い気持ちで入ってビックリ。さすがに倉敷の大原美術館とまではいきませんがルオーやピカソなどまであり、中でも目を引いたのは松本俊介や野田英治の作品の多さ。特に松本俊介の工場風景の寂しくも魅力ある作品などは今ではいくらの値が付くのでしょうか。入って順次下のフロアに降りながら様々なジャンル毎の作品の数、それに対し係りの人が展示室には全くいないというのにも関心するやら驚くやら、この鷹揚さ、大川さんはよっぽど絹で儲けた御大人だったのでしょうね。ここのミュージアムショップでは地元絹製品のスカーフなども染色作家物を販売していました。

 以前そこの受付の女性に旨い店はと聞いたところ、大事な客が訪れると昼時はいつも案内すると言って芭蕉というカレー屋を薦められた。なるほど、拘り主人の仕立てた異様なムードの店内は一度は覗いてみるのも面白いでしょう。カレーも美味しいとのことでしたが和風にアレンジしドロッとした手のもので、僕は地元横浜ニュータウンにあるラニのインド人シェフによるナンで食べる本場スタイルのシャブッとした方が好きですがどうでしょう。ほかには佐野藤岡ICまでの東北道で通った埼玉北部加須のうどんがこちら方面では有名ですが、桐生でもうどん屋には旨い店がいくつかあるとのことで桐生うどんと宣伝している。骨董市近くには町の食堂風の川野屋、少し本町の方に歩くと蕎麦・うどん屋の店相応の構えの藤屋本店がある。藤屋はサライにも紹介された店でコシがあるうどんにやや塩辛めの汁、川野屋はやや粘り気がある麺に僕には適度な甘辛さの汁、どちらも安くて旨いのがうどんというポリシーを守る嬉しい店なので好みでどうぞ。さて天満宮骨董市ですが、値段など概して特別に安いということもありませんし目玉があるわけでもありませんが、やはりこういう市は開催場所毎の特徴はあって、ここは古民具類、それも鉄物が多いように感じました。駐車場は近くの空地に用意されていますので安心して大物も買ってやって下さい。開催は毎月第一土曜日(1月は成人の日)ですからころを冷やかしながら出かけるのはお薦め、最近はこの日に合わせて布地を中心に売る買場紗綾市や本町通り沿いの路上でトポス楽市楽座などが開かれ、有鄰館では地元有志によるカラクリ人形実演も無料で見られて一層盛り上がってきているようですよ。トポス楽市楽座の骨董屋が並ぶ側の歩道を冷やかして歩けば昼時には鰻を炭火で焼く老舗泉新があってその匂いがタマランと座敷に上がればメニュー無しで2300円の一つのみとか。その味はやや辛めのタレではあるものの飯山の本多ほどではなく、炭火で表面カリッで中フックラの味わいに、蕎麦汁も辛いのが江戸の伝統だし藤屋の汁もショッパめだったなと妙に納得してこれはこれでかなり旨かったですよ。洋食では最近有鄰館前の木造長屋風建物の一郭1Fにビストロファンベック・マサミという小さなレストランが出来て昼にはいつも女性客中心に満席となっている。ランチは1000円からで二人で3000円と4000円というコースがあって高い方は魚と肉が両方付くというからまずファンベック・スズキの姉妹店で若い人がやっていると睨んだが、先を急ぐ我々は満席待ちでは時間の余裕がなくてまだ入れない。

天満宮骨董市  買場紗綾市  トポス楽市楽座

有鄰館

カラクリ人形芝居
  曽我の仇討

泉新

鰻重セットのみ

ファンベック マサミ

(平成17年の成人の日に今度こそはと午前1時間前に予約しておき、トポス市を開いている町を一回りしてから開店直後の席につけば先客は一組。予約しなくても今日は空いているのかなと廻りのテーブルを見れば予約席のカードが立ててあり、やっぱり予約していて良かったと、あとから来た客は2時以降でないとと断られているのにビックリしつつ女房と昨年の失敗が生きたねとややニンマリと話する。ランチ1800円の魚と肉料理が二つ付く真中のコースを頼めば、スープはポテトの冷製スープか野菜たっぷりミネストローネの2種と、さらに300円追加でオニオングラタンスープとブイヤベースの2種類が選べ、パンとコーヒー又は紅茶という内容、この日の魚料理は白身魚とホタテのポワレ、肉料理は牛ホホ肉と豚の赤ワイン煮込でこれはお徳。これにサラダとデザートが付くと2500円のコース。一番安い1000円のコースは魚か肉のどちらか、この日の肉は牛ホホ肉と鳥肉との2種類から選ぶようになっていた。腹も満足して会計時サービス係りの若い娘さんにファンベック鈴木との関係を聞けば、当店のマスターがそちらで修行してこちらに独立したとか、店の風格ではこちらはあくまでカジュアルで本家に遠慮してかあくまで安くて旨いを目指しているらしい。里帰りの若夫婦と孫達などを連れた大おばあちゃんを含む4代7人の客の話を聞いていてもこの辺りでは人気のようで、予約しておいた方が無難でしょう。若い女性達で一杯の中にそんなお年寄りも混じっているのは西洋料理と名乗ってはいるがナイフとフォーク以外に箸も添えられているようにかなりアッサリ味。我々が注文したミネストローネはトマト味を控えてやや和風といった感じ、ポワレはブイヤベースの途中出汁からソースを作った思われる魚介風味で酒田の欅の大きいホタテに濃香エビミソソースとは比べるまではいかないけれど、残ったソースをパンにつけて皿を奇麗にするのにもう一切れ追加無料のパン、これも美味しいからと頼んでしまった。肉の方はそれぞれがかなり大きい一切れの角切で出てくるが箸で切れる柔かさに煮込まれている、でも僕はこれを2、3切れに小さくしてもっと味がしっかり染込んだものが好み、やや肉のクセが最後に残るのが気になった。デザートもプラス300円で女房の好きなクリームブリュレがあったそうだが、正月休みの酒で太ったと今回はダイエットのため遠慮したようだ。最後のコーヒーは真っ白無地のなんの変哲ない丸型カットこちらももうちょっとシャレてもいいのじゃないでしょうか。かなり腹も満足して結構良かったねと店を出ようとすれば4人連れが空いていますかともう出入口戸ですれ違うという繁盛振り、特に女性に人気の店でした。)

ランチ1800円のコースでこれにデザートと飲物が付く

 有鄰館の店内にも喫茶室があって日本茶、中国茶、コーヒーが飲めるし、奥の塩蔵で随時ハイカラな工芸品などの展示ギャラリーが開いているので一服しながら地元有志による無料の人形芝居と共に見物するのもよいでしょう。その人形芝居は桐生華やかなりし頃祭りなどの人気出し物だったそうで、現在演じられるのは曽我の仇討と巌流島の二舞台、さてその内容は良く言えばホノボノ素朴なといえる演出の工夫に微笑するか、逆に昔はこんなものでも楽しみの人形劇だったのかとその稚拙さに苦笑いするかというのは言い過ぎですかな、でも熱心な地元有志の熱演には皆さんで拍手しましょうね。またこの周辺には染や織の工房もあるし、やや離れるものの昔風ノコギリ屋根の織物工場が残っていたりで見学場所はまだまだありますからこの個性をもっと売り出し、佐野ラーメンから足利学校と繋げて県を越えて地域一帯で宣伝したらどうでしょうか。交通網も前橋に繋がる北関東自動車道が完成すれば動き易くなるでしょうし、大間々から渡良瀬渓谷沿いに北上すれば日光にも行け、北西には赤城にも入れる昔からの交通の要、明治の絹景気の町から21世紀の観光の急所の地として賑わいを復活してほしいもの。桐生ではさらに時間があれば市街を外れて桐生バイパスの市街南東手前にも寄りたい所がある。その家は代々1200年続きこの地にても700年、その屋敷は母屋が江戸初期という彦部家住宅、この建物は重要文化財だそうで関東では有数の古民家とか、公開は土日祝だけですが一度は見学しておきましょう。またこちら側には日帰温泉施設、桐生温泉湯ららというのも出来ていますからゆっくりと訪れるのもいいんじゃないでしょうか。

 渡良瀬渓谷方面の案内を少ししておきましょう。市内中心部を出て桐生西部から大間々の端っこを抜けるまではやや渋滞もありますが、その先は黒保根村。物産直売所を過ぎると温泉か鉱泉か、小さな宿の看板が道沿いに現れ、さらに進めば右手に渡瀬渓谷鉄道の水沼温泉駅。実はこの駅舎の中にこじんまりした公衆温泉があるのです。小さいながらも露天風呂やサウナまであり、ちょっと一休みには貴重な場所と飛び込んだのですが、ほとんどが地元客ばかりで顔見知りの中に闖入した感じでしたね。通過した大間々も古くから栄えた町だそうでレトロな家や紅葉の名所さらに日帰温泉などもあるようです。 さらに渓谷に沿って北上すれば東村の富弘美術館。体育教師だった星野富弘さんは鉄棒から落下し全身不随となり、生きる糧に口に絵筆を咥えて水彩画を描く練習。その草花の絵とそこに加えられた短い詩文が評判となり本にもなりましたが、故郷に美術館ができてからというもの、女性客を中心にこんな田舎村に訪れる人が多いのです。詩を読みながら廻ると結構時間がかかるので館内は混雑するのですが、その短い詩文が良いので是非全部読んでいきましょう。それで最近手狭になった施設を建て替えようと国際コンペを実施したら1200点以上の応募が集まったというので、小さな村の手作りのコンペにこんなにもとこれも話題になりました。一等となったヨコミゾ案で2005年4月の開館に向けてこれからスタートするそうです。

 さらに北に進めばまた栃木県に入って鉱毒事件でも有名?な足尾銅山。今はもう稼動していませんが資料館があって、元坑道にはトロッコに乗って見学できるようになっています。そして渓谷沿いの道の最北端は日光いろは坂の登り口に合流。実はここまでの道は日光が混雑する時期は抜道として特に帰りの南下方向は渋滞するので注意して下さい。この辺の穴場の時期は日光の紅葉が終わったあと、ここらが遅れて色づくでしょうからその頃が狙い目ですかね。

 合流してから宇都宮に出る道も渋滞するのが常でしょうから、ナビで抜道を探した方がベターでしょう。夕方の宇都宮ではまた餃子にしますかね。これは昼よりも格段に安上がりでお土産まで調達できますよ。その有名な宇都宮餃子はガイドマップもあって多くの店が味を競っているが、何と言っても嬉しいのは値段の安さ、ほとんどの店が一皿6個入りで220円というのはドウダ!と言われても頭が下がるばかり。その原点は宇都宮にあった陸軍14師団が中国北東方面に派遣され長らく駐留したためで、その地の餃子を兵隊達が習って帰り、宇都宮出身者が多かった彼らが戦後引上げてきてから職に困り店を開いたのがはじまりそうだ。なかでも人気NO1は元祖的存在で宇都宮餃子会会長が主人のみんみん本店で、二荒神社近くにあって昼時はいつも行列。焼、水、揚の餃子だけの店なので長居する客はいないから多少の行列ならそんなには待ちはしないし、車で行っても向かいの駐車場の無料券を貰えるので旅の途中でも便利だしでまずはこの店で宇都宮餃子の味を確認しましょう。パリッとした薄皮の中に野菜がギュッと詰ってアツアツ、ジューシーな餃子を頬張りそれから他の店と比べるのが礼儀というもの。東池袋のナムコナンジャタウン餃子スタジアムにも宇都宮餃子各店の味をという来らっせという店がありますが、ここ地元にも同じ店を宇都宮餃子会がやっていて常時7店の餃子が食べられるというので、次はそちらで全店の味比べを腹と相談しながらやってみたらどうですか。僕が始めてここで食べたのは15年ほど前になるが、何かの雑誌で紹介されていた中国人で帰化したという耳の遠いお爺さん一人でやっていた目立たない郊外の小さくてやや小汚い幸楽という中華屋。中国人だったのでいわゆる宇都宮餃子より肉が多めで、中でも具入りスープの水餃子は鶏ガラの味がグッと舌に広がり思わず唸る旨さにその後数回ほど店を訪ねたものだ。年寄りだったので残念ながら閉店して今はあばら家が残るだけになってしまった。今でも幸楽という餃子店が市内の別場所に2軒あり、その当時最後に食べた時には手伝っていた若いのがいたからそちらで跡を継いでいるのかな、こういう思い出に残る店が無くなってしまうのは寂しいかぎり誰か知っていたら教えてください。さてB級グルメとしては餃子に加えて定番のラーメンもというのでしたらここで修行して暖簾分けのみんみん睦町店も選択肢に加えておきましょう、普通のラ−メンやニンニクラーメンなどが500円とこれまた安く食べられる。但し餃子の味もジューシーさでは本店の域にとはいきませんからセットで食べたい場合にお薦め、宇都宮近辺で時間が取れるのなら大谷石採掘の巨大な地下空間が見られる大谷石資料館とかそのすぐ近く石仏で有名な大谷寺、さらには温泉施設もあるろまんちっく村などの見物を兼ねてこちらを利用する手もありますよ。なお大谷石資料館に立寄ったら隣接の民芸品喫茶のかねいりも覗いてみて下さい、栃木北部や会津西街道でつながる奥会津のなかなか面白みがあって趣きのある工芸品をほぼ現地価格と思われる良心的な値段で販売しています。かの皇后陛下や雅子さま御買上げのヒロロがあったので珍しいねと聞けば、お客さんよくご存知でそんなお話を私も聞きましたと奥さんの返事、益子焼や染織、大谷石加工品などちょっとばかり欲しいなという品揃えで感心しますよ。そういえば何かの本で宇都宮は京都、鎌倉と並ぶ歌壇の中心地だったそうで、関東武士団のなかにあっても早くから文化的にすすんでいた土地柄らしい。宇都宮頼綱がその歌壇の礎で、あの有名な小倉百人一首も彼が定家に依頼したことで出来たものとか。また頼綱の女は定家の子為家の妻で為氏を生み一度は後継者になりながら、のちに後妻阿仏尼との老いてからの子可愛さで為相に相続を変えられて歌の家が兄弟別れした。兄弟の相続争い訴訟のために鎌倉に赴いた阿仏尼によって道中が十六夜日記が書かれたことや、それによって相続を認められた為相の家が冷泉家として今にまで続くという歴史を知るとなんだか床しい気分を感じ、餃子ばかりの町では可愛そうになりませんか。

大谷石資料館

みんみん睦町店

みんみん本店

 でもあくまで花より団子、民芸よりラーメン、和歌なんて縁が無い俺はB級フリークだともっと拘る向きならば、とがの、岡崎麺、赤見屋などの有名店がある佐野ラーメンの本場までさらに走ってというのはどうですか、交通費の方がもっとかかってしまいますけどね。

店データ
  第一酒造          佐野市田島町 488        0283-22-0001
  クチーナ・カーサ      足利市伊勢町 4・4        0284-42-7422
  レストラン ぽるか     足利市柳原町 862        0284-41-2673
  鑁阿寺・足利学校     足利市家富町・昌平町
  足利フラワーパーク    足利市迫間町 607         0284-91-4939
  栗田美術館         足利市駒場町 1542       0284-91-1026
  ファンベック鈴木      桐生市新宿 2・1          0277-46-1515
  芭蕉             桐生市本町 5・345        0277-22-3237
  川野屋            桐生市天神町 1・1        0277-44-5630
  藤屋本店          桐生市本町 1・6・35        0277-44-3791
  ビストロファンベック・マサミ
                  桐生市本町 2・5・1        0277-43-3132
  泉新             桐生市本町 3・3・2        0277-22-2234
  大川美術館         桐生市小曽根町 3・69      0277-46-3300
  有鄰館            桐生市本町2・6・32        0277-46-4144
  彦部家            桐生市広沢町 6・877       0277-52-6596
  桐生温泉 湯らら      桐生市広沢町 6・322       0277-55-2601
  水沼駅温泉センター   黒保根村水沼 120        0277-96-2500
  富弘美術館         東村草木 86            0277-95-6333
  みんみん本店       宇都宮市馬場通 4・2・3     028-622-5789
  みんみん睦町店      宇都宮市睦町 6・1        028-637-5717
  かねいり(大谷資料館)   宇都宮市大谷町 909      028-652-1232

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