GacktのFURACHIな男たち★ラジオレポ

人生に迷ったとき、大きな決断に迫られているとき、
あと少し力が必要なとき、ぼくがそっと背中を押してあげるよ。

今夜はFURACHIな男と、FURACHIな夜を過ごそうよ。
Gacktの、FURACHIな男たち。

音楽界で一番からだの柔らかいオトコ、
Mr.FURACHIO、Gacktでっす。
きょうはナイター中継が延びてしまったので、
短～いバージョンでお送りする、
GacktのFURACHIなオトコたち、略してFURACHIO。

さて今夜もさっそくFURACHIなリスナーと電話で話していこう。
まずはメールを紹介、群馬県タクト中２。

「ことしGacktさんから喧嘩必勝法を教えてもらったタクトです。
前回はありがたい意見をもらい、ありがとうございました。
しかしGacktさんは、相手を倒して馬乗りになって殴れ、と教えてくれましたが、
はっきりいって初心者のぼくにとっては無理な話です。
それは喧嘩のプロがやる技です。
今回は馬乗りになる前の順序、
そして普段Gacktさんがやっている
トレーニングメニューを教えてください」

もりもり？

Ｔ：もりもり。

Ｇ：ああ、タクト元気か？

Ｔ：元気です！

Ｇ：ＯＫ！え～、そうだなあ。。。。
ぼくね、その言ったアドバイス、は実践したの？

Ｔ：実践しようとしたんですけど、相手がいないし。

Ｇ：ふふ。じゃ、相手いないんだったら聞いてもしょうがないじゃない、それは？

Ｔ：いや、仕掛けようと思ったんですけど、いなくて相手が。

Ｇ：ははは。。。。平和な街だなあ。

Ｔ：平和なんです。

Ｇ：はははは。。。。え～そうだなあ、喧嘩いままでしたことは？

Ｔ：え。。。ここ２年間はしてない。過去３回くらいして、一応全勝しています。

Ｇ：過去３回喧嘩をして、って言っても、２年はしていないわけでしょう？
っていうことは以前にしたのは12歳のときだよね？小学生だよね。

Ｔ：はい。

Ｇ：中学生になってからの喧嘩は全然違うよ、レベルが？

Ｔ：そうですか。

Ｇ：うん。。。みんな、頭使ってくるからね。
あ～～～っていう殴り合いじゃないから。
ほんとにこう、ストレートにグーパンチ入れてくるやつとかいっぱいいるからね。
喧嘩したいの？

Ｔ：してみたいです。

Ｇ：ああ。。。まあ男の子だからね。
ぼくはいいと思うんだけど、喧嘩ぐらいは。
でも、自分より弱い相手と喧嘩するのは、それは喧嘩じゃなくて弱いものいじめだから。
やるんだったら、やっぱり街ん中出て、強いやつとやってみたらいいんじゃない？

まあ、強いやつっていってもたぶん中途半端なやついっぱいいるからさ、
絡んでくると思うの。あの。。。なんだこら？みたいな。あ～～？みたいな。
あに点々ついてるような人たちって、いっぱいいるわけさ。なんだこら～みたいな。
そういう人たちがばあって来て、胸ぐらつかまれたら。。。
う～んまあ、胸ぐらつかまれた時点では倒せないんだけどね。

胸ぐらつかまれたら、自分より背が高い場合、相手が。。。。
間違いなくもう相手の鼻に一発。頭突き。
頭突きっていっても自分のおでこで相手の鼻にぶつかろうとすると、
間違って自分の鼻ぶつけるときがあるから、完全にこうてっぺんでね。
相手の顔にぶつかるわけ。相手がひるむ、一瞬後ろに下がるから、
そしたら、一気にしゃがむ、自分が。しゃがんで、両足を、いっぺんに持つ。

で、右肩か左肩に、相手の足を乗せて、そのまんま、ぐってこう、
足を手で引きながら倒すわけさ。そうすると相手のからだがぱんって倒れるんだよね。
倒れたらすぐに上に乗る。上に乗ったらすぐに殴る。
でもね、殴るんだけど、勝ったなと思った瞬間には、一回止めたらいい、顔の前で。
「まだやるか？」って聞いたらいい。。。。。

あのね、いまの勝負のつき方っていうのは、
明らかに相手、びびってしまう、わけさ。
こいつはもう全然自分のレベルじゃないっていう、勝ち方なわけ。
ここでたぶん殴るのやめても、一回も殴らなくて、
顔の前でぴたっとやめてね、「まだやるか？」って言って止めたとしても、
相手はね二・度・とやってこない。殴るとほら、実力わかるじゃない？
どれだけ力が強いかとか。そうすると相手ね、復讐しようとしてくるから。
かえって殴らないほうが怖いから、想像よりも。

そういうほうがぼくはいいと思うけどね。殴ると、敵ふやすから。うん、
こんな力のやつに負けたのは許せないみたいなね。
そうすると必ず復讐されるから。殴らなくて勝つのが一番効果的、かな？
。。。簡単だけどね、この勝ち方って意外と。まあこれ練習だね。うん、
しゃがんで、手をまわして、
立ち上がるのと同時に手をひきながら、
相手を地面に倒す。これ１秒。

Ｔ：１秒ですか！

Ｇ：そうそうそう、一！でできるから。
最初から喧嘩が強いやつなんて、いないんだよね。
みんなやっぱり、喧嘩がほんとに強いやつって、何回も何回も喧嘩してるし。
負けたと思わなければ、負けにならないからさ、喧嘩って。
根性論みたいなところもあるし。あのね、PRIDEっていう格闘技があってね、
それにさ桜庭っていう選手とシューバっていう選手が戦ったわけさ。
けどね、ぼくこの試合みて泣いたんだよね。

桜庭っていう選手は、グラウンドに持ち込めば、シューバに勝てたかもしれない。
けど、桜庭選手っていうのはね、負けん気強いんだよね。
で、あの人ね、殴ったりとかっていうこと、そんなに得意な選手じゃないのに、
シューバっていう選手が殴ったりする選手だからっていって、
最初から最後まで、殴りたいんだよね、とにかく、プライドもあったんだろうし、
最終的には結局、２発顔に入れられて気失って負けたんだけどね。

でもぼくは、ああいう気持ちが、喧嘩が強くなっていく過程の中で、
一番必要な気持ちなんじゃないかなあって。
確かに試合には負けたんだけども、あの試合の意味をわかって、
若い子たちは、例えばタクトみたいな子たちには、
必要な姿だったんじゃないかなって、思うわけさ。
例えば、自分の得意な方向、得意な方向に持っていくってことはできたわけ。彼も。
でも、自分の得意なところで闘わずに、相手の得意なところで、
自分も絶対にそこで殴って、ぶち倒してやりたいっていう、
ほんとうに根性論でしかないようなところで、殴り合いして、一歩も引かないんだよ。

たまたま負けてしまったけど、そういうなんていうのかな、
ぜっっっったい自分では負けない、ぜっっっっったい倒れないって思いながら、
向かっていく姿や、その姿勢が、例えば喧嘩にしても、
ほかのスポーツにしても、勉強にしても、なんにしても必要な姿だと、思うんだよね！
だからタクトも、確かにやりかたや技を聞くことっていうのは、
知識としては大切なことなんだけど、
一番、覚えなきゃいけないっていうか忘れちゃいけないのは、
その、向かう気持ち、っていうものかな。それ忘れると男じゃなくなる。

男でありたいんだったら、絶対に自分に対しては負けない？

Ｔ：はい。

Ｇ：それが一番大切だと思う。がんばってな！それじゃあな。

Ｔ：ありがとうございました。

Ｇ：またな。

FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。
（ＣＭ）

FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。

GacktのFURACHIなオトコたち。
きょうは、タクト、中学２年生、喧嘩必勝法相談だった、です。

大切なのは、スキルではなく、ソウル！
。。。。へぇへぇへぇへぇへぇ。。。。

ほんとそう思うよ？
ぼくなかなか試合見てて涙流すなんてことないんだけども、
桜庭選手の試合はね、ほんと生で見てて。。。感動した！
あの桜庭っていう、人間が、持っている、姿勢だよね、闘うっていうことに対しての。
逃げないっていうあの姿勢だったりとか。

それがやっぱり人に感動を与えてるんじゃないのかなあって。うん。

え～、最後に番組からのお知らせ。
この番組、オンデマンド放送でもやっています。
ニッポン放送のホームページからもはいってきてください。
そして番組を聞くだけじゃ物足りないきみ。
番組のホームページや携帯電話のサイトでも、限定情報、探してみてください。
そして、ここでぼくのお知らせ。９月１８日、上弦の月最終章ライブビデオＤＶＤが出ます。

え～そして、下弦の月ツアー、上弦の月ツアー、
今回のツアーを一冊にしたライブ写真集も予約受けつけています。
詳しくはオフィシャルウェブサイト、dears.ne.jpまで。

ということで、今夜は最後まで聞いてくれてありがとう。
闘える男が増えるといいね！それじゃあ、また。

FURACHIなオトコがきみを変えてみせよう。
（終）