りんさんの部屋
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ゆーけーの部屋

りんさんのゲームレビュー・・・・4



 ハンザ編 


13紀ころ以降のバルト海沿岸都市、バルト同盟の商業を
巡っての争い。


各都市間を船で移動し、商品を買い、販売所を建て、商品を売り、勝利ポイントを得ていくゲーム。



うみ との2人対戦。
まず、それぞれの都市には商品マーカーが1〜2個置かれる。
商品マーカーは1〜3個の樽が書かれており、6色ある。
ストックの商品は5山に分けて裏向きに積まれる。


プレイヤーは販売所マーカーを15個ずつ持ち、
2個ずつ3回都市に置いていく。
黄色と紫の小さな丸型コマが販売所。


「あ、コペンハーゲンには置けないわ」
初期配置時は、船のスタート地点であるコペンハーゲンに販売所は置けない。


プレイヤーは手番の最初に銀行から3金を受け取る。
船を違う都市に移動させるのに1金、都市で品物を買うのに1金かかる。
船は矢印の方向にしか進めないのがミソである。


買った商品の使い途は2つ。
1 手持ちの商品を消費して、今船がある都市に商品に書かれた樽の数分だけストックの販売所を配置することが出来る。
2 商品を売却して、勝利点を得ることが出来る。
  ただし、自分の販売所のある都市でしか出来ず、同じ色の商品を2つ以上売ら なければならない。売却時、その都市の販売所を1つストックへ戻す。
 左側の街の絵が売却後、右側の赤、青、黒の樽が書いてあるのが売却前の商品。



うみは序盤から商品を売却りんさんは販売所を各都市にばら撒く傾向に。
商品を買う時、その都市で最も多く販売所を持っている人に商品代を払うことになるので、販売所をばら撒いておくことは必要なのだが、反面9つの都市があるので、ばら撒き過ぎると15個しか無い販売所はすぐストック切れしてしまう。


商品は買われても自動的には補充されず、誰かが手番開始時に1金払って各都市に補充する。

うみは1金を惜しんでなかなか補充しない。
先に補充された商品を選べるという利点があるが、収入3金の中から1金出すので、出来れば相手に補充させたいが、品薄に
我慢出来ない
りんさんが
ほぼ毎回補充することに。


行動はややこしくなりがちなので、金袋タイルに金や商品を乗せて確定は手番終了後にすると行動を戻すのもスムーズに。



5山の商品のうち、最後の山を使い始めた回で全員が手番を終えたらゲームを終了して得点計算へ。
売却して裏返した商品は樽の数+1点。
未売却の商品は1点。
販売所が少なくとも一つある都市につき2点。
販売所が自分しかない都市につき4点。


1回戦はうみが微差の勝利。
2回戦はりんさんが微差の勝利。




〜総評〜☆☆☆☆
ルール自体は簡単で、やってみればすぐわかる。
3〜4人でやれば紛れが出てくると思うが、2人でやるとほとんどの情報が公開されているだけにアブストラクト風味。
ただし、よっぽどの差が無い限り、常にカウンティングしていなければ終わってみるまで誰がトップかはわからない。クラマーフレームとの差異と言えるかな。
よく言われているけど、地味でシャハトらしくドライでもある。
好き嫌いはあると思われるが、ルールと目的がわかりやすく、テーマ性も良いゲームだと思う。




精力的に商売を行うりんさん。