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エアコンの取外し、引越し業者にお願いすれば数千円はかかります。
しかし、日曜大工の延長だと思えば誰でも出来ます。
業者にお願いする場合でも、取外し作業の概要を知っていれば、何の作業を行っているのかがわかるので、ちょっとしたチェックが出来ますね。

なお、お決まりになりますが、取外しは自己責任でお願いします。
取外し方法は、機種や年代によっても変わると思いますので、自分のエアコンの取外しについては十分な確認をお願いします(ちなみに、エアコンを購入した電気屋さんにお願いすれば、取外し説明書がもらえたりします)。

必要工具(なければ100円ショップ物で十分OK)
・ドライバ
・六角レンチ
・スパナ(1本でも可能だが2本あるとよい)






取り外す前のエアコン(室内機と室外機)です。
かれこれ7年くらい使用しています。

まだ冷えるのですが、今までに3回引越しを経験したもので、室内配管が折れ曲がっていて前回の取り付けでは一部溶接したものです。そのため、今回取り外したらもう使用は出来ないでしょう・・・。

ということで、捨てるものを取り外すのだから、数千円をかけて電気屋さんにお願いするよりも、壊れるのを覚悟で自分で取り外そうということになりました。


まずは取り外し作業の前に、エアコンのスイッチを入れよう。下記で説明するポンプダウン作業まではスイッチを入れた状態での作業になります。
なお、作業開始の前に数分冷房スイッチ運転を行うことで、パイプ内に均等にガスが充填されて良いのだそうです。そのため、僕の場合には、作業開始前に数分間冷房運転を行ってから、下記の作業に取り掛かりました。



室外機の側面にあるカバーを外します。
機種によって開け方は違うとは思いますが、ネジなどで止まっているだけだと思いますので、簡単に開きます。
僕の場合には、四隅のネジを外して、少し上に上げたらとれました。

取り外すと、上部に電気コード類の接続、そして下部にガスが循環する配管が2つ接続されているのがわかります。

ガス配管には、細いパイプと太いパイプが接続されているのがわかると思います(写真では下が太いパイプですね)。
細いパイプは、室外機からのガスの排気、そして太いパイプは、細いパイプから出たガスが室内機を経由して室外機へ戻るための吸気側になります。



まずは、レンチを使用して、キャップを取ります。
キャップを取ると、室外機からの給排気の開け閉めをする部分の穴が見えます。この穴に六角レンチを入れて給排気を調整するのですね。

二つともキャップを取りましょう。



ここでポンプダウンと呼ばれる作業を行います。
配管内にはエアコンを循環するガスが入っています。そのガスは細い配管から出て、太い配管に戻ってきます。つまり、細いパイプ側を閉めることで、配管内に残っているガスを太いパイプから室外機に全て戻すことが出来るのです。

最初に細いパイプが接続されている方を閉めます。
六角レンチを使用して、閉めましょう。
キュッキュッと。僕の場合には細いパイプはゆっくり完全に閉めました。

その後、2分程度待ちます(時間は配管の長さで異なるようですが同じ階に室内機と室外機がある場合には、1分30秒〜2分程度や目安になると思います)。



そろそろパイプ内にあるガスが室外機に改修できたと思いますので、太いパイプを閉めて、室外機にガスを閉じ込めましょう。

写真のように、太いパイプ側をキュッキュッと完全に閉めます。



室外機のパイプを完全に閉めたら、エアコンの停止ボタンを押して誤動作防止のためにもコンセント抜きを抜きましょう。

室外機に接続されているコードを外します。
まずは、接続されている順番(色の組み合わせ)を覚えておきましょう。



コードが取れました。



室外機に接続されている配管を取り外します。
最初に小さい方を取り外します。少しあけてみて、プシューが続くようであればと、ポンプダウンが足りません。ちょっとだけシューがあって、止まれば、そのままパイプを取っていいと思います。

次に大きいパイプ側をとります。
硬くなっている場合には、無理すると壊れるために、写真のようにレンチを二つ使用して取りましょう。



とりはずしたケーブル類は、写真のようにビニールテープを巻いて、傷が付かないようにしましょう。



室外機側は、ビニール袋などを使用して水や虫が入らないようにしましょう。

これで、室外機からは全てケーブルが外れました。
次は、室内機側です。

室内機は、ケーブルが接続されたまま壁から取り外しましょう。機種にもよりますが、機器を上に上げる取れるものや、下に取外しのひっかけがあり、それを押しながら上に上げるタイプなどがあるようです。





室内機と接続されている配管コード類は、防水テープなどでグルグルに巻かれていると思いますが、室内機から30-50cm近辺に盛り上がっている部分があると思います。そこが、室内機から出る配管と、延長配管の接続部分になります。
皮膜を取ってみると、ボルトが見えました。
レンチで取り外しましょう。



取り外した様子です。
これで室内機もフリーになりました。
配管の端部分は、室外機同様にテープを巻いて水や虫などが入らないようにしましょう。

室内機を取り外した後は、壁に室内機固定用の金具が取り付いていますので、忘れずに取り外しましょう。
以上で取外し作業が完了です。

取り付けは・・・、壁に穴をあける際は専用工具を使用しますし、素人には難しいかもしれません・・・。








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