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第21回 2002.9/2
25:00〜2700 ALL
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(ギレン・ザビの演説)

いま聞いてもらったのが横浜アリーナで、実際に生で、まああの、
横浜アリーナすべてがジオン軍になった、ぼく、Gacktの、ぼく自身がやった、
これギレン・ザビの演説シーンだったんですけど。
え〜、パックしながらいうのもなんなんだけど。。。似てたでしょう?


これ、
これ、けっこう頑張ったんだよ、ほんとに。
実際ほら、ファンの子たちが、あれ、演説聴き始めたときに、
あれ、絶対ぼくがやってると思ってなかったでしょ、雰囲気的に、ねえ?
あれ、全部ぼくやったんだよ。もう台湾に行く前日に、全部あれ録ったんだよ。

す〜ごい大変だったんだけど。けっこうよかったよね、似てたよね。
ちょっと自分で感動してたよ。あれねたぶん見てる人たちは、絶対わかんないとおもう。
あれぼくがやってるって。あの。。。ジークジオンって言ったじゃない。
たぶんね、このラジオ聞いてる、ここに集まった会場の子たちで、
どれくらいの子が知ってたか知らないかっていうのはわかんないと思うんだけど。。。


ジークジオンって言った瞬間に、会場が、ジークジオンって言ったでしょ。
すごくない、あれって?びっくりだったでしょ。。。。これがジオン軍の凄さなんだよね。
これが凄いんだよ。あの、スタッフでさ、きのうリハーサルのときに、
ジークジオンって言ったら、いや、ジークジオンってわかんない人もいるかもしれないんで、
あの、テロップ入れたほうがいいんじゃないですかとかって言ってたじゃない。

そんなのね、全然問題ないんだって。これはね、居酒屋で証明済みなんだよ、いやほんとに。
いや、ほんとに。いや、ほんとなんだって。

あのね、ぼく北海道で、前回カレンダー撮影で、あの、静内って所に行ったって話したでしょ。
そのときに、セキュリティもつけずに、全部現地のスタッフで、行ったわけ。
でまだ全然コミュニケーションもとれてなくて、最初の打ち上げがもうすごいへとへとの中で、
へとへとだよもう、朦朧としてて、みんなの雰囲気がすごいこう沈んでるわけさ。

でさ、スタッフのひとりが、しかもね、中途半端ななんかこう人数だったの、
多かったら多かったで、じゃあみんなお疲れさまっていうテンションじゃない。
ふたりとかだったら、しんみりできる雰囲気じゃない。
けどね、なんかね、6人か7人だったのね、微妙な人数なんだよそれって。


そういうロケに行くのにって。微妙だなあと思ってて。
7人くらいの人数でテーブル囲んで、
「じゃあ、Gacktさんから、あのひとこと、今回のカレンダー撮影の意気込みを」って。

しかも暗〜い前振りの後じゃない。で、なに言おうかなって思ってて。
ぼくもすごい疲れてて、でみんな、グラスが目の前にあるでしょ、
じゃあみんなグラス持ってって言ってグラス持ってさ、で、出た言葉が、
「ジークジオン」って言った瞬間に。まわりみんなオジサン連中だったんだよ、
みんなオジサン連中だったのに、ジークジオンって言った瞬間に「ジークジオン」って。。。


で、その言ったあと、直後にみんな首かしげてるんだよ、
ジークジオンっていうのはなんなんだろうみたいな。。。。

ぼくそれすごく感動して。ジークジオンっていうのは、全国共通の言葉なんだと思ってさ。
でこれってさ、
すごいキャッチボールだと思うの。
意味がわからなくてもとりあえず言っちゃうっていう。


今回やっぱりアリーナでも、ジークジオンって流れた瞬間に、
みんなおもむろにジークジオンって叫んでたからさ。で、途中からぼく生でジークジオンって
ずっと叫んでたでしょ。でぼくすごい感動したのが、会場を、ぼくね、
すっごい歩いてるときにけっこう疲れてたの、へとへとで。

で、やっぱりマイクで叫ぶのってすごいしんどいから、
でもすごい叫ぶわけだよね、ジークジオンって叫んだあとに、
ふらふらってなるわけ、酸欠っぽく、


そうするとね、
ぱってこう目を客席に落とすと、
ジオン軍の国旗を持った子たちがいっぱいいるの、ほんとに。

こうぐああって国旗をあげながら振ってるわけ、ジークジオンって言ってるわけ。
もうね、それ見た瞬間にシャキン!みたいな。背筋ビシッみたいなさ。
もう、すっごい数なんだよ、それが。で感動したのがね、


Gacktっていうこう、なんか紙をGacktって書いた、プレートに書いてる女の子いるじゃない。
あの、W−indsとかさ書いてる子いるじゃない。
その子たちが、いきなり、ジークジオンって言った瞬間に、
びりってめくったら全部ジオン軍の国旗なの、それ。もう、すごくて。

まじい女兵士だみたいなさ。もうね、あんな感動初め
ぼくね、あそこまで、あんなにジークジオンって張り上げて言ったの久しぶりだったから、
そりゃ嬉しかったよ。これ自分のライブでも絶対やらないことだよ。

意味もなくジークジオンとかさ。いやこれはね、ちょっといい体験させてもらったなと思って。
これね、思ったんだ、これジークジオンって言葉ね、たぶん国境越えるね!
ほ〜んと、中国とか台湾とか韓国で、いきなりジークジオンって言っても、
絶対返ってくるような気がする。(今度北京でやってみたらというスタッフの声)
ああやってみようかな、ちょっと問題になるような気がするんだけどね(笑)。。。

しかもさ、ぼくね、メンバーに、「ジークジオンっていうのが言い終わって、
ぼくがいたつく(?)までは、センターに向かって、ひざついてすわってスタンバイしてようね」って、
「わかった、じゃあポーズ決めてる」、で、
「ANOTHER WORLDって言った瞬間に立ち上がって演奏やろうね」って言ってたのに、
ジークジオンってぼくが叫んで歩き始めてたら、
向こうで手振って「ジークジオン!」とかってやってるの。おいおいおい、みたいな。
ポーズは?!みたいな。
すごい面白かった。

初めて、こう横浜アリーナで、ああやって、以前のライブでも2年前のライブかな、
でもね、
ぼくセンターステージやってるのね。
ひとりで飛び出して特攻でやったんだけど、
ああやってさ、まあ、ドラムのリュウはさすがに無理じゃない、ドラムごと移動するのはさ。

でもサオ持ってる人間が、ああやってみんなでセンターステージだけで歌うのって、
初めてだったの、今回。センターステージってすごい狭いでしょう。
でもね、すごいぐっと、じんとくるのね、やってても。
要は、すべて360度、見てる人たちがいるわけじゃない。

で、あのね、どういったらいいかな、正面だけで歌うステージと、360度で歌うステージって、
明らかに疲れ方が全然違うの。360度の世界って、
もう、
”気”が後ろからも来るし横からも来るし、とにかく四方八方から来るから、
なんていうのかな、
コントロールのしようがないっていうか、
右向いたら左がくるしっていう世界でしょ。

で、本来自分たちがやってる世界って、常に、その180度以上
前を意識したステージになってるからさ、後ろは、自分たちのメンバーや、
スタッフが自分の背中を押してくれる側じゃない。


けど、センターステージってそうじゃないから、すっごい苦しいのね、やってて。
で、きょう一緒にメンバーと、立ったときに、こう、客席向くじゃない。
そうするとさ、メンバー4人が、ぼくを含めて4人がさ、客席にこう四方を向いた状態で、
その中心に背中を向けてやるよね、あれってね、なんかすごい自分的にじーんときて、
囲まれてる、ものすごいたくさんの人たちに囲まれていて、
すごい気のやりとりがあるわけ。想いのキャッチボールってすごい数で、
すごい瞬間的なものがいっぱいあるわけ。

けど自分の後ろには、同じように背中を向けて、やりあってるメンバーの姿を見たときに、
なんかすごいじーんときて、感動してたの。


で、ソロの最中に、みんなが中心向いて弾いてたでしょ。
あんときってね、なんていったらいいんだろうかな、

う、戦場に向かう兵士でさ。
自分たちは
もう、どうあがいたって、生きては帰って来れない、
っていうのがわかってる、
その直前に、みんなで最後の乾杯してるみたいな、


そういう気分だったの。なんかね、すごいそれがじーんと来て、

でみんなで、ソロやってるときに中心で弾いてるときに目が合うわけ。
で目があって、で、ガーンってやったときに、別に決めてたわけじゃないんだけど。
こう、ANOTHER WORLDって曲やってて、
タータカタタッ、タータカタタッ、タータカタタッターンっていうときに
みんながこう中心に向かって拳あげてるわけ。


そんときに、別に自然なんだよね、それって。それがね、すごい自分たち的に、ぐっときて。
ああ、このメンバーでやってきてよかったなあっていうのをね、感じたっていうのかな。。。
まあ、あの、そんなわけで。非常に今回の横浜アリーナ、
ぼく的にも、いろいろ、こう思うことがいっぱいあったわけで。
そんなわけでGacktのオールナイトニッポンcom。
CMのあとは、みんな、覚えていますか、名古屋の、少年情報。
 CM
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レポ作成 イリヤ  編集 tulip@管理人