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第37回 2003.1/13
25:00〜2700
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―2―

ジークジオン!ジークジオン!
ダイヤルはそのまま、ボリュームはフルで。
Gacktのオールナイトニッポンcom。

え〜。。きょうね、まああの。。。。
実は、友達のおとうさんの葬式っていうか、通夜に出てきたのね。
まああの去年の、どれくらいかな、春先くらいから体調が悪いっていうことを聞いてて、
でおとうさんもその病名を知ってて、でもがんばりますからみたいな話で。。。
まあその彼っていうのが、今回一緒にMOONCHILDって映画に出たりとか、
あとANOTHER WORLDに一緒に出た、役者のテツローっていう子なんだけど。


。。。。。ちょうどね、2年くらい前にもおかあさん亡くしてて。
で今回のANOTHER WORLDを作って、でそのあとに。。。
今回のMOONCHILDを作ろうって話になったときに、
まあちょうど病状が、わかったときだったのね。本人すごい悩んでて。
出ようか、でも、父親の。。。面倒、看病しなきゃいけないしみたいなことで。

でもおとうさんは、おまえのためになるんだったら、絶対出たほうがいいっていう形で、
ずっと応援してくれてて。でぼくがしゃべったのが、ちょうど、いつだったかな、
年末前くらいだかな、に電話かかってきて、で。。。。まああの、
心配してもらってほんとに感謝してますみたいなこと、メッセージにはいってたりとか。

でね、きょう、ちょうど連絡もらったのがきのうの朝、留守電にはいってて。
で、まあきょう。。。。顔、見に行こうと思って。まあ。。。。。
おとうさんの顔、見たんだけどね。すごいきれいな顔で。
ほんとに眠ってるんじゃないのかなってずっと思ってて。でも。。。すごい痩せてて。

で話を聞いたら、ちょうど亡くなるきのうの朝まで、1日、ずうっと苦しんで、
闘ってたっていうの聞いて。。。。。。まあ、なんていうのかな、それに対して、こう、
彼が可哀相とかそういうことを言いたいんじゃなくて。


たぶんね、からだすーごい痛かったと思うの、苦しかったと思うし。。。
でもぼくの前や、そのぼくの友達の前ではね、一切苦しい顔しないんだよね。
で、まあ確かに、亡くなってしまったんだけど。。。もう。。。
去年の10月くらいにはもうもたない、10月にはもうだめだろうってずっと言われてて、
で、ずうっとがんばり続けてて、でことし年が明けて、
お正月を、最期の正月を一緒に過ごして、で。。。まあきっと。。。。うん。。
一緒に出てる作品を見たかったんじゃないのかなって。。。。。

なんかね、自分にできることって凄い少ないじゃない?だから、せめて。。。。
それくらい間に合えばなあって思ってたんだけど。
でも、きょう会いに行ったときに、なんていうのかな。。。。。まあその、
彼に会って、一生懸命その涙をこらえてる彼の姿が。。。。
ものすごくこう。。。。。前を向いててっていうか。


ここで。。。。落ちこんだり、下を向いてても、決して父は喜んでくれませんから、
みたいなこと言ってて。。。。。

なんていうんだろうなあ、自分の親が、自分の親の死を目の前にしてでも、
ああやって歯を食いしばってまっすぐ歩こうとする、あの気持ちって。。。。こう。。
。。。。。。。かけがえのないものなんじゃないのかなあって。


大人に、なるっていう、まあ、儀式じゃないんだけど、
大切な想いを受けとった上で、その想いを先につなげようっていうことを、
一生懸命自分の中に、こう貯めてるようにぼくには見えたし。うん。。
なんか、そういう子どもを。。。。そういう子どもに対して、
届けなきゃいけないものを最期の瞬間まで届けた、おとうさんに、
凄い人だなあってことを感じたし。

まあみんな、おとうさんの顔を見たときに、やっぱり誰もね、
そこで言葉をかけていいかどうかなんていうのはわからないわけで。
すべての言葉が安っぽく、聞こえてしまうかもしれないし。
でも、みんな、一生懸命、こう、こらえてる彼の姿を見て、
いろんなものを各々が持って帰ったような気がしたの。

もちろんぼくも、いろんなものを持って帰って。。。。。。。うん。
まあこの中で、ラジオ聞いてるね、みんなの中で、いずれ、自分の親や大切な人を
失う瞬間があるかもしれないけど、そのときが来たときに、なにを自分が受けとって、
そして
の受け取ったものを持って、ほんとうに前を向いて歩いていくことが、
その人の生きた証になるんじゃないのかなあって。ぼくはそう思う。
うん。
それは、忘れないで欲しい。

Gacktのオールナイトニッポンcom、
CMのあとは、みんなからのメールを紹介します。
CM

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レポ作成 イリヤ  編集 tulip@管理人