2005年10月1日

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北海道辺りに咲くというピレオギクがロックガーデンに咲いてます。
これから、色々なキクの仲間が咲いてきますね。
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ヒダカミセバヤ(ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)
青白い緑色の葉の上に、濃紅色の5弁の花をつける。オシベは10本、メシベは5本持つ。
植物公園内にある他の2種(ミセバヤ、エッチュウミセバヤ)より、全体的に小振りである。
紅葉も綺麗だと云われているが、ここ、植物公園での紅葉はいかがなものだろうか?
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四国は小豆島(寒霞渓)の岩壁に自生するという日本原産の「ミセバヤ」
(ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)。
横幅が広い扇形葉が3輪生でつき、その先端に桃色の5弁小花が球状に多数重なり合うように咲く。他の地域に存在するのは、栽培種が野生化したものと云われる。
19世紀にシーボルトがヨーロッパに紹介したため、「シーボルトのベンケイソウ」と云われているようだ。
ミセバヤとは、和歌山の法師が歌った和歌にある花が綺麗で誰かにみせばや(見せたい)という歌から「ミセバヤ」と云われるという。
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エッチュウミセバヤ(ベンケイソウ科ムラサキベンケイソウ属)。
富山県の一部の河川の上流の崖に自生するという。
淡紅色の5弁花が先端に半球状につく。葉はミセバヤに比べ縦長の楕円形をしているので、葉の形で区別がつく。
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サツマホトトギス(ユリ科ホトトギス属)
ホトトギスの変種で無毛というので、確認してみてください。
ホトトギスは、斜上する毛を持つ。植物公園にはこれから、色んなホトトギスが咲いてくるので各々の特徴をご覧ください。
・ジョウロウホトトギス節(黄色の釣鐘状の花冠)
・キバナノホトトギス節(黄色で上向きの花)
・ホトトギス節(白色で上向きの花)
・ヤマホトトギス節(白または黄色で上向きの花)
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アサギリソウ(キク科ヨモギ属)本によるとアルテミシア属ともあるが学名のことである。
茎や細い葉に銀白色の毛が密生している状態から草姿を朝霧に見立ててこの名があるようだ。残念ながら、花は今日の段階ではまだついていなかった。
本州の中部から北海道にかけての高山の岩場、砂礫地に自生する植物で園芸種として栽培されるが暖地では、殆ど花は咲かないという。
植物公園も咲かないのだろうか?
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ハマトラノオ(ゴマノハグサ科ルリトラノオ属)
草丈20〜30cmの多年草。茎は斜上し、葉は対生しやや肉質、鮮緑色でツヤがある。
花は茎の先に穂状花序となり青紫色の花を密につける。
分布・生育地:九州や、沖縄などの暖地性の海岸崖上。
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ヒメハマナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属)
ヒメハマナデシコは、ハマナデシコに比べて丈が低く小型である。多くの花を密につけ、同時に開花するハマナデシコと違い、数個の花をまばらにつけ、つぎつぎに咲かせる。苞の先が針状になる。生育地は和歌山県以南の海岸沿いに分布。
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クサボタン(キンポウゲ科センニンソウ属)
葉は対生し、3出複葉。縁に鋸歯があり、ボタンの葉に似ることからこの名がある。
ただし、クサという名はあるが本州の山野、草原、林の縁などに自生する落葉半低木である。
8〜9月ころ木質化した茎頂や葉腋から柄を出し淡紫色の花弁に見えるガクを付け、数個の釣鐘状の淡紫色の花を下向きにつけ、先は4裂して、そり返る。
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コウリンタンポポ(別名:エフデタンポポ:キク科ヤナギタンポポ属)
ヨーロッパ原産の帰化植物で,北海道に多く帰化している。花茎は長く上部に紅色の花をつけ、葉は根元にロゼット状に互生する。葉や茎に多くの黒っぽい毛が密生する。
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コルチカム(別名イヌサフラン:ユリ科コルチカム属)
名の由来としてアルメニアの古都コルキスからつけられたとの説があるようです。
アヤメ科のサフランに似た花ということで「イヌサフラン」という別名がある。
地中海付近が原産で、暗殺にも使われたという猛毒を持つが、これは種無しブドウを作るのに使われる「コルヒチン」という物質であるという。
球根をそのままおいといても花が咲くというくらい栽培は容易にできるというので、初めての方は挑戦してみてはいかがです?
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キバナタマスダレ(別名ステルンベルギア:ヒガンバナ科 ステルンベルギア属)
秋植え耐寒性の球根植物。大正末期に渡来したとされています。
秋になると、花と葉を同時に出すという変わった習性を持っているそうで、夏は休眠します。
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ETとシキミの実
ご存知、猛毒のシキミの実です。とある山で拾ったものですが、1つは綺麗なスタイル(でも、種は7つしかないんですよ)でしたが、もうひとつは、パッと見た目「えー!」とうなっちゃいました。ETって映画がありましたが、良く似てるって思いませんか?思わず、夜空を見上げようと思っちゃいます。
でも、朝にはどれも、座頭市状態になっていました。