ＨＯＭＥ 第64回　2004.6/19
オンデマンド放送
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人生に迷ったとき、大きな決断に迫られているとき、
あと少し力が必要なとき、ぼくがそっと背中を押してあげるよ。
今夜はFURACHIなオトコと、FURACHIな夜を過ごそうよ。

GacktのFURACHIなオトコたち。

Gacktどぇっす。今週はスペシャルウィーク。
あるひとりの少年のためだけに送るスペシャルウィーク。
名古屋で彼の人生を変えたかもしれない。
きょうからこの番組を聞いた人のために、
もしくは事情がよくわからない人のために、ちょっとだけ説明してみましょう。

以前このラジオのテレフォンエックスに登場してもらいました、チョマ。
剣道における精神集中についても質問を受け、
まあ要は、アガる、と。人前に出るとアガると。
どうやったらこのアガるの治りますかと、相談をうけたのですが、
放送の中でメン、ドウ、コテと叫ばせたんだよね。
気合がなかった！

ということで、チョマ、小学校４年生。
ぼくの、名古屋の、レインボーホール、ステージにあげちゃいました。

客席：（歓声）

G:チョマ見てみろ！おまえのことを見ている、あの２万４千個の鼻の穴を。

客席：（笑）

G:見えるか？じゃあ、そうだな、おまえに勇気付けるために、
こっちのお姉さんたちに協力して、
お色気むんむんのチョマっていう叫び声を、
おまえに聞かせてやろう。三、ハイ。

客席：ちょま〜！

G:じゃあ、こっちのちょっと気合のはいった
お兄さんたちに協力してもらって、気合のはいった、
チョマっていう叫び声を、名前呼んでもらうから。
呼んでもらったら、うるっせえええ！！！

客席：がんばれ！

G:それでは、こちらのお兄さんたち、気合のはいった、
おしっこちびるような、こいつの名前を呼んでやってください。三、ハイ！

客席：ちょま〜！

C:うるっせえ！！！

客席：（拍手）

G:せっかく呼んでもらったのにうるせーはないでしょう。失礼です。
。。。。。チョマ、大丈夫か？緊張してるか？

C:いや、微妙？

G:ふふ。。。。それでは、約束どおり、チョマに、
このステージで、メン、ドウ、コテ。。。。

客席：がんばれ〜！！

G:なんでそんな泣きそうな顔してんだおまえ？
それじゃ、構えて。
大きな声で、いいかい、チョマが、メーンって言ったら、
子羊さんたちも、メー！って叫んでくれる。
ドウって言ったら、狼さんたちもドウ！って言ってくれる。
コテー！って言ったら。。。あの、お姉さんたちは、
ちゃーん！って言ってくれるから。

客席：（拍手）

G:わかった？

C:メーン！

客席：メー！

C:ドーウ！

客席：ドー！

C:コテー！

客席：ちゃーん！

G:おまえ、幸せなやつだなあ。。。。。。
もうこれで、焼肉屋に行っても大きな声で頼めるぞ。
もう緊張しないだろう？

C:はい。

G:大丈夫か。ぼくなんかいつでもあれだぞ、
おまえと同じように大きな声で、叫んでるぞ。
面前、リーチ一発、ドラドラ〜！満貫！！とか。ちょっとチョマには難しいな。
チョマさ、おまえの年で、この１万２千人のみんなが、
もし応援しにきてくれたら、たぶん史上最年少の、
剣道ヒーローになれるぞ？ヒーローになりたいか？はい？はい。
それじゃあ最後は、ヒーローになりた〜い！と、叫んで走って行きなさい！

C:ヒーローになりた〜い！



ということで、チョマ、小学校４年生、数万人を前に、
公開稽古を、公開稽古をしたわけです。
かつてこんなリスナーはいたでしょうか？
チョマ！チョマ！本人はね、
ステージにあがってね、かなりびびってたらしくてね。

でも意外と可愛い子だったんだよ。
あのね、ぼくね、想像してたの、
もっと美形の男の子だと思ってたんだよね。びっくりしたね。
ステージにあがってきたときのチョマを見たときに。
昭和３０年代を走り回っていた子どもだったんだよね。
にーって笑うと鼻水たれてるみたいな。

で、へっへってこう人差し指で掻くと、
鼻水の横線が鼻の下にできるみたいなね？
でなんか自分のお父さんが帰ってくると、父ちゃん！みたいな。
なんかそんな感じの、いやいや、ほんと、
そんなふうに見えたんだよ、
とくに剣道着を着てたっていうのもあるんだけどさ。

え〜まあ、非常にぼくは好感を持った少年でした。

いつもラジオを聞いていたひとりのリスナーが突然のオファーで、
数万人を前に、名古屋のステージに登場。
いったい彼の人生になにが起きてしまったのか。
彼の人生はどう変わってしまったのか。
さっそくチョマとの電話がつながっています。もりもり？

C:もりもり〜。

G:元気いいな、チョマ！久しぶり。元気か？
こないだおまえ、名古屋のステージでお疲れさま。

C:ありがとうございます。

G:ははは。。。なんかおまえ自信持ってないか？

C:はい。

G:いい感じか？

C:はい。

G:ああ。。。どうだった、
１万２千人が目の前にいるステージに立ってみた感想は？

C:えっと、あんまりあんな凄い数は見たことなかったので、
凄いびっくりしました。

G:びっくりしたか。
まあ１万２千人の、このエネルギーっていうのは凄いよね。
２万４千個の目だもんな？

C:はい。

G:凄くない、これって？

C:凄いですね。

G:じゃあ、チョマには、ぼくのライブで
メン、ドウ、コテをやってもらったわけなんだけど。
あのステージを振り返って自分に点数をつけると、チョマは何点なの？

C:緊張しすぎて、全然覚えてません。

G:ああそうか。全然覚えてないか。
でもチョマ、震えてたもんなステージの上で。
ぼくね、偉いと思うんだ、よくおしっこちびらなかったなと思って。
横のスタッフ雑巾持って待ってたからな？
まああれから何か変わったことあった？
剣道に対して気合入れなおすことはできたか？

C:はい。できました。

G:ほんとかおまえ？

C:はい。

G:ほんとかおまえ？

C:はい。

G:ライブの前日はしっかり眠れたの？

C:どうやってしゃべればいいかとかを考えて、あまり眠れませんでした。

G:まあ、そりゃしょうがないよな。そりゃ緊張するよ。
でもな、チョマ。こういう情報が来てるんだけど、ちょっとしゃべっていいか？
「実はライブ会場に向かう、行きの新幹線で、
興奮して鼻血を出しまくっていた」ほんとかこれ？

C:はい。

G:ふははは。。。。。そんな興奮してたのか、おまえ？
死ぬぞおまえ？
「自分の出番が近づいてくると、泣きそうな顔で床にすわりこんでいた」

C:はい。

G：はははは。。。。。
「ステージが終わり、席に戻ると、号泣してしまった」

C:はい。

G:ははは。。。これなんで泣いたの？

C:感動してしまいました。

G:感動したんだ？可愛いな、おまえ。
「コンサートが終わると、会場のファンの人気者になった。
握手を求められ、Gacktになった気分だと浮かれてしまった」

C:はい。

G:ははは。。。何人くらいの子に握手を求められた？

C:１０人くらい。

G:ははは。。。どうだった？

C:嬉しかったです。

G:嬉しかったか。よかったよかった。
「ステージにあがった興奮が冷めず、忘れ物が増えている！」

C:はい。

G:増えているのか？だめじゃない？
しかも「担任の先生に、興奮するのはわかるけどおちついてくれとよく言われる」

C:はい。

G:おまえ、ダメダメ男くんじゃないか、おまえ？
えーと、この前ステージにあがってから、
学校にはもう行ってるでしょう？学校でもてるようになった？

C:いいえ。

G:なんで？学校で自慢した？

C:はい。

G:自慢したの？そしたらなんてまわりの友達は？

C:凄いね〜って言いました。

G:信じてくれたか？信じてくれたんだ。
ああ。。。そうかじゃあ、チョマ、竹刀あるか？

C:はい。

G::はいじゃないよ、はいじゃないよおまえ。
竹刀はあるのかって聞いてるんだよ。

C:あります。

G:じゃあ気合がはいってるかどうか確かめてあげるから。
いまからベランダに行きなさい。
そして気合のはいった、メンドウコテを、もう一度聞かせてくれ。

C:はい。いきます。

G:なんでそんな弱気なんだよ、おまえ。
いまドアあけてんのかな。

C:メーン！！

G:お？

C:ドー！！。。。。コテー！！

G:なんか、気持ち、ちょっとこう、テンションあがった感じするね？

C:メーン。。。。ドーウ。。。。コテー。。。

G:これ、もしいまここで電話切ったらショック受けるかな？
ふふふ。。。。もしもし？もしもし、とかって。

C:どうでしたか？

G:うん、ちょっと気合はいってるな、前より。いい感じだな。
チョマ、今度の試合は必ず勝てよ？
１万２千人までは、おまえはもうな、ステージに立つことできるんだから。
１万２千人の剣道の大会なんてないぞ？
そんな大会はないってことは、おまえはそこまでは、
観客のことなんか気にせずに、集中できるってことなんだからな。
今度は、ぼくがね、おまえをステージに招待したんだから、
今度がおまえがぼくを、おまえのステージに招待してくれ。
わかった？必ずいい大会で優勝して、
そのときにぼくを招待してくれ。楽しみにしてるよ。

C:はい。ちょっとお願いがあるんですけど。

G:なんだ？お金はないよ？

C:ちょっとサイン欲しいんですけど。

G:なににサインが欲しいの？

C:色紙です。

G:色紙でいいのか？
色紙なんて言わずに、おまえの防具持って来い、剣道の。
剣道の、胸当て。

C:すいません、防具は、ちょっと高いんで。。。。

G:はははは！！！

C:え？。。。。。防具でオッケーです！

G:おまえ、面白いな！なんでもいいよ、もう。書いてあげるよ。
あの、ぼくのサインと、必勝っていう言葉と、
不動っていう言葉と、鼻血。。。。。
この３つの言葉を書いて、送ってあげるよ。送っておいでこっちに。

C:はい。

G:がんばれよ、チョマ。

C:はい。

G:剣道だけじゃなくて、いろんなことに負けないようにな。
自分に負けそうになったら、
１万２千人の前でステージに立ったことを、思い出しなさい。
いいね？がんばれよ。

C:楽しみにしてます。

いやあなんか。。。。いいね？
会場のね、見に来てくれたファンのみんながね、
す〜ごい温かかったんだよね。がんばれ〜！！って
オトコはみんな応援してくれるし、
女の子たちもがんばれ〜って言ってくれる。

まあ、言ってしまったらね、
それだけの会場の中でひとり特別扱いしてるわけじゃない？
にもかかわらず、みんなもの凄い温かい気持ちで
応援してくれてるっていうのが、ぼくはすごい嬉しかったわけさ。
やっぱりああいうのって、愛がないとできないと思うんだよね。
ぼくは、名古屋人の寛大さと、愛を感じたね。素敵だね。

FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。



GacktのFURACHIなオトコたち。

今夜はチョマスペシャルでした。って誰だよ？
そんなふうにラジオの前で叫んでるリスナー、いませんか？
ひとりの少年に勇気を与えたと、それはぼくが与えたのではなくて、
みんなが同じように与えたのだと思ってやってください。

それではここできみの悩みを数百万人のリスナーとともに解決をしていく
「FURACHIO国会」静岡県ラジオネームコッツ。

「いまわたしのクラスでは、ヤンキーチックな文が流行っています。
それで議題なのですが、愛してるという言葉をヤンキーの世界では、
愛情の愛、死ぬの死、天国の天、流行の流、と書くのか、
それとも、愛、死ぬの死、照彦の照、と書くのか、どうでしょう。
わたしはいつも迷います。ぜひFURACHIO国会で決着をつけてください」

愛してるってそんな字だったっけな？
愛、し、てる。。。。愛してる、ちょっと思い出せないな。
ただ３つじゃないね。４文字だね。
あの基本的に、ヤンキーチックな文っていうのは、
大切なのは、常に四文字熟語のように
構成するっていうところがポイントなんだよね。

うん、だから。よろしくも四文字なんだよね？夜露死苦。

これ漢字どっちがあってるかっていうのはわかんないけど、
どちらかというと四文字の方が見た目にはヤンキーチックだよね。

え〜。。。。そして来週は、題して
「FURACHIO国会スーパー、ビーバップ委員会」んあ”〜？
この「んあ”」っていうのは字にしづらいね。
このんあ”っていうのは、”ん”に”あ”に小さい点々。

この発音できるのは、東北の人、結構多いね。
昔ね、地方に行ったときに、「われこるらぁ」っていう発音が、
「るらぁ」っていう巻き舌が、できないっていう地区があったんだよね。
なんでって聞いたら、そんな発音ないとかって。
どうやってやったらいいかわかんないと。

ああそれは、生まれ育った環境の中で、
巻き舌も含めて練習するんだなって思ったんだよね。
ロシア人の英語って聞いたことある？
凄いこう、巻くんだよね。ケヌントゥルサントゥルマイスルフ。。。

まあ、そんなわけで、え〜。。。ビーバップとは、
あの漫画のビーバップハイスクールのことだね、これは。
まあ単なる漫画ではなく、５０年６０年くらいの男の子たちにとっては、
バイブルだったね！ヤンキーの、永遠のバイブル。

ぼくGacktも、ビーバップについてはだいぶ熱く語るね。
ぼく、白山高校っていうのが大好きだったんだけどね。
白山。。。。白山高校が大好きで、初めて東京に来て
白山通りっていうのがあるでしょう？

あすこに行ったとき、なんかひとりでもの凄く興奮してたんだよね。
白山通りだ！みたいな。いやほんと興奮してたんだよ。
絶対ここの、白山通りの近くには白山高校があるって
ぼく勝手に決め付けて、
めちゃくちゃ興奮して探したんだよ、白山高校。

ないんだよね！うん。。。
見つからなかったんだけど、もしかしたらあるかもしれない。
白山っていう名前がかっこよくない？白い山。
いいね！まあこの、ビーバップハイスクールのこの企画ね？
FURACHIO国会ビーバップ委員会。怒って帰っちゃうかもしれない。

そんなときは、ぼくの代わりに、チョマがしゃべります。
メーン。。。。ドー。。。。ふふっ。

すべての宛先はメールアドレス全て小文字で。。。。
Gacktのスペルはgackt。ハガキの宛先は。。。。。。まで送ってください。

そして最後に番組からのお知らせ。
この番組はインターネットでも聞くことができます。
番組のホームページと携帯電話のサイトもチェックしてください。
サイトだけの限定情報にも気をつけてください。

そんなわけで、最後まで聞いてくれてありがとうね。
来週もこの時間にメーン！！！！

FURACHIなオトコが、きみを変えてみせよう。
（終）

レポ作成　イリヤ　＆編集　tulip@管理人