国鉄コンテナ

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5トン 有蓋 通風 冷蔵 無蓋 タンク ホッパ 車掌
10トン 有蓋 冷蔵 無蓋
ホッパコンテナ
1966年に登場したホッパコンテナも、タンクコンテナ同様積載品の関係で輸送区間,荷主が限定されていたため、1970年の私有コンテナ制度発足とともに私有コンテナへ移行し、増備が中止された。
5トンホッパコンテナ
1. 950形式(H90形式)
1966年に粉粒体,特に合成樹脂原料輸送用として試作された。
タンク材質はSUS27を使用し,取り出しはトラック荷台から行うことを前提として、取り出し口を妻側に設け,反対側からクレーンで吊り上げ傾斜させ積載品を排出させる構造とした。
また積み下ろし時の通気のため防湿、防塵対策を施した通気装置を設けた。
2. H91形式(H10形式)
1966年に粉末の塩化ビニル樹脂専用で試作された。
タンクはSUS27で、断熱材にポリウレタンフォームを吹き付け、断熱半を貼り付けた。
積み込みは上部より行い、排出は圧縮空気によるエアースライド方式とコンテナを傾斜させる自然落下方式とした。
量産時はH10形式に改められた.
3. H11形式
1972年にH90形式の量産形としてポリプロピレン専用で製作された。
4. H92形式(H12形式)
1968年カーボンブラック専用のH92形式が試作された。
カーボンブラックは比重が小さいため容積を確保し、取り出し時のタンク内残存をなくすために、ゴム袋式排出装置を備えた。
1969年に量産されH12形式となった.
5. H13形式
1970年に粒状ポリスチレン専用として製作され、排出方法は吸引式であった。

950形式 950 オーナー所蔵写真 950形式 951 オーナー所蔵写真
H10形式 H10 9 隅田川 H11形式 H11 4 オーナー所蔵写真
H 12形式 H12-6 沼垂

形式 自重
(t)
荷重
(t)
最大寸法(mm) 容積
(m3)
製造年 製造
個数
備考
高さ 長さ
950 1.8 5 2350 2300 3240 9.5 S41 2 H90に改番
H10 1.7 5 2350 2300 3299 11.5 S41-45 467 粉粒体 エアスライド式 H91改番もあり
H11 1.3 5 2350 2363 3295 9.5 S42 8 粒体 吸引,重力落下式
H12 1.7 5 2350 2297 3238 12.5 S44 31 粉粒体 重力落下,空気袋式
H13 1.6 5 2350 2300 3240 8.4 S45 9 粒体 吸引式
H90 1.5 5 2350 2370 3295 9.5 [S41] 2 粒体 吸引,重力落下式
H91 1.7 5 2350 2300 3240 11.5 S41 H10に改番
H92 1.5 5 2350 2300 3240 12.5 S43 1 ゴム袋式排出装置
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