レビュー番号21

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ケルト
作者:ライナー・クニツィーア

金メダル
総合評価:☆☆☆☆
ルール難度:軽い
人数:2〜4人
ジリジリした展開度:☆☆☆☆
最後にアイルランドにいったプレイヤーなんていない度:☆☆☆☆☆


なんか、ある日突然に
ケルトがどうしても欲しくて欲しくて仕方なくて
嫁に泣きついて小遣いをもらって
購入したゲーム(笑)

いや、ほんと必死だったわw





緑色の美しいボード。

テーマ性はあってないようなものだが。




手番になったらカードを1枚プレイするか捨てる。


カードには数字とマーク(スート)が書かれていて
マーク事に昇順か降順にしか置けない。
たとえば10−8−6と置いたとしたら
7や9はもう置けない。


カードをプレイしたら
カードのマークと対応する場所の
自分の駒をすすめることができる。
沢山進ませれば、得点は高くなるが
中途半端だとマイナスになる。






駒をスタート位置にセットした。

進ませなければ±0

しかし、一歩しか進ませなかったら−4点




進ませれば進ませるほど

得点は高いが、カードも沢山必要になってくる。

道に落ちているタイルはそれぞれ色々な効果をもっている。




買って何度かはやったが
MSAがやりたいと言ったので
久々に引っ張り出してきてみた。

俺と、
りんさんMSAとの3人プレイ。






駒の中で一個だけ背の高い奴がある。

こいつは得点が倍になる。

是非とも最後まですすませたい駒なのだが・・・・




このゲームはルールは非常に簡単で
わかりやすい。
ゲーム展開はジリジリとしたものとなる。
カード運の要素は強めだが
誰がどのカードを使っているか、沢山もっていそうか
それも予想しながら戦略を立てる。







プレイしたカードを

昇順・降順のどちらかに並べる。

茶色のカードは9・8・7と割と順調に並べている。


俺の茶色の2倍駒は完全に失敗。

展開を読むのを間違えた。




うまくカードプレイをして得点を伸ばしていくのはもちろん
「願いの石」という石も集めておかないと
減点になる。たくさん集まれば逆に得点が増えるが
みんな狙ってくる。


その他、もう一歩進めるタイルやすぐ得点になるタイルなどもあって
どの列をすすませるかという部分が非常に悩ましい。


また、カード運によっては
たとえば10−8−2
といった間を飛ばしてでも進ませなければならない展開も
ありうるのだ。
後から間の数字を取ってきても無駄になる。
この辺もジレンマ要素である。







俺の超苦しい手札。

ジリ貧状態。




手札に苦しみ、2倍駒の進ませ方も誤った俺がかろうじて2位

願いの石を効率よく集められず、ゲーム終盤を読めなかった

りんさんが3位。

初プレイながらにMSAが勝利!ナイス。


ぐり総評
 金メダル 総合評価:☆☆☆☆

不思議な世界観とプレイ感をもつ
独特なゲーム。


ジリジリとした展開
カードを1枚プレイしていく
だけなので派手さはないのだが
その分、誰にでもできて、誰にでも勝機のあるゲームになっている。


クニツィーアらしいジレンマの効いた作品。

なんかスルメのような噛めば噛むほど
味が出てくるような・・・・
いぶし銀なゲーム。

個人的には
「手札を捨てる」という行為があまり生きてない気がする。
そこがリスクが大きい分リターンも大きいとかだと・・・
またプレイ感変わっちゃうかな・・・・。


ロストシティというゲームとほぼ同じルールなのらしいが
俺は未プレイなのでその辺はわかりません。
ごめんなさい。
でも個人的にはこの美しい
緑のカラー
良い感じなのでケルトでいいや。


何度も書くが、本当にジリジリした展開の場合が多い。

マゾ気質ある方にはたまらないゲームじゃないだろうかw
逆に戦略性や派手さを好む人には
あまり好まれないかもしれない。

だけど無難に誰でもいいゲームだと感じるんじゃないかな。


りんさん総評 評価:☆☆☆☆


少し進めただけでは得点はマイナス。
どのコマを進めるか進めないか、得点が2倍になるコマはどの色に使うか、それぞれの道の先にあるボーナスタイルを勘案しながら
どう進めるか。

悩むが、選択肢は多くない。
カードは1枚出して1枚補充なのだけど、プレイの変わりに捨て札にすることも出来るあたりも、心地よいジレンマを生んでいる。一手遅れで展開に乗り遅れることもままあるわけだ。
道を進めば進むほど高得点になっていくのだけど、終了条件が6点以上のゾーンに誰かのコマが5つ入った時点、なのでポイントはいつゲームが終了するか見極めること、この一点に尽きる。
「いい感じで並んだ数字、もう終わ・・・がはっ!」
よくある光景である。