レビュー番号80

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ダージリン
作者:ギュンター・ブルクハルト


総合評価:☆☆☆
ルール難度:普通
人数:2〜5人
方向転換しなきゃ!!度:☆☆☆
茶摘みの人のコマ最初わからんかった度:☆☆☆


タカMSAかもや@
との4人プレイ。


このゲームは
紅茶の収穫と流通をテーマにしたもの。
個人的にひっじょーに好きな感じのテーマなので
買ってみた。






コンポーネントがたくさん。

ルールもそれほどは難しくない。

テーマも好みで

やる前から期待が高まる。



自分の茶摘み人コマ。

これをタイル上で移動させて

紅茶を収穫する。


左の積み上げてあるタイルは

ボーナスタイル。

リバーシブルになっていて

それぞれ効果が違っており。

一枚もっていれば

どちらの効果で使ってもよい。



これがタイル。茶箱の切れ端が

描かれている。これを組み合わせて

紅茶を出荷する。

木製のタイルは都市で

これに隣接していないと

紅茶の出荷数が減ってしまう。


また、茶摘み人の移動にも

細かいルールがある。

急な方向転換や追い抜きなどは

コスト(勝利点)を支払う事で

可能ではある。



得点計算は毎手番行う。

お茶を出荷すれば一番上の船に

茶箱を載せる。

そして、×3倍の点数が貰える。

新茶は価値が高いのだ。

誰かが新たな茶箱を出荷すれば

一個ずつ下にずれていく。


プレイ人数によって得点のタイルと

船の数は違う。


ゲームボードは右の方を見ていて

わかるように茶畑のデザイン兼得点トラックである。





まずは、みんな茶摘みだ。
タイルをどんどん集めなくては
意味が無い。


それにしても毎手番、得点計算なんてのは
わりと頓雑だなぁ・・・・






獲得したものは

ついたて後ろに隠しておく。

ここでああでもないこうでもないと

タイルを組み合わせる。



このようにタイルには茶箱が

1個〜3個書かれたものがある。

うまく組み合わせれば一気に何個も

出荷できる。


茶箱は完全に閉じた状態でないと

ダメなので

少なくてもあと一個左のタイルと

同じものを揃えないと出荷できない。


茶摘み人の動かし方がポイントになる。


ちなみにタイルの並べ方は

決まっていて

今回は「インド」でプレイ。

中国とセイロン島(スリランカ)もある。



奥のすべりだいみたいのも得点源。

紅茶の需要をあらわす。


紅茶を出荷したら

その色に応じたコマの下の方を一番上に。

その色と色の間にある他の駒の数の分

余分に勝利点が貰える。


この写真で出荷して得な紅茶は

緑である。

緑を出荷すると

間のコマ数は4つになり

4点余計に貰える。

逆に白は全然、うまみが無い。




俺はよくわからないので
稀少価値が高い黒(色ごとにタイルの枚数が違う)集めと
ボーナスタイル大量ゲットめざすように
茶摘み人を動かしていく。


トップはこまめな出荷体制の
MSA だ。
出荷のタイミングも絶妙である。俺との得点差は10点くらい。
まだまだ逆転は狙えるハズである・・・。






序盤の攻防。



この時点では

俺、TOPだったんだけどな。








タカかもや@ は立ち遅れて
だいぶ得点差が開いてしまった。


ゲームの方は
なんか、コツがよくわからない。
とらえどころのない感じだ。


そうこうしているうちにアッサリと
MSA が勝った。
えー。なんか拍子抜け。


ん〜。なんとも言い難い。
楽しくないわけじゃないけど・・・・


次の日
MSA と今度は2人プレイしてみた。
ゲームは序盤でいきなり動く。


俺は
今度はノープランで色んなタイルを集めていたら
MSA が一気に7個出荷。

あ、しまった!!!!!

俺は急いで紅茶を出荷しようにも
タイルが無い!!

100点を目指すゲームなのだが
たった3ラウンドで70点以上稼がれた。
これでは打つ手なし。
即、ゲームは終わった。
下手すりゃゲーム準備の時間の方が時間がかかったくらいだw



ぐり総評
総合評価:☆☆☆

コンポーネントは申し分ない。
かなり、手の込んだ内容になっている。
雰囲気も抜群だ。
更に、システムもかなりよくできた感じで感心するのだが
得点のシステムの部分に疑問符がつく。
ここがなんか雑な印象を受けるし、大味なのだ。


ゲームの中身もつかみどころがなく
なんとなーくぼやけた展開に終始する。
得点計算や準備も頓雑で
せっかくいい雰囲気なのに残念なゲームである。
楽しくないわけじゃないけど
やりこみたいと思わせるものではない。


もったいないというか、なんというか。
長所も多いだけに「あと少し」なんとかならなかったのかな。


もっと練ればもっと楽しくなったはず
それだけ優れたシステムではある。