HOME 第31回 2003.11/1
21:30〜2200
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FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。


今夜もさっそくFURACHIなリスナーにテレフォン、略してテレフラ。
いや、テレフラ。
テレフラ!。。。ふっ、しようかな。
まずはメールを紹介します。新潟県のじゅん、高校2年生。

「わたしは高3の姉のことで悩んでいます。姉は高校3年生でバイトをしています。
実はある日突然不倫の告白をされたんです。
バイト先の24歳の社員とつきあっているらしく、
結婚して子供も欲しいと言っています。
そんな夢見る姉を見てわたしはとても不安です。
一人の女としてみたとき彼女は夢見る夢子ちゃん的な部分があるのです。
そんな
不倫の相談をされてもわたしはなんと答えていいかわかりません。
Gacktさんどうすればいいでしょうか」

G:うん。もりもり。

J:もりもり。

G:ああ、もりもり、じゅんちゃん元気?

J:元気です。こんばんは。

G:こんばんは。お姉ちゃんなんていう名前?

J:めぐみです。

G:めぐみちゃん。めぐみちゃん不倫してるんだ?
結婚して子供も欲しいって思ってるわけだ。

J:はい、そう言ってました。

G:なるほどね。じゅんちゃんしか、これ知らないの?

J:わたしと、千葉にいる一番上の姉しか知りません。

G:ああ、さらにお姉ちゃんもいるんだ?
さらに上のお姉ちゃんはなんて言ってるわけ?

J:なんとも言わないですね。あっそうっていう感じです。

G:あっそうなんだね?。。。。うん。。。。
これじゅんちゃんにさ、相談したのはなんで?

J:家にいる人間が、ひとりでも、
自分の不倫を知っていると、姉は安心するみたいです。


G:じゅんちゃんはなんて答えたの?

J:彼氏とは冷静に別れて、視野を広げるためにも、
進路を、県外の方にしたほうがいいと言っているんですが。


G:進学するんだ?へえ。。。。お姉ちゃんどうしたいんだろうね?

J:彼氏と、別れるのが、いやで、県外にしようか、県内に残ろうか、
迷っているって言ってました。


Gそれ、
ほっとけばいいんじゃないの?
今回あの、お姉ちゃんの、めぐみちゃん?そんな自分が大好きなんだよ、きっと。
たぶん不倫してる自分も好きだろうし、そうやって遠距離恋愛をしようとして、
別れなければいけない、もしくは、いや、
彼氏をとろうって思ってその悩んで狭間にいる、悲しい私?
好きなんだよ。うん、
それは、私大好き症候群でしょう、間違いなく。

J:そうなんです。

G:そうでしょう?

J:帰ってくるといつも鏡の前にいるっていうか。

G:私ってなんてかわいそうな女の子なの?って。

J:それもありますね。

G:人生の中でこんなわたしみたいな悲劇の女の子はいるの?みたいな。

J:姉の中には居ます。

G:だよね?そういう感じでしょう?
これね、
痛い目にあわないと治んないね!
自分大好きだから、相手関係ないんだよ、こういうのって。
こういう女の子って、悲劇の中にしか自分の存在感を見出せない子が多いし。
失敗しても、自分のすごい都合のいいように考えて、
さらに悲劇の中に落としたがる傾向もあるし。

J:はい、あります。

G:でしょう?うん。。。。たぶんね、行動できないと思うんだよね、
思い切った行動は。例えばさ、
結婚して子供が欲しいと言っています。
たぶんできないと思う。
でやったとしても、たぶんそれをやったあとで後悔をして、
そこで終わるような気がする
んだよね。
でもそうならないと気がつかないかもしれない。
要は痛い思いをしないと、気がつけないタイプなのかもしれないね?
だから、じゅんちゃんね、お姉ちゃんにねこの話をするとき、
すっごい相手のことを真剣にとりあって話をしちゃだめだよ。
普通に話してるときに、
「わたし、どうすればいいかな?」って言われたら、
「結婚すれば?」って普通に。
あの、そこらへんのコンビニに行って、お茶買ってきてっていうノリで。
別にそんなことたいしたことじゃない、どうでもいいことだっていうような、
じゅんちゃんにとって、まったくわたしには興味のないことで、
まったくそんな話は魅力もなにも感じないものなんだよ、
くだらない話なんだよっていうことを、じゅんちゃんが、めぐみちゃんに対して、
態度をとってれば、もしかしたら気がつくかもしれない。
もしそこで一生懸命、じゅんちゃんがめぐみちゃんに対して、
「大変だよね、でもわたしもわかる!」って話をすれば、
どんどんその世界で抜け出せなくなっちゃうからさ。

J:真面目に聞いてしまっているんで、いま。

G:ああ全然だめだね、それ。
あのね、じゅんちゃんの立場ってどういう立場かっていうと、
お姉ちゃんからしたら鏡なんだよ。

J:鏡。

G:そうそう。すごい都合のいい鏡なんだよ。
じゅんちゃんを見て、自分の言った言葉に対して、
自分の思った答えがかえってきているわけさ、
悲劇の主人公になれる。それが鏡なんだよ、
お姉ちゃんにとって
都合のいい鏡がじゅんちゃん
だってだけなんだよ。
だから、じゅんちゃんがそうじゃなくなると、
その話を聞いてくれる相手をまた探す。。。。ことになると思うんだけど。
だから、その、お姉ちゃんが思っている行動や、
考えの範囲を超えることをしないと、たぶん行動パターンを全部、
めぐみちゃんがわかって全部やってることや言ってることが、
わかってるとおりになってるってことを楽しんでるんだと思うんだよね。
あんまり深く考えない方がいいと思うよ。
もしね、これほんとうに、結婚して子供も欲しいって本気で思ってる人は、
ほんと相手の奥さんに電話して、普通に言ってるから。
「ください」って。でもたぶんそれやってないと思うし。

J:やってないですね。

G:そんな間にいる自分が好きなんだと思うんだよね。そういう人多いから。
なんだろうな、ネガティブが状態が凄く好きな女の子や男の子たちって、
それを誰かに聞いてもらって、悩みを相談するんだよね。
相談したがりなんだよ。
でも悩みを相談するときって、みんなそれを解決したいっていう口実で、
悩みを聞いてもらうんだよね、他人に。
けど、本人たちは全然悩みを解決しようと思ってないんだよ。
要は、解決をしたいって、本当に思ってるんだったら、
「じゃあ別れれば?」っていったら「うんそうする」。。。
「じゃあ、結婚すれば?相手の奥さんとれば?」
「じゃあそうする」。。。って出るんだよね、行動に。
けど、”いや””でも””いやだけど”。。。
全部なにを言っても、
でも”と”だけど”のオンパレードになる。

J:そうでした。ば〜って言ってみたら、いやでも、
向こうの奥さんは。。。って感じで言ってました。


G:結局そうなるんだよ。それはなにかっていうと、解決したいんじゃなくて、
悩みたいんだよ。だからその話につきあうと、
間違いなくその話をエスカレートさせることにしかならないよってことだよね。
まあ、結論は、じゅんちゃん自身が、たいした話だと思わない、ってこと?
であと、めぐみちゃんにその話をされたら、お姉ちゃんにその話をされたら、
「じゃ、すれば?」って言ったら、すぐ別の話に替える。そしたら、「聞いてよ」って。

J:なります。


G:
「聞いてよ」ってなったら、「なに?」って。
「いやわたしこれこれこう思ってるんだけど」「すれば?でね?」って言って
また違う話にすぐ戻る。あの、どこどこのテレビ番組が面白かったんだけど。
へえへえへえへえみたいな、そういうノリと同じレベルの話にする、
ってことだよね。そうすると気づくから。

J:はい、わかりました。

G:あの、
軽く流せるようにがんばってね。

J:はい、ありがとうございました。


うん。。。。まあ、最近多いね?
悩みた。。。。ガリオ悩みたガリコ!
ははっ!昔から多いんだけどね。

人ってなんで、悩みたがるんだろうねぇ。

一番ぼくは、くだらないって思うんだけど。

FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。

(CM)



FURACHIになって既成概念を捨てて新しい発見を。
GacktのFURACHIなオトコたち。

きょうのFURACHIなリスナートークは、新潟県のじゅんちゃん、
お姉ちゃんの不倫の相談でした。
さっきね。いい忘れたんだけどね、お姉ちゃんが話をするとき、
この約束をお姉ちゃんにさせればいいと思う。
「わたしとその話をするときは、
”でも”と”だけど”は使わない。使ったら千円頂戴?」

って笑顔で言う。この約束の中で、話をすることを大前提として、
相手の話を、笑顔で軽く聞きましょう。


そんなわけで番組の最後に、
きみの回りにあるFURACHIをぼくGacktがジャッジする
「これってFURACHIですか?」。。。世田谷区くろりん。

「修学旅行で、京都へ行った弟が、
十手を家族の人数分買ってきたのは、FURACHIですか?」

うふっ!これ、でもなあ。。。ぼくもあんまり笑えないけどね。
ぼくはあの。。。。ふふふ。。。友達の、後輩の、
木刀買ってきたからね!
。。。別にどこでも買えるじゃん!って思うんだけど、
なんかね、欲しくなっちゃうんだよね。別にさ、修学旅行で買う必要ないのに、


(不明)殴るときに使うやつ?あれ、妙に買ってたりとかね?
これいいなあ使えるなあとかって。くろりんの、弟は、素敵だと思います。
こんな感じできみの回りでおきたFURACHIだと思うこと送ってください。
メールアドレスは全部小文字で。。。Gacktのスペルはgackt。葉書の宛先は。。。。まで。

これってFURACHIですから以外にも、相談に、質問に、疑問に、いろいろ送ってください。
それからぼくと直接話をしたいひと、電話番号も書いて、
非通知設定は解除して待っていてください。

そして、番組からのお知らせどぇす。
この番組は、もうみんな知ってるように、オンデマンド放送、インターネットでやってます。
ぼくの声、もう一度聞きたい人、海外でこの番組を聞いている人には、大変便利です。
ニッポン放送のホームページからはいれば、ああ、いい!と。

海外で聞いてくれている人からのメールも待っています。
それから番組のホームページ、携帯電話のサイトでは
そこだけの限定情報もあります、と。
ラジオと一緒に楽しんでください。


今夜は最後まで聞いてくれてありがとう。それじゃまた。

FURACHIなオトコがきみを変えてみせよう。
(終)

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レポ作成 イリヤ  編集 tulip@管理人