16回国東半島きつきトライアスロン参戦レポート

開催日 :20029月8日 日曜日

場 所 :大分県杵築市及び周辺町村 

スタート:住吉浜リゾートパーク  

ゴール :B&G海洋センターグラウンド

天 候 :晴れ

距 離 : Swim1.5km、 Bike;47km、 Run;10km

結 果 : 雄二   27位 2時間48分14秒
                 (S:30分26秒 57位、 B:1時間36分15秒 33位、 R:41分33秒 22位)

            理津子 158位 3時間42分04秒
                 (S:36分42秒 136位、B:2時間12分21秒 175位、R:53分01秒 117位) 

参加者: エントリー 210名、 出走:184名、 完走;176名

 

9月8日の日曜日、九州は大分県国東半島の「第16回きつきトライアスロン」(S1.5km、B47km、R10km)に参加しました。本大会は、16回目ということでトライアスロントしては歴史のある大会ですが、今回の参加者は210名と例年に比べかなり少なくなったと言うことでした。
歴史を感じる横断幕です

私達は、金曜日に神戸から関西汽船の夜行のフェリーに乗り、土曜日の朝10時頃別府に着きました。別府は高校の修学旅行で来たことが有るのですが、こんなにも山が海岸に迫っていたと言う印象はなく、まるで始めて訪れたかのような感じでした。地獄めぐりをしようかと思ったのですが、1箇所入るのに400円も取られるため、けちな私達の判断は「やめとこう」でした。よって、レース会場である杵築市の住吉浜リゾートパーク(以下RPと略します)に向かいました。今日の公式スケジュールは登録と車検のみなで時間が充分有り、住吉浜RPから車でバイクコースの下見に行きました。そして、そのバイクコースが大変タフ(大きな峠が3つある。最初は安岐ダム、そして杵築市内に向かう時に2つの峠)であることがわかり、一時は、家内は完走が・・・?とか、私も自分の目標タイム(2時間50分以内)を大きく下方修正しなければと、ちょっとビビッテしまいました。理津子は「私のバイクゴールと雄さんのランゴールが一緒になりそうやな」と冗談を言う始末です。バイクコースの下見を終え、明日のレースに備えて食糧や飲み物を買い込み、住吉浜RPに戻ってきました。この住吉浜RPは大分県が経営しており、細長い半島の中にコテージや、ホテル、レストラン、大浴場、テニスコート、バスケットやバレーコート、そしてゴルフコースまであるのです。もちろん各種マリンスポーツは言うまでもなく何でも楽しめます。まずチェックインし、荷物を部屋に運びましたが、この部屋がまた広くてゆったりしていて、バイク2台を部屋に入れてもぜんぜん狭くなく快適でした。ただ、レストランや大浴場までは一旦外へ出て歩いていかねばならないのです。これはちょっと面倒くさい。アスリートがこんなことを言っていて良いのでしょうか?とりあえず、バイクをセットし、車検会場に向かいました。約1kmの道のりです。スタッフが今年は参加者が極端に少なくなったと嘆いておりました。理由はよく分かりませんが、何処の大会も参加者が減少しているのは事実です。やはり不況のせいでしょうか?夕食は明日のレースに備え、和食にしました。今日の宿泊費は2食付で1人8,300円。明日は平日料金で7500円とかなり安いです。夕食も予想以上で結構良い内容でした。沖縄に停滞していた台風16号も西にはずれ、熱帯低気圧に変わり、今日は曇っているが、明日はどうやら良さそうな天気です。

レース当日は、晴れ時々曇りで天候にも恵まれ、自分としてはほぼ満足のレースができました。公式結果はまだですが、総合27位(出走180人くらい)でタイムは2時間48分くらいでした。今回はランがまあまあ走れ、順位も上げられたのでとても嬉しかったです。では、レースの模様を簡単に振り返って見ます。

7時に朝食を摂り、8時少し前にスイムスタート会場に着きました。8時から開会式と競技説明会が有り、その後に出走申告し、腕にナンバーを記入してもらいました。このナンバーを記入してもらう時が、「あー、レースが始まるのだな」と一層気が引き締まります。バイクからランへのトランジッションは杵築市内のB&G海洋センターなので、トランジッションバッグを受付に預け、運んでもらいます。スイムーバイクのトランジッションにバイクとバッグをセットし、何度もシミュレーションしながら、ヘルメットやシューズを置く場所を決めます。何でもないことなのですが、几帳面な私にはこれが大切なのです。大胆な理津子さんもこの時ばかりは慎重にやっているようです。競技開始が9時半なのでたっぷり時間が有ります。でも、緊張のため何度もトイレに足を運びます。私はレースが始まるまではとても緊張するのです。良い言い方をすれば、ベストの体調で臨めるように、準備万端を整える訳です。スタート時間が近づくにつれ、海に入り、アップする人が増えてきます。我々も体に擦れ防止のためのワセリンを塗り、ウエットスーツを着て海に入りました。この大会はウエット着用義務なので理津子は大嫌いなウエットをぶつぶつ言いながら着用します。何しろ、彼女はウエット無しでもウエットを着ているようなもの(脂肪という天然の浮力体を持っている)なので、黒いウエットを着るとまるでイルカ、いや、ここではあえて「海豚」と書いたほうが想像しやすいと思いますが、浮きすぎて泳ぎにくいらしいのです。やがて、スタート時間を迎えましたが、一向に盛り上がりません。通常は、誰かの掛け声で「エイエイオー」などと全員で気勢を上げるのですが・・・、カウントダウンはあるものの静かなスタートでした。こんな静かなスタートも珍しいです。コースは沖に向かって750m泳ぎ、帰ってくる往復1500mのコースです。既に満潮時は越えているようなので、引き潮に入っているようです。バトルもなく、どんどん沖に向かいます。右手には黄色いブイが25m毎に並んでいるので非常に泳ぎやすい。折り返しでは14分30秒。いいペースだ。復路は岸に見える建物や山が目標になるので泳ぎやすい。ピッチを上げる。でも、スイムを終えたときは、30分を過ぎていました。後半はやはり潮の流れで遅かったのか?シャワーの下でウエットを脱ぎ、トランジッションに向かう途中トイレに立ち寄る。その横を何人も走り抜けていくのが見える。あれだけレース前に行ったのに良く出るわ。スイムの後のトイレが習慣化されてしまっているようです。バイクトランジッションに着いた時は、足は砂だらけ。これではバイクシューズが履けない。横の堤防に腰をかけ、タオルで入念に砂を取り去り、靴下を履いて靴を履く。こういう時に几帳面な性格は損です。綺麗にしないと気がすみません。結局トランジションは5分ほどかかってしまいました。

バイクコースは、前半は概ねフラット、いや、細かいアップダウンがある。しかし、全体から見ればフラットかもしれません。途中の一部を除いて道幅も充分で、交通量も少ない。競技説明会で、事務局や警察の交通課の人の挨拶で、「交通規制は一切無しで、交通ルール遵守」という説明だったが、信号のある交差点はいつも青で、バイク優先で走らせてもらえ、細い道から広い道に出る信号無しの交差点でも、車を止めてバイクを優先してくれるのです。非常に有難いことです。こういう所では、一応、回りに頭を下げて感謝の気持ちを表して通過するようにしています。車に乗っている人達も、とても気を遣って横を通り抜けて行ってくれる感じがします。最初の上りは安岐ダムへの長いだらだら上りです。前を行く人を目標に一人、また一人とパスしました。調子はまあまあです。下りはかなり速く爽快です。上ってくる人達を横目に見て、ガンガン下ります。頑張って走っている理津子に声を掛けてどんどん下ります。やがて、信号のある交差点を右折し、杵築市内へ向かいます。ここからは急な上りです。峠近くで後ろから抜いて行く人がいるのです。TREKに乗っている。速い。どうしてそんなに速く走れるの?どんな練習をしているの?くやしいーーー。気を取り直して、2つ目の峠を上り、トンネルを抜け、間もなく峠という所で、うかつにもフロントギアをインナーに落とした時にチエンをはずしてしまいました。くそー。何でこんな時に!手が汚れるのを最小限にしながらチエンを付け直しました。汚れた指はバイクパンツの黒地の部分でふき取りました。わずか数十秒のロスかもしれませんが、焦ってしまいました。市内に入り、バイクゴールが近くなると、応援する人が増えてきました。一層、ペダリングに力が入ります。結局、バイクスタート後、たくさんの人を抜きましたが、2人に抜かれてしまい、35位くらいでバイクゴールしたようです。ゴールの数キロ手前で、順位を数えている人がおり、そのときは37位だったので、それから2つ順位を上げたので多分35位でしょう。今回は、坂道が多く踏ん張った割には後半の腰の痛みがなく、順調に走れました。やっと、ポジションが体に合ってきたのかも。

ランへのトランジッションは自分でも速いと思いました。誰でも速いかも。エイドでコップ2杯の水をもらい、飲んだ後に頭にかけます。時計は2時間6分の経過を表示しています。今日は日差しが強くないので、バンダナだ。この方が頭がさわやかな感じで出気持ちが良いのです。足も軽い、頭も軽い?順位も予想以上の所に居るので心も軽い。モチベーションも上がってきました。前に数人見えるが、どんどん近づいて行きます。そして抜き去りました。沿道では所々、家族総出で応援してくれている家が多く、励みになります。苦しいけど、ニコッと笑って笑顔で手を上げて答えます。最近、これをモットーにしています。自分は笑っているつもりだけど、傍目にはどう見えるのか、一度ビデオでも撮ってもらって見たい気持ちです。次のエイドが見えてきました。2.5kmのはずだが、4kmだという。タイム的にも4kmであるはずはない感じです。5km手前で一人に抜かれました。何とナンバーは18。明らかに50歳代です。この人はバイクで2つ目の坂を上っているときに抜いたのを覚えています。何故なら、抜いた後、抜き返してきたからです。それも、私がダンシングで上っているときに、シッティングで上っていたのです。まぁ、直ぐに抜き返したけれども、筋肉質のいい体をしていました。この大会はゼッケンナンバーが年寄り順になっているのです。よって、ナンバーの大きな人には抜かれたくはないのです。できるだけその人と離れないように頑張るのですが、じわじわと離されてゆきました。5km地点で2時間25分経過。次のエイドでは2時間30分で通過。結構いいペースです。川を渡り、再び市街地に入ってきました。前を走る人が少しずつ大きくなってくると更にモチベーションが上がりますが、自分もだんだん苦しくなってきます。坂の途中の最後のエイドで給水し、最後の頑張りを試みました。坂を登りきれば500m位下りでゴールは直ぐです。そして、B&Gグラウンドへの進入路に入る手前で、理津子がバイクで私を抜いて行きました。何と、彼女の予言どおり、私のゴールと彼女のバイクゴールがほとんど一緒になったのです。抜かれた時に声を掛けましたが気づかなかったようです。

当初の目標どおり、2時間48分でゴールでき、大満足でした。今回はランで、モチベーションを上げながら予想以上に走れたことが収穫でした。

理津子も時間内完走で喜んでおります。理津子が10kランを走るのは50分はかかるので、帰ってくるまでに、カキ氷、みかん、お茶、おにぎり、豚汁などが無料で提供されていたので腹いっぱい食べてしまいました。自分のレース結果に満足し、次々とゴールする人達を見ながら、理津子が頑張って走っている時に美味しいものを食べる、これを至福の時とでも言うのでしょうか。或いは身勝手・・・?
  

ホテルに戻り、大浴場で汗を流せば気分もすっきり、夕食はBBQと生ビールで完走の祝杯を上げました。

月曜日は、Bikeで観光しようと意気込んでいましたが、結局は車での観光になってしまいました。国東半島のど真ん中の両子寺(ふたごじ)という天台宗のお寺にお参りしました。本堂、大講堂、奥の院と参詣した後、煙とxxは高いところに上るではないですが、両子山(721m)の頂上を目指して山道を上り始めました。しかし、これが無茶苦茶急でロープを頼りに滑りながらも20分くらい上って結局断念しました。たまたま、もう一人男性も上っており、その人は頂上を目指して行きました。下りでは滑ってしりもちをつく始末です。1週間くらい打撲の後遺症で痛みが有りました。しばらく下り、ようやく舗装路に出ましたが、この道もどうやら頂上に向かっていそうなので、やはり途中断念はしゃくにさわるので、再び頂上を目指しました。早足で上ること30分余り、ほぼ頂上が近いかなと言う時に、先ほどの男性が降りてきました。その人いわく、「あれから更に坂がきつくなり大変だったということでした。それもそのはず、私達も、彼と別れてから一旦20分くらい下りて、再度上っているのだから、彼の上った山道は相当険しかったことだと予測されます。舗装路もかなり急でした。両子山は国東半島で一番高い山なのでしょうか、360度のパノラマが楽しめ、アンテナもたくさん立っており、無線中継基地になっているようです。だから急な坂道も舗装がしてあったのでしょうね。でも、舗装路がある事を知っていれば、あえてロープを頼りに這いつくばって上るような急斜面を登る人はよほどの物好きだろうなと思いました。

トライアスロン以外の話が長くなりましたが、天候にも恵まれ、とても楽しい旅ができました。

記 原田雄二