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ゆーけーの部屋
りんさんのゲームレビュー・・・・2
コロレットだけに舌を巻く
カルカソンヌと並んで初心者キラーとして活躍中のライトな
カードゲーム。
1回が5分か10分足らずで終わるので、重たいゲームの合間に軽く何度かやるのにも最適。
楽しいジレンマ、というものがよくわかる一品。
カードの手触りもよろしい。
カードは
カメレオンのカードが7種類。様々な色である。
七色のオールマイティーなカメレオンのカード。
+2点、と書いてある+2点のカード。とある。
カードを集めて得点を重ねていくのだけど、7色のうち、3色までのカメレオンはプラス点になり、4色目以降のカメレオンはマイナス点として計算することになる。
なるべく色の種類を絞ってカードを集めていく。
4人プレイであるとして・・・
人数分の列だけカード置き場があり(4人プレイなら4枚の置き場所カード)、スタートプレイヤーは山札からめくったカメレオン・+2点のカードを好きな列に置く。
時計回りで、スタートプレイヤー以降次の人からは
○1つの列を丸ごと持ち札として取って、一旦ゲームから抜ける。
○山札をめくり、好きな列に置く。その際、既にカードが置かれている列におく場合は、後ろにつけて置いていく。
めくる、取って抜けるを繰り返し、すべての列が無くなる=4人とも列を取ったら、そのターンは終了。
全員が置き場カードを戻し、最後に列を取ったプレイヤーが次のスタートプレイヤーとなって山札をめくる・・・と繰り返していく。
ただし
○1つの列には3枚までしかカードを置くことが出来ない。
つまり、4列×3枚のカードが置かれたら、山札をめくることは出来ず、いずれかの列のカードを取るしかない。
○山札からめくられたカードが無い列を取ることは出来ない。
そのターンに1枚もカードを取らないことは出来ないのだ。
取った持ち札は自分の前に、色ごとの枚数がわかるようにして表向きに置いておく。
山札以外は公開情報になっている。
山札からゲーム終了のカードが出たら、そのターンの最後までプレイし、ゲーム終了。
得点計算に移る。
得点は枚数に応じて、プラスもマイナスも
1枚=1点、2枚=3点、3枚=6点、4枚=10点、5枚=15点、6枚以上=21点
となっている。
例えば、赤のカメレオン(以下色のみで書く)を6枚、オレンジを5枚、青を4枚、黄色と灰を3枚持っていたとする。
プラス分 赤=21点、オレンジ=15点、青=10点
マイナス分 黄色=−6点、灰=−6点
合計 34点
となる。
七色のオールマイティーカードは、得点計算の際に好きな色としてカウントできるので、ここで持っているのなら、オレンジを6枚として数えるのが一番得点が高くなる。
+2点カードは単純にプラス2点になる。
何がジレンマになるのか。
山札からめくったカードは列に置くため、自分ではなく次のプレイヤーが取る権利がある。
有利な列、例えば既に何人かが集めている色と同色の列を作ると、他の誰かに取られてしまう。
種類がバラバラの列を作ると、自分がその列を取ることになるかも知れない。
自分だけが有利な列、自分以外は赤が不要な時、赤赤と置いた列には次に自分には不要の色を置かれるかも知れない。
有利な色を3枚取って抜けるのが理想だが、不利な色を取るのを避けるため、1枚または2枚でよしとして、抜けるのか。
めくるか取るのかの選択、めくったカードをどこに置くのかの選択を常に迫られる。
単純な悩ましさ、単純であるがゆえのジレンマ。
初心者がとっつきやすいのは前述のとおりだが、もっと複雑なゲームでの悩ましい場面での考え方を醸成するためのトレーニング的な意味合いとしても重宝すると思う。
あと、コストパフォーマンスは非常に良い。ぶっちゃけ安い。
なお、今まで
「うわっ、カメレオン嫌い〜」
のような反応は見たことがない。女子からのそんな反応もあるかな?というのは杞憂でした。
舌を巻く、りんさん