レビュー番号30

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ローゼンケーニッヒ
作者:ヘン・ディルク

銀メダル 
総合評価:☆☆☆☆
ルール難度:少し軽い
人数:2人
得点計算メンドクサっ!度:☆☆☆☆
てめぇ!騎士カード使うなや!度:☆☆☆


ローゼンケーニッヒは
イングランド中世封建諸侯による内乱の薔薇戦争が
テーマの二人用のゲーム。


赤薔薇のランカスター家と白薔薇のヨーク家の二つの勢力の
紛争をうまく描いている。


と、言ってもそんなに堅苦しいゲームじゃなく
見た目、ちょっとオセロっぽい(内容は違うが)


ルールも簡単で、さっと取り出してやれるゲームなのだ。



りんさんとのプレイ


ぐり・ヨーク対ランカスター・りんさん




これがボード。9×9の升目になっており

中にイングランドの地図が描かれていて

とても美しい。



真ん中の小さい黄色いのが

王冠マーカー。これを互いにカードプレイで

動かして陣地(マス)を奪い合う。


青と赤のカードは

騎士カードと言ってお互い4枚ずつ持つ。

騎士カードと移動カードを使うことで相手の陣地を

自分の陣地にできる。

使いきりなので

ここぞという場面で使いたいところだ。



これが移動カード。サイズは小さめ。

剣の向きが移動方向。

王冠に書かれてる数字が移動量。


右のカードなら、上に2マスの所に移動となる。

王冠の向きをボードに書かれてる王冠と

合わせるのが注意点。





こういう二人用の
アブストラクトっぽいのは

りんさんには分が悪い。
大敗は避けたいところだが・・・


このゲームは自分の陣地を縦横(斜めはダメ)に沢山つなげるのが
ポイントになる。
勝利点の算出方法が独特なのだ。
陣地駒1個は1点
2個なら2×2で4点
3個なら3×3で9点
10個なら10×10で100点・・・・
と、つながった数の二乗が点数になるからだ。






駒はこんな感じ。

リバーシブルになっている。

ちなみにマスに絵が描いているが

特に意味はない。



序盤の攻防。

俺が割と予定通り

事を進めている。






順調なでだしの俺。
自分の陣地はつなげるように・・・
逆に相手の陣地は分断するように移動、配置。


移動カードはすべて公開情報なので
めっちゃかんがえなきゃならんように思えるけど
どんなカードが手札に加わるかは運なので
そんなに考えなくても割と問題ない。


中盤になってりんさんが盛り返してきた。
貴重な騎士カードをりんさんに使わされる展開なのだ。
(移動できるときは移動しなければならないルールなので)
りんさんは騎士カードを温存している。
いつ、陣地が食われるかわからない・・・・

苦しくなってきた!!






中盤。

まだ、わずかに俺がリードしているが

どうなるかわからない。





りんさんの手札と自分の手札を見て
めっちゃ考える俺・・・・。
ああしてこうして・・・・ブツブツ・・・・


そうだ!これだっ!!





俺の会心の一手。

端っこにいってなさい!!!






結局、点差はつめられたが
なんとか逃げ切り勝ち!!
うれしぃ〜






最終形態。

得点計算を全部やると面倒なので

同じ数のコマ同士をよけていって

余ったのだけ数えると良い。


ぐり・ヨーク快勝!!

史実通りや!

正義は勝つ!!







ぐり総評
 銀メダル 総合評価:☆☆☆☆

俺みたいな将棋やオセロ激ヨワでも
勝てる余地がある。運の要素があるからだ。
けれど決して運の要素が強すぎるわけでもなく
戦略も大事である。


基本はカードプレイで王冠コマを移動させて陣地確保か
カードの補充するかのどちらかなので
非常にライトなプレイ感である。


カードが小さいのは残念だが
充分、雰囲気のあるコンポーネントも魅力的。


二人用のゲームの中ではかなり
面白い部類じゃないかなと思っている。


淡々と進むのでアブストラクトっぽい
ゲーム感にはなる。それを好むかどうか。


りんさん総評 
 評価:☆☆☆☆

元々将棋が結構好きなのと、お洒落な雰囲気なため
非常にお気に入り。

双方のカードを見ながら頭の中で戦術を組み立てるのは
疲れるが楽しい。


ある程度先読み可能ではあるが、あまり時間をかけてやるものじゃないと思うのでその辺りは囲碁将棋なんかよりよっぽどライト。


今後も繰り返しプレイしたいゲームのひとつ。
恐らく8割くらいの勝率が上がるか下がるか、もっと色んな人とやってみたいな。