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今回の建築に当たっては、LANとTV線の一部施工について、施主工事として任せていただきました。通信系の仕事をしていることもあって、前から自分で工事をしてみたいと思っていたこともあり、それが実現できた事をとてもうれしく感じています。 まずは、スモリ工業様、そして我が家の電気関係全般を見て頂いた若林電気様のご協力に感謝いたします。 現状、家庭内LANのインフラとしては、無線と有線に分けることができます。 どちらも一長一短があり、どれが優れているのかについては目的や環境によって異なります。 僕の場合には、より安定な通信が確保でき、かつ将来にわたって使用できるように、各部屋にはCD管施工によるLANとTVのジャックをペアで設けました。CD管を通すことで、将来UTPや光ケーブルに変わる高速媒体が主なった場合でもケーブルの取替えが容易にできます。 下記はスモリ様と若林電気様へ施主工事分を説明した際の資料の一部です。 物入を中心として各部屋にLAN(CD管)が施工されています。 施主工事を行うに当たって、僕が行った流れを記載します。 @営業担当のMさんへ説明 MさんへLAN/TV施工について、自分で行いたい旨を伝えました。MさんはLAN/TVの施主工事については初めてのことのようで、多少悩んでいた様子でしたが、社内で確認をとって頂きましてOKとなりました。それからは、Mさんに負担・迷惑をかけないように、資料作成などなるべく主体的に動くように心がけました。 A現場監督のSさん、若林電気様へ説明 施主工事分とスモリ工業様の工事分について明確な仕切りがわかる資料(工事作業や用意する物品など)を準備し説明を行いました。 B工事 実際の工事の様子はこちらから・・・。 さらりと記載していますが、実際は認識違いにより迷惑をかけないように、何度かのメールなどで内容を説明しています。 【今後、ホームLANを検討される皆様へのアドバイス】 ※あくまで私個人の見解によるものですのでご了承ください。 ○有線LANは必要? 全てを無線で施工すれば有線LAN区間を施工しなくてもよいのではないかという考えはあると思いますし、それは個室内に閉じた環境下においてはその通りです。 しかし、技術の進展を考えた場合、LANの品質・速度は有線>無線の関係で発展しています。LANの速度を見た場合、ほんの数年前はISDNのように64、128kが最速技術とされていましたが、現在では100M程度の技術が出ているように、少しの期間で通信速度はかなり向上しています。通信業者では10G回線の提供も始めているところで、今後の家庭LANに必要とされる速度は計り知れないものがあります。 無線でも同部屋内であれば問題なく使用できると思いますが、距離や障害物があるとどうしても速度が落ちてしまいます。将来にわたって、より安定した通信環境を確保するためには、各部屋間は有線で接続しリビングなど大きな部屋内は無線で使用するといったような使い分けが理想となるのではないかと思います。 ○直接LANケーブルを施工? 有線LAN環境を構築する上では、直接LANケーブルを設置するのか、それともCD管を施工した上でLANケーブルを通すのかが問題になります。両者の比較を簡単に記載すると・・・、 LANケーブルを直接設置 施工が楽=施工費も安い、一度設置したら取替えが困難 CD管を施工し、LANケーブルを通す LANケーブルを直接施工する場合に比べて、CD管を設置する分工事が多くなる。 CD管の中に通すケーブルは用途などによって交換が容易 つまりは、LANケーブルの交換が発生するか否かで意見が分かれてくると思います。 現在主流となっているLANケーブルは、Cat5Eと呼ばれるもので、1Gまで対応可能です。本の数年前までは100M程度までのCat5が主流でした。本の数年で10倍にケーブル規格が変わっています。 現在は、さらに高品質・速度が可能なCat6も出てきます(僕の家はCD管内にCat6ケーブルを使用しています)。 というように、パソコンの処理能力と同じくらい年々高速化されていますので、数十年という長い期間にわたって安心してLAN環境を構築するためには、今LANを使用しない方でもCD管だけは施工しておくだけでも良いと思います。 ○PLC(Power Line Carrier)の動向 ISDN、ADSL、FTTHに続くアクセス網として期待されているものにPLCがあります。 PLCは電気コンセントを通じてLAN環境を構築するもので、すでに関東圏では商用実験も開始されています。電力線間の干渉などによって、一時は使用が困難とされていましたが、最近、技術的に干渉問題も改善されてきているため、もう少しで一般化されると思います。 そうしたら、わざわざLANケーブルを設置する必要もなくなるかもしれない・・・。 PLCは、現時点では正式にサービス提供されていませんので、 今後のサービス提供開始時期などはわかりません。 |
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