レビュー番号28

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ドミニオン
作者:ヴァッカリーノ, ドナルド

金メダル 
総合評価:☆☆☆☆☆
ルール難度:普通
人数2〜4人
意外とルール簡単度:☆☆☆☆
最初の手札に勝利点3枚でガッカリ度:☆☆☆☆☆

もう、説明不要かもしれない・・・・
それぐらい、大人気のゲーム。
2009年のドイツゲーム大賞をカードゲームでは初めて
受賞した作品。


なんとなーく
自分とは合わなそうな気がしていた・・・・。
と、言うのも
トレーディングカードゲームを
一切しない&むしろ悪い印象を持ってる


そんな俺との相性はいいのだろうか!?
どうせなら、ドイツ語版の絵柄がかっこいいので
それを買ってみた「公使カード」なるモンもついてるらしい。







カードがドッサリ入っている。

箱はきちんと収納できるように

なっているため便利だ。でかいけどね。



カードの違いが分るだろうか?

ふちの色が違う。

青い方は売り切れを表すためだけのカード。


最初、和訳読んでも意味が分らず

混ぜて遊ぶところだった・・・

裏面は他のカード同様に

絵が印刷されているため識別しづらい。

というか紛らわしい。注意。




まずは、りんさん、MSAと
3人でプレイ。和訳にのっていた
基本セットでのプレイ。


このゲームは要は、
自分のカードデッキを強くしていく
ただこれだけである。


5枚の手札で基本の
1アクション+1購入をする
アクションとは沢山種類のあるカードを1枚使える。
自分のお金が増えたり行動回数が増えたりと
自分を有利にするカードだ。
次に購入。ここでは先のアクションカードを買ったり
お金カードや勝利点カードも売っているので買う。


行動が終われば使ったカードと今回使われなかったカード
購入していれば購入したカードも捨て札にする。


新たに、手札が5枚になるように自分の山札から
もってくる。山札が無くなれば捨て札をシャッフルして使う。
これの繰り返し。


この自分の手札・山札・捨て札
この一連のカードデッキ=ドミニオン(領土)となる。
この中に一番、勝利点の入ってる人が勝つ。


基本はたったこれだけなのだ。
インストもすごく楽チン。







手札全部がお金カード。

前に並べているのが

アクションカードや勝利点などの

購入できるカード群。



山札のカードが尽きて

シャッフルしているりんさん。



アクションカードを実行中




アクションカードは20数種類(公使カードも)ある。
この中から1回のゲームで使うのは10種類。
だから毎回、違った展開でプレイできる。
10種類は和訳に何種類かのっているオススメのセットを
使っても良いし、選んだりランダムでやってもよい。


みんな初プレイだったのでカードの効果とかもあまり
わからないままプレイした。


そんな中、やはり、
りんさんが器用に
ゲームをコントロールしだす。
この辺はさすがだ。


MSAも中々、効率よくプレイしている。


ジリ貧の俺。


このゲーム、アクションカードの組み合わせ方次第で
とても強力なコンボになる。
本当に何度も行動できたり沢山のお金が使えたり。


りんさんがバンバン、コンボを使ってきたり
「民兵」というカードの手札制限の効果せいで
思うようにゲームがすすまない俺。焦りまくるぅー!
「堀」というこの手のアクションカードの効果を無効にする
カードもあるのだが、買ってはいるものの
運悪く手札にない時に限って「民兵」が来て苦しい。


仕方ないので勝利点をチマチマ買って
なんとか凌ぐ。
そうこうしているうちにりんさんの勢いを止められず
終了。
りんさんが優勝。俺が2位。MSAが3位。
サックリ終わるのもいい所だ。


最初のゲームでは
「ふ〜ん。こんなもんか〜。悪くはないけど特別すごい
面白いって感じでもないな。」ぐらいな印象。
でも、ふと思い出すとまたやりたくなったのである。
ん〜惹きつける何かがあるな、このゲーム。






アクションカードのごく一部。



このように並べておく。

なかなか、雰囲気がよい。



お金を並べてカードを購入

していくところ。





二回目は俺とMSA、そしてかもや@との
3人プレイ。



かもや@もトレーディングカードはしない。
俺以上にこの手のゲーム嫌ってそう。
まさに
対極にいるようなプレイヤーだ。
あえて、実験的にかもや@にプレイしてもらった。


今回のセットアップは完全にアクションカードを
ランダムにしてみた。


りんさん
いわく、「村」が便利だった
と言っていた。今回も「村」は入ってる。



MSAは村を今回多用する作戦のようだ。
俺は受け売りじゃつまらないので
それ以外の方法を模索する。


ゲームは序盤、非常に巧みにお金を稼いでいく

かもや@ペースで進む。初プレイなのに
上手だ。前回、りんさんやられた時のような感じ・・・ヤバイ!



「ムラッ!ムラッ!」とにかく村を多用する
ムッシュMSA。






ムラっ!ムラっ!

発情期のごとくw



ゲーム中盤



これは俺の手札。

平凡な手札だが・・・

青い色のカード「泥棒」が暴れまわる!





俺は効率よくお金を稼ぐのが苦手のようだw
仕方ないので人にお金を稼がせといて
それを掠め取る作戦だwww


「泥棒」を沢山買って
とにかく、盗る!盗る!
ん〜なんと効率のいい!!
汗をかかずに金を手にする快感!!
まさに勝ち組の気分。



か、金かえせ〜。俺の3金がぁ〜!


すっかり、
成金になって
バンバン好きなように行動できるようになる俺。
かもや@も作戦を変えてきて
お金グレードアップ&勝利点購入してくるが
時すでに遅し。
俺もバンバン勝利点を購入しているのでした。
そうこうしてるうちに終了。


久しぶりにゲーム快勝したのでした。
2位かもや@ 3位MSA


ぐり総評
 金メダル 総合評価:☆☆☆☆☆

ちょっと長いレビューになってしまったが
結論からいくと
「すごく面白い」ゲーム。
正統派のドイツゲームという感じはあまりうけないが
俺とは相性いいようだ。実際すごく楽しめた。
そして、かもや@の評価も意外にも(!?)良かった。


最初のセットアップではあまりピンとこなかったけど
2回目のプレイを通して「なるほど」と感じた。
非常に沢山の作戦があるだろうし
カードの組み合わせだって単純に何通りもあるんだろう。
その中から
自分で最適なデッキを構築していく楽しさ。
テレビゲームのRPGゲームのやり込み要素に
近いものを感じた。


ルールはすごく簡単なのに奥が深い所。
そして30分〜45分くらいで終わる手軽さ。
色々と試してみたくなる所。
自由度の高さ。
そして終わった後の「ゲームやった」という充実感など・・・・
大賞とったのが何となく納得してしまう
非常に出来のいいカードゲームだ。


ただ、このゲーム賛否両論あると思っていい。
こういうのが嫌いな人も多いんじゃないだろうかな。
ホラ、ファンには失礼だが
倖田來未って好きな人も嫌いな人も多いでしょw
そんな感じ(違うか)


あと、変な話だが見た目で損してるかな。
初心者目線でいくと
言い方よくないが難しそうで
「すごくオタッキーなゲーム」に見えてしまう。
敬遠されがちな部分かと。
今でもトレーディングカードゲームについては
俺はそう思ってる。

ドミニオンは
実際は簡単で万人向けのゲームだ。


それと、カードを並べて置いている所を写真で見ても
面白さが伝わりにくい。


マイナス部分を並べてみたが
俺はこのゲーム、非常にお気に入り。
当初はここまで高い評価じゃなかったが
上方修正して金メダルとする。
かなりオススメのゲームです。


りんさん総評 評価☆☆☆

ソロプレイ感が強いと言われるが、まあそのとおりなのだが、カードの
コンボや自分のデッキが高まっていくのを楽しむゲーム
なのだなあと思う。

否定的に聞こえるかも知れないが、非常に面白かった。
強力なカードの組み合わせが発見されたりするとゲームバランスが崩れる危惧はあるのだが、25種類ある職業から10種を選んでプレイするものなので、色々と試してみたい。

安コストで手に入る安い金貨や領土に見向きしないように、コストをうまく使いきりながらデッキを強化して
「今回は弱い」
という状態を作らないのが基本なのかなと思う。
言うほど簡単ではなさそうだけど。