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年を取るということ「老い」 by Gackt ラジオ黄金時代 1999 .8/17より


僕自信は、この年を取る・・という行為に全く抵抗ないです。
逆に、年をひとつひとつ重ねていく事に喜びを感じています。
それが「何故なのか?」と聞かれると、とても微妙で難しい問題なんだけど、
よくね。周りの女の子で年を取るのを、とても嫌がる子がいて、
「誕生日おめでとう!」って言うと、「もうそんな年じゃない」って嫌がるけど、

でも、僕はいつも思う。
そうやって年をひとつずつ重ねる度に、そういう美しい部分を持っていくんだと思う。
若いからいい、年を取ってるからいい、そう言うんじゃなくて、
その年、その年の美しさを出せる人。


それはきっと、一日、一日を歩いてるからなんだよね。
決して、一年前の美しさと今の美しさ、今の美しさと一年後の美しさって違うんだと思う。
外見的なものは確かに老いていく。
でも、僕はそのシワ一つ一つが、すごくセクシーに見えるしキュートに見える。
僕はそれが魅力っていうものじゃないかなって。


その年その年、美しく年の取れる人が僕は好きで・・、
確かに外見的には老いるかもしれない。
けれど、自分の中にあるもの、それはキープされてるんじゃないか
って。
若さと言う言葉があるんだとしたら、それは外見的なものだけじゃなくて、
内面から外側に出ていくものなんじゃないかな
って・・。

僕にとっての若さっていうのは、目の前に広がる大地、
目の前に広がる大地があったとしたら、
そんな中で顔を上げて、怖れずに前に進んでいく事の出来る力なんじゃないのかな。


それは年なんて全く関係なくて、
自分自身が持っている意志
それが、一番結びついてるものなんじゃないかな。

僕はそんな年の取り方がしたい。


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