レビュー番号76

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テーベの東
作者:プリンツ・ピーター

金メダル 
総合評価:☆☆☆☆
ルール難度:やや重め
人数:2〜4人
俺の上に乗っかるな!度:☆☆☆☆
ハズレばっかり!!度:☆☆☆☆☆

MSA の購入したゲーム。


考古学者となってヨーロッパ各地で知識を向上させ
エジプトなどの古代遺跡を発掘して
宝物を得たり、学会や展示会を開いて
名声を得ていくゲーム。


今回は俺と
MSA

かもや@ タカ の4人プレイ。





ゲームボード。

なかなか良い感じだ。

外周は得点トラック・・・かと思いきや

このゲームでは時間(手番)を表している。

このゲームの特徴的な部分である。



考古学者コマ。

ヨーロッパはもちろん

アフリカや中東など

様々な場所に移動してもらう。



見づらいが

各自受け取るディスク。


発掘にかける時間と

後述するが知識の持っている数を

合わせると、今回発掘できる数が

一目でわかる優れものである。




とりあえず、俺とかもや@ は初プレイ。
しっかりインストしてもらわねば・・・・


・・・・・・・


けっこールールがゴチャゴチャしてるなぁ・・・。
イマイチな理解度ながらゲーム開始する俺。


このゲームの要点その@
・発掘する場所は複数ある。
発掘するにはその場所に応じた知識を持っていないといけない
・知識の数は多ければ多い程、発掘には有利。
・ゲーム最後に各知識のトップごとに得点が入る。

ふむふむ。

要点A
手番はオーソドックスなボードゲームと違い順番に
来るわけではない。

・各行動ごとに使われる時間が違う。時間の概念がある。
発掘は袋の中からタイルを取って行う。当たったものは
そのまま取り、ハズレのタイルは袋に戻す。
当たりを沢山引かれた所は外れやすくなっている。



おおざっぱに書いたけどこんな所か。
他にも細かいルールはあるのだが
それを網羅してたら大変なので割愛。


何はともあれ、知識がなきゃどーしよーもないので
みんな最初は知識をかき集める。
勉強大事。






こいつは

各、発掘場所の宝物の構成表。

思うにこれは無い方が

発掘ロマンある気もするのだが。

カウンティングとかしちゃうもんね。


最初は同じ場所からスタート。

知識を得たりするために

色々な場所に移動する。

移動も当然、時間がかかる。



場にカードが置かれている。

知識だったり、移動や発掘を

手助けするカードだったり。

これを取得するのも時間を消費する。





序盤はみんな、知識集めにいそしんでいるが
俺は初プレイだったので色々としてみる事に。
自分の学生時代、同様に知識を得ようとせず、
違う事に楽しさを見出す・・・・
学会カードというのを積極的に集める作戦だ。


学会カードは多ければ多いほど
最後の得点計算のときに多く勝利点が手に入る。
1枚2枚ならたいした点数ではないが
5枚6枚と持っていればかなり強力だ。
幸い、この作戦は俺しか今はしていない。
知識よりも発掘回数が増えるカードなども取っていく。
いや、でもほんと知識を取れよw


効率良く知識を集めているのが
MSA 

タカ の二人。この辺は経験が生きているのだろう。

かもや@ も知識をコツコツと集めている。






知識や行動を有利にするカード。

取ったら自分の前に並べておく。



時間の概念の説明をしよう。


ある行動して、時間を消費したら

時間トラックのコマを進ませる。


誰かのコマの上に置く事ができたら

有利だ。優先順は上のコマにあるからだ。

自分のコマが一番後ろに来るまで

自分の手番は来ない。


この写真でいくと

青が現在の手番プレイヤー。

次が黄色。

もし、青が一個すすませるだけの

行動をしたとしたら

赤の上にくるので

さらに有利。



連続して何度も手番が出来たり

逆にしばらく手番がこなかったり。



時間と行動

この辺のシステムは非常に良くできてる。



最後に使う得点計算表。

見ていただくと分る通り

非常に様々な方法で得点を得る事が

できるのだ。




そうこうしているうちに発掘に挑戦するMSA 
雪崩をうったようにみんなも発掘開始。





発掘調査!!

この袋からお宝タイルを見事引く事が出来れば

自分のものになる。

力の入る瞬間である。


回数は知識の数と

発掘を助けるカード

そしてかける期間(時間)で

決まる。

当然、たくさん引きたいが・・・



下の丸いのがお宝タイル

価値も様々。

高得点のお宝をゲットしたい。





それにしても
運というのは時としてここまで作用するのかってくらいに
全然お宝をゲットできない

MSA と かもや@ 

知識の数はすごいのだが発掘結果がともなわない
まさに
二流考古学者www


俺は知識はないが(学者なのか!?)まぁまぁ、お宝を
ゲットしていて悪くはない。むしろ上々の出来。


驚異的なのは
タカ ものすごい確率で
高い価値の宝をどんどん出土させていく。
ものすごい率だ。世界のイチローであるw
背番号51はあんたのもんだwww


こうなると展開は完全に
タカ ペース。
出土したお宝を自慢する会・・・・もとい、展示会を
開催して勝利点を荒稼ぎする。


く、苦しいっ!
俺の望みは前述の学会作戦だが・・・・

それに気付いた
MSA も学会カードを集め出す・・・
これは痛恨。
やめろぉ!!
おんしは発掘に挑戦して失敗してればいいんじゃい!!






盗掘・・・じゃなくて発掘した

お宝がギッシリのタカ。

すべてがうまく回転している雰囲気。



これは終盤。

けっこう賑やかな感じになる。


見よ!手前の俺の知識の無さをwww




ゲームは結局
タカ に押し切られてしまった。
うむぅ。強運だのぅ。


2位は知識もないくせに学会を多数開き
考古学の発展に寄与した俺www
もうちょっと学会開ければ・・・くそぅ。


あと
3位タイで
仲良く(!?)
不運コンビ。


 

ぐり総評

 金メダル 総合評価:☆☆☆☆


面白い!!
システムも見事。
これ、デザイナーすごいなぁ。


時間・手番の概念・使い方が絶妙。
色々とやりたい事があるなかで
どれを選択するかのジレンマや
様々な方法でのゲームの進め方が出来たりと
何度もプレイしたくなるような工夫がギッシリつまっている。
コンポーネントもなかなか豪華で素晴らしい。


まぁ、その分
ルールもちょっとだけごちゃごちゃしているのと
発掘の度に何のカードが何枚で〜
とかちょっとした計算があって少しだけ面倒。


ゲーマー向けのゲームなんだけど
運の要素は強め。
そこが大味な感じに俺は見受けられたのだけど
それでも高い評価できる
優秀作。
発掘の時の袋からくじ引きの要領は
やる方も見てる方もワクワクする。
うまくテーマが一致している。持っていても損はないゲーム。

ちなみに、これ、新版らしい。
旧版もあるのね。



運のない男
 俺、これ勝てないから売りたい・・・・