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ミツマタ(三椏 ジンチョウゲ科ミツマタ属:学名Edgeworthia chrysantha)のボンボリ 植物公園子供広場に多く咲く。3〜4月、葉の出る前に3分枝した枝先に、球状に集まった花が下向きに咲く。花弁がなく、白毛を密生した萼筒の先が4裂し、内面が黄色であり丁度、ぼんぼりを灯したように見える。 ミツマタという和名の由来は、枝が3つ又に分かれることからついたといわれる。 同じ科の植物にガンピがあり、紙幣などに使われる優秀な和紙原料。 他にも和紙の原料としてはクワ科のコウゾもある。 |
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トサミズキ(土佐水木 マンサク科トサミズキ属:学名Corylopsis spicata) ●花房の軸に白い毛が密生する。ひとつの花房に付く花数は7〜8個。葯はえんじ色 葉脈は平行に走っているのでミズキに似ていることからこの名がある。 樹液が多いのこともミズキの名をつけている。早春に葉の展開に先立って、穂状の花序を小さい黄色の花を咲かせ、春の到来を告げる。花弁はヘラ形であり、5枚。雄しべは5本で、葯は紅色。(コウヤミズキの葯は紫色) ガク・子房・果実は有毛。 |
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コウヤミズキ(高野水木 マンサク科トサミズキ属:学名Corylopsis glabrescens) ●花房の軸に毛はない。ひとつの花房に付く花数は7〜8個。葯はえんじ色or紫色 別名をミヤマトサミズキ(深山土佐水木)という。葉は互生し広卵状心形で緑にのこぎりのような葉があり、早春、葉が出るのに先立って小さい黄色の花を咲かせる。コウヤミズキの葯は紫色との資料もあるが見分けにくいかな?(トサミズキの葯は紅色) 広島では、宮島、可部の南原峡、江田島でも観察されるくらいマイナーな樹木。 ガク・子房・果実は無毛。 |
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ヒュウガミズキ(日向水木 マンサク科トサミズキ属:学名Corylopsis paucifiora) ●花房の軸に毛はない。ひとつの花房に付く花数は1〜3個。葯は黄色 ヒュウガミズキは花の房が短く小さい黄色の花を1〜3個咲かせ,一本の木につく花の数が多いようです。 ガク・子房・果実は無毛。 |
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サンシュユ(山茱萸 ミズキ科サンシュユ属:学名Cornus officinalis) 子供広場に春黄色い花をつけることから別名をハルコガネバナ(春黄金花)ともいう。また、秋にはグミのような楕円形の果実が熟して鮮紅色になります。味はやや渋みと酸味があり、滋養・強壮の薬効がある山茱萸酒を作ることもできるということからもアキサンゴ(秋珊瑚)とも云われる。 中国原産の植物だが薬用植物として江戸時代に渡来したといい、庭木としても広く植えられている。 |
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啓翁桜(ケイオウザクラ バラ科:学名Prunus pauciflora keiohzakura) 「昭和5年、福岡県久留米市山本の吉永啓太郎氏が中国の実桜を台として彼岸桜を接いだところ、穂木として使った彼岸桜からその枝変わりとしてできたもの。命名は同じく久留米市の弥永太郎氏で名前の一字をとって啓翁桜とした。(出典/福岡の花)」 シナミザクラ(支那実桜)は支那桜桃(シナオウトウ)や唐実桜とも言われ中国中部が原産地。この桜の成葉は、大型の卵状楕円形または楕円形であって、縁には欠刻状重鋸歯がならぶ。表面には、中脈上に毛があり、裏面は淡緑色。全面に極短毛が密生する。多数の花が固まり咲く。果実は直径1.5cm程で、赤くなり食べられる。早めに咲き、切られても枝がすぐ伸びるのが特徴だそうです。 |
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熊谷桜(クマガイザクラ バラ科:キンキマメザクラ園芸品種) クマガイザクラ(熊谷桜)は、キンキマメザクラ(近畿豆桜)が重弁化して雌しべが2個となった一個体と云われる。極小輪で一見、ミニチュアローズのような花ですね。 |
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ハナニラ(ユリ科イフェイオン属)学名:Ipheion uniflorum イフェイオン属は南アメリカ原産の球根性多年草。植物公園観察園の広場にあるのは ユニフロルムっていう種のうち‘ウィズレー・ブルー(Wisley Blue)’という園芸品種と思われる。本種は中米メキシコから南米アルゼンチンにかけて分布し、我が国には明治時代の1890年頃に入ってきたもので、暑さ・寒さ・過湿に強く、とても丈夫な小球根の多年草であり、増殖はきわめて容易なため庭などから野外に出て、ほぼ帰化植物になっているようです。 花期は3月下旬から4月中旬。 根生する10〜15cmの花茎を伸ばし、頂花を着けます。 |
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イオノプシデュウム・アカウレ (アブラナ科イオノプシディウム属:学名 Ionopsidium acaule。 英名は Violet cress, Diamond flowerという)。 花の進化園のアブラナ花壇に現在はひっそりと咲いている。 ポルトガルが原産で「スミレ」に似ているが、イベリス属の近縁。 高さは10センチほどの矮性で、カーペット状に広がります。 11月から4月ごろ、小さな薄紫色または白色の4弁花を咲かせます。 花には芳香がある。学名のIonは「スミレ」を意味し、「opsis」は似ているを意味する。 |
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シクラミニウス・スイセン’テータテート’(ヒガンバナ科スイセン属) 学名Narcissus cyclamineus 'Tete-a-Tete' 'Tete-a-Tete'とはフランス語で「ないしょ話」という意味だそうです。 また’Tete’は「頭」という意味があり群生させると沢山の花が顔を寄せ合って話をしているという様子から、この名があるのかもしれませんね。 |
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アマリリス(ヒガンバナ科ヒペアストラム属:学名Amaryllis Hippeastrum hybridum) 一般的に「アマリリス」と呼ばれるものは品種改良によって作出された総称を云い、ギリシャ語で「輝かしい」という意味がある。 |
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ネモフィラ・マクラタ(ハゼリソウ科ネモフィラ属:学名Nemophila maculata) ネモフィラとはギリシア語で「森を愛する」の意味とのことで、本種には花弁の先に青紫のアクセントがついている種類もあり、見た目はそっちのが可愛い感じはする。 残念ながら進化園のはアクセントがないのでネモフィラ・メンジーシ(Nemophila menziesii)の変種でvar.atomaria'Snowstorm(スノーストーム)'ではないかと思われる。 (ちなみに「atomarius:小斑点のある」という意味らしい) |
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ネモフィラ・ベニーブラック(ハゼリソウ科ネモフィラ属 学名Nemophila menziesii var. discoidalis 'Pennie Black' ネモフィラ・メンジーシーの変種のディスコイダリスの品種。 中心部は黒紫褐色,花びらの先端部は白が特徴。 |
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ワスレナグサ(勿忘草 ムラサキ科ワスレナグサ属:学名Myosotis scorpioides) 青、桃、白色などの小さな花をたくさんつける可愛らしい植物ですね。英語名は Forget-me-not (私を忘れないで!)といい、ドイツではドナウ河畔で恋人のため、この花を摘もうとした若者が足を滑らせ、「私を忘れないで」と叫びつつ、流れに飲まれ命を落としたという。ワーテルローの戦いでなくなった戦士の胸からこの花が咲いたと言ういろんな伝説がこの花にある。 属名のワスレナグサの名で流通していますが、実際はワスレナグサ(M. scorpioides)ではなく、エゾムラサキ(M.sylvatica)か、あるいはアルペストリス(M.alpestris)との種間交配種などが多いそうです。日本の自生種で近似種は「ヤマルリソウ」である。 |