■大通公園
札幌市の中心に位置し、東西長さ1.5kmのグリーンベルト。花壇や噴水が配された緑豊かな空間が 広がり、札幌市民の憩いの場となっている。西端には1957年に建設された147メートルの札幌テレビ塔が立ち、札幌市全景を見渡す展望台になっている。
■北海道開拓の村
1983年開村。明治・大正期北海道に建築された52の建造物を、54ヘクタールの敷地に再現復元した歴史テーマパーク。村内を馬車鉄道が走り、郷土芸能や職人の技の実演などが見れる。
■北海道庁旧本庁舎
「赤レンガ」の愛称で知られる1888年にアメリカの州議会議事堂を手本に建てられたネオ・バロック様式の建物。建築資材のれんが、硬石、木材などの多くは、北海道産を使用。新北海道庁舎完成までの80年にわたり、北海道政治の拠点としての役割を果たす。現在中の一部は博物館と資料館になっているが、会議室としてまだ利用されている。歴代長官や知事の部屋も保存され、歴代の長官、知事の写真が並び飾られている。
■サッポロビール博物館
札幌は日本のビール発祥の地。1876年日本で始めてのビール工場がこの地に開設さ れた。現在の博物館は1892年に建てられた醸造所を利用したもので館内ではビールの製造過程や日本のビール製造の歴史を紹介している。できたてのビールも試飲できる。(有料)
■時計台
札幌観光の象徴的建造物。1878年に旧札幌農学校(北海道大学の前身)の演武場として建設。時計の主要な部品はこの120余年もの間交換されることなく、日本最古の塔時計として時を刻み続けており、極めて珍しいと言われている。札幌における開拓時代を語る重要な歴史建造物。
■支笏湖
日本第2の深湖、日本最北の不凍湖である火山性陥没湖(カルデラ湖)。風不死岳、恵庭岳、樽前山等の活火山が湖周を囲む。東岸の支笏湖温泉、北岸の丸駒温泉が有名。
■小樽運河
1923年竣工。昭和初期は海運貿易の動脈として、運河沿いに建てられた石造り倉庫とともに、重要な役割を担っていた。運河の役割の縮小後、底にはヘドロがたまり、汚く、臭く、行政は1960年代運河を埋め立てようと動いたが、小樽市民の保存運動と整備により、1985年新たな小樽を代表する観光スポットとして生まれ変わった。
■旧青山別邸
鰊漁で財をなした小樽三大網元の一つ青山家が、娘夫婦の意向を受け入れ1924年に建てた別邸。鰊御殿に相応い贅を尽くした絢爛豪華な大豪邸。鰊漁最盛期1914年頃の青山家は現在の貨幣価値で約25億円にのぼる収入があったという。
■北一硝子
以前は漁業用のガラス製の浮き球やランプ球などを製造をしていたが、漁法の変化や電気の普及により使われなくなり、1930年代ガラスを利用した工芸品の製造が始められた。現在、ガラス工芸品はオルゴールとともに小樽のお土産として、多くの観光客の人気を集めている。
■余市ニッカウヰスキー 北海道工場
日本最初のウイスキー作りの拠点。「パゴタ屋根」という赤い屋根が美しい石造りの建物が並ぶ工場。今なお当時と変わらぬ製法で蒸留と貯蔵が行われている。ウイスキー博物館では、ウイスキーの歴史や創始者竹鶴政孝のスコットランド留学等のウイスキー技術習得の軌跡やリタ夫人との生活が紹介されている。無料で試飲や匂いの違いを比べることのできるコーナーもある。
■京極噴き出し公園
環境省の名水百選にも選ばれた名水の里。1日約8万tも絶え間なく湧き出る名水が池を作り、美しい公園を形成している。長寿の水とも言われ、毎日ポリ容器を持って水を汲みにくる多くの人々で賑わう。羊蹄山に降った雨と雪が、50年から70年ほどの年月を経てここから湧き出ていると言われている。水温は1年四季変化無く、約6.5度。
■積丹半島
まさに天地の果てを彷彿させる積丹半島を代表する岬。岬の先端まで続く片道約20分の遊歩道は、両側に海が広がる断崖絶壁の景観を一望できる。悲哀物語の伝説から女性禁制の地で、神のみが立ち入ったと言われる。岬の先には、その伝説中の海に身を投げ自殺した娘チャレンカの化身と言われる神威岩が立つ。神威(カムイ)とはアイヌ語で神の意。
■島武意海岸
日本の渚百選にも選ばれた神秘的な美しさをたたえた海岸。全長30メートルの歩行者トンネルを抜けると、切り立った荒々しい岸壁から美しい海岸を望むビューポイントに出る。約45分ほど美しい海岸線を沿って遊歩道を歩くと、沖に向かってすくっと立つ女性の姿のような女郎子岩があり、この岩もある伝説中の海に身を投げ自殺した娘シラフの化身と言われる。
■大湯沼・奥の湯
日和山が噴火した時の爆裂火口跡で、周囲約1㎞の沼。沼底からは熱湯が湧き出し、湯気が立ち込め、硫黄臭が漂う。水面には灰黒い硫化鉄が浮かぶように堆積している。ここから流れ出る熱湯が小川を形成して地獄谷まで流れ込む。奥には同じく爆裂火口跡にできた小さな沼、奥の湯がる。現在火山活動の中心はこちらにあり、より激しい噴出と湯気が上がる様子が見てとれる。
■地獄谷
約1万年前、火山が噴火したときの爆裂火口跡。直径450mのすり鉢状のくぼみには、数多くの湧出口や噴気孔があり、熱湯の川が流れ、谷全体が煮えたぎっているような風景が鬼の棲む地「地獄」を彷彿し、地獄谷の名前の由来となった。15の火山口があり、7色の小丘・七色富士や間欠泉・鉄泉池や眼病を治す泉などを祭った薬師如来などある。
■昭和新山
1943噴気を上げる。火山活動の中心地であるこの地の西部域より、マグマだけがまるでモグラが地中で穴を掘り進めて上がってくるかのように東上し、地表に出る前に凝固し、地表を押し上げてできた。そのため、火山の部分のみが隆起し、周りはほとんど影響を受けず地盤の隆起がほとんど見られない。その火山形成は世界でも非常に珍しい。ふもとには戦争時の政府に代わり詳細な火山形成の記録を遺した三松正夫氏の銅像と記念館がある。
■洞爺湖
70k㎡の大きなカルデラ湖で冬も氷を張らない不凍湖。約11万年前この地一帯は海でしたが、有珠山周辺の火山活動が活発になり、陸地を形成。その後洞爺湖のあるこの地でも、大きな火山爆発による大きな爆裂火口跡ができ、そこに水がたまり洞爺湖ができた。洞爺湖に浮かぶ4つの中島は、湖ができた後、マグマが隆起し、凝固してできた島。洞爺とはアイヌ語で湖岸の意。春から秋にかけて毎日湖上より花火の打ち上げがある。
■有珠山西山火口散策路
2000年に発生した有珠山噴火の惨状を間近に見ることができる散策路。2,3日の間に何度も噴火を繰り返し、その噴火口は10数ヶ所に及ぶ。家や車が沈む沼、折れた電柱や道路標識、断層状に変化したアスファルト路、倒壊した工場、噴石で壁に穴があき、窓ガラスか割れている幼稚園などの噴火による被害状況を見ることができる。また火口からは今でも白い噴煙が上がる。火山噴火予知の成功により人的被害はなかった。
■白鳥大橋
祝津公園展望台からの白鳥をイメージして設計された白く輝く東日本最長(1380m)の吊橋『白鳥大橋』と、港湾とよく調和した室蘭港の工場群は見る者を圧倒する景観。 ここからは大黒島もよく見える。
■地球岬
北海道の景勝地人気アンケートで得票1位になったことがある『地球岬』は、海面から1120m余の絶壁に美しい白い灯台が立つ、太平洋を一望できる岬。夕日の美しい場所、恋人が恋を語らう場所としても有名。展望台には幸福の鐘が設置され、鐘を鳴らす人には幸福をもたらすと言われている。地球(チキュウ)とはアイヌ語で断崖の意。
■大沼国定公園
新日本三景の一つ。湖正面に見えるのが駒ヶ岳。現在は1131mほどの高さしかないが、以前は富士山のような形状の1800mもの山だったという。1640年に火山爆発し、山頂の部分を吹き飛ばして現在の形となった。火山爆発の際に発生した土石流が付近の折戸川を堰き止め、大沼・小沼などを形成し、元々の小丘や吹き飛ばされて来た土石の塊などにより、沼上に大小さまざまな126の島ができた。散策路を歩くと火山爆発の際に吹き飛ばされてきた大きな岩がいくつか見られる。冬には大沼と小沼をつなぐ地点(セバット)に多くの白鳥が飛来する様子も見られる。 小沼の西岸にある日暮山は、『登った人が大沼の美しさに気をとられ、時間を忘れて眺めていたため、気づいたときにはもう日暮れの時間であった』という逸話より名づけられた。この山の展望台から見下ろす大沼の全景は、逸話が言うように非常にすばらしい。
■旧函館区公会堂
ルネッサンス風の左右対称の洋風建造物。1910年函館の当時の豪商・相馬哲平の巨額の寄付により建設された。上流階級が集う場所としての公会堂。会議や舞踏会、公開裁判等の会場としてだけでなく、宿舎としての機能を備えていたが、大正天皇や昭和天皇が皇太子時に行啓の宿舎や休憩所として使用したために一般の宿舎としては使用されることはなかった。
■五稜郭
1864年竣工。元はロシアに対する北方警備の強化のための要塞として建造された城跡。新撰組の土方歳三が入城し、新政府軍に抵抗した国内最後の内戦箱館戦争での旧幕府軍(武士)の最後の砦となった場所として有名。 日本の各地から敗走してきた幕府側の武士たちが、五稜郭に集結。旧幕府軍の海軍副総裁だった榎本武明は北海道に蝦夷共和国箱館新政府の樹立を夢見たが、新政府軍の圧倒的な軍事力の前に屈し、無条件降伏した。星形の角の部分である5つの稜堡は、大砲が置かれた場所で、互いに防御の際の死角を消す効果があった。
■立待岬
津軽海峡およびその対岸にかすかに見える本州下北半島そして大森海岸沿いの函館市を一望できる好展望地。徳川幕府が以前に北方警備のために台場を築いた所でもある。歌人石川啄木が好んでここを散策して歌を詠んだところとして有名。彼の代表作『一握の砂』の東海の歌は崖下から東に伸びる大森海岸で詠まれた。近くには彼のお墓もある。
■トラピスチヌ修道院
1898年にフランスから派遣された8人の修道女により創設された日本で最初の修道院。西欧の古城を思わせるような赤レンガ造り。院内の見学はできないが、美しく整えられた前庭は一般公開されている。付設の資料館で院内の生活などが紹介されている。
■ラベンダー畑
主なラベンダー畑に、ファーム富田・フラワーランドかみふらの・かんのファーム・ハイランドふらの・日の出公園・深山峠な どがあり、富良野周辺には十数か所のラベンダー畑がある。ラベンダーの見ごろは7月上・中旬と短いので注意。各花畑では各種のラベンダーを栽培しているので、遅咲きのラベンダーを栽培する花園では8月上旬まで見ることができる。また、ラベンダーだけでなく、ポピーやルピナス、カスミソウなどさまざまな種類の花を栽培しているので時期にかかわらず花を鑑賞できる。
■パッチワークの路
富良野北部の美瑛町に位置する美しい布をつぎはぎして並べたような(パッチワーク)風景が広がる平原。以前にテレビCM等で使用された有名な木が多く、『マイルドセブンの丘』『セブンスターの木』はタバコの広告に使用された防風林と木、『ケンとメリーの木』は車の広告に使用された2本のポプラの木、『親子の木』は両親と子供が並んで立っているかのように見える3本の柏の木など、すべて絵になる樹木の風景。北西の丘展望公園はパッチワークの路の中心的な存在。展望台からは360度広大に広がる平原の風景が楽しめる。
■層雲峡
石狩川沿いにある柱状節理と呼ばれる断崖が連なり、無数の滝が流れ落ちる美しい渓谷。『大函』は巨大な岩が真っ二つに割れ、規則正しい柱状節理の岩壁が並び、『小函』は峡谷が一番狭くなっているところで、高さ200mの岩壁が並ぶ。『大函』『小函』は川の両岸が切り立った断崖に囲まれ、それぞれ大きな函と小さな函の中に閉じ込められたかのような感じのするところから、この名がつけられた。『銀河の滝』は、約120mの断崖からキラキラと銀色の糸を引いて流れる優美な滝。『流星の滝』は、90メートルの断崖から一気にとどろき落ちる豪快な滝。それぞれ女滝、男滝とも呼ばれる。


■網走監獄博物館
網走監獄は北海道開拓を進めるため、道路工事に囚人を使うことを目的に造られた。明治時代から昭和50年代まで実際に使っていた網走刑務所の建築群を移築、復元した博物館。中央見張りを中心に5本の指を広げたかのような五翼放射状舎房をはじめ、休泊所、浴場など、復元された各施設には、内部に人形を配して当時の様子をリアルに表現している。
■サロマ湖
約20キロメートルにも及ぶ長い砂洲によってオホーツク海と隔てられた日本で3番目に大きな潟湖。砂洲上に広がるワッカ原生花園には夏ハマナスやエゾカンゾウなど約30種類の花が咲く。高さ376mの幌岩山山頂にあるサロマ湖展望台からはサロマ湖全体を見渡すことができ、細く伸びる砂洲もはっきりとわかる。
■能取岬(能取湖)
網走市外の北、約10キロにあるオホーツク海に突き出している岬。冬は流氷を観察できる場所としても人気。能取湖の湖岸は、サンゴのように見えることからサンゴ草とも呼ばれるアッケシソウの群生地で、咲き始めは緑色だが、9月になると紅色に変身、湖畔が真っ赤に染まる。
■知床八景
オロンコ岩、知床峠、カムイワッカ湯の滝、プユニ岬、知床五湖、オシンコシンの滝、フレペの滝、夕陽台の八つ。知床半島は世界自然遺産登録地となり、日本最後の秘境と言われる。『知床五湖』は知床半島で最も多くの人が訪れる観光地で一周約3kmの散策路が設けてあり、約1時間で周遊することができる。知床にはたくさんの滝があり、『カムイワッカ湯の滝』は硫黄岳の山腹から流れ出た大量の硫黄を含む湯が川となり、滝壷がそのまま露天風呂となった温泉。『オシンコシンの滝』は落差80メートル、日本の滝百選の一つで、知床半島最大の滝。幅広い岩肌を白く覆うように流れ下り、途中で二筋に分かれるため双美の滝とも呼ばれる。
■旧幸福駅・旧愛国駅
 『愛の国から幸福へ』のキャッチフレーズで有名になった、廃線になった旧国鉄広尾線の駅跡。現在でも当時のままの木造駅舎や板張りのプラットホームが残る。駅舎には訪れた観光客の名刺がびっしり貼られている。売店では『愛国から幸福行き』の切符が販売され、観光客の人気を呼んでいる。
■池田ワイン城
小高い丘に立つ中世ヨーロッパの古城のような十勝ワインの製造工場。正式名称は池田町ブドウ・ぶどう酒研究所。十勝ワインはすべてここで製造しており、地下熟成室など工場見学もできる。無料の試飲もできる。
■阿寒国立公園
『阿寒湖』『摩周湖』『屈斜路湖』は阿寒国立公園を代表的するカルデラ湖の景勝地。『阿寒湖』では特別天然記念物に指定されているマリモを鑑賞することができる。丸いマリモは世界的にも珍しい。湖岸は国内最大のアイヌの集落がある。湖畔の阿寒湖温泉は道東を代表する温泉地。『摩周湖』は世界でも有数の(日本一の)透明度を誇る美しい湖。流れ込む川も流れ出す川もない。土砂が流れ込まず、水温も低いのでプランクトンの繁殖が抑えられ、水が澄んでいる。霧に包まれた神秘的な姿から、アイヌ族により神の沼と呼ばれていた。『屈斜路湖』は世界最大級のカルデラ湖。周りの各峠の展望台から見下ろす眺めが美しい。特に美幌峠からの展望は有名で、特に朝焼け時が美しい。屈斜路湖東湖畔にある砂湯の砂浜を掘れば、たちまち温泉が湧き出てくる。ここでは冬から初春にかけて多くの白鳥を見ることができる。『硫黄山』は茶色の山肌が印象的な現在も無数の噴気孔から噴気を上げる活火山。岩肌を登ると熊 落としと呼ばれる深さ50mの爆裂火口がある。


■釧路湿原
総面積182.9キロメートルという日本最大の湿原。湿原の約80%はヨシやスゲなどの草原に覆われ、数多くの川が湿原を蛇行して流れる。湿原にはタンチョウをはじめ数多くの水鳥が生息しているが、その生息域を保全するため、1980年にラムサール条約に登録・指定された。ラムサール条約とは、水鳥の生息地である湿地とそこに暮らす動植物の保全を目的とした国際的な条約。湿原を望む展望台として、湿原西部の『釧路市湿原展望台』と『北斗展望台』。釧路川のきれいな蛇行が目前に迫る、湿原を代表する展望台、『細岡展望台』。湿原最奥部に位置し、原始的な学術的にも貴重な低層湿原コッタロ湿原を見ることができる『コッタロ湿原展望台』などが有名。
■釧路市丹頂鶴自然公園
特別記念物タンチョウを保護、増殖を目的として開園された公園。園内には20羽のタンチョウが放し飼いされている。タンチョウはその優雅な舞いと身のこなしから『雪原の貴婦人』とも呼ばれる。かつては絶滅の危機にあったが、現在では道東の沼沢地に約800羽の生息が確認されている。ここから移管された21羽が釧路動物園でも観察できる。

リンク

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北海道国際航空(ADO)
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キャセイパシフィック航空(CX)
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