HOME 第70回 2004.7/31
21:45〜22:00
15分 −2−
今週からスペシャルウィークがスタートどぇっす。
Gacktどぇす。ことしの夏は自由研究にいそしんでください


題して「FURACHIなGacktの観察日記2004年夏」。
ぼくGacktが自由研究のテーマになってます。

どこからでもかかってきなさい。

そんなわけで、かつて多くの者たちがぼくの真実に迫ろうとし、
砕け散っていった。そう、命がけなのです。
次なるチャレンジャーは、そう、オマエだ。

悲劇的でスキャンダラスなオリジナルな、
そして笑える研究をのぞいてみます。

ちょっとやそっとのことじゃ怒りません。いや、わかりません!


さっそく自由研究がきています、発表してみましょう。
静岡県さち。

「Gacktさんの真実をこのまえちょっとだけ知ってしまったような気がします。
それは先日の武道館でのライブのこと。
わたしは友達と3人で行ったのですが、
GacktさんのMCを聞いていた友達がなぜか目をつぶっていました。
どうしたの?とわたしがきくと、なんか目をつぶって聞くと、
Gacktさんの息遣いがすごい迫ってきて、
なんかすごいよ、うん、なんかすごい、というのです。
わたしも試しにやってみたら、すごいフラッチな感じでびっくりしました。
ライブで激しく体力を使うGacktさんの激しい息遣い、
わたしたちの席はちょっと奥の暗闇だったこともあり、
その日はGacktさんと記念すべき一夜になったような気がします。
ライブDVDも息遣いを楽しみに予約しました。以上観察日記でした」

え〜。。。。。そんなに激しい息遣いだったかな。
はぁはぁいってるんだ?ああ。。。


まあでも
ぼく、エッチしてるときもあんな感じだけどね。
いやいや、ライブとね、
ライブとセックスっていうのは非常に似てるんだよ、ほんと。
持久力、瞬発力、そして情熱。
そしてあのイッチャッタ感情。
かかってこい、っていう。。。かかってきます、みたいな。
そういうのってやっぱり。。。こう。。。。なんていうの、
ボディランゲージだよね。ボディトゥボティだよ。
そうそうそう、Body to bodだよ。
さらなる真にせまった自由研究、募集しています。




GacktのFURACHIなオトコたち。
今夜はスペシャルウィークです。
FURACHIなGacktの観察日記をお送りしています。
ということでテレフラ、通常バージョンではなく、
ぼくGacktの真実に迫りたい、命知らずのリスナーです。
今夜のリスナーは横浜市のゆき、漫画家。
まずはメールを読んでみましょう。横浜市26歳ゆき漫画家。


「Gacktさんの超人的な創作パワーについてお聞きしたいことがあります。
わたしは10代の終わりに漫画家としてデビューし、
ほかの仕事と両立しながらも以来ずっと漫画を描き続けています。
自ら選んだ仕事ができることは幸せなことで、
辛いことがあっても、乗り切ることができます。
しかし、自分の経験を落とし込んで作品を描いていくので、
自分自身が削られていきます。
なんとかがんばってますが、さすがにネタ切れというときもあるんです。
これまで数多くの曲を書かれてきたGacktさんは
どこまで実体験なのでしょうか。
曲を作るための恋をしてしまう、なんてこともあるのでしょうか」

G:もりもり。

Y:もりもり。。。。

G:もりもり。。。。いやいやいや、そこは笑うとこじゃないから。
ゆきちゃん。漫画家。パタリロを連載している漫画誌の出版社。

Y:白泉社ですね。

G:おお、言っちゃった。
ほかの仕事を両立しながら、っていうことはいまも両立してるわけだ。

Y:ええと昔は両立してましたね。

G:昔は、なんだ。どれくらい両立してたのかな。

Y:両立してたのは3年くらいですね。

G:3年。いまはもうしてないんだ。
漫画一本だ。その当時やっていた仕事は?

Y:えーとスチュワーデスをやっていました。

G:スチュワーデスの漫画家。すごいね。
ってことは、ネタはスッチーネタだったの?

Y:そうです。でもかっこ悪いバージョンっていうか。

G:なるほどね。。。。

:気取ってなくて、もともとこう綺麗にしてる人たちの、
努力の舞台裏みたいのを描こうねっていうことでやってたんですよ。

G:最初はさ、その漫画家っていうのは仕事にしようと思ってたの?

Y:もともと、たぶん漫画とか好きで、
いまはオタクとか認められてますけど、漫画って面白いじゃないですか。
でもスチュワーデスがあとで、どっちかっていうと。


G:二足のわらじ、大変でしたか?

Y:大変でもなかったですけど。。。。
なんかホテルの部屋で描いたりとかして。

G:へえ。。。確かに自由時間もあるしね、向こうに着けば。

Y:ありますよね。

G:じゃあ、なんでスッチーをやめたわけ?

Y:あの、もっとこう、人と話す仕事をって。。。

G:じゃあ、そのあとにほかの仕事にも就いたんだ?
それはなんの仕事に就いたの?

Y:それは編集者。

G:ああ、じゃあ漫画家をやりながら、ほかの編集にも携わったんだ?

Y:でも漫画も描いてるんですけど。ずっと漫画は描いてて。

G:じゃあいまは、どんな作品を描いてるわけ?

Y:いまですか?でもコンセプト変わってなくて、
やっぱりこう、なんかきれいにしてる女の子達が、
実は水面下でばたばた努力してるみたいな。

G:なるほど。それは別にスッチーに限ったことじゃなくてってこと?
いま実際に、ぼくもものを作る仕事してるでしょう?
ゆきちゃんも物をつくる仕事をしてるでしょう?
で、例えばぼくを見てて、思うこととかある?

Y:めちゃくちゃありますね。

G:例えば?

Y:例えば、完璧にやっててすごいと思いますね。
いつ寝てるんだろうとか。


G:(笑)ああ。。。寝てないね。寝てないね。
完璧、完璧じゃないよ。。。ばたばたもがいてるよ。

Y:ああ、そこがいいですね。
でもそんなふうに見えないじゃないですか?

G:ぼくがね、あの。。。みんなよく言うじゃない?
あひるでも白鳥でも、水面下ばたばたしてるって。
ぼくね、泳げないあひるだからね、ほんとうに。
あひるって浮いてて足だけばたばたしてるように見えるでしょう?
ぼく、あれ浮いてるんじゃないから。ぼくのあひるは。
ぼくのあひるは、足をばたばたさせながら、
なんとか浮上してるって感じだからね。
足をばたばたしないと、そのまま沈んで行っちゃうって感じかな、イメージ的にいうと。

でも、顔は涼しい顔をなるべくしているというか。
どっちかというと、そういう感じじゃないかな。
あのね、ぼくがいつも思うことがあるんだけどね、
ほとんどの人たちはどういうふうに生きてるかっていうと、
反射で生きてるんだよね。
すべての人たちはほとんど考えてなくて、生きてることに対して。


すべて反射で生きてるわけさ。
こういうふうにやられたらこういうふうに答える。
こういうふうなことが起きたらこう動く、っていう、
すべてが反射なんだよ。世の中のほとんどの人たちは反射なんだよ。

で自分たちの生きてることや自分たちの生活に理屈をつけないんだよね。
すべて、反射だけで動いてるから、考えなくていいっていう結果になるわけ。
で、そのたまたま、普段のパターンだよね、
パターンから外れたことがいきなり起こると、
そのパターンから外れたことっていうのはストレスになるわけ。


だからみんななるべく自分のパターンから外れないように、
要はなんていうのかな、パターンから外れるとストレスがかかるから、
ストレスがかからないように、なるべく同じ反射だけで生きているっていうのが
ほとんどの人だと思うんだよね。

けどぼくは、なにがいやかっていうと、
そのぼくが自分の理屈のない人生っていうのは
凄い面白くないと思っているから、
常に自分の中で理屈をルールを決めて生きているんだよね。
そして、一見これをいうと
がんじがらめの人生のように思うかもしれないけれども、
自分の生活が反射では動いていないわけさ。


ぼくは自分の生活を自分のルールで決めて、
自分が好きな反射とはまったく別の次元で動いてるてことが、
たぶんぼくの生活の下敷きになっているんだと思う。

例えば、最初は苦になるかもしれないんだけど、
朝8時に起きて、9時に出社して、そのまま5時まで会社にいて、
帰って来て、会社の中では同僚にこういうふうに言われたらこう答える。
こういうふうにやられたらこう返すっていう反射のパターンを
みんな作ってしまうんだよね。でもそれってぼくは飽きてしまうんだよ、すごく。


だからぼくは思い立った瞬間にすべての行動をとるっていう
ルールを作っているわけ、自分の中で。

例えばそれがどんなに次の日の仕事が忙しくても、
例えば、朝の4時にふっと目がさめて、釣りに行きたい、
と思ってしまったら、どんなに次の日9時からの仕事でも、
釣りに行きたいと思った瞬間に、思ったことをやるってことを決めてるんだよね、
自分の中のルールとして。


そして4時に起きて、釣り、ああ!思ってしまった、みたいな。
それはぼくにとってのストレスになるわけさ、ある種の。
思ってしまった、ああどうしようかなって
ぼくの考える時間っていうのは約1秒くらいの中で、
ものすごいぼくは自分との対話をしているわけ。
思ってしまった、行かなきゃ、でもしんどいしな、どうしよう、
いやでも明日の朝9時からだし。。。

でもこれをやらなかったら、
ぼくは自分のルールを破った生活をしてしまうことになってしまう。。。と思うわけ。
そうすると、ものすごい勢いで準備始めるわけ。
準備始めてるときはもうなにも考えてないんだよ。
とにかく釣りに行くことだけを考えて、
でも次の仕事のこととかあるから、スーツで行ったりするんだけど、釣りに。


普通に車の中に全部釣竿とか入れて、
車とばしながら、どこに行くとかも考えないで、ともかく高速に乗ろう、
乗ったら行くから、みたいな
。乗ってそのまま検索して、じゃあ今回は、浜名湖にとか
今回は河口湖にとか、今回は西湖にとかそういう感じで、
今回は茨城にって、そういう感じになっちゃうんだよね。

で行って、今後は行ったときに起こるハプニングあるわけじゃない?
その場その場で対応しなきゃいけないことがいっぱいあるからさ。
間違いなく、外にいけば見つかるからって、
普通に外に行っただけじゃ見つかんないんだよ、はっきり言って。

外にいくと自分のパターンで動いてしまうから。
でもこれが自分のパターンではなくて、
自分の決めたルールを、ルールの中で動くと、
自分の思っていない方向に動かざるを得なくなるわけさ。

そうしてそれを、受け入れなければならない自分と戦うわけ。
そうすることで、新しい発想と新しい出会い。
それに対応する自分の新しい能力っていうものが、
見つけられるっていうか、そういう感じなんだよね。うん。


だからぼくは、どんなに忙しいときでもどんなに大変なときでも、
もの凄くきれいな子を見つけたら、必ず声をかける。
これ絶対ぼくのルールに決まってるわけさ。
ほんとに。これは別にナンパでもなんでもないんだよ。
ぼくのルールなんだよ。

で、それは、例えばその女の子に声をかけて電話番号をきくとか、
そういうことじゃないんだよ。
綺麗だね、っていうことを自分の中のルールにしておくと、
もの凄く自然にそれができるようになるんだよ。


っていうのは普通の人はね、
例えばきれいな女の人が歩いていました。
その人にいきなりぱっと行って、綺麗だね、って言えない。
なんで言えないの?って話になると、
それは間違いなく、ナンパだと思われるからだよね。
そうでしょう?けど、これナンパじゃないんだよ。

これ、ぼくの中のルールで動いてることだから、
綺麗な人がいました。
その人にぼくは綺麗といわなければいけないというルールがあります、
そうするとぼくは綺麗だといわなければいけない状況に自分を追い込んで、
とにかく綺麗って言おう、そして綺麗だね、って言った次の瞬間からは、
アドリブの世界なわけさ。

Y:ラテン系ですね。

G:ラテン系なのかな?
たぶん、ルールの中で生きてる、だけの話だと思うんだけどね。

Y:楽斗さんがそんなこと言ったら、相手傷ついてしまいますよね。

G:綺麗だねと思うことって、そんなにないからさ。
そして、そのぼくは好奇心旺盛だとかまわりは言うかもしれないけど、
それは、好奇心旺盛だからいろんなことやってるんじゃなくて、
自分が決めたルールの中にはいってしまったものに対して
、必ずやるっていうことを決めてるって話だけなんだよ。
それだけのことなんだよ。

例えばね、ぼくのことをものすごくナルシストだっていう人がいます。
例えばぼくが体を鍛えることが大好きで、っていう人がいます。
全然そんなの好きじゃないんだよ、はっきり言って。
そんなのさ、1日ぼくいま腕立てを500回やってるわけさ。
やってて楽しいことなんてなにもないんだよ。


ただし、そのことをルールで決めてしまった以上は、
やらなければいけないって自分の中で思ってて、
それをクリアしたときに、なにか出るんだよね。
ぽつ、ってこう。その一言が自分にとっての新しいアイデアになるわけさ。
そこに苦痛か苦痛じゃないか、楽しいか楽しくないかっていうことは
ぼくにとってどうでもいいんだよ。

それをやりおわったあとに出てくるものが、
ぼくにとってすごく意味のあるものなんだ、ってことかな。
まあゆきちゃんの、ルール、自分の中のパターンに準じないルール。
これを作るってことが、きっと今後のゆきちゃんの
創作意欲に大きく役立つことになると、ぼくは思います。

Y:そうですか!

G:参考になれば。
機会があったらゆきちゃんの漫画見てみるね。
じゃあまたね。。。。

え〜みんな、だめだよ反応で生きてちゃ。反射で生きてちゃね。
大切なのは、自分の反射や反応に準じない、
自分オリジナルのルール。これが、ポイントなんだよ。




それではここで判断に悩むFURACHIをぼくがジャッジする
「これってFURACHIですか?」メール読んでみましょう。
滋賀県大津市みき。

「このまえうちのおじいちゃんがGacktさんをテレビで見て、
わしも昔はこんなだった。そっくりだよ、と言っていました。
そんなおじいちゃんは昔からずっと坊主頭で、
身長も160センチ。いったいどんな対抗意識なんでしょうか。
こんなおじいちゃんはFURACHIですか」

(笑)。。。。いやあ。。。。。これ、
でも、
うちのおばあちゃんも同じこと言ってたような気がするね。
。。。。。うん。。。。。。。。。びっくりするよね。


でも、
俺も昔は、とかさ、わたしも昔はね、
とかっていう人に限って、絶対嘘だなと思うよね

わたしもほんと昔はもてたの、とかさ。
ね?あれ寂しいよね。
いやあ。。。。昔話、しちゃだめだよ、みんな。うん。
〜。。。まあきょうのFURACHI度、にじゅう。。。。しちはちパーセント。

え〜このようにきみのまわりで判断が難しいFURACHIどんどん送ってください。
来週も引き続きスペシャルウィークです。
FURACHIなGacktの観察日記2004夏。
ぼくGacktが自由研究のテーマになってます。
まだまだ真には迫ってません。
ぼく自身も驚くような、渾身のリポート待ってます。


すべての宛先はメールアドレス全部小文字で。。。
Gacktのスペルはgackt。はがきの宛先は。。。。まで。
最後に番組からのお知らせ、この番組はインターネットでも聞くことができます。
番組のホームページと携帯電話のサイトもチェックしてください。
今夜は最後まで聞いてくれてありがとう。
来週もこの時間に待ってます。

FURACHIなオトコがきみを変えてみせよう。
(終)

レポ作成 イリヤ &編集 tulip@管理人