レビュー番号97

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ティカル
作者:ヴォルフガング・クラマー
   ミヒャエル・キースリング

金メダル 
総合評価:☆☆☆☆
ルール難度:重い
人数:2〜4人
箱絵が恐っ度:☆☆☆☆
火山邪魔!度:☆☆☆


ゲーム会でプレイ。
深夜の辛い時間帯にインスト&プレイするあたり、もう少し
順番を考えろや!!と
いいたくもなるが、まぁ、限られた時間なのでやむなし。

俺と
MSA 
りんさん かもや@ の4人プレイ。


このゲームはタイトルにもある通り
「ティカル遺跡」の発掘がテーマになっている。
ちなみに、ティカル遺跡はグァテマラにある。
マヤ文明の中心都市と考えられている。






まずはゲームボードの角から

全員スタート。

探検隊をジャングル奥地に派遣していくのだっ!



6角形のタイルを配置していく事で

ドンドンとジャングルの中の様子が

わかるようになっていく。


ゲームボード上は非常に美しい。

仕掛けも凝っていて

好印象。



手番ではアクションポイントを消費して

行動していく。


探検隊の移動や

発見した神殿の確保など

様々な行動が取れる。

一覧表になっていてイラストで

描かれているのでわかりやすい。




みんな手番ではついつい、長考しがちである。
なんせ
アクションポイントが10もあるからだ。

「あれを、動かして〜ブツブツ・・・」

「いや〜ちょっと待て。こうもあるなぁ・・・」

「ん〜まいったなぁ・・・・・」

この辺は時間を決めるとか
サクサクやらないと、とんでもない時間がかかりそうである。
俺みたいな集中力がすぐ切れる人間は要注意なのだw





四角の数字が書かれた建物が

神殿。数字は価値になる。


沢山の神殿を確保して

得点を稼ぐ。


木のコマは探検隊で

神殿を確保すべく

駆け巡る。



神殿は価値を高める事ができる。


また、他のプレイヤーも

虎視眈々と横取りを狙っていたり

するので

本当に色々な事を考えなければ

ならない。


この緊張感はたまらない。



三角のコマはベースキャンプ。

これにより、ジャングルの奥地への

探索が楽になる。

ここぞ!という場所に設置しておきたい。



序盤、神殿をかもや@に
奪われそうになり、探検隊を数多く送り出す俺。
一つの神殿に執着しちゃいかんってのは
わかっているんだけど引くに引けなくて
辛い状況である。



りんさんは独自にドンドン、ジャングルを開拓していく。
まさに藤岡弘、と 川口隊長である(古いか)


MSAも配置は巧みである。





こちらはゲーム後半。



本当に美しい。

ジオラマでもみてるかのような

錯覚すら覚える。



黄色=俺

黒=りんさん

白=かもや@

赤=MSA



最終結果



ゲームの方は2時間以上かかった(汗)
まぁ、面白かったからかろうじてだれなかったけど
待ち時間長かったな〜

ちなみに、序盤のリードそのままに
りんさんが優勝。2位MSA
3位かもや@で俺がビリ。トホホ・・・。


インスト中、居眠りしてたのが響いたなw



ぐり総評
金メダル 総合評価:☆☆☆☆

非常にテーマ性にすぐれた作品であるな〜
というのが第一印象。実際、本当に探検しているような
感覚になる。様々な行動が取れる中で
あれもしたいこれもしたいと、最善手を創造する
楽しさや、ジレンマ。緊張感を味わえる。
コンポーネントも抜群。
ゲームが終わった時のジオラマのようなボード上は
見ているだけで楽しくなる。ロマンのあるゲームだね。
男心をくすぐるね。


ただ、ルールは若干、難しめ。
やればすぐに理解できるのだが。
それと何よりも待ち時間。
少人数でのプレイなら気にならなくなるかもしれない。
サクサクやらないととんでもない重量級ゲームと化すので
注意。それでもいい人にはいいんだろうけど
テンポよくやりたい俺みたいなタイプは
つらいかもしれないのでプレイ前にルールを決めたほうがいい。


当初、☆5でもいいかな〜と思っていたのだが
このゲームの後継・進化バージョンともいえる

メキシカをやってみたらこちらの無駄をそぎ落とした
ゲームデザインにすっかり魅了されてしまったので☆4つ。
ティカルにはティカルの良さがあるので
一概にどちらがいいかは言えない。最後は好みだろう。

あとは未プレイの
ジャワというゲームもやりたいw


  

恐い顔三部作