レビュー番号61

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ヴィラ・パレッティ
作者:ペイン・ビル

銅メダル

総合評価:☆☆☆
ルール難度:軽い
人数:2〜4人
手が震える〜度:☆☆☆☆☆
積み木で遊んでるっぽい度:☆☆☆


この手のゲームは見た目である程度、分るので詳しい説明は
いらないかもしれない。
ゲーム感自体は
ジェンガを思い浮かべてもらえば
いいだろう。



ドイツゲーム大賞受賞作


この、ただのバランスゲーム(ただの・・・って言い方は失礼だが)
ドイツゲーム風にどういう味付けが
されているかが一つの見所かな。

メンツは
俺と
りんさん
MSA と タカ だ。





建設現場。

ここから物語はスタート。

立派な宮殿を建てるぞ〜♪



建築資材。

太さや形違いで3種類。

色は各自の担当色を決めて使う。

例えば俺が緑なら

緑の柱を使うのだ。



準備完了。

このように適当に資材を並べて

スタートする。




このゲーム、特殊ダイスがついており
最初に各自の担当色をこれで決める。
その他、詳しい説明は後述するが
誰が今、勝っているか決めるのにも利用する。


この手のバランスゲームでありがちな

「負けを決める」のではなく
あくまで
「勝者を決定する」ゲームなのだ。
それ故、
戦術も存在する。
この辺が、ドイツゲームらしい部分かなと思う。







床のパーツ。

複雑な形である。

青・緑・黄色・オレンジ・赤の順に使う。

上の階に行くほど

足場も小さく不安定。




まずは青の床を上に載せてゲーム

スタート!

もちろん、自分の色の柱を

上にもっていきやすいように

床の配置などを考えながら

慎重にやる。




このゲームは柱ごとに点数が決まっている。
一番太いのが3点 六角形が2点 細い円柱が1点。
これを最上階に持っていければその点数が手に入る。
最上階で点数が一番の人がその時、リードしている人だ。
もちろん、リードしている人が建物を崩す可能性もあるので
その時は直前のリード者が勝ちの権利を有する。
直前のリードしていた人を表すのが前述のサイコロだ。
例えば青のプレイヤーが「直前の人」ならサイコロを青にしておくのだ。
そして今、リードしてる人がそのサイコロを持つ。

つまり、

今リードしてる人=サイコロ所持者
そのサイコロの表示色=2番手に勝つ権利を持つプレイヤー

を表すのだ。決してサイコロは次に抜く資材を指定するとか
そういう使われ方はしない。



ジェンガと大きく違うのはサイコロの使い方である。




大きい柱は得点源なので

なるべく上にあげたいが

当然、下は不安定になっていく。

どこから柱を抜くか。

その柱をどこに置くか

建物のバランス面はもちろん

得点柱の配置による戦術もある!



高くなれば迫力がでてくる!!

このスリルはなかなかのもんである。




みんな立ちだした(笑)

柱が見えにくくなってきたからだ(笑)

建物はかなりの迫力になっていく。



2回ほどプレイしたが
ぶきっちょ4人組は一番上の赤い床まで
到達する前に崩してしまうのである(笑)・・・・無念。


MSAが2連勝。
りんさんも2回目は同率首位であった。


ぐり総評
 銅メダル 総合評価:☆☆☆


レビュー中には書いていないが
新たな床を置く際にも駆け引きがあったりして
思っていた以上に奥が深い。
ただのバランスゲームってだけじゃなく
「戦術」の概念があるのだ。
そう、
見た目以上にゲームとして
しっかりしているのだ。

正直、俺も買うのにしばら〜くためらったのだが
もっと早くゲットしていてもよかったなと思う。


宮殿が壊れる瞬間などは
非常に豪快。
大きな音を立てて崩れていくのが視聴覚的にもいい。
思ってた以上にスリルや迫力があるのだ。


それと、やってる時は妙な連帯感みたいなのが生まれる。
なるべく高く崩さないように・・・・
みんなで一つの物を作り上げるのって楽しい。
学校際の出し物とかもっとまじめにやればよかったなって
何となく思い出したw


まぁ、戦術云々〜語ったけど
普通にバランスゲームとしてやってもいいだろう。
小さい子供でも喜ぶんじゃないだろうか。


普段、ゲームしない人でも誘いやすい
単純明快ながらドイツゲーム風の味付けが合って
迫力あるアクションゲーとしてなかなか高い評価できる作品だと
思います。