●治療と資格の話
国家資格と民間資格
サービス（治療）を選択するとき、治療・診断をする人がきちんとした医学的知識を持っているかどうかは、とても大事な選択基準になります。治 療を行う人が正しい知識を持っていないと、健康を損なったり、重大な事故に遭う確率が高くなります。
治療者の知識や技術について、最低限の保証をしているのが資格です。資格について知ることで、リスクを軽減することができます。
はり・きゅう・マッサージは厚生労働大臣によって認定される国家資格です。これに対してカイロプラクティック、整体、リフレクソロジーなどは、いわゆる 「民間療法」と呼ばれ、日本では医療行為はもちろん、医療類似行為を行うことも法律で禁じられています。では、国家資格とはどのようなものでしょうか？
はり・きゅう・マッサージの場合
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師は、文部科学大臣の認可する学校、大学または厚生労働大臣の認可する機関で決められたカリキュラム を
３年以上
体系的に学習し、さらに
国家試験に合格
して初めてなることができます。人の健康にかかわる職業ですか ら、学習する内容も東洋医学だけでなく、生理学や解剖学、臨床医学など西洋医学に関わることもたくさん勉強します。
広告と医事法について
はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師等の資格を持つ者は、法律によって電話などの広告に効果や実績等を記載してはいけないことになって います。（医師も医師法によって、同様に規制されています。）このため、「頭痛や肩凝りがすぐ治る！」などと宣伝するのは法律違反になります。一方、民間 資格の場合には（治療的な行為ができないことになっているため）こうした規制がありません。このため、まじめな治療院は派手な宣伝をしていないところがほ とんどですが､きちんとした治療をしてくれます。
当院では、鍼師、灸師、あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格を有し、専門的な医学知識と技術を修めた上で、病院、治療院などで10年以上の臨床経験を 積 んだ私が施術を行います。
治療室には厚生大臣からいただいた免許状を掲示しています
