アメリカ 鉄道施設巡り
アメリカ駐在中(2016~)に巡った鉄道博物館ををざっくばらんにご紹介
<目次>
名称 | 所在地 | <特徴・目玉> | |
1.アメリカ三大鉄道博物館 | B&O Railroad Museum Illinois Railway Museum National Railroad Museum |
ボルチモア メリーランド州 ロックフォード近く イリノイ州 グリーンベイ ウィスコンシン州 |
アメリカ鉄道の起源 とにかく大きい 国立博物館 |
2,鉄道博物館(中西部) | National Museum of Transportation Henry Ford Museum Fort Wayne Ralroad historical society Hesston Steam Museum Lake Superior Railroad Museum |
セントルイス ミズーリ州 デトロイト ミシガン州 フォートウェイン インディアナ州 ヘストン インディアナ州北部 ダルース ミネソタ州 |
最大車輛(ビッグボーイ他) フォードの力、アレゲニー Nickle Plate #765 ライブスチーム 鉄鉱石産業 |
3.鉄道博物館(西部) |
Colorad Railroad Museum Forny Transportation Museum Cheyenne Depot Museum Brack Hills Central Railroad Golden Spike & Ogden Union Station 番外 「コロラド 鉄道ライド編」 Museum of American Railroad |
デンバー コロラド州 デンバー コロラド州 シャイアン ワイオミング州 ヒルシティ サウスダコタ州 ユタ州 ソルトレイクシティ― コロラド州 & 行き帰り ダラス近郊 テキサス州 |
G庭園レイアウト ビッグボーイ HOn3レイアウト 複式タンクSL 大陸横断鉄道開通の地 アメリカ最大の貨物基地 Santa Fe、名機 |
4.鉄道博物館(西海岸) | California State Railroad Museum Oregon Heritage Center Northwest RailrwayMuseum |
サクラメント カルフォルニア州 ポートランド オレゴン州 シアトル近郊 ワシントン州 |
キャブフォワードSL 蒸気機関車デイライト 複式タンク機関車 |
5.東部(ペンシルベニア) | Railroad Museum of Pennsylvania Railroads Memorial Museum Steamtown National Histric Site |
ストラスバーグ ペンシルベニア州 アルトゥーナ ペンシルベニア州 スクラントン ペンシルベニア州 |
ペンシルべニア鉄道 機関車製造基地 360°扇型機関車庫 |
6.鉄道博物館(南部) | Chattanooga Choo Choo Great Smocky Mountain Railroad Tennenssee Central Railway Museum Southern Museum of Civil War and Locomotive History Georgia State Railroad Museum Virginia Museum of Transportation NC Transportation Museum |
チャタヌーガ テネシー州 ブライソンシティ ノースキャロライナ州 ナッシュビル テネシー州 アトランタ近郊 ジョージア州 サバンナ ジョージア州 ロアノーク バージニア州 スペンサー ノースキャロライナ州 |
旧駅舎、列車ホテル SLライド ???(残念) 「機関車大追跡」 扇型機関車庫 ノーフォーk鉄道(N&W) サザン鉄道(SOU) |
7. カナダ | Toront Railway Museum | トロント カナダ オンタリオ州 | 給炭塔 |
8.小規模博物館 インディアナ周辺 |
Monon Museum Linden Depot Museum Galesburgh Railroad Museum Silver Creek & Stephenson Railroad Trolley Car 36 Monticello Railway Museum LaGrange Railroad Museum National New York Central Railroad Museum Engine No.4 Histrical Railpark & Train Museum Kentucky Railway Museum Age of Steam Roundhouse Hoosier Valley Railroad Museum Grand Trunk Western Railroad |
モノン インディアナ州(北西部) リンデン インディアナ州(西部) ゲールズバーグ イリノイ州(西部) フリーポート イリノイ州(北西部) ロックフォード イリノイ州(北部) モンティセロ イリノイ州(東部) ラグランジ ケンタッキー州(北部) エルクハート インディアナ州(北部) マンモスケーブ ケンタッキー州 ボ―リンググリーン、ケンタッキー州 ニューヘブン、ケンタッキー州 シュガークリーク、オハイオ州 ノース・ジャドソン インディアナ州 ミシガン州 |
モノン鉄道 (道向いのアイス屋) (写真不可) ハイスラー式SL トローリーカー SLライド 目抜き通りを列車が通過 ニューヨークセントラル スチームトラム L & N鉄道 MONON BL-2 新設の大機関車庫 気軽なライド バークシャー |
9.鉄道模型 展示、レイアウト |
Enter TRAIN Junction Chicago Sience Museum Carnegie Sience Museum Children's Museum of Indianapolis Eiteljorg Museum "Jingle Rail" Chicago Botanic(植物園) The Toy Train Barn Museum Chicagoland Lionel Railroad Club |
シンシナチ オハイオ州 シカゴ イリノイ州 ピッツバーグ ペンシルベニア州 インディアナポリス インディアナ州 インディアナポリス インディアナ州 シカゴ イリノイ州 ウィスコンシン州(南西部) シカゴ近郊(南) イリノイ州 |
巨大Gレイアウト 巨大Oレイアウト 精巧Oレイアウト ブリキ機関車 クリスマストレイン G庭園鉄道 個人経営 Oレイアウト(Lionel) |
<アメリカ三大鉄道博物館>
B&O Railroad Museum 2017.4.25
ボルチモア&オハイオ鉄道博物館 Boltimore
1993年に鉄鋼協会の発表で訪れた思い出の地ボルティモア。アメリカ鉄道発祥の地(ボルティモア&オハイオ鉄道)と知り、たまたま遭遇した由緒ある鉄道博物館。
もう一度行きたいと念願し、24年ぶり(2017年) に再び訪れることができました。
私の鉄道博物館巡り人生の始まりの地。そして、アメリカの鉄道博物館巡りもここから始まる。2017.4.25
アメリカ東海岸の州都ボルチモア。 天然の良港として発展したアメリカ最古の都市のひとつ。 ベーブルースの生誕地としても有名。 |
ミュージアム入口。中心地からタクシーで10分 |
この鉄道博物館が優れているのは、アメリカの蒸気機関車(+客車等)の発達を、初期から最後まで、順を追って確認していけること。 一部を除いてすべて実物。これだけ古い蒸気機関車が大切に残されているアメリカをとても尊敬します。 蒸気機関車を主体に抜粋してご紹介。(個々の詳細は博物館のホームページを参照ください) |
まずは円形の展示館。 2003年に暴風雪で潰れたあと リニューアルされたもので綺麗 中央の転車台は実際に人力可動 転車台周りに機関車が年代順に並ぶ 難点は展示の間隔が狭く写真を撮る アングルが確保できないこと 特に前方(内側)からは難しい |
"Tom Thumb" 1830年 アメリカ特有の縦型ボイラー。最初は1シリンダ |
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"York" 1831年 縦型ボイラー、左右2シリンダに (これがCrabタイプと思われるが自信なし) |
"Atralantic" B&O No.7 1832年(複製) そして有名なグラスホッパーへと発展 縦型エンジンは1890年代まで使用された |
"John Hancock" 1836年 縦型ボイラー(グラスホッパー)の最終進化形? |
"Lafayette" 1837年 ボイラーを横にして車輪を大きくでき高速に |
初期の客車(Coach)。馬車をそのまま 線路の上に。2階建て前後含めて18人乗り 馬車と同じく客室の下に長い板バネ |
"Pionerr" B&O No.13 1851年 アメリカンぽくなってきた |
"Mennon" B&O No,57 1848年 |
"Jhon.C. Davis" B&O No.600 1875年 まさに開拓時代の蒸気機関車 |
アメリカの定番カブース(Caboose) 模型でも一番人気。 |
変わったエンジンをふたつ。 "Carmel" B&O No.305 1869年 さすがアメリカ。運転室も2階建て。ボイラーの 上に乗せるとは。1人は機関車とテンダーの 間で投炭専門(Fireman) パワーはあったものの、機関手には暑くて Firemanには囲いがなく不評だったそう。 |
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"Atlantic Carmelback" CNJ No.592 1901年 これは運転室が前方(ボイラー横)に。なので やはりテンダーに投炭専門のFireman その分ボイラーが横に広く、投炭口は並列 2け所。ユニークな発想、アメリカ人 ウオータースクープも装備。走りながら 炭水車下のベロで溝から水を汲み上げる |
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GC & E No.1 1905年 ザ・アメリカンのひとつ、シェイ式エンジン 正面から見ると偏ったボイラー |
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もうひとつの展示館。旧修理場。 こちらは薄暗くやや寂れた感じ。機関車が 密着して展示され、写真が撮りづらい。 |
C&O No.490 Hudson型 1926年 by ALCO カラフルな流線形にディーゼルカーと勘違い |
B&O No.4500 1918年 Mikado型 |
B&O No.5300 "President Washigton" Pacific型 1927年 |
"Allegheny" C&O No.1604 1941年 とにかく大きく全景が写真に収まらない。車輪配置2-6-6-6 4シリンダー 全長34.4m 解説員曰く「アメリカ最強の機関車」 「ビッグボーイでしょ?」と返したら「力はこちらが上!」 Lima製、スーパー・パワーシリーズの究極版。世界最大出力7500HP アパラチア炭田の山岳地帯を、多くの石炭車を牽引して走ったのでしょう 3軸従輪の上に乗る大きな火室が「スーパー・パワー」の源 |
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余興 |
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展示館の外にも展示がいっぱい。(生憎の雨が恨めしい) Western Maryland #235 F7 EMD B & O #6944 GP30 by GM-EMD 1962年 |
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客車1両を丸ごと使ったNゲージレイアウト 壮大だけど、運転してるのかという寂しさ |
1番ゲージ(Gゲージ)屋外レイアウト 走るところを見てみたい |
模型の展示もいっぱい トレシビックからスタートして近代まで |
Illinois Railway Museum 2017.7.1
イリノイ鉄道博物館 Union, Illinois
アメリカで最大という謳い文句のイリノイ鉄道博物館。規模が大きく、量・質とも豊富な展示。
ただ、工夫に乏しく、見ずらい(狭い・暗い・汚い)、分かりずらい(説が貧弱)、素人ウケ(子供ウケ)しない内容はいただけない。
中には朽ちるまで展示しておくよという、古いものを捨てない(大事にするとは言わない)アメリカ気質がそのままの展示も。
博物館のホームページの説明を調べてあとから勉強。
2020.9.6再訪
前回訪問時に比べ、少しだけ見栄えを良くしようという工夫の跡が。スポンサーでも付いたかしら。
3年の間に少しはアメリカの鉄道知識が付いたのか、前回とは違った趣で面白さを体験。
車輛の展示内容、配置などが少し変わったので、新たな写真を追記しました。
メインエントランスのようなものはなく フェンスの入口で入場料を払うだけ。 強いて言えば中心はこの駅舎跡 |
場内一周の路面電車(乗り降り自由) |
初めて見た縦型ボイラーのトラクター 確かに動いてました。 |
NEBRASKA ZEPHYR Burlington Routeだけのステンレス車体 入場料で1回乗車可(他列車も選択可) 往復30分。帰りはバック運転 EMD E5 |
再訪時;今回はシェイの運転 J. Neils Lumber Co. #5 by Lima 1929 |
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<機関車のBARN> 巨大な蒸気機関車4-8-4 アメリカの蒸気機関車の代名詞 フォーエイトフォー 4連発はここだけ |
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Santa Fe 2903 炭水車も巨大な8軸 Baldwin |
Chicago Burlington & Quincy 3007 Baldwin |
Grand Trunk Weastern 6323 Alco. |
MilWaukee Road 265 4-8-4 Alco. |
そしてマレー式 2-8-8-2 Norfolk & Western 2050 Alco Class Y3A |
2-10-2 デカポット型 Southern Pacific 975 Alco 1918 |
Illinois Central 201 2-4-4RT Rogers社製 |
Detroit Toledo & Ironton #16 4-4-0 Alco 1914年 |
Public Service Company #7 0-6-0T Baldwin 1926 |
さすがにこんなの取っておいても・・・ Unted States Navy 7 0-4-0 |
<屋外> 朽ちるに任せた蒸気機関車たちの寂しい姿 (2020年再訪時にはなく、お家に入れた模様) |
リストアする気はあるようですが (再訪時も同じ状態・・・) |
Little Joeと呼ばれるGE製電気機関車 Chicago South Shore & South Bend 803 |
2020.9 ピカピカになっていたGG-1 Pennsylvania 4927 |
シカゴとミルウォーキーを結ぶノースショア線で 活躍した「エレクトロライナー」 貴重な1編成 少し前まで博物館内で走っていた模様 |
<路面電車のBARN> 山ほどの路面電車が、この博物館の特徴 |
馬車が牽いたトローリーカー |
馬車と電車の合間に(1882-1906)にシカゴに 存在したケーブルカー サンフランシスコに次ぐ規模だったとか |
電気式トローリーの登場 |
<豪華客車のBARN> 展望車付きの豪華な客車が数編成。展望車の中は古き良き時代 |
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<ディーゼル機関車> みんなボロボロ 他にも屋外に山ほどのディーゼル機関車 |
あとから貴重な存在と知ったガスタービン車 8500HPは世界最大のディーゼル機関車を凌駕 現存2両のうちのひとつ。 Union Pacific UP-18 1960頃 |
アメリカに珍しいディーゼルカー 通称Buddliner (Budd Rail Diesel Car) Chicago & North Western 9933 |
National Railroad Museum 2017.7.2
国立鉄道博物館 Green Bay, Wisconsin
グリーンベイはシカゴから車で北上して3時間。ミシガン湖のほとり。アメフトのチームで有名。それほど大きくなく州都でもない町ながら、国立博物館が存在。
これでアメリカ3大鉄道博物館を制覇。国立という名を冠し、3大博物館という割には、アメリカにしては規模が小さく、展示内容とも寂しい。
目玉はビッグボーイ。屋内保管はここだけとのこと。憧れのビッグボーイにようやく会えた。
<屋内展示場> 屋内展示場は整備されていて綺麗。 独立記念日の4連休中なのに人影はまばら |
何はともあれビッグボーイ! 屋内保管はここだけ。とにかくデカい! 私、運転室から顔出しています・・・ |
3軸従輪の上に火室が乗るアレゲニーに対し 動輪の上に大きな火室が乗るビッグボーイ。 「洗練されたビッグボーイと力強いアレゲニー」 という印象 |
アメリカでもっとも有名な電気機関車GG-1 Pennsylvania RR #4890 1932年 |
アイゼンハワー号(旧ゴールデンシャトル)。 なぜここにイギリスの蒸気機関車が? |
イギリスから30年間で借用中 マラードのSL最速記録樹立75周年記念で、 A-4クラスを一同に会するために、2013年 には1度イギリスへ里帰りしたとのこと。 |
アイゼンハワーの後ろに続く展示車輛 |
素敵な内装 |
オリエント急行殺人事件で使われそうな コンパトメントタイプの寝台列車。憧れます! |
プルマンカー |
583系を彷彿。ずっと豪華ですが。 |
こんな寝台列車で旅をしてみたい。 |
<屋外倉庫>(展示場) 大きな倉庫に、多数の展示車両。 いずれも残念ながら手入れなく放置状態 |
蒸気機関車もあるものの朽ちるまま。 |
運転室もないこのシェイ、どうするつもり? |
エアロトレイン エアロトレイン(Rock Island鉄道) 1955年 食堂車や展望車付き編成 アメリカにもこういう列車があったと認識 |
後ろの車輪が一軸という変わり者。このためか 乗り心地が悪く不人気に。Rock Island鉄道に 売却され、通勤用に格落ち。 |
車内も見学可。でも放置ままのため、 展望車などは臭くて中に入られない。 |
<屋外> |
場内一周のトロッコ列車 |
さして嬉しい乗り物ではないものの 入場料に混みだったので、一応乗車 |
放置の最たるもの? |
このベンチ、家の庭に欲しい! |
土産ショップにライブスチームの模型(非売品) |
National Museum of Transportation 2018.7.21 St. Loius, Missouri 交通博物館と言いながら、展示の大半は鉄道車両。 台数、種類、希少性等、三大博物館に比肩する充実した内容。 アメリカ最大の「蒸気機関車」「ディーゼルカー」「タンク車」などが揃う。 もちろんライドもあり、家族連れで賑わう。 いろんな型式の近代型蒸気機関車が見られ、勉強になりました。 |
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史上最大の3輌 | ||
蒸気機関車 ここのビッグボーイが広々してて一番見やすい 屋外展示で傷みが気になるところ。 Union Pacific #4006 1941年 ALCO 6290HP |
ディーゼル機関車 呼称"CENTENNIAL"(大陸横断100周年記念号) 電気式ディーゼル機関車でアメリカ史上最大 馬力6600HP 長さ98ft.5in(30.0m)は世界最長 Union Pacific DDA40X 1971年 EMD |
タンク車 世界最大のタンク車 全長96ft8in(29.5m) 60,200ガロン(229m2) GATX #96500 1965年 |
Milwaukee Road EP-2 1920年 /1953年改造 軸配置1-B-D-D-B-1 動輪12軸全てに モータ装着(バイポーラ) ロッキー山脈越えの ためMilwaukee Road専用に5輌のみGEが製造 現存はこの1輌のみの貴重な展示。 改造前の形は、LionelのPrewar電気機関車 模型#252の原型(と私は思っている) |
Pioneer Zephye号 1939年 EMC 一世を風靡した特急列車"Silver Charger" 大陸横断の先駆け Chicago, Burlington and Quincy Road #9908 |
Zephyr号(次世代) Burlington Route 格段にパワーアップ(1000→2400HP) CB & Q #9938A E8A 1950年 by EMD |
エアロトレイン(Rock Island Railroad)まで 何気に。2編成しか製造されなかった うちの貴重な1編成。屋外で腐食が心配 |
鉄道のディーゼル化を決定付けたとされる GMのデモ機 1350HP FTA Demonstrator #103 1939年 EMC |
初めて見る2-10-4(1E2) テキサス型 1926年 |
これも初めて見る4-8-2(2D1) マウンテン型 New York Central #2933 1923年 |
初物づくし 4-6-0(2C) テンホイラー |
さらに2-10-0(1E) デカポッド 1918年 ロシアからの注文で生産したが革命で キャンセル。急遽アメリカ向けに改軌し転注 |
お馴染みの1D1ミカド。第2次大戦中は マッカーサーと呼んだことを解説で知る |
屋外ヤードに1台ぽつん。 保存状態が良く動態保存かも。 |
Canadian National Railways |
通称"Black Diamond" 2-2-2 パテンティ型 1889年。路面電車のような蒸気機関車。 8人掛シートを持つらしいが、台がなく 中を覗くことができない。 |
スクール用レールバス 1939年 |
ディーゼル駆動のラッセル車 1966年 |
Missouri Pacific 1940年 |
ディーゼル機関車の内部構造が良く分かる展示 |
Henry Ford Museum 2018.4.21 Detorit, Michigan 広大な産業博物館と広大な敷地の野外博物館。(1日あっても周り切れない。半日滞在で1万5千歩) 決して自動車の展示だけでなく(むしろ少なく)、蒸気機関車、飛行機、トラクタ、蒸気機関、工作機械、エジソンの研究工場など、 産業史にも貴重な展示物がいっぱい。とてもすべては紹介できないので、蒸気機関車を中心に目玉だけ紹介。 |
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<屋内博物館> ここでアレゲニーに会えるとは! ボルチモアと違い、全景が眺められる 保存状態がとてもいい。さすがFord! |
左はDeWitt Clinton(1831) アメリカ初期の蒸気機関車(レプリカ) 世界最大(ほぼ最後)の蒸気機関車と 並べるとは意気! (のちにHOでDeWitt Clintonを購入) |
アメリカン4-4-0 この博物館の開所式 (1929)に、時の大統領を乗せて走って きたそう。心憎い演出! (手前はロケット号のレプリカ) |
トラクター。どうみても蒸気機関車。 |
展示の目玉、大統領専用車。 これはケネディ大統領 |
小さいけれど、このOゲージ模型は 貨車から動物が顔を出したりユニーク |
初期の旅客機。 |
その旅客機の中。軽くするために籐椅子? 窓には景色が流れて、音や振動も。 |
<野外博物館> これぞフォード博物館の真骨頂。 T型フォードが列をなして場内を走る (乗車アトラクション) |
アトラクションのひとつ。トロッコ列車を 牽引して場内を一周。 |
実用も兼ねた機関車庫と転台車 |
車庫の中にはクラシックな機関車が数台 |
Fort Wayne Railroad historical society Fort Wayne, IN 2017.8.20. ここは博物館ではなく、鉄道保存会の機関車庫。年に1度、オープンハウスで保存機関車を火入れ、お披露目。 |
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ここの唯一最大の目玉 Nickel Plate Road No.765 2-8-4 ライマ製 2軸従輪で火床を大きくしたスーパー・パワーと呼ぶボイラーを搭載。 場内約200mを単機で往復走行。柵もなくすぐ間近で見られる大迫力 この機関車が、翌年(2018年)シカゴをイベントで走ることになりびっくり。 → Joilet Rocket 2018.9.15 |
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機関車車庫の中。SD9がリペア中 |
Hesston Steam Museum 2017.9.2 Hesston, Indiana インディアナ州と言ってもミシガン州との境、距離的にはシカゴからの行楽に最適。 大中小の蒸気機関車と、蒸気トラクターが園内を走り回る。訪問日にはフリーマーケットも開催。鉄道関連グッズがいっぱい。 |
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大:シェイのドレンを始めて見ました |
中 |
小;5インチ |
トラクター始動準備 |
園内走行 |
鉄道模型のブースも |
Lake Superior Railroad Museum 2020.7.1 Duluth, Minnesota 「メサビ鉄山」で有名なアメリカの鉄鉱石産地を後背に持つスペリオール湖畔の町ダルース 鉄山から鉄鉱石を鉄道で運び、ここで船に積み、五大湖を経由してシカゴ、クリーブランド、ピッツバーグの製鉄所まで。 鉄とともに育った鉱山町、輸送鉄道、そして波止場。今も色濃く残る面影。 2020年7月1日、コロナ後の再開日に突撃! |
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モダンな旧駅舎を利用した博物館 |
世界最大の露天掘.り鉄山。とにかく広大。 Hul-Rust-MaMahoning 今も細々と操業中 |
スペリオール湖畔に多く残る鉄鉱石ドック 内陸から続く高架橋(撤去済)で列車をドック 上に運び、樋を通じて船に落とし込む。 |
鉄鉱石列車をけん引した関節式蒸気機関車 2-8-8-4 Yellowstone型 1941 Baldwin 力強さが格好いい! デモでピストンと動輪が動く仕掛けも凄い! Duluth Missabe & Iron Range Railway #227 |
←アメリカの博物館特有で全体写真が撮れない ので、絵で雰囲気と全容を |
5インチ模型もありました(フードで見難い) 1963年から1994年まで31年かけて製作 (上には上が) |
鉄鉱石運搬で活躍した機関車たち Nothern Pasific #1 "Minnetonka" 1870年 Porter |
とても綺麗な4-4-0 1861年 St.Poul & Pacific #1 "William Crools" |
Hanna Mining #307 1928年 GE メサビ鉄山で活躍。 |
電車の雄、Milwaukee Roadの#10200 前後方ペア電気機関車 1915年 GE製 ロッキー山脈越えの600マイルを疾走 |
3世代の機関車が並ぶ貴重な写真 こんな時代もあったのか。 |
模型でしか見なかったSoo Lineの機関車。 "Soo"はカナダ国境の街スーセントメリーから 命名。外はトレインライドが楽しめる。 |
<鉄道博物館(西部)>
開拓時代の面影が残るアメリカ西部。大陸横断鉄道の基地となったシャイアンやデンバー。ビッグボーイが煙を吐いてロッキー山脈を越えていく姿を
想像しながら、博物館を探訪。
Colorado Railraod Museum 2018.6.1 Denver 西部を代表する鉄道博物館。数々の機関車の中に、ビッグボーイがないのが惜しまれる。 ここを訪れた1番の理由は、Gゲージの庭園鉄道。 こんな大きな庭園鉄道は作れないけど、将来、家の片隅に庭園鉄道を施設したい。 |
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電気式とライブスチームの線路が併設。 当日はライブスチームのSL模型が1両だけ寂しく走行 → |
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ゲート |
登山鉄道用蒸気機関車 Manitou & Pikes Peak No.1 |
Calfornia Zephyr 1971-1983年 民間最後の特急列車(その後はAMTRAKのみ) Denver & Rio Grande #5771 F9 by EMD |
Galloping Goose Railcar 図鑑で見たことが。 ガソリンエンジン、マニュアルギア。 南部縦貫鉄道のレールバスが懐かしい。 |
ロータリー車。蒸気駆動 Colorad Southern Snowplow #99201 1899年 |
HOレイアウト。 クオーター(25セント)を入れると3分走行 |
他にもバラエティー豊かな機関車たち 初めて見る4-8-4 FEF (Four Eight Four) Chicago Burlington & Quincy Railroad #.5629 1940年 made at Burlington Route Shop |
1986年からジョージタウン(コロラド州)で 観光用に使用・・・ということは1987年に 新婚旅行で出会ったエンジン! West Side Rumber No.12 Shey 1927年 Lima |
Denver & Rio Grande Western No.318 1986年 by Baldwin |
Denver Leadville Gunnison No.191 1880年 by Baldwin |
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Forney Transportation Museum 2018.6.1 Denver, Colorad ビッグボーイを見るためだけに訪問。 鉄道だけでなく、クラシックカーをメインに展示。 中は閑散として、ひなびた個人商店のような雰囲気。 |
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展示場に無理やり収めたられたビッグボーイ 広角で撮ってよやくこの視野 |
ここにも蒸気駆動のロータリー車 さすがロッキー山脈の麓 |
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展示の大半はクラシックカー |
蒸気トラクター 足元にあるトラクター型の三輪車が欲しい。 |
お土産ショップにD51の模型が展示?!? 500時間かかったとの記述。 って、これよく見たらディアゴスティーニ! |
Cheyenne Depot Museum 2018.6.1 Cheyenne, Wyoming 大陸横断鉄道のロッキー山脈越えの拠点。 西部の雰囲気を色濃く感じるシャイアンの街 駅舎(Depot)を利用した博物館は、HOn3という10.5㎜の特殊なゲージで 「世界最大」(アメリカのお得意芸)と謳うレイアウトが特徴 |
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↑歴史的な野球チームがあるらしく、 昔の野球の状況を再現? (石ころだらけのグラウンド) ←木製のビッグボーイ模型 ここまでくると木製も芸術 ここは模型と展示だけで、実物はなし。 このあと、ビッグボーイを見に公園へ |
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Holliday Park, Cheyenne 屋外展示なら真横からも撮影できると思ったのに なんとメンテナンス中で幕が・・・ |
←作業員に頼んだら、幕の中に入れてくれた。 さび取り作業中 砂箱が外されて地面に。砂箱をこんな間近に 見られる機会もそうないかと慰め。 |
Black Hilles Central Railroad (1880 Train) & State Railroad Museum 2018.5.28 Hill City, Southdakota マウント・ラシュモア(4大統領の顔山)の近くの観光列車 |
観光列車の出発 牽引は#110 Baldwin 2-6-6-2T 1928年製造 この機関車を見るまで、関節式のタンク車があるのを 知らなかった。1900年代初めによく作られたそうです。 当たってみれば、鉄道模型のラインアップにも存在 |
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予備機 #104 Baldwin 2-6-2T |
朝早い時間などはディーゼルが牽引 EMD GP9 from Chesapeak & Ohio Railway |
Golden Spike 2019.5.25 Promontory, Utah わずか2週間前に、大陸横断鉄道の開通150周年 記念式典を盛大に開催。 当日は、もう面影もなく閑散とした雰囲気 |
西側 Jupiter号(#60) Central Pacific |
東側 119号 Union Pacific |
Union Station 2019.5.25 Ogden, Utah ソルトレイクシティの近くオグデン。 ロッキー山脈に抱かれた、情緒ある町 大陸横断鉄道が通過したUnion Stationに ちょっとした鉄道博物館 |
外観だけでなく内部も豪華 中に鉄道ほか複数の博物館 |
屋外は無料。小さいながら貴重な展示。 2台しか残っていないガスタービン車(手前) Union Pacific UP-26 世界最大8500HP |
Union Pacific #833 (Four-Eight-Four) 僚機844はアメリカで唯一リタイアせず現存 |
奥の方にひっそり佇む、ソルトレイク冬季 オリンピック記念号。聖火を搬送? |
コロラド 鉄道ライド編 2019.7 鉄道ライドを楽しみにコロラドまで ひと夏の旅行 Kansas City Union Station まずは、西部の玄関口、カンザスシティの ユニオンステーション。 荘厳な建屋の中は 市民の憩いの場。 様々なアトラクションやGゲージのレイアウト 左右のドアがホームへの旧昇降口 |
Georgetown Loop Railroad 新婚旅行で通り掛かりに見つけて以来30年 ぶりに訪問 2-6-0蒸気機関車が急な坂道を懸命に登坂 30年前はシェイだったと記憶 |
Royal Gorge Route Railroad 吊り橋と観光列車で有名な渓谷 ↑吊り橋の上から ↓ドームカーから |
Durango & Silverton Narrow Gauge Railroad 始発駅 デュランゴ |
急峻な谷の中をゆっくり3時間半。 終点シルバートン(標高2835m)まで 標高差847m→ |
シルバートン |
Pikes Peak(Cog Railway) 登山鉄道のコグ・レイルウェイは、残念ながら リストアで休止中(再開2021年) 車で山頂へ 14115フィート(4302m) 線路跡を確認 麓の町には登山SLがモニュメントのように展示 |
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Union Pacific Bailey Yard North Platte, Nebraska Union Pacificの貨物車輛基地(ハンプヤード) アメリカ最大! とてつもない大きさ。 グレート・アメリカを実感 日本では見ることができなくなったハンプ 子供の時に見て以来の操車風景に興奮 Golden Spike Tower(有料)に登って見学 |
貨物基地のごく一部。奥の方にハンプ(丘)とそれを下る貨車 |
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US Highway I-80 沿い、機関車勢ぞろい (自分で勝手にUnion Pacific Wayと命名) | ||
Cody Park North Platte, Nebraska 初めて見るチャレンジャー Union Pacific 3977 |
Kenefic Park Omaha, Nebraska I-80から望む "WELCOME TO OMAHA" DDA40X #6900と Big Boy #4023 |
Rails West Railroad Museum (Union Pacific Railroad Museum) Council Bluffs, Iowa (Omaha対岸) Union Pacific #814. 4-8-4 の初期型(Class 1) 貴重なのに放置気味なのが残念 |
Museum of American Railroad 2019.11.29 Dallas, Texas 正確にはFrisco市にある鉄道博物館。Frisco鉄道よりもSanta Fe(ST&SF)の鉄道色が強い ビッグボーイを始め貴重な車輛を多数有するが、展示館がないのが残念。 (建設計画が資金繰りでなかなか進まない) 屋外のわりに車輛は綺麗で見応えあり |
Bigboy保存全8輌。ついに最後の1輌と対面 Union Pacific #4018 1941年 ALCO |
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これぞミスターサンタフェ Santa Fe 49 サンタフェ塗装が眩しい F7A 1952年 EMD |
流線形のディーゼル機関車が終わり、ロード スイッチャーに切り替わったあとにできたフル ボディーの角形ディーゼル機関車 なかなか格好良い。FP45 1967年EMD |
電気式気動車のことをDoodlebugと呼ぶそう。 当初はガソリンエンジンでのちディーゼルに。 支線を中心に走っていたとか。 Santa Fe M160 1932年 Bill Motercar Campany |
なんだこれ?と思ったら、なんとAlcoのPA-1 模型ではG、HOと揃えた大好きなエンジン 初めて見た実物がこの姿。が、なんとリストア のために持ってきて修理途上とのこと。 何年後か分からないが楽しみ。Santa Fe #59 |
DDA40X Centennial 1969 EMD せっかくの名機が全容を拝めない。 |
所在地名のFrisco鉄道はこの1輌のみ St. Louis - San Francisco Railway Company 4501号機は端麗なFEF(4-8-4) 1942年 Baldwin |
GG-1まで所有。名機がずらり。 Pennsylvania Railroad 4903 |
他にも車輛がいっぱい。ただ、見学ツアーでも 博物館のホームページでも説明がなく、 何か分からない。 |
<Traintopia in Frisco> 併設のGトレインレイアウト。家族連れで賑わう |
California State Railroad Museum 2019.5.30 Sacrament, California カルフォルニアの州都サクラメントの中心、歴史観光地区の一角佇む博物館。 小綺麗で凝った展示。鉄道博物館にしては、珍しくお金を掛けている。 |
屋外にも貴重な展示 Santa Fe 2925 Northern型4-8-4 この博物館でリストア Southern Pacificの客車 Daylight Limited |
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この機関車をひと目見たかった。 運転室が先頭にあるユニークな形 キャブフォーワード4-8-8-2(煙室がテンダー側) 形だけでなくパワーも凄い。169輌も製造 Southern Pasific #4294 by Baldwin 1944 |
←前を向いて後ろから伸びるレバーを操作 まるでガンダムを操作しているような気分 重油炊きなので投炭は不要 作業小屋のようなキャブの中(広い) (運転席に座って前を撮影) |
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Central Pacific Railroadの1号機(現存) オーナーの名を取って、C P Huntington (凝った展示はいいけど、逆光で撮れない のは止めて!) 1963 Cooke Locomotive |
鏡張りで上の様子も伺える |
2階の歩廊(橋のような)にも列車 |
Santa Feのシルバー車体(食堂車) |
食堂車内に、往年の鉄道各社の食器を陳列 |
厨房を覗くと人がいるのかとドキッ! |
イチ推しのスタンダードゲージ・レイアウト!気持ち良く走るブリキの玩具たちに感動 |
なぜか、新幹線E5系の運転シミュレータ (JR東日本から借用中とのこと) |
番外編 テハチャピ・ループ<左写真> ロサンゼルスの近く。アメリカ3大ループ 旅行で近くまで来たので立ち寄り 遠くから凄まじいディーゼル音を響かせて ゆっくりと通り過ぎて行ったBNSF迫力の4重連 トレッスル橋<右写真> 旅の途中で田舎道で目にした古い木製の トレッスル橋。 間近に見るのは初めて |
Oregon Rail Heritage Center 2020.10.4 Portland, Oregon |
圧巻のデイライト 4-8-4の中でもひときわ大きく迫力あり。 この1台を見るだけでも遠路来た甲斐あり Southern Pacific 4449 1941年 Lima製 1955年リタイア 1974年現在の姿にリストア |
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- 同じ4-8-4でもデイライトと並ぶとひと回り 小さい Spokane, Portland & Seatlle 700 1938年 Baldwin 1956年引退 1990年復活 現在はここで修繕中 |
Oregon railway & Navigation 197 4-6-2 Pacific by Baldwin 1905年 |
展示横にすぐ工作機械が並ぶ 実際に使用して機関車をリストア |
<Nickel Plate Road> 2台 遠く離れた西海岸でNPRにご対面 ALCO RSD-5 元々Utha Railwayだったもの |
Alco PA-1 1948年 Santa Feで始まり Mexicoに売られるなど数奇な運命を辿り 2000年に僚機とともに買い戻し。 リストアされこの雄姿に (僚機は未だテキサスでリストア中) |
1950年 SW7 UP 1821 誕生 1982年 UPがSW10 UP 1243に改造 1993年 Cheyenneで観光用に使用 1998年 UP 96に改名 2016年 Oregon(当館)に寄付 ~複雑! |
Steem Heater Car 客車用暖房のため蒸気を供給 蒸気機関車からディーゼル機関車に 置き換わった時の代替機 |
ポートランド市内編 |
Union Station 現役 |
その名も Steel Bridge 現役 中央が昇降 |
トラム トラムも渡る 市内を数多く走行 |
Northwest Railway Museum 2020.10.3 Seatle近郊, Washington |
かわいいDepotからライドトレインが出発 |
このタンク型の複式蒸気機関車を じっくり見たくて来訪 #11 素性不明 |
ALCO RSD-4 丸みを帯びたキャブが好き! |
ちょっと珍しいディーゼル機関車 Fairbanks-Morse社製 FM H-12-44 森林会社 Weyerhauser Timberland #1 |
ハイスラー式蒸気機関車 人生2台目に遭遇 |
Mt.Rainier |
Railriad & Lodge アメリカ2度目のカブースホテルに遭遇 またも泊まれず |
ハイスラー2連発 不思議な出会い 同じ日に生涯3台目のハイスラー |
Railroad Museum of Pensylvania 2019.9.28 Strasburg, Pennsylvania アメリカで最大だったペンシルベニア鉄道の威光を残す鉄道博物館 広い展示場に、多種多様の整備された車輛たちは、アメリカで1,2位を争う出来。 玄関前の駅からは、SL牽引のトレインライド。すぐ近くには、鉄道模型博物館と周囲も充実 |
John Bull号 1831年にイギリスから輸入。 New YorkとPhiladelphia間を結んで初走行 これはイベント運転のため1940年に作られた レプリカ ↓ 本物はスミソニアン博物館が保管 Robert Stephenson社製。 |
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多くの電気機関車を生んだペンシルベニア鉄道 | ||
ペンシルベニア鉄道が誇る名機GG-1 1943年 ペンシルべニア自社製造 (Altoona) 屋内でもゆったり写真を撮れるスペースが嬉しい |
GG-1と見間違えたDD-2 GG-1の前身的存在 1輌のみ製造 1933年 |
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DD1 GG1より遥かに古い1911年製 モータの動力をシャフトで車輪に伝達 |
珍しい旅客電車。1931年 by Bethlehem Steel フィラデルフィア近郊で蒸気機関車を置き換え |
"Brick" と呼ばれる5000馬力の機関車 ペンシルベニア鉄道最後の電気機関車 1963年製 E44a by GE |
ギア―ドロコが3タイプ勢揃い! まずは定番のシェイ |
クライマックス。この型式全てがペンシルベニア州 Corryで作られたとのこと。 |
私のお気に入り、ハイスラー |
TAHOE 1875年 by Bawldwin |
LGBの模型みたいと思ったら、本当にLGBで 模型化されていた。ハワイのサトウキビ園で 走っていたそう。1883年 by Baldwin |
ディーゼルの導入も早かったペンシルベニア #5901 E7A 1945年 |
1905年に127.1mile/H (時速203.4km)の 世界記録を樹立(正確には同型機) Pennsylvania #7002 4-4-2 Atlantic |
1927年に大西洋単独横断飛行のニュースを ワシントンDCからニューヨークまで届けるのに 飛行機と競って勝ったエピソードがあるとか。 その時の平均時速 115mile/H(184km/H) Pennsylvania #460 4-4-2 Atlantic |
Gゲージレイアウト 誰もが中に入って運転していい |
残念ながら屋外は黄昏感 腐食が進み、ちょっと寂しい スクールトレイン(詳細不明) |
アメリカでは珍しいディーゼルカー Lehigh Valley #40 1951年製 同型368輌 |
マウンテン(4-8-2) M1型 かつては綺麗に展示されていた模様 Pennsulvania #6755 1930年 |
博物館周辺 Strasburg Rail Road ⇒ 週末に蒸気機関車牽引列車を運行 この日はリストアされたNorfolk & Westernの #611が特別に招待されて1年ぶりの走行 Red Caboose Motel ↓ ↓ Toy Train Museum↘ |
N&W J Class 4-8-4 Roanolk 自社工場製 1950年 |
普段は保有4輌のSLで牽引 |
人気のカブースホテル(満室で泊まれず) |
本物に飽きたらこちらで模型を。Oゲージ、スタンダードゲージのブリキの車輛たちは垂涎の的 |
Railroaders Memorial Museum 2019.9.26 Altoona, Pennsylvania ペンシルベニア鉄道が開設し、かつては 世界最大の車輛製造基地アルトゥーナ ペンシルベニア鉄道博物館の展示車輛も 多くがここで製造された。 今は往時の面影なく、小さな博物館が その栄華を紹介するだけ |
屋内展示は人形などを使って充実 |
"Broadway Limited" ニューヨークとシカゴを 結んだペンシルベニア鉄道の有名な特急列車 |
転車台を囲む屋外展示は閑散。腐食が進む |
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Horseshoe Curve Altoona近郊。一連の観光名所。アメリカ3大カーブのひとつ。 カーブの最奥から一望(よく見ると写真の左右に同じ貨物列車) |
Galitzin Tunnel ホースシューを過ぎると次はトンネル 出口で待ち構えて撮影 (運転手が手を振ってくれた) 左側に旧トンネル跡(閉鎖) |
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短いケーブルカーを登り、カーブの最奥へ |
3重の線路を次々と列車が通過 |
Steamtown National Histric Site 2019.9.27 Scranton, PA スチームタウンと妙打つ町、スクラントン 石炭産業で栄え、鉄づくりと鉄道で発展し 1880年、アメリカで最初に電気が灯った町 その6年後には初めての電気トローリーが この地で誕生。 360度の機関車庫が特徴の博物館 |
貴重なビッグボーイは塗装がはがれ無残な姿。幸い、お化粧直しの予定があるとか。#4012 |
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<機関車庫の内側> 転車台を取り囲む機関車たち |
<機関車庫の外側> ペンシルベニアでは名の通ったレディング鉄道 Reading 602 & 603 FP7 1950年 by EMD |
Reading #2124 4-8-4 Northern 最初2-8-0で作られたあと改造されたそう |
<機関車庫の中> わが友Nickle Plate Road 759 (765の僚機) 近くで見れるのはいいが、写真に納まらない |
機関車庫内に複数の蒸気機関車。 動態のCanadian National #3254 1917年 |
スーパーヒーターを丸ごと見たのは初めて |
<屋外ヤード> ニューヨークとエリー湖を結んだラッカワナ鉄道 Lackawanna #664 F3A 1948 by EMD (相棒の#663と共に動態) |
ショートライドで近郊を探索 |
日本にはない4-6-4タンク機関車 Canadian National #47 1914年 |
Trolley Museum すぐ向い |
Philadelphia $ Western Railroad |
トローリーライド。ちょっと郊外まで往復 |
<近郊> Radisson Lackawanna Station Hotel Scranton 旧駅舎を利用したホテル 泊まりたかったものの日程が合わず |
石造りの高炉跡 1848年~1857年製 日本で初めて高炉出銑に成功したのが1857年 そのころアメリカには既にこんな大きな高炉が。 炉底には残滓も残っていてリアルな遺構 |
<郊外> Tankhannock Creek Viaduct スクラントン近郊の町を大きくまたぐ陸橋 1915年。ラッカワナ鉄道(現ノーフォーク サザン鉄道)が現役で使用中 |
<鉄道博物館(南部)>
どこからが南部かよく分かっていませんが、旅行で寄った所をご紹介。
Chattanooga ChooChoo 2018,11.22 Chattanooga, TN ちょっとした観光都市チャタヌーガ。 旧駅舎とホームの列車を利用した ホテルがお迎え |
威容ある旧駅舎 |
駅舎内。ホテルフロント |
泊まった列車(3軸ボギー車) |
1車輛の半分でひと部屋(気分だけ豪華列車) |
クリスマスに着飾った展示SL 張りぼてかと思ったら本物 |
ルックアウトマウンテン・インクライン 上はかなりの急勾配 |
上側は3レール。すれ違いは4レール(2線) |
下側は普通の2レール。なぜ? |
Tennessee Valley Railroad Museum チャタヌーガ市内を走る観光列車 |
展示はわずか。SLはなぜかカナダの1輌だけ Canadian National Railroad #5288 1919 by Montreal Locomotive Works |
停まっていた客車を覗いたら食事の準備中 ディナー列車と知っていたら予約したのに。 (調査不足) |
Great Smoky Mountain Railroad & Museum 2018,11.23 Bryson City, NC 人気の観光地、グレートスモーキーマウンテン国立公園の観光列車 出発に備えて前で構えていたら、バック運転して行ってしまった列車。でもお気に入りの1枚に。 |
なんと19輌の長大編成(1輌は電源車) |
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復路は牽引(後尾にディーゼル補機2輌) |
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Smoky Mountain Train Museum |
展示内容はOゲージモデル専門 |
子供が楽しめる様々な仕掛がボタンで起動 |
オールドから新製品まで、全てのOゲージの |
車輛が揃っていると思えるほどのコレクション |
スペースが余ったので (国立公園内のトイレにて) |
Tennessee Central Railway Museum 2018,12.21 Nashville, TN 鉄道博物館というよりは、観光列車のための車両基地(出発駅)。展示は薄弱。 |
Louisville & Nashville 405 EMD GP' 1951 ロードスイッチャー(入替用ディーゼル) の運転席は横を向いている |
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New York Central #6928 EMD E8 1953 |
ぎっしりのシルバー車体の車輛は定期的に 観光列車として走行 |
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中の展示はなおざり |
レイアウトは模型クラブの所有物 |
Centennial Park NC & StL #576 4-8-4 リストア中 (Nashville, Chatanooga & St.Louis Railway) |
Southern Museum of Civil War and Locomotive History 2018,12.22 near Atlanta, GA アトランタの近郊、チャタヌーガまでの機関車大追跡の経路上に位置し、 ①南北戦争 ②Glover Machine works(機関車製造会社)の紹介に加えて ③機関車大追跡のエピソードを実物の機関車を添えて紹介。 機関車はその1台だけだが、見応えのある構成。 「機関車大追跡」 バスター・キートン他が映画にした南北戦争時の有名なエピソード。 北軍が南軍からSLを盗み逃走。南軍とのSLチェイス物語。 |
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「大追跡」された"GENERAL"号 実物 |
Glover Locomotives Works社の機関車工場を 再現。1931年まで中小型SLを製造 |
圧巻!機関車用、木型の数々。至宝! 動輪の木型を見るのは初めて! |
Georgia State Railroad Museum 2018,12.30 Suvanna, GA 大きな扇型機関車庫(元は360℃近くあった)と機械動力用の大煙突。 Central of Georgia鉄道の修理工場跡。 観光地サバンナの名所のひとつ。 |
敷地内のショートライド。 乗ったまま転車台を回る |
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機関車庫内 |
ライド用蒸気機関車(修繕中) |
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廃墟と化した部分も |
工場(蒸気ボイラ?鋳物?)の大煙突 |
ライドで向かった工場内 |
Virginia Museum of Transportation 2019.8.31 Roanoke, VA Norfolk & Western Railroad (現Norfolk & Southern) の本拠地バージニア州ロアノークの博物館 旧貨物駅(駅舎の両側にシャッターがありホームと直結) |
目当ての4-8-4流線形蒸気機関車N&W611は 火入れ準備で不在 (1ケ月後にPennsylvaniaで走行) |
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目玉はむしろこちら。Bigboy, Alleghenyにも匹敵 する最強の蒸気機関車2台が左右に揃う。 いずれもN&Wの自社工場製 |
N&W #1218 Aクラス 2-6-6-4 関節型 1943年 引退したあと1度復活して1991年まで観光運転 |
N&W #2156 Y6クラス 2-8-8-2 1942年 後方シリンダの蒸気を前方シリンダで再利用 正真正銘マレー式。直径39"(990.6,mm))の 前方シリンダがデカい(後方は25"/635mm) |
なぜインディアナが誇るWabash(E8A)がここに? と思ったら、N&Wに吸収されたのでした。 |
Pennsylvania GG-1 #4919 これも買収のたまもの(最終的にN&Sへ) |
霊柩車(中に籐籠のような棺桶が) |
→ Chesapea &Wetern 4-4-660 #662 Baldwin製。これが→これになったそう。お見事! |
ハロウィン仕様のレイアウト(Oゲージ) 一興 |
NC Transportation Museum 2020,11.27 Spencer, NC ノースカロライナ州最大都市シャーロット近郊 一級鉄道Southern Railway (SOU) *1の 広大な基地跡に立地 *1) 現Norfork Southern Railway (NS) |
構内を走る観光列車 Southern 2601 ハイノーズのGP30 EMD |
機関車にはなんとN&W 611 先週までここで観光列車をけん引 |
先週まで?のお仕事を終えて車庫に戻る Atlantic Coast Line 501 EMD E3 1939年 ニューヨーク~ママイアミ間を走行 史上№1の生涯走行距離 600万マイル |
Southern Railway 6900 EMD E8 |
Beaufort & Morehead Railway 1960 珍しいFairbanks-Morse製 H-12-44, Seatlle近郊で同型を見たばかり |
Graham County Railroad 1925 ノースキャロライナの山奥で木材輸送 シェイなのに反対側を写し忘れた! |
Duke Power #111 ALCO,製 1922年 電力会社大手Duke Energyの発祥地の 発電所で稼働 |
同じくDuke Powerが走らせた電気機関車 Piemont & Northern 5103(地方路線) 最高時速21mph(34km/h) ゆっくり! |
Atlantic & Yadkin 542 (と博物館のネコ) Southern Railwayの支線) |
Seaboad Air Line (SAL) 544 2-10-0 デカポット。1913 by ALCO |
Atlantic Coast Line (ACL) 1031 ライバルだったACLとSALは、その後合併し Seaboad Cost Lineに(現CSXの前身) |
Raleigh & Gaston Railroad(レプリカ) 製造者、製造年不明って本当? 2台が作られアメリカが輸入されたそう |
トンネルが多いアパラチア山脈の線路 運転士がトンネルで被ったもの |
<番外編> Salisbury Station, NC 今はイベント会場 裏にアムトラックの現役ホーム |
Toronto Railway Museum 2020.1.26 Tront ON CANADA オンタリオの州都トロント。ビルが林立する都心に残る鉄道博物館(元操作場) 半周以上ある扇型機関車庫に大きな期待を寄せて近づくと、ビアーホールとゲームセンタ―が 大半を占め、博物館は33車庫中4区画だけ。展示車両(20台程)は全て外置き。 |
Coaling Tower 巨大な給炭塔がここの目玉 別の場所からわざわざ移送 移送時の写真 |
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Canadian NationalのFEF(4-8-4) #6213 by MLW(Montreal Locomotive Works) カナダの蒸気機関車はスマート |
Compressed Air Locomotive by Porter 一度の圧空順天で4時間動けたとか ロープ製造工場で1906 - 1956に稼働 |
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Canadian National #4803 GMD GP7 |
Canadian Pacific #7020 ALCO S-2 |
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Toronto Union Station 博物館のすぐ近くにトロントの中央駅 写真の移りが悪くてごめんなさい → (夕暮れ、小雨、ガラス越し ) 黄色の塗装が綺麗な駅構内 ⇒⇒ |
カナダ番外編 Whirlpool Rapids Bridge ワールプール・ラピッズ橋 ナイアガラ川をカナダからアメリカに 渡るアムトラック (この列車の通関はどうなっている?) |
下が車、上が鉄道の2層式 (製造年不明) |
隣接する未使用の古い橋 吊橋として1855年に完成(Roeblingが製作) 1897年に吊橋の下にアーチを作って交換 |
<小規模博物館(インディアナ周辺)>
かつて鉄道王国だったアメリカ。インディアナ州が位置する中西部は、鉄道が網の目のように走っていた。今は多くが廃止され、
わずかに残った幹線を貨物輸送の列車が時々走る。
至る所に廃線跡の駅舎が残り、記念にカブースが置いてある。ところどころにそんな駅舎やカブースを利用した博物館が点在。
ほとんど人も来ない中で、館員が一人退屈そうに留守番。そんな田舎の博物館を少しご紹介。
Monon Museum Monon, Indiana 2018.4.7 インディアナで1番大きな鉄道会社だった「Monon」を冠した博物館。(所在地名もMonon) 人気のない博物館で、館長?さんが付きっきりで説明してくれました。(言葉が不自由なので、それはそれで大変なのですが) |
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鉄道クレーンが看板を吊下げてお迎え |
Gゲージ模型が天井を走るレストラン(併設) |
博物館の中には鉄道関連グッズがいっぱい |
5インチの模型もいくつか |
館長さん?が特別にHOレイアウトの 運転会を開催 |
館長さん?が特別に奥の部屋まで案内 Oゲージ、エアロトレイン(後ろ側) (グリーンベイの博物館に実物保存) |
外には貨車やカブースが数両 |
館長さん?が特別に「窓が開くよ」と教えて くれて撮影できた1枚 |
4月の土曜日なのにやっていない旧駅舎の お土産ショップ(確かに入場者は他になし) |
Linden Depot Museum Linden, Indiana 2018.5.13 荒野に現れた小さな町のアトラクションは、 この博物館とアイスクリーム屋さんだけ。 Nickel Plate Road (東西)とMonon(南北) インディアナの2大鉄道が、かつてここで直交 ご他聞に漏れず、退屈そうに日向ぼっこ していた館長さん?が嬉しそうに密着案内 してくれました。 |
駅舎とダイヤモンドクロス(当時まま) 駅舎の中には、方向別にコントロール室。 |
お決まりカブース |
そしてレイアウト(HO) |
アメリカ人は、サーカスと遊園地が大好き。 |
館内展示の一部。左下の石は、B&O鉄道で 最初に使用した由緒ある線路の敷石だとか つたない英語力で解釈すると、 どさくさに紛れてかっさらってきた(?) |
当然模型も。Gゲージライブ |
5インチ ライブスチーム |
Galesburgh Railroad Museum Galesburgh, Illinois 2018.5.12 シカゴと西部を結ぶ幹線の駅。 大陸横断鉄道のカルフォルニアゼファー号が停車 頻繁に長大貨物列車が行き交う。 残念ながら館内は撮影禁止(アメリカでは珍しい) もったいぶるほども物はなかったけど。 外に蒸気機関車(ハドソン型)とプルマンカー カブースの展示 |
Silver Creak & Stephenson Railroad Freeport, Illinois 2018.6.30 日にち限定で蒸気機関車が走行 狙って行ったのに、機関車が故障で、動くところを 見られず(火は入っていた)。 ギアードロコで、クランクシャフトが真下にある形式 シェイではなく、ハイスラー式というのがあることも、 実物を見るのも初めて |
the Luise Lumber Co. No.2 1912年 by Heisler Locomotive Works |
Trolley Car 36 Rockford, Illinois 2018.6.30 川沿いをトロ―リーカー(ディーゼル駆動)で のんびり往復40分。週末だけの運行。 この日の乗客は私たちだけ。 町から予算をカットされ、一時運行休止に 追い込まれたのもうなづける。 (有志のファンドで再開した模様) 街中を走ってくれると、市内観光になるのに |
Monticello Railway Museum Monticello, Illinois 2018.8.11 中西部で名の知れたWabash鉄道が走っていた モンティセロ。毎週末、5マイルほどの距離を 観光列車が往復。 月に1度の蒸気機関車牽引に併せて訪問 |
機関車庫側から、町の駅へ向けて出発 このあとスイッチバックしてバックプッシュ運転 |
町の駅から機関車庫側へ(通常牽引) |
モンティセロの駅舎 |
機関車庫側にはちょっとしたミュージアム |
製鉄メーカーの蒸気機関車が。 (私としてはよく聞くライバルの名前) |
通常はこのディーゼルカーが牽引。 Wabashのロゴマークがまばゆい。 Wabash #1189 F7 1953年 EMD |
Wabashの豪華展望客車 |
プルマンカーの個室(コネクティング状態) 扉を開けると便器が登場!全個室トイレ付! いくら豪華でもトイレまで中になくても・・・ |
LaGrange Railroad Museum LaGrange, Kentucky 2018.8.25 目抜き通りを長大貨物列車が走ることで有名な町、ラグランジ。 町からちょっと離れた博物館に行ってるときに、列車が来てしまいました。 |
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お洒落な街並みのラグランジ |
町で待ってた時は来なかった列車が来ちゃった 博物館から望遠で。CSXの長大貨物3重連 |
町から200~300m離れた所にある鉄道博物館 中身はほとんどなし(ジオラマ展示もこの日は施錠) |
National New York Central Railroad Museum Elkhart, Indiana 2018.10.13 インディアナ州北部の小さな町エルクハート 名門ニューヨークセントラルの博物館がこんな所に シカゴと結ぶ幹線が通っていた沿線とはいえ ニューヨークから遠く離れた片田舎にひっそりと佇む |
たまたま博物館で遭遇したAMTRAK。ミュージアムの横を過ぎてElkhartに停車。 時間的にはニューヨーク・ボストンからやってきた"Lake Shore Limited"と思われるのですが (定刻3時間遅れ)、編成が短く、おまけに後ろにはプルマンカーが連結。 いったいこれは何だったのか?(謎) |
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館内では、New Yoke Central鉄道の歴史を紹介 |
お決まりのOゲージレイアウトは普通の大きさ |
New York Central #4085 EMD E-8 1953年 ↓運転席 普通に座れる |
目玉で唯一の蒸気機関車 New York Central #3001 ここではMohawkと呼ぶ4-8-2マウンテン 1940年 ALCO アメリカで初めて見るデフレクタ付 僚機(デフなし)がセントルイスの博物館に |
打ちひしがれた電気機関車 名車が・・・ Pen Central #4882 GG-1 1936年 by Altoona Works, Pennsylvania Railroad |
Engine No.4 Mammoth Cave National Park KY 2018.12.15 マンモスケーブ |
世界遺産のマンモスケーブ(世界一長い 洞窟群)があるケンタッキーの国立公園の 中にポツンと置かれた蒸気機関車。 Dummy Engineと紹介されていて、飾り物 (ダミー?)かと思ったら、アメリカでは スチーム・トラムのことをダミー(無音)エンジン (機関車)と呼ぶことを学びました。 (馬を驚かさないために箱で覆って消音) ルイビル&ナッシュビル鉄道(L&N)の グラスゴー(現パークシティ)から、観光客を 運ぶために作られた軽便鉄道。 車の普及をもって終了。 |
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初めて見る実物スチーム・トラムに興奮 |
運転手は箱の中、ボイラーの真横に立って操縦! |
Histrical Railpark & Train Museum Bowling Green, KY 2018.12.15 立派な旧駅舎くらいが見ものの鉄道博物館 Louisville & Nashville Railroadを紹介。 在りし日の街のシンボルだったのでしょう。 当日は貸し切りパーティーの真っ最中。 |
北はシカゴから南はニューオーリンズまで。 中西部の主要都市を結んでいたL & N |
屋外展示はツアー時間が合わず内部は見れず |
機関車はこの1輌 L & N #796 EMD E8A 1951年 |
L & N の紹介展示、Oゲージレイアウトと ある中で、私にはこれが1番の印象 |
Kentucky Railway Museum New Haven, KY 2019.10.5 |
注目はこのMONON BL2 #32 1948年 EMD ロードスイッチャー式ディーゼル機関車の先駆け 妙に気に入って模型もHOでゲット |
保存状態が残念なL&N 770 E6A 1942年 |
来場者はトレインライドが目当て なぜかSanta Fe (CF7) が牽引 |
反対側は地元L&N(Louisville & Nashville)の 機関車(GP9)が牽引 |
元々はこの蒸気機関車が牽引していた模様 修理中?の L&N #152 従輪が大きい4-6-2 |
Age of Steam Roundhouse Sugarcreek, OH 2019.5.1 個人の寄付で新しく立て直した立派な 機関車庫に収集した蒸気機関車が約20台 車庫内はガイドツアーのみ観覧可能 機関車の補修工場もあり ここまでやるなら動態保存も欲しいところ 機関車庫(ターンテーブル側) |
Nickel Plate Road 763 Jlieteで走った765の僚機 |
Grand Truck Western 6325 ALCO 1942年 4-8-4 (FEF) #763と並ぶここの双璧 |
ノンフエルなのは間違いないものの、蒸気式か 圧空式かは不明。煙突らしきものは何? (ツアーガイドの英語は分からず、解説版もなく)) |
こちらは間違いなく圧空式。キューバの砂糖 農園から運ばれてきたもの。 |
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本格的な補修工場 |
車輪の旋盤まで装備 |
Hoosier Valley Railroad Museum North Judson, IN 2020.6.20 Hoosier(フージャー)とはインディアナ州に住む人の愛称 博物館と言っても中心はトレインライド (当日はコロナ自粛明け再開のための試運転中) かつては線路が縦横無尽に走ってた場所(右写真→) こんな線路を通る列車を実際に見てみたかった |
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ここにもLimaのバークシャー2-8-4 Chesapeeke & Ohio No,2789 |
Erie Lakawanna 310 ディーゼルスイッチャー Alco S1 |
日本的な中央キャブ "44 tonner" GE製 Hoosier Valley Whitcomb No.27 |
Grand Trunk Western Railroad in Michigan 2020.8 近くて(インディアナ州に隣接)遠いミシガン州 (特段行く用事がなく、通りすがりもなく) アメリカ4年目にしてようやく鉄道巡り Grand Trunk鉄道のミシガン州内の子会社 今はCanadian Nationalによる運行 |
Durand Unio Station 素敵な駅舎! 2線が交わるクロスポイント |
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カナディアン・ナショナルが通過 |
昔はこんな機関車庫が存在(HOレイアウト) |
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Grand Haven(ミシガン湖岸) 後方にかつてのコールタワー Pere Marquette 1223 静態保存 Lima製十八番のバークシャー 2-8-4 |
Owasso Steam Railroadig Institute 僚機 Pere Marquette 1225 動態保存 例年は観光列車を牽引(コロナで中断) |
Grand Truanのマーク "GT"が眩い GP9 |
Enter TRAINment Junction Cincinnati Ohio |
Gゲージでここまで広大なジオラマを 見たことがない。 日本で言えば原鉄道博物館。 精緻さは別として、このスケールの 大きさは他を寄せ付けない。 開拓時代に始まって、徐々に時間が 進み、現代までの町を表現。 いっぱいの子供たちが目を輝かせて 模型に食い入る姿が印象的。 |
西部開拓時代 |
船が浮かぶ湖は実際の水 |
近代。ビルの合間に路面電車も |
大きな近代のジオラマ |
遊園地ものアトラクションはすべて稼働 |
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転車台も自動遠隔操作 |
現代。高層ビル群。下には地下鉄も |
ボランティアによるワークショップ |
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Chicago Sience Museum |
博物館の一角に、アメリカ最大と謳われるOゲージのジオラマ (3線式)。 実物のような長大列車が悠然と走る。 |
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鉄道最盛期の頃のシカゴ |
奥に現代のシカゴ。のっぽのシアーズタワーも |
シカゴなのでミシガン湖畔の製鉄所 | |
上から撮影したレイアウト |
実物の蒸気機関車はこれ1台 |
奥にはロケット号のレプリカ |
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Carnegie Sience Museum Pittsburgh Pennsylvania |
科学博物館の一角に3線式Oゲージの ジオラマ 広大とまではいかないが、人が動いたり 緻密な作り。 ピッツバーグだけに、製鉄所もリアル。 |
何は無くとも、ピッツバーグには製鉄所 |
大きな転車台と車庫(もちろん稼働) |
建物の中にも人形 |
本物の水の川を走る船 |
お決まりの遊園地 |
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Childrens Museum of Indianapolis |
アメリカ最大と謳われるインディアナの子供博物館(子供だけでなく大人も楽しめる) 恐竜の親子が入口ホールで出迎え |
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鉄道模型のコレクションに驚嘆。 どれも貴重なブリキ製。思わず見入る。 時価総額いくら?と余計な勘ぐり。 |
実物の機関車はこの1台 実際の乗り心地を再現するカブースも (流れる車窓と音と振動) |
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Eiteljorg Museum Indianapolis |
インディアナ州の成り立ち(インディアから)を 紹介している大きな博物館。 毎年クリスマスに開催される クリスマス・トレイン・イベント "Jingle Rail" アメリカでは様々な場所でクリスマス トレインが走行。 中でもここは大きくて有名。 Gゲージの大規模レイアウト |
上や下に壮大なレイアウト |
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もちろん子供たちに人気 |
インディアナポリスのシンボル、ルーカス オイルスタジアム(フットボール)とダウンタウン |
お伽の国のようなシーナリーも面白い |
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Chicago Botanic (シカゴ植物) Garden Railway |
シカゴ植物園の中にあるガーデン鉄道 Gゲージ。別料金。 ちなみに、この植物園には日本庭園もあり 見応え十分。 これほど雄大な日本庭園は、日本でも そうお目にかかれない。 手入れも行き届いていて綺麗。 (庭園ファンとして、とても嬉しい) |
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本物の植物の中を広々と走る。 |
さすが植物園! |
アメリカ国内の有名どころを再現 |
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The Toy Train Barn Museum Wisconsin Southwest |
ウィスコンシン州の南側。シカゴから3時間。原野の中の博物館。 人影もまばらなBarn(納屋)を開けると、そこは鉄道模型の別世界。 オーナーの趣味が講じた博物館(有料)。 Z, N, HO, O, Gそしてスタンダード(54mm)と揃うレイアウト。 "Erectric Trains of All Sizes!" 様々なカラクリ、貴重なブリキの模型群(もちろん走行)、 そして外では12”の鉄道に乗車。 わざわざ原野の中を走って行った甲斐のあった博物館。 人生の目標(憧れ)を見た気分。 |
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とても綺麗なブリキ製機関車(垂涎の的) |
手作り感満載のカルフォルニアゼファー号 |
オーナー自ら運転。ディーゼル駆動 この乗車、不思議なほど面白かったです。 |
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Chicagoland Lionel Railroad Club Near Chicago |
一般公開は月に1度。 入口がどこかも良く分からない。 |
中は盛況。Lionelなので当然Oゲージ3線式 子供が遊べる仕掛けもあちこちに。 |
おそらくシカゴを模したシーナリー |
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Presented by Hideoki Kimura