@llnightnipon.com 2002.4/1-1 2 3 4 5 6
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今宵動き出す新たな深夜の戯れ。

Gacktのオールナイトニッポンcom。
(2時時報と同時に)
ピーン。。。。これ言ってみたかったんだよね。ふふ。。。

たくさんメール、来ています。東京都荒川区まりちゃん。
「ひとつ、お聞きしたいのですが、Gacktさんは気志團というバンド、
ごらんになったことありますか。わたしは最近知ったのですが、
彼らのビジュアル、すごいんです。昔のつっぱりさんの容姿なんです。
そこで、思ったのですが、Gacktさんは以前インタビューなどで
「やんちゃしていた」とおっしゃっていましたが、彼らのような格好をしていたのでしょうか」


これね。。。非常にリアルタイムなんだよね。きょうね昼間、音専誌(音楽専門誌)
を見ていてね、気志團、初めて目にしました。。。。いいね!。。。好き!

あのね、ぼくはね、必ず男だったらね、必ずっていうのは変か、
ぼくみたいのタイプの男っていうのは、必ずああいうの見るとみんなに見せて
「どれ着てた?どのタイプの服着てた?」っていうんじゃないのかなってぼくはそう思った。

ぼくはちなみに、きょうみた音楽専門誌の中で一番左の人。
え〜、短ランを着てた人。短ランにね、たぶん下は、けっこう軽くオクタンに近いのかな?
オクタンに下はね、ボンスリかボンタンみたいなものをはいてた人がいたんだけどね。
その人みたいな服、着ていました。なぜぼくが、ボンタンにしたか。。。

これね、いろんな理由あるんだけどね。。。

むかしね、1度、ドカンというものに憧れて、もう、いまドカンはいてる人なんていないでしょ。
きっと。ドカンっていうとね、ワタリってわかるかな?まあ、太ももの大きさね。
やっぱりやんちゃしてるころって、すごいくだらないことにこだわりを持ったり、
それが全然自分にとってはくだらなくない大切なことだったりするんだけど、
このワタリっていう太ももの大きさを、少しずつ大きくしていくっていうことを妙に意識していう、
微妙に反応する年頃っていうのがあって、ぼくもそういう年頃がありました。

だいたい、ぼくがはいてたパンツ、これワタリ50cmくらいのパンツで、ワタリ50、すそ16。
覚えてるね。そういうパンツをぼくはいてたんだけど。
でもね、どんどんどんどん追い求めていくと、無限にワタリっていうのは広がっていくんだよね。

このワタリっていうのは広げればいいってもんじゃない。
バランスや美しさっていうのがあるんだけど、それに気がつかなくて見失うときがあるわけ。
で、ドカンっていうのは、まさにそれを見失った瞬間なんだよね。
ぼくは一番太いパンツをはいていたサイズ。。。ワタリ120。

え〜、これスーパードカンっていうパンツなんだけど、
もう、すそが、すでにウエストを超えているっていうね、非常に太いパンツ。
もうね、見るとね、笑うしかない。ポケットに手をいれて横に広げると面積広がるみたいな。

すごいパンツ。で、ぼくはね、これを最初手に入れたときにすごい感動して、
みんなに見せようと。で、自転車に乗って、友達の家に向かう途中でありました。

え〜、楽斗少年は田んぼのあぜみちを走りながら友達の家に向かっている最中に、
その当時ね、田んぼ、ぐちゃぐちゃだったんだよね?
近道だったから、その田んぼの細いあぜ道を走ってたわけ。


で、友達に見せたらきっとびっくりするんだろうな、とか、
こんなパンツ絶対みんな持ってないよな、とか思いながら、走ってたら急にパンと音がして、
ペダルが回らなくなったのね。ふっと足を見ると、すそが、チェーンの間にかんでるわけ。
これちなみに左足だったんだけど。で、ああ!みたいな状態になって、前にも後ろにも行かないわけ。

そのうち、右足がカン!ってはさまって、両足がペダルの上にのった状態で、
すそが両方かんじゃったわけ。あとはね、慣性の法則のみだったんだよね。
で、自転車はそのままゆっくりと。。。ゆっくりとスピードを落としていくわけ。


で、ぼくはゆっくりとスピードが落ちていく自転車の上に乗りながら、一所懸命。。。
こう、頭の中で考えるわけだよね。左に倒れそうになったときは右に、
右に倒れそうになったときは左に。これを繰り返していれば絶対に倒れない!

一生倒れることはないってそう信じながらぼくは、自転車の動きがゼロになった状態で、
その前後ゼロ、左右ゼロの状態をたぶん1分くらい続けてたんだろうと思う。でもね、
朽ち果てるときがきっとあるんだよね。そのまま。。。真横に落ちた。


で、あの瞬間はスローモーションだったんだけど、もう、落ちていく瞬間ね、
あぜ道から真横に倒れるわけ。で、真横に倒れながら、
頭の中では
「ドカンが。。。ドカンが。。。ドカンが。。。ドカンが。。。」
ビトッって音とともに、ぼくのちょうどからだ半分、え〜、まるでね、
なんていったらいいかな、魚拓のような状態。

で、田んぼの中に半分埋まった状態で、ぼくはショックで5分間くらいずっと動けなかった。
もうね。。。泣くしかない。っていうか、涙も出ない。しかも誰も助けてくれない。
で、倒れたからといって、チェーンからドカンが脱げたわけではない。


もう、悲惨な状態。で、さらにもがくこと15分、ドカンをひっぱり、まあ要は破いたわけだけども、
そしてチェーンを外し、布を取り、やぶれたドカンと半分だけ泥に埋まったからだと、
そしてチェーンの外れた自転車で、そのまま一般公開することなく、
ぼくは家に帰って、ドカンを燃やしました。

え〜、これがぼくのドカンにまつわる悲しい思い出かな?
ドカンには気をつけようね?


そんなわけで。。。なんかここで自分の曲いくのいやだな。。。
え〜、まあ、いろいろね学生のときってあるんだよ。ほんとに。
くだらないことにこだわってる、大人からみたらくだらないと思われることかもしれないけど。。。
その当時の自分たちにとっては、すごい大切なことだったりする。

でもね、それを貫いた方がいい。そういうことを貫いて初めて、こだわりが生まれるんだから。
そこでね、なにいってんの子供くさい、とか思ったりすると、ほんとにくだらない大人になってしまう。
うん、たとえまわりがどんなことを言おうが、自分が熱く思えてる瞬間は、そのまま。。
燃えて燃えて。。そして燃え尽きちまいな。

Gacktで、「Doomsday」。
(Gackt  Doomsday)

Gacktで「Doomsday」でした。え〜、哀しい曲なんだけどね。
でも、こう、その中にもある、こう、1点の希望っていうか光みたいな。

今回のいま。。。アルバムの制作、押し押しの制作なんだけども、
素敵な曲がたくさん、できつつあります。これね。。。うん。。。発売日。5月の後半。。
なあんてできないみたいな!もうねえ。。。たいへん!いま。ほんとにね、取材のときとかにね、
取材のライターさんとかがね
「Gacktさん、アルバムの発売日は5月の何日かに決まってるんですけども」みたいな。。。
「なにそれ?」みたいな。。。「いや、聞いてないけど!?」。。。
そういう会話をしてると後ろでレコード会社のスタッフがすごい恐い顔してる。
で「う〜ん。。。たぶん今年じゅうには出せるんじゃないかな」とかいう話すると、
もうね。。。血管立ってくるの見えるんだよね?
。。。。恐い!一応、ぼくの予定では、5月の後半を目途に、1年以内でよろしく

お願いします!そんなわけで、CM。

オールナイトニッポンがきょうから、iモードサービスを開始。
ぼくが書いた待ち受け画面もダウンロードできるよ。
Gacktのオールナイトニッポンcom。

(CM)
(ケミストリーのスパークリングケミカル)

(CM)
ダイヤルはそのまま、ボリュームはフルで。Gacktのオールナイトニッポンcom。