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Gacktなレポページ

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フジテレビ「 とくダネ!」
2002.1/18(金)放送AM8:00〜

Gackt究極のおしゃれ論

<G=Gackt  D=ドン・小西

D: この辺から聞いてみようか?Gacktファッションのポリシーは?!

G: いつもドンに話している事だけど。こういうスタイルの服じゃなきゃダメだとか、
そういう事じゃないと思うんだよね、ファッションって。
色んなスタイルがあるだろうし、デザイナーにしても色んな個性があるんだろうけど、
結局、そのデザイナーが作った服っていうのは、
人ありきの服であって、僕らも服を買う時っていうのは、
服ありきの僕だって、僕ありきの服だっていう、凄くいい関係でいなきゃいけない

って、いつも思うんだよね。どっちかだけが強くても、結局、どっちとも殺してしまうっていうのかな。

普段の生活だったりとか、そういうこと全てがファッションになってきてると思うのね。
例えば、普段よく制限だったりとか、トレーニングだったりとかやってるのも、
服を作ってくれる人に対して、顔見せ出来ないような事は絶対したくない。
その人が作った服を
僕が一番、着こなせられるって自信がないと、その服、絶対着ない

D: しかしさ。個性、強いじゃない?その個性ってどこから来てるわけ?Gacktって。

G: いや。それ、
ドンに言われたくない。充分、濃いよ。

D: 濃いだろうけど、ホント不思議だよね。



D: アーティストに、ビジュアルは必要か?

G: よく女の子でいうでしょ?大切なのは中身だ!とかさ。
そんなの当たり前なんだよね。何、いってんの?
って・・。中味が大切なのは皆、わかってんだよ。
その上で一番、接点になるところ、言葉もかけれない、かけていない状態で
まず入ってくるのは、目でしょ?視覚的な情報でしょ?そこが一番先の、入り口になるわけしょ?
それをどけて、中味が大切なんだって。そんな当たり前な事を何言ってんの?って話しになるわけじゃない。

D: 中味があれば、表面に出るよね。

G: そう言うことなんだよね。

D: それ、俺が教えたんじゃない?いつも、よく言うんだもん。ホントに。(両者爆笑)



G: 例えばさ。ステージを作るときとかって、そこには物語があるんだよね。
その物語を伝えられるものを・・って意識の中で衣装って決まってくるし。
それが具体的にね、こういう物なんだって、最初はなかなか、ゆえないんだけど。

イメージのものだから。また描くと、また違うものになってしまうし。
それを言葉で伝えたときに、最初は分かってくれなくても、
一番分かってくれる存在でいてもらいたいっていうのかな。
デザイナーっていう人達に
対しては。

僕らって、音もそうだけど、言って簡単に伝わるものだったらさ、
別にたいして、僕らの存在理由ってないと思うのね。
言葉で伝えても、なかなか分からないから、伝えられないものだから、
だから、他の形になるって思うし。そこを・・別の世界かもしれないけれども、
共有しているものは、同じだと思うのね。



D: な女性のファッションについて

服を着ることによって、引き算してたら意味ない
んだよね。
要は・・、
服を着て、たし算だったり、かけ算じゃないと意味がないんだよね。
その人の自身の要素が大きくならないと、意味がない、と思うの。
まず、
僕が嫌いなのは、ブランド物に身を包むことで安心感を得てる人達
っていうのは、非常にカッコ悪いって思う。

D: いるな。

G; いるじゃない?シャネルが歩いてる人とかさ。フィルガモが歩いてる人とかさ。
すっごいね。単品で見たら、もの凄くいいデザインなんだよね。
シャネルだって、グッチだって、いいもの、いっぱいある。
今日っていうテーマがあったとしたら、今日のテーマを膨らませてくれる
ひとつのアイテムとして、服があるっていうんだったら、僕は全然いいと思う。

けれども、それがなんにもないにもかかわらず、
歩くバーゲンセールみたいなさ。
そういう風に見える人達は、凄くカッコ悪いって思う。

僕、たまたま六本木にいてね。人と待ち合わせしてたんだよね。
で、立ってて。そしたら「あ、Gackt」って女の子がいうわけ。

D: マナーの悪い女ねっ。

G:  「あ、Gackt。Gackt。」
お前は壊れたCDか?・・みたいな。
もう、ちょっと違う言い方があるでしょう?・・・やっぱり思うわけじゃない?
ファッションって、服だけって思ってる人達もいるかもしれないけど、そうじゃないんだよね。
身のこなし。マナー。振るまい方。全てファッションなんだよね。

ボーイッシュな格好。全然いいと思う。
けど、ボーイッシュな格好っていうのは・・、ボーイッシュっていう言葉は、女性らしさがあって、
初めて出てくる言葉なんだよね。女性を捨てたら、ボーイッシュじゃなくなるんだよね。

D: ボーイッシュにしてるって言うと。
何か、あえてさ。いるでしょう?あぐらかいてベターっと座ってたりね。
成りきっちゃうんだろうな。


G: よく男女平等って言葉があるけれども、僕らは
には男にしか出来ない事があって、
でも、男には出来ない事があって、女性には出来ない事があって、

女性にしか出せないものもあって、女性にしか出来ないこともあって。

いっぱいあるんだよね、そういう事って。
女性らしい部分、女であるって事を忘れて、言葉をはき違えて、「平等だ」って表面的な部分だけ、
物ごとを捉えてない人が、こう、服に現れるときって、凄い見てて「嫌だな」って思う。



D: お洒落な女性とは?

G: 
バランスよく物事を見れる人が、僕はお洒落な人だと思う。
さっきも言ったように、話し方だけ、それだけじゃダメだって。
話し方も、振舞い方も、女性らしい考え方も、女性にしか出来ない行動も、女性が持ってる強さも、
テーマがひとつ増えれば、それは角になるわけ。かくっていうのは「カド」なんだけど。
それは全て、
一個、一個テーマが増えるたび、正7角形、正8角形、正9角形、正10角形になっていって、
全て「正」なんだよね。ボコボコじゃないんだよね。それがバランスで成り立ったとき、
限りなく円になると思うんだ。それを持てる人が、お洒落な女性なんだと思う。

                                      レポ by tulip 2001.1.23
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