レビュー番号94

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コズミックエンカウンター
作者:エベーレ・ビル
   キャトリッジ・ジャック
   オロトカ・ピーター
   ビル・ノートン


総合評価:☆☆☆
ルール難度:やや重い
人数:2〜5人
宇宙人強〜い!!度:☆☆☆☆
システム破壊度:☆☆☆☆☆


特殊な能力をもつ宇宙人となり
宇宙での覇権を争い、自分たちのコロニー(植民地)を
増やすのが目的のゲームである。


この
SFチックなテーマにひかれて購入してみた。
ちなみに、俺が持っているのはアークライトから出てる日本語版
である。古典的名作で何度かリメイクを繰り返して
今に至るようである。
マジックザギャザリング」にも影響を与えた名作らしい。
ま、俺は「
マジックザギャザリング」は一切やった事が無いので
よくわからんがw



 と かもや@ りんさん
タカ MSA と5人でやってみた。

ちなみに全員初プレイなので基本的で
初心者推奨のセットで遊ぶ事にした。





まずは担当の宇宙人を決める。

2枚カードが配られ、どちらか

選ぶ事ができる。

それぞれの宇宙人はとてつもない

強力な特殊能力を持っている。


慎重に選びたい所だ。



このゲームの最大のウリであるのが
宇宙人たちの強力な特殊能力である。
時にはゲームシステムすらも破綻させてしまうのだから
豪快である。良くも悪くもいかにもアメリカゲームといった
感じだ。






自分の前に自分の惑星と

コロニー(UFOも兼ねる)を設置して

ゲームスタート。


他人の惑星にこのコロニーを5個

建設するのがゲームの目的である。



真ん中の丸いのは

戦争でやられたUFOの墓場・・・もとい亜空間。


左側のとがったようなものは

超空間ゲートといって

戦争を仕掛けるときに使う。


この辺のものは

雰囲気を出してて良い感じ。



様々なカードを駆使して戦ったりする。

手札の補充は決まったタイミングでないと

出来ないのでここも重要なポイントになる。



各自の能力を確認しておこう。

俺はルーザー族。必殺技は「負けるが勝ち」というムチャ強そうな
特殊能力を保有しているw 戦争の時に前もって普通に戦うか
「負けて、勝つか」選ばなければならないが手札と相談しながら
うまくやっていけそうである。

りんさんはマクロン族といって通常UFOは1隻で戦闘力1のところを
4になるという見るからに強力な種族のようだが
俺の所見ではわかりやすい強さなのでみんなからマークされそうな
気がする。

かもや@はゾンビ族で戦争に負けた時に亜空間にUFOが
強制送還される所をまさにゾンビのように復活してくるという
便利そうな能力を持ったヤツだ。

タカはパラサイト族といって戦争の時に
ある程度、戦況を見てから
あとだしじゃんけんのようにどちらに味方するか決められるというもの
一見地味な能力だな〜と思ったが
実はこういうのが一番強いかもと要注意する事にした。

MSAは・・・・・・
失念wwwwwww
ま、結果から先に言うとMSAは負けたので・・・いいか(核爆)


とにかく種族だけで50種もいるので
毎回色々な展開で楽しめるようになっている。





MSAがタカの惑星に戦争を仕掛けた。

りんさんも援軍に加わり

りんさん、MSA連合軍対タカの構図である。

戦闘での特殊能力を生かし

りんさんは序盤、連勝していく・・・



今度はりんさんが強気に

こちらの惑星に攻めてきた。

必殺「負けるが勝ち」で撃退や!!



ゲーム中盤。MSAの惑星の様子。

タカとかもや@に執拗に攻められ

侵略を許してしまっている。



このゲーム
手番の初めの方でどこに攻めるか
運命デッキという山札からカードを引いて決定する。
自分で任意に選べないのもポイントである。

戦争は攻めるUFOの数、味方の数
出す手札や特殊能力など総合的に見て判定するのだが
戦闘力+1もあれば+40なんてカードもあったりと
もう、メチャクチャw
まさに宇宙のスケールである。






ゾンビかもや@とりんさんが攻めてきた!

なんか妙にゾンビが似合うかもや@


ゾンビってかターミネーターが近いかな(笑)



かもや@の惑星群。

ひとつの惑星は

他の宇宙人に蹂躙されているw


コロニーをバンバン建設されてしまっている。



序盤はお互いで潰しあいを
展開していたが、ゲームを進めていくうちに
ある程度方向性が見えてきた。
りんさん、MSAは少し苦戦しており
連合している。俺とかもや@も連合に近い感じ。

宇宙はジオン対連邦軍・・・・・
もとい
りんさん MSA 軍 対 ルーザーぐり、ゾンビかもや@ 軍
の二極化していく事になった・・・。

そして日和見のパラサイトタカという構図になっていく・・・







ゲーム終盤

やられているUFOの数も

かなりの数になってきている!




コロニーの建設数が目標の5にみんな近づいてきた所で
最終決戦!!
最後はうまくタカを味方につける事に成功し
俺とかもや@がコロニー5個建設し
1年戦争は連邦軍の勝利に・・・ん!?


ちゃっかり、タカも同時に5個コロニー建設していた!
さすがパラサイト族!!
いいところで展開を読み、勝利者側についたタカは見事だった。
とにかく、俺とかもや@、タカの3名が勝利した。







最終直前の様子。






ぐり総評
 総合評価:☆☆☆

最初に断っておこう。
ドイツゲームになれてしまった人にはオススメできないかも
しれない。レビューでも述べているが
良くも悪くもシステムが破綻しかねないまでの
特殊能力のオンパレードは魅力でもあるが
ドイツゲーム特有の戦略性やシステマチックな部分を期待できない
ので好みがハッキリしそう。運の要素も強いし。


実際、やってもらったメンツの評価も総じて高くなかった。
俺もそこまで高い評価できない感じはするが
もう少し色々とためしてみたい魅力は感じている。


連合を組むといったプレイヤー間での
交渉したり、世界観を楽しむ部分や
ゲームの展開をプレイヤーに委ねられているところなど
他にはないオリジナリティ溢れる部分は評価したい。
キラリと光る何かがある気がするのだ。


やるたびに展開がかわりそうな所は

ドミニオンとかにも通じる気がする。


大味な部分は否めないが
長く親しまれていてファンも多い作品なので
一度はやってみてもらいたいところです。
とにかく宇宙人の強さとスケールの大きさを楽しむ作品です。