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第25回 2002.10/7
25:00〜2700
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−4−

ダイヤルはそのまま、ボリュームはフルで。
Gacktのオールナイトニッポンcom。
。。。ナハナハ(?)。Gacktのオールナイトニッポンcom、
引き続きお便りを紹介していきたいと思います。長野県長野市さきちゃん。

「近頃の放送では、Gacktさんの熱い思いやメッセージがすごく強く伝わってきて、
いつもl胸を打たれます。さてきょうはお聞きしたいことがあるのですが、
Gacktさんはいまの日本という国についてどう思われますか。

わたしは日本で生まれて17年間ずっと日本で育ってきたので、
少し前までは、それが当たり前というか、特別いい感情も悪い感情もなかったのですが、
海外での仕事をしている叔父さんと話す機会があったとき、
日本人ほどポリシーのない国はない。
ビジネスで海外に行ったとき、わたしは日本人であるというのが
とても恥ずかしいから、コリアンだというようにしている

といわれて何だかとてもショックを受けてしまいました。


海外に行ったとき、自分の国がどこか嘘をつかなければいけないって、
いったいどういうことなんでしょうか。日本人であるということは、
海外ではマイナスでしかないのでしょうか。そんなことを考えるようになったら、
いまの日本の悪いところがたくさん見えてきたような気がしました」

うん。。。。ちょっと長いけどね


「えらそうなフリして頼りない大人、自由を求めているようで実はだらしがないだけの若者、
そして不透明な政治。そして何よりそんなことにちょっと前までなんの関心もなかった自分。
腹立たしくなりました。でも今すぐなにをすればいいのかわからないし、
わたしひとりがなにかやってもどうせ無理だろうという諦めの気持ちもあります。
なんかテーマが大きすぎて話がまとまりません。すみません」

うん。。。。う〜ん。。。。。。。。。あの、
堅いっていう言葉ひとことで終わらすのは、
なんかこう、
終わらせちゃいけないようなメールのような気がするなあ。

あの。。。。。。実際に、海外で、うん。。。
ナメられてるかナメられてないかっていう話すると。。。
日本人は、まあ、分野はいっぱいあるんだろうけど、
ナメられてることは、非常に、多い。
うん。非常に多い。。。。。
でも、思うんだよね。これぼくの発想なんだけど、
ナメられてる、最初からできる人間だと思われてるよりかは、
こいつ全然できないだろうなって思われてて、
なにか見せるほうが、驚かすこともでき
るし、
ああ日本人ってすごいなって思わすこともできるし、
ぼくは全然それを悪いことだとは思っていない。


だ、言われるけどね。フランスとかに行くとね。
最近はだいぶなくなったんだけど、やっぱりね、バーとかにね、はいって、
中国人が日本人か、違いを見られるわけさ。
で日本人だとわかった瞬間に、あのフランスのバーって、担当がいるんだよね、
自分の、テーブルに来てくれる。まっったく来ないんだよね!
うん、自分の前とおってるんだけど、まったく聞こえてないふりをしたりとか。
そういうことす〜ごいあったね。
まあでも。。。
喧嘩すればいっしょだしね、ほんとに。

あの。。。なんていうのかな、そんなところで、
ああフランスってすごい恐い国だ、もう行きたくない。。。って思うか、
ふ・ざ・け・ん・なみたいな。。ナメんなおまえら!と思うか、

どっちかなんじゃないのかなあって、思うんだけどね。

ぼくは、最初海外に行ったときに、やっぱりす〜ごい日本人がナメられてるってことを感じたときに、
やっぱりショックだったのね、ぼく自身も。
「日本人だ」っていうのは抵抗あるって言ってた人の話は聞いてたことがあって、
その理由や意味もす〜ごいよくわかった。ただ、自分が同じように、日本人だって言えないのって、
どうなのって。。。。ぼくは海外に行って、どっから来たのって言われたら
「ニホン!」ってはっきり答えるようにしてる。プライドがあるから!日本人としての。うん。

まあAsianとしてのプライドもすごくあるけれども、日本人としてのプライドもすっごいある。
アメリカに行ってね、まあバーに行って、これはプライベートの話だから、しちゃいけない、
していいか悪いかって話じゃなくて、行為自体はあんまりよくない話なんだけど、
実際にバーに行って喧嘩することもあるわけ。うん。


で、こう「この中国人が!」みたいなこと言われるときたまにあるの。
「ふざけんな馬鹿野郎。日本人だ、この野郎」みたいな、こともよくあるのね。。
でもね、その子たちにとって、そのやっぱりイメージっていうの必ずあるわけでさ。
たとえば日本人が、アフリカ人に対して思ってるのは、靴はいてなくって、
いつもサバンナ走りまわってて、上半身裸で槍もっててとか思ってる人もいるかもしれない。

向こうも逆でさ、ちょんまげつけてて、腰からは刀ぶらさげてて、
って思ってる人いっぱいいると思うの。日本がどこにあるかなんて知らない人もいっぱいいると思うし。
そのイメージを変えていけるのは、ぼくらひとりひとりで、きみたちひとりひとりなわけで。

きみたちの印象が、日本の印象、国の印象になるわけ
で。
まあ、海外に出て一番強く思うことは、ぼくらは、自分たちの国っていうものに対して、
ほんとに誇りを持てるのかっていうと、誇りを持っているとか持ってないっていうことそのものを、
考えてる人はほとんどいないと思う。うん。でも、それを感じて日本に帰ってきたときに、
見直せばそれでいいんじゃないのかなと思う。いま、そういうことを、体験したことのない人たちが、
この時点でそれを考えろ、考えようって言ったところで、イメージつかないと思うし。

だったら、自分でね、一歩足を外に向けて、で、実際に体験してみればいい。
実際に味わってみればいい。屈辱的なことも含めて。

そのときに胸張って「わたしは日本人だよ」って。
そのときにすごい悔しい思いしたんだったら、自分の中で足りないものを見つければいいし、
自分の中にあるいいところを伸ばせばいいし。。。。。自分自身が成長すればいいし。。。
うん。。。。常に自分だと思うな。その中で自分がどういう思いで生きていって、
で、
出会ったときに「わたしは日本人だ」って言えるかどうかっていうのは、
国に対してどうっていう意識なんじゃなくって
、自分が自分というものに対して
どれだけ意識を持って生きているかっていうこと
が、すごく大切なんだと思う。

まあ、また難しい話になっちゃったな。Gacktのオールナイトニッポンcom。
CMのあとは、精一杯の早口言葉を聞け!
CM
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レポ作成 イリヤ  編集 tulip@管理人