HOME 第70回 2004.7/31
21:45〜22:00
−1− オンデマンド
Gacktどぇす。
きょうはプロ野球のナイターが延長したので
15分バージョンでお届けです。


人生に迷ったとき、大きな決断に迫られているとき、
あと少し力が必要なとき、ぼくがそっと背中を押してあげるよ。
今夜はFURACHIなオトコと、FURACHIな夜を過ごそうよ。
GacktのFURACHIなオトコたち


ぼくの真実。左足の小指の爪がない。
GacktのFURACHIなオトコたち。

今夜はスペシャルウィークです。
FURACHIなGacktの観察日記をお送りしています。
ということでテレフラ、通常バージョンではなく、
ぼくGacktの真実に迫りたい、命知らずのリスナーです。


今夜のリスナーは横浜市のゆき、漫画家。
まずはメールを読んでみましょう。横浜市26歳ゆき漫画家。

「Gacktさんの超人的な創作パワーについてお聞きしたいことがあります。
わたしは10代の終わりに漫画家としてデビューし、
ほかの仕事と両立しながらも以来ずっと漫画を描き続けています。
自ら選んだ仕事ができることは幸せなことで、
辛いことがあっても、乗り切ることができます。
しかし、
自分の経験を落とし込んで作品を描いていくので、
自分自身が削られていきます。

なんとかがんばってますが、さすがにネタ切れというときもあるんです。
これまで数多くの曲を書かれてきたGacktさんはどこまで実体験なのでしょうか。
曲を作るための恋をしてしまう、なんてこともあるのでしょうか」


G:もりもり。

Y:もりもり。。。。


G:もりもり。。。。いやいやいや、そこは笑うとこじゃないから。
ゆきちゃん。漫画家。パタリロを連載している漫画誌の出版社。

Y:。。。ですね。

G:おお、言っちゃった。
ほかの仕事を両立しながら、っていうことはいまも両立してるわけだ。

Y:ええと昔は両立してましたね。

G:昔は、なんだ。どれくらい両立してたのかな。

Y:両立してたのは3年くらいですね。

G:3年。いまはもうしてないんだ。
漫画一本だ。その当時やっていた仕事は?

Y:えーとスチュワーデスをやっていました。

G:スチュワーデスの漫画家。すごいね。
ってことは、ネタはスッチーネタだったの?

Y:そうです。でもかっこ悪いバージョンっていうか


G:なるほどね。。。。

Y:気取ってなくて、もともとこう綺麗にしてる人たちの、
努力の舞台裏みたいのを描こうねっていうことでやってたんですよ。


G:最初はさ、その漫画家っていうのは仕事にしようと思ってたの?

Y:もともと、たぶん漫画とか好きで、
いまはオタクとか認められてますけど、漫画って面白いじゃないですか。
でもスチュワーデスがあとで、どっちかっていうと。

G:二足のわらじ、大変でしたか?

Y:大変でもなかったですけど。。。。
なんかホテルの部屋で描いたりとかして。


G:へえ。。。確かに自由時間もあるしね、向こうに着けば。

Y:ありますよね。


G:じゃあ、なんでスッチーをやめたわけ?

Y:あの、もっとこう、人と話す仕事をって。。。

G:じゃあ、そのあとにほかの仕事にも就いたんだ?
それはなんの仕事に就いたの?

Y:それは編集者。

G:ああ、じゃあ漫画家をやりながら、ほかの編集にも携わったんだ?

Y:でも漫画も描いてるんですけど。ずっと漫画は描いてて。

G:じゃあいまは、どんな作品を描いてるわけ?

Y:いまですか?でもコンセプト変わってなくて、
やっぱりこう、なんかきれいにしてる女の子達が、
実は水面下でばたばた努力してるみたいな。

G:なるほど。それは別にスッチーに限ったことじゃなくてってこと?
あのね、ぼくがいつも思うことがあるんだけどね、
ほとんどの人たちはどういうふうに生きてるかっていうと、
反射で生きてるんだよね。

すべての人たちはほとんど考えてなくて、生きてることに対して。
すべて反射で生きてるわけさ。こういうふうにやられたらこういうふうに答える。
こういうふうなことが起きたらこう動く、っていう、すべてが反射なんだよ。
世の中のほとんどの人たちは反射なんだよ。

で自分たちの生きてることや自分たちの生活に理屈をつけないんだよね。
すべて、反射だけで動いてるから、考えなくていいっていう結果になるわけ。
で、そのたまたま、普段のパターンだよね、
パターンから外れたことがたまたま起こると、
そのパターンから外れたことっていうのはストレスになるわけ。

だからみんななるべく自分のパターンから外れないように、
要はなんていうのかな、パターンから外れるとストレスがかかるから、
ストレスがかからないように、なるべく同じ反射だけで生きているっていうのが
ほとんどの人だと思うんだよね。

けどぼくは、なにがいやかっていうと、
その
ぼくが自分の理屈のない人生っていうのは
凄い面白くないと思っているから、

常に自分の中で理屈をルールを決めて生きているんだよね。

そして、そのぼくは好奇心旺盛だとかまわりは言うかもしれないけど、
それは、好奇心旺盛だからいろんなことやってるんじゃなくて、
自分が決めたルールの中にはいってしまったものに対して、
必ずやるっていうことを決めてるって話だけなんだよ。

それだけのことなんだよ。
例えばね、ぼくのことをものすごくナルシストだっていう人がいます。
例えばぼくが体を鍛えることが大好きで、っていう人がいます。
全然そんなの好きじゃないんだよ、はっきり言って。
そんなのさ、1日ぼくいま腕立てを500回やってるわけさ。
やってて楽しいことなんてなにもないんだよ。


ただし、そのことをルールで決めてしまった以上は
やらなければいけないって自分の中で思ってて、
それをクリアしたときに、なにか出るんだよね。
ぽつ、ってこう。

その一言が自分にとっての新しいアイデアになるわけさ。
そこに苦痛か苦痛じゃないか、
楽しいか楽しくないかっていうことはぼくにとってどうでもいいんだよ。
それをやりおわったあとに出てくるものが、
ぼくにとってすごく意味のあるものなんだ、ってことかな。


まあ、ゆきちゃんの、ルール、自分の中のパターンに準じないルール。
これを作るってことが、きっと今後のゆきちゃんの
創作意欲に大きく役立つことになると、ぼくは思います。

Y:そうですか!

G:参考になれば。
機会があったらゆきちゃんの漫画見てみるね。
じゃあまたね。。。。え〜みんな、
だめだよ反応で生きてちゃ。
反射で生きてちゃね。
大切なのは、自分の反射や反応に準じない、
自分オリジナルのルール。
これが、ポイントなんだよ。


FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。

(CM)



FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。


それではここで判断に悩むFURACHIをぼくがジャッジする
「これってFURACHIですか?」メール読んでみましょう。

滋賀県大津市みき。

「このまえうちのおじいちゃんがGacktさんをテレビで見て、
わしも昔はこんなだった。そっくりだよ、と言っていました。

そんなおじいちゃんは昔からずっと坊主頭で、身長も160センチ。
いったいどんな対抗意識なんでしょうか。
こんなおじいちゃんはFURACHIですか」


(笑)。。。。いやあ。。。。。
これ、でも、うちのおばあちゃんも同じこと言ってたような気がするね。
。。。。。うん。。。。。。。。。びっくりするよね。


でも、俺も昔は、とかさ、わたしも昔はね、とかっていう人に限って、
絶対嘘だなと思うよね?
わたしもほんと昔はもてたの、とかさ。

ね?あれ寂しいよね。
いやあ。。。。昔話、しちゃだめだよ、みんな。うん。


え〜。。。まあきょうのFURACHI度、にじゅう。。。。しちはちパーセント。
え〜このようにきみのまわりで判断に難しいFURACHIどんどん送ってください。

来週も引き続きスペシャルウィークです。
FURACHIなGacktの観察日記2004夏。
ぼくGacktが自由研究のテーマになってます。
まだまだ真には迫ってません。


ぼく本人も驚くような、渾身のリポート待ってます。
すべての宛先はメールアドレス全部小文字で。。。
Gacktのスペルはgackt。はがきの宛先は。。。。まで。

最後に番組からのお知らせ、
この番組はインターネットでも聞くことができます。
番組のホームページと携帯電話のサイトもチェックしてください。


今夜は最後まで聞いてくれてありがとう。
来週もこの時間に待ってます。

FURACHIなオトコがきみを変えてみせよう。
(終)

レポ作成 イリヤ &編集 tulip@管理人