レビュー番号86

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サルの神殿
作者:ギュンター・バース

銅メダル 
総合評価:☆☆☆
ルール難度:軽め
人数:2〜4人
4回、回してもダメだった度:☆☆☆☆
ヘビのカード怖ッ!度:☆☆☆


今現在、絶版のゲームだが
どうしても欲しかったんでヤフオクで落としてみた。
個人的に
ギュンター・バース というデザイナーが
好きな事もある。


ゲームは非常に価値のある猿の像が
隠されている神殿を探索して、宝の部屋の
謎を解いて
猿の像をゲットする・・・
っていうところか。


メンバーは俺と

いのちん、HOKUTOの3人プレイ。






ゲームボードである。

外側のカラフルな「猿の像」を

集めるのが目的である。



猿の像は4種類。

それと、冒険者ゴマと、特殊ダイス

棒っきれみたいなのは

幸運の棒といって

まぁ、お助けアイテムである。

最初に各プレイヤーに配られる。



まずは山札からカードがめくられる。

このカードの猿と同じ色の像を

うまくゲットできたら追加でポイントが得られる。





このゲームは手番がきたらサイコロを振って出た目だけ時計回りに
冒険者ゴマを動かし、動いた先の宝の部屋への進入を試みる。
冒険者ゴマは全員、共有のものである。






各場所にこのダイヤルみたいのが

ある。これが宝の部屋への進入を防ぐ

カラクリになっているのだ!


ダイヤルには目盛りが付いていて

プレイヤーは1〜3目盛り分

回すかを宣言してから実際に回す。


3目盛り分回せば

沈む確立は高いが得点は低い。

逆に1目盛りは得点は高いが

失敗の確率もデカイ。



このように手でゆっくり宣言した目盛りの分

同じ方向に回していく・・・・



ガッコーン!!と

ダイヤルがうまく沈んだら成功!!

猿の像をゲットできるのだ。


ダイヤルと盤にしかけがあって

特定の場所のみ沈むようになっている。




俺は高得点狙いで
ちまちま1目盛りずつ、回していく作戦だ!



HOKUTOは大胆に3目盛りずつむやみやたらに
回していく作戦のようだ。


いのちんもわりと得点よりも確立で勝負の
パターンらしい。ドンドン回す。


ところが、俺
全然、像を集められない!おかしいなぁ。
しゃーない!俺も3目盛りずついく作戦や!

1・・2・・・3・・・

くっ!失敗!!

順番も悪かった。
俺→いのちん→HOKUTOの手番順なのだが
丁度、俺が失敗したとこに

HOKUTOがやってきてバンバン宝を回収していくのだ。
まじで
「ごっちゃんゴール男」だよ、コヤツ。

いのちんもちょこちょこ宝を集めていて
明らかに俺、ひとりドベ(笑)
ヤバイなぁ・・・・





像をとったら

カードも取り、カードの上に像を置く。

置く場所はダイヤルを回す時に

宣言した数の所。


左のは色違いで、3目盛り宣言で取った像なので

1点。


右は2目盛り宣言でとっていて2点。

さらにカードと同色の像なので追加でもう1点。



ラウンドの初めに呪いのヘビカードが引かれたら

エクストララウンドに切り替わる。


これは全員が交代で

任意の場所のダイヤルを回していき

ダイヤルを沈めてしまった人が

このカードを引き取らなければならない。

このカードは勝利点をマイナスする。


だれかがこのカードを引き取るまで

エクストララウンドは続くので

非常にスリリングな展開になる。



この「幸運の棒」を使う事で

追加でもう一回ダイヤルを回せたり

ダイスでの冒険者ゴマの移動の

微調整ができたりする便利アイテム。


こうなりゃ俺は出し惜しみせず

この棒で逆転狙いよ!






ところが
HOKUTOといのちんの
二人ばかりが宝を集める。
俺は単なるダイヤル回し係であるwww






ダイヤル回す手にも力が入る!!



サルの像は

冒険者ゴマから見て

左の物から順に取らなければならない。


今の冒険者ゴマの位置でもしダイヤル回しに成功

したとして取れる像は「緑」である。



規定枚数、誰かがカードを取ったら

終了。得点計算して

もっとも得点の多い人の優勝!




結局、俺は
何の見せ場も無く、ドベ・・・

優勝は
いのちん。


「ケッコー面白いっすね。」


なんか、癪に障るな。



ぐり総評
  銅メダル 総合評価:☆☆☆


ギミック物に弱い俺のつぼをついた作品である。
まして作家の
ギュンター・バース好きの俺なので
評価は甘めかもしれない。
その辺を考慮していただきたい。

非常にワクワク、ドキドキ感を味わえるゲームである。
正直、ゲームの奥深さとか、戦略とかは感じさせないが
軽〜く、遊べる好ゲームだ。
本当に冒険家になったような気分になれるから不思議だ。
絶版なのが本当に悔やまれる所ではある。
悪い点は飽きも早そうではある。
それでもやっぱり秀逸なデザインのゲームだと思うけどなぁ。

一見、パーティー向けのゲームっぽいんだけど
ルール上は4人までしかできない。
まぁ一人くらい追加しても普通にできそうだが。