@llnightnippon.com 第4回 2002.4/22-1 2  3  4  5  6 
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いっそ、ひたすらしゃべりつづけてみようか…無理。
Gacktのオールナイトニッポン com。

早くポンになれ〜!。。。。何かこのリバーブいやらしいなあ。
ええ。。。さっ そく、富山県、ゆきな。

「この前、友達がふと、『蝶番』これドアについてる金具。
『蝶番って、いい言葉だ ね』とぽつりと言いました。
確かに形が蝶に似てるからといってつけた、この単純と も天才的ともいえるその発想、
おもしろいと思いました。Gacktさんも、ああ、なん かこれいいなあという言葉ってありますか」


これねえ。。。うん。先日、どれくらいかなあ、1ヶ月半くらい前に、
ええ。。。京都に行きました。まあ、行きましたというかは、行ってしまいました。
たまたまね、 首都高こうぐるぐるぐるぐる走ってたんだよね、あのイライラしてて。

でイライラしてて、ぐるぐるぐるぐる、
ぐるぐるぐるぐるってまわってたら、
慣性の法則で そっから出ちゃったんだよ。
で、東名高速に出ちゃったんだよね。
そのまま慣性の法 則のまま、ええ、走って、で。。。
気がついたら京都だったんだよね。
恐るべし、慣性の法則。



そんなわけで京都に行ってね、いろいろ昔の懐かしい場所とか、こう行っ てきてね。
で、まあ、友達とね、4人で車に乗って京都のね、とあるたけのこ料理の 名門店にね、
偶然はいってしまうことに、Gackt少年は、いや、Gackt青年かな、
う〜 ん、Gackt老人にしとこう、Gackt老人ははいってしまうのでありました。

まあ、もともと、そこにね、入るいきさつになったのはね、
ぼくのその友達が、僕がね「何食べたい?」と聞いたら
「鍋食べたい」う〜ん。。鍋屋さん知らないなあ。。。っ て言って、
ずうっと西の方から、市内には入ろうとしてて。これ看板にね、小さく字 が書いてあったわけ。

で、ぼくのイメージでは凄い小さな小料理屋だと思ってて、
そこだったら、鍋でも作ってくれるかなあなんて思っていたら、ああら、びっくり。 2000坪。
え〜。。。これ建物の広さが2000坪なんだよね。
もうね、最初見た ときね、ロールスロイスやベンツやベントレーがね、止まっててね、
なんて嫌味なと こなんだとか思ってね。絶対ね、絶対、こんなとこね、
入れないからって言って帰 ろうとしたら、中からお店の人が出てきて。


で、
「あの、どうしはったんですか」と かいわれて
「いや、ちょっと鍋食べたいなあなんて、思っちゃったりしちゃったりして」とかっていう話をしたら
「いやあ、すいません、うちあの、予約ないとダメなんです」
みたいなことを言った瞬間にぼくと目があって、「あ」ってこう何秒か沈黙続 いて、
「あの、ちょっとおかみさんに聞いてきます」とかって。

そうしたらおかみさ んが出てきて、
「あの、うちでよければ、食べてってください」とかって言われて。
「はい」ってごはんを食べたのね。

そこのね、まあ仲居さん、でね、ぼくたちの担当 の仲居さんがね、これがまた面白い。
たけのこ料理。たけのこ料理の専門店でぼ くら鍋食べて、
もちろん、筍とかもあるんだけど。で仲居さんとこうしゃべってて
「あの、おねえさん名前なんていうの?聞いていいかな」っていったら
「うち、竹子いうんです」「何いってんの」みたいな。

「いや、そういうこと聞いてないから」っていう話したら「いや、ほんまです」とかって。
「え〜」って。
「それ親いやがらせじゃない」とかって。そうしたら、ほんとに竹子だった。
びっくりして。でも その竹子さんが、いいんだ、ほんとに。

「名前が竹子でっしゃろ。もうほんと表見て ください。竹いっぱい立ってますやろ。
うちも竹みたいなもんですわ。まっすぐ。 割ったら中身なにもありませんけど」

とかいうのをさりげなく、そういうことを何回 も何回もいう。

それがすごい古い京都弁で、いまの京都にはほとんど存在していな い。。。
なんてったらいいかな、京都の地方しかないような。ほんっとにきれいな京都弁でね、
真似できないんだけど。もう、感動してね。ぼうっとしてるときもあっ て。そんなときにこう。。。
「ああ、なんかこう、ほっこりするなあ」ってこう僕は思うわけ。

この、ほっこり。長かったね!ほっこり。まあ、これ、ほっこりとは言わないんだけどね。
ほっこりぃっていうんだけど。何ていうかな、発音は。。。

い まの関西の人だったら「ああ、ほっこりしたいなあ」とかっていうのかなあ。
いまの子達、使うのかな。あとね、
はんなりとかね。
こういう言葉、僕好きだね。うちの メンバーとかね、「ほっこりしような」って聞くと、
「ああ。。。ほっこり〜」みた いな。よくわかんないんだけど。こういうの好き。
こういうね、
言葉で、こうグッと くる。たまにね。



まあ、ぼく結構ね、全国で、離れてるところで仲良くなる子とか、
熊本とか、福岡とか、九州好きね、ぼく凄い。
九州のまあ友達とかにね、電話した りすると
「元気しとっと?」とかって言われるとね
「ああ、しとっと〜」みたいな。 好きなんだよね、ほんとに。

元気しとっと?って言われたら、元気じゃなくても「し とっと〜!」
っていいたくなるその言葉のやさしさ?いいね。
あとね
、うちの姉貴が これよく言うんだよね、ぼくが部屋の中でイライラしてて、
タバコをこうずうっと 吸ってるんだけど、灰が、灰だけがたばこの先にずっと残ってく状態を見て、
うちの
姉貴は必ず「ワジワジしないの」とかっていうんだよね。

うん。。。。まあこれは沖縄弁なんだけどね。
あの。。。まあ、イライラするなっていうのね。。。まあ。。。 言われると、うん。。。
何かこう、落ちついちゃうんだよね。ワジワジしないの、 とか言われると。

でもうちの姉貴って変わっててね、変な言葉たまに使うんだよね。
たぶん、姉貴的にはOKなことばなんだろうけど、それどう聞いてもおかしいよってい うね。

いきなり唐突に
「それっていみくじピーマン」とかって。
「なんじゃそりゃ」 みたいな?なんだよピーマンって、みたいな。
まあ、そういう変な言葉。たくさんあ るけど。そうだね、きょう、そういう変な言葉も送ってほしいなあ。
変な言葉。ま あ、でも今の時点で送ったら、きっと明け方の5時くらいかな。
うん。。。来週に持 ち越しになるかもしれない。
そんなわけで、突然、電話しちゃったり、なんか、しちゃったりして。
(CM)
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