りんさんの部屋
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ゆーけーの部屋

りんさんのゲームレビュー・・・・3



 トーレス編 


ちょっと前になるのだけど、ゴールデンウィークに
トーレスを開封してみた。

メンツは
うみ よねっち じょにー と俺の4人。


ひどい竜巻が王城を襲い、かつて豪奢だった城は壊滅してしまった。
年老いた王は、自分の息子たちに王城の再建を任せ、跡継ぎに相応しい者を選ぶこととした。
プレイヤーは国王の息子たちとなって、6人の騎士を使い、城を建てて跡継ぎとしての能力を証明していく。
この競争は平和的に行い、騎士たちの場所の奪い合いがないように、と王が決めた。
毎年の終わりにそれぞれの騎士の働きを評価し、3年後に最終的な決断が下される。






というストーリー。ふむふむ。
8×8マスのボードに城を建て、大きくし、騎士を派遣して評価=ポイントを得ていく。
とりあえずボードの8箇所に城の絵が書いてあるので、そこに城のコマを置く。
スタートプレイヤーから順にいずれかの城に騎士を1名配置。
最後に騎士を配置したプレイヤーは国王のコマを任意の城に配置する。


国王が何になるのかよくわからん。手探り。
プレイヤーは1ターンに5アクションポイント(AP)で行動を行う。
新たな騎士の配置1つにつき=2AP
騎士の移動1マスにつき=1AP
城の配置1つにつき=1AP
アクションカードの購入1枚につき=1AP
アクションカードの使用=0AP


とりあえず何となく城を大きくしていく面々。
その中でも騎士を多めに配置する者。
城ばかり広げる者。
どう使えるかわからんが、カードを買って見る者。


城は初期配置の8つの城にくっつけて広げていくのだが、それぞれの城をくっつけてはいけない。
積み上げて高くすることもできるが、城の高さは面積を超える高さにしてはいけない。
騎士の移動は城の中を通れば、好きな場所から出ることが出来る。ワープした感覚。
城には、自分の城、という概念が無いので、他人が大きくした城に便乗することができる。
後述のアクションカードをうまく使ったりして、うまく大きな城に乗り込むのだ。


序盤からじょにーがせっせと巨大な城を作る。
みんなで乗り込む。ほう、良い城ですなあ。






そうこうして、3ターンで1年。決算である。
点数計算は城ごとにする。
城の面積×自分の騎士の居る段数のうち一番高い段が点数になる。
一つの城に複数の騎士が居ても最高段の分しか入らない。
全ての城でこの計算をする。


それと、ボーナス点。
ここで王様の出番。
王の居城に自分の騎士が居れば印象が良くなるのだが、第1フェイズの終了時には同じ城の1段目にいると5点もらえる。
第2フェイズ=2段目にいると10点、第3フェイズ=3段目にいると15点もらえる。
段数が違うとこのボーナスは無し。


第1フェイズが終了したら、一番点数の少ないプレイヤーが好きな場所に王様を移動することができる。
次の王様ボーナスに都合の良い場所に移動してしまおう。
第2フェイズ終了時にも同様に移動する。
んで、第3フェイズ終了時、最も得点している者が時期国王となる。


結果はじょにーが時期国王に。
巨大な城の上段を死守してたもなあ・・・


得点についてちょっと変わっているところと言えば、ボードの周辺がスコアトラック(クラマーフレーム)になっているのだが、同じ点数になる場合、その先の空いているところまで得点マーカーを進められる。同点の状態は互いが0点の時だけなのだ。


5APで出来ることは少ない。
そこで(そこで、ってわけでもないけど)アクションカードの登場。
APが6や7に増えるもの、通常飛び越せない他人の騎士を飛び越せるもの、斜め移動できるもの、建物コマを移動できるもの、通常1段ずつしか登れない段を2段上れるようになるものなど、強力なものもある。
カードの使い方で大分展開は変わるだろう。


アクションカードはそのまま使ったけど、10種類あって「どれがどれだっけ?」となるので、日本語化しておいたほうがスムーズだと思った。
先攻絶対不利とも言われているけど、それほど後攻有利とも思えなかった。
ターニングポイントを先に抑えられる先攻と、便乗されない形で進められる後攻のそれぞれ利点があると思われる。
マイヴァリアントで、ターン毎にスタートプレイヤーをずらしていくのもいいかも知れない。
第1フェイズ第1ターン順 ABCD
第1フェイズ第2ターン順 BCDA 以下CDAB、DABC・・・


今回使わなかったアクションカード購入のヴァリアント。
カード購入の際、3枚のうち任意の1枚を選べる。

上級ルール
・城の初期配置は各プレイヤーが任意の場所に行う。
・カードは各自10種類を持ち、従って購入というアクションは無い。
・ターンごとに得点の高い者がスタートプレイヤーになる。
など運の要素を減らすようなもの。
・指示カードを使い、得点の機会を増やす。
ゲーム開始時に8種類の指示カードのうち1枚をめくり、その指示により得点。
得点計算の際に、ボードの外周に多くの騎士がいる者、ボードの対角線上に騎士がいる者、騎士が全て違う段にいる者、同じ段にいる者、全ての騎士が隣り合っている者、etc・・・に特別点が入るルール。


など、より戦略性を高めるルールが用意されている。






〜〜総評〜〜
☆☆☆☆☆

城を大きくしていく、とりわけ高く積んでいくという立体感は積み上げ系の中でもピカイチ。
しかも安定感バッチリで積みやすい。これ重要。
限られたAP、あれもしたい、これもしなきゃ・・・
と単純な選択肢が悩ましい。

途中経過からゲーム終了まで、ボードにはキレイな城、カラフルな騎士がひしめきあっており見た目にも楽しい。
アクションカードが強力なので、カードに関するルールだけでも追加したほうが良さそう。
最大の4人でプレイすれば、それなりに紛れもあって、聞くほどアブストラクト風でもない感じ。
2人、3人でのプレイでは、
はてさてゲームバランスはどうなるものだろうか。



城を積むりんさん